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Tuesday, May 3, 2011

フリーター、家を買う。-第10話

2010年12月21日放映

引越しのために、必死に働いて100万円を貯めた武誠治(二宮和也)。しかし、そのお金を母・武寿美子(浅野温子)が騙された悪徳訪問販売の支払いに充て、さらに最終面接をも蹴らざるを得なくなってしまう。その話を聞いた大悦貞夫(大友康平)はその後、事務と営業をやる社員にならないかと誠治に声を掛けた。帰り道、誠治から相談された千葉真奈美(香里奈)は、「どこの会社に入るかは誠治の基準で決めること」と助言する。

その夜、永田則子(鷲尾真知子)ともめて、永田亜矢子(井川遥)が智也とともに実家へ戻ってきた。そんな中、誠治(二宮和也)は最終面接を受けられなかった会社から「もう一度会いたい」と連絡を受ける。翌日、誠治は再び面接を受け、面接官に面接が受けられなかった事情を話した。

大悦土木では、大悦(大友康平)が誠治(二宮和也)に社員にならないかと話していたのを星野あかり(岡本玲)が同僚達に話してしまい、みんなも誠治が社員になると思っていた。その後、誠治が内定をもらったと聞いた同僚達は、一緒に働けなくて残念だと思いながらも祝福するのだった。

帰宅した誠治(二宮和也)はその場で内定をもらったと家族に伝えるが、大悦土木からも社員にならないかと言われて迷っていた。しかし、「安定している内定をもらった会社にしろ」と土木の会社を見下すような威圧的な発言をする武誠一(竹中直人)に、誠治は大切な仲間を見下すなと怒鳴る。そして、心の中で、「親父を尊敬したいのにそんなことを言うな」と叫んでいた。

誠治(二宮和也)は就職先をどちらにするか悩んでいた。そんな中、寿美子(浅野温子)から「もう再スタートしているんじゃない?」と言われるのだった。翌朝、「なぜ自分に社員にならないかと声を掛けたのか」と大悦(大友康平)に理由を尋ねる誠治。すると大悦は「同情じゃなく、誠治の頑張りを見て信頼できると思ったから。自分に自信を持て」と激励する。その言葉を聞いた誠治は、自分を成長させてくれた大悦土木での生活を回想するのだった。

もう1度就職のことについて誠一(竹中直人)と冷静に話す誠治(二宮和也)。内定先の会社と大悦土木を比較して意見を言う誠一に、誠治は「俺は俺の基準で会社を選ぶ。職場の仲間も好きだし、職長も尊敬している。その職長が俺を必要としている。今、日本で1番俺を必要としてくれているのは、大悦土木だと思う」と語った。2人の話を聞いていた亜矢子(井川遥)は、「私は何やってんだか…」と我に返るのだった。

翌朝、大悦土木に入社すると決めた誠治(二宮和也)は、ハローワークの北山雅彦(児嶋一哉)に報告に行く。その後、真奈美(香里奈)の送別会に参加した誠治は、真奈美が2年ほど和歌山に行くと知る。退院した豊川哲平(丸山隆平)も合流し、ギクシャクしたままだったあかり(岡本玲)と素直にお互いの気持ちを伝え合う。それを見ていた同僚達も温かい気持ちになっていた。しかし、誠治と真奈美はぎこちなく、お互い自分の気持ちに素直になれないままだった。

亜矢子(井川遥)は自分の問題に向き合わなくてはならないと考え、家に戻ることにした。家に戻った亜矢子は、夫の文也(七海智哉)と則子(鷲尾真知子)を前にして「嫁姑問題ではなく、本当は自分と文也さんとの問題。これからは文也さんと智也の3人で考えていくべき問題だと思っています」ときっぱり言い切る。すると文也も「俺もそう思う。今まで仕事を言い訳にして逃げてきたが、これからは家族のことを考えていきたい」と口にするのだった。

誠治(二宮和也)は寿美子(浅野温子)と誠一(竹中直人)に「明日から大悦土木の社員として働くことになる。これからは経理の資格を取ろうと思う」と話す。すると寿美子は「お父さんと同じ仕事をすることになるのね」と微笑むのだった。

翌日、誠治(二宮和也)は大悦土木の新入社員として紹介され、元請けの会社に挨拶回りする。真奈美(香里奈)の後任には平田(相葉雅紀)が配属された。その後、誠治は不動産屋の前で物件情報を見つめる。

休日に誠一(竹中直人)がスーツを着込み、行き先も告げずに出かけて行った。誠一は大悦(大友康平)に会いに行き、「誠治(二宮和也)の成長は大悦社長のおかげ」と感謝の言葉を並べ、誠治が尊敬している大悦に嫉妬していたと本音を話す。すると、誠一から怒鳴られると思っていた大悦は笑い出し、自分も誠一と同じく家では息子にバカにされていると話し、お互いに親近感を抱く。最後に誠一は立ち上がり、「どうか息子をよろしくお願いします」と頭を下げるのだった。

帰宅した誠一(竹中直人)は、誠治(二宮和也)と引越しの話をする。100万円を失い、物件のチラシを眺めることしかできずにいた誠治は、誠一に「早くローンを組めるように一から頑張る。母さんをだいぶ待たせてしまうかも知れないけど…」と呟く。すると誠一は「頭金は出すから、2世代ローンを組めばいい」と提案する。その案を受け入れた誠治は「親父に払ってもらった頭金は俺が全部返す。家は俺が買う」と言い切り、誠一に「ありがとう」と頭を下げた。

誠一(竹中直人)と誠治(二宮和也)は引越しをすると寿美子(浅野温子)に話をする。すると寿美子は「ありがとう」と涙を流しながら呟いた。引越しの作業が進む中、寿美子も徐々に元気を取り戻していった。

引越しの日が来たが、この日は真奈美(香里奈)が和歌山に発つ日だった。誠治(二宮和也)は気になりながらも荷物をまとめていたが、「ごめん。ちょっと出てくる」と家を飛び出した。バスターミナルに向かった誠治は、バスに乗り込もうとしていた真奈美を呼び止める。「和歌山のミカン、送ってくれないかな」とうまく自分の気持ちを伝えられない誠治は、再びバスに乗り込もうとした真奈美に「好きだから」と叫んだ。そこで乗務員に乗車を促された真奈美は「すみません、すぐ乗ります。彼氏と2年間離ればなれになっちゃうので」と声を掛け、誠治に「来るの遅い。ミカンもう送らないから。和歌山まで食べに来て」と言い、バスに乗り込んだ。

引越しの準備も終わり、誠治(二宮和也)達家族は長年住み慣れた家をあとにしようとしていた。様子を窺っていた隣の西本幸子(坂口良子)に、誠治は「息子の和彦(横尾渉)さんの気持ちにも気付けたし、これからやり直せる」と言葉を掛けて新居に向かう。

新居に到着し、片付けをしていた誠一(竹中直人)は「就職の次は結婚だ。相手は結婚しても仕事を手放さない人にしろ」といつものように誠治(二宮和也)に説教を始める。そんな2人のやりとりを見ていた寿美子(浅野温子)が笑顔を見せた。誠治は、「母さんの具合がいつ完全によくなるかはわからない。でも俺たちは幸せな家族だ」と思うのだった。

フリーター、家を買う。-第9話

2010年12月14日放映

目標の100万円を貯めた武誠治(二宮和也)は、武誠一(竹中直人)に引っ越しのことを切り出す。すると誠一も前向きに考えており、誠治に就職の本まで手渡した。一方、「おふくろに“医者の家の人間として失格だ”なんて言い過ぎ」と夫から言われた永田亜矢子(井川遥)は、夫が自分の味方でも、永田則子(鷲尾真知子)の味方でもないと感じるのだった。

昨日「辞めんなよ」と千葉真奈美(香里奈)から言われ、頭から離れずにいた誠治(二宮和也)。しかし、酔っていた真奈美は覚えていない。その後、真奈美は山賀亮介(眞島秀和)に「設計部門に行きたい」と申し出ていた。一方、誠治は「最近、誠治くんのお母さんの様子がおかしい」と隣の西本幸子(坂口良子)に言われるが、まともに答えず立ち去る。

誠治(二宮和也)がパソコンで経費管理をしていると、大悦貞夫(大友康平)が「もっと早く無駄な経費を使っていたことに気付けば良かった」と悔やむ。誠治も同じように、母の病気に気付いてあげれば良かったと後悔するが、大悦は「気付いたのだから大丈夫。それに100万円貯めたのは立派だ」と励まされるのだった。その後、家では誠一(竹中直人)が「引っ越し前に外壁の塗り替えをするように会社から言われたのは痛い。50万円掛かるなんて…」と嘆く。そんな中、武寿美子(浅野温子)に異変が起こっていた。

この前の則子(鷲尾真知子)への無礼を謝る亜矢子(井川遥)。ししかし、亜矢子は自分のことを責めない則子に拍子抜けするのだった。一方、最終面接の通知が来たことを誠治(二宮和也)から聞いた真奈美(香里奈)は、「自分も設計部門に行って再スタートする」と話す。

則子(鷲尾真知子)と揉めてしまったと誠治(二宮和也)に話をする亜矢子(井川遥)。すると、誠治は西本(坂口良子)から寿美子(浅野温子)の様子がおかしいと言われたことを話し、「自分も姉ちゃんみたいにガツンと言いたい」と呟く。その後、寿美子(浅野温子)は外壁塗り替えの見積もりを誠一(竹中直人)に差し出されて動きを止めてしまう。すると、智也は「おばあちゃんのうつ病を治す」と励ましていた。しかし、その様子を見ていた亜矢子は、則子(鷲尾真知子)が寿美子(浅野温子)の病気を利用して、智也を医者にしようと丸め込んだと気付く。

豊川哲平(丸山隆平)は、星野あかり(岡本玲)を幸せにしなければと焦って、リハビリに励もうとしていた。しかし、あかりは卑屈になる哲平に「ガッカリだ」と怒り、立ち去ってしまう。一方、最終面接を明日に控えていた誠治を同僚達は励ましていた。その頃、寿美子は外壁塗り替えの見積もり書を見つめていた。

夜、誠治(二宮和也)が神社で明日の面接の合格祈願をしようとしていると、ハローワーク職員の北山雅彦(児嶋一哉)が偶然やって来る。最近ハローワークに現れない誠治を心配していた北山だが、自分も見合いで連敗中だとプライベートな話を始めた。「自分にも密かに想う人がいるが、就職が決まれば会えなくなる」と誠治も寂しそうに話をすると、北山は「今回は縁がなかったと言うことですね…」と呟くのだった。

翌朝、誠一(竹中直人)は誠治(二宮和也)に面接を頑張るように声を掛けて出勤した。その後誠治も面接に出かけるが、寿美子(浅野温子)の表情が曇る。その頃、亜矢子(井川遥)は寿美子の病気を利用して智也を丸め込んだ則子(鷲尾真知子)に意見した。しかし、則子は「亜矢子の家族は滅茶苦茶だ」とひどいことを言う。一方、面接会場に着いた誠治の携帯に相沢(ムロツヨシ)という男から連絡が入った。寿美子がトラブルに巻き込まれていることがわかり、誠治は最終面接を蹴って帰宅する。

誠治(二宮和也)が帰宅すると、相沢(ムロツヨシ)が「契約した商品の代金を支払っていない」と100万円の請求書を差し出す。キャンセルしたいと申し出る誠治に、「すでにクーリングオフの期間は過ぎている」と話し、相沢は立ち去った。すると、再び寿美子(浅野温子)の容態が悪化してしまう。

その夜、誠治(二宮和也)の最終面接が気になっていた誠一(竹中直人)が帰宅した。しかし、誠治は絶対に怒らないと約束させて、寿美子(浅野温子)が訪問販売で高額な商品を買わされたことを話し、このせいで最終面接を受けていないと打ち明けた。「弁護士に相談しよう」と言う誠治に、誠一は世間体を気にしてそんなことはできないと言い捨て、「寿美子のことを口実に面接から逃げた」と捨て台詞を吐くのだった。

翌日、誠治(二宮和也)は真奈美(香里奈)に昨日の出来事を愚痴った。すると真奈美は、「誰かを守るために目の前にあるチャンスを蹴るなんて、かっこいい」と励ます。しかし、誠治は結局何も守れていないと落ち込むのだった。帰宅した誠治は、西本(坂口良子)の家を訪ね、寿美子がうつ病であると話を切り出す。そして、寿美子が自殺未遂をして今までの事を全て遺書に書いていたと告げる。

誠治(二宮和也)に遺書の内容を聞き出そうとする西本(坂口良子)。しかし、誠治は西本の今までの嫌がらせを指摘し、大切な母親である寿美子(浅野温子)のことは自分が守ると宣言する。すると西本は「寿美子さんはいつも笑顔で、幸せそうで羨ましかった。息子は私の思い通りに育ってくれたけど、いつの間にか私のことを軽蔑していた。私は、母親として自分を犠牲にして一生懸命にやって来たのに…」と呟く。すると、部屋の外で話を聞いていた西本和彦(横尾渉)が「優秀な息子を持った母親でいたかっただけで、自分のためだろう。俺のことは全部母さんが決めた。最低な母親だ」と怒鳴り込んできた。そして和彦は「言う通りにしていれば、母さんが嬉しそうだったから」と言い残し、部屋を去った。その言葉を聞いた西本は泣き崩れるのだった。

亜矢子(井川遥)は則子(鷲尾真知子)に家族を侮辱された言葉を思い出していた。翌日、誠治(二宮和也)は弁護士に相談すれば支払わずに済む請求料金を相沢(ムロツヨシ)に支払うことにして、今まで必死に働いて貯めた引っ越し費用の100万円を相沢に手渡した。全てにケリをつけ、誠治は寿美子(浅野温子)に「もう大丈夫だから心配しないで」と優しく語りかけた。

その後、相沢(ムロツヨシ)から「渡していなかった商品がある」と渡された物は、誠治の就職合格祈願の御札だった。誠治(二宮和也)はそれを見て涙を流す。

フリーター、家を買う。-第8話

2010年12月07日放映

現場で事故に遭った豊川哲平(丸山隆平)の見舞いに行く千葉真奈美(香里奈)、武誠治(二宮和也)、星野あかり(岡本玲)。しかし、自分を気遣って元気そうに振る舞う哲平の姿を見て、真奈美は彼がこれからのことに不安を抱いているのではないかと感じてしまう。そんな真奈美に誠治は「いつからでも再スタートできる」と武寿美子(浅野温子)に言われた言葉を掛けるのだった。その後、大悦貞夫(大友康平)から会社にパソコンも無く、経費管理も怠ってきたという言葉を聞いた誠治は、日曜日にパソコンを手配して手伝うことにする。

武家に永田則子(鷲尾真知子)がいきなり訪問し、永田亜矢子(井川遥)が智也の教育に手を抜いていると言って帰って行った。その後、亜矢子に電話して怒鳴る武誠一(竹中直人)。しかし、寿美子(浅野温子)だけは「気にしなくていい」と亜矢子に優しく声を掛けるのだった。一方、誠治(二宮和也)は大悦土木の経費管理を任され、大悦に信頼されていると感じ始める。帰宅した誠治は、「母さんが薬の管理も自分でできるようになった。引っ越しの為に100万円貯めるのが目標」と亜矢子に電話で報告した。

誠治(二宮和也)は、パソコンで作った大悦土木の経費管理表を見せて、みんなに感心される。一方、西本幸子(坂口良子)は訪問販売の男から高い表札を購入し、さらに怪しげな水晶も勧められていた。その頃亜矢子(井川遥)は、寿美子(浅野温子)のうつ病に偏見を持った則子(鷲尾真知子)の発言を聞き、さらに智也の将来を決めつける則子の態度に我慢できず、思わず智也にはやりたいことをやらせるつもりだと反抗し、「うつ病に偏見を持ったお母さんは、医者の家の人間として失格だ」と言ってしまう。

誠治(二宮和也)は自宅でも大悦土木の経費管理表を作る作業をしていたが、誠一(竹中直人)から「大悦土木がきちんと経費管理もできない会社だ」と見下すようなことを言われる。それを聞いた誠治は、「親父がそんなだから部下にも見下され、会社でも必要とされない人間になったんだ」と言ってしまう。

誠治(二宮和也)は、飲み会で誠一(竹中直人)との関係に悩んでいることを話す。すると大悦(大友康平)は、「本当のことかもしれないが、嫌なことも我慢して毎日頑張っている父親に対して、言ってはいけないことがある」と怒鳴り、説教するのだった。その後、反省しながら帰宅した誠治は、誠一に今の会社に就職した理由を尋ね、誠一にも夢ややりたいことがあったと知り、昨日のことを謝った。

翌朝、誠治(二宮和也)は大悦(大友康平)にも謝り、「親父に謝ったが、何も言ってくれなかった」と相談すると、大悦から「お前が親父さんを頼ってやれ」と助言される。その後、誠治から就職のアドバイスをして欲しいと頼まれた誠一(竹中直人)は、「仕方ない奴だな」と照れながら答えるのだった。

悪徳霊感商法の被害を特集しているテレビを見ていた西本(坂口良子)。そこに帰宅してきた西本和彦(横尾渉)がテレビを見ながら「最近多いんだよね、こういうのを信じちゃうバカが」と言うのを聞き、和彦に自分も引っ掛かってしまったことを知られないように必死で隠そうとした。その後、西本は再びやって来た訪問販売の男に「弁護士の息子を呼びますよ。帰って下さい」と追い払おうとする。しかし男から「また息子に軽蔑されるけど、本当に呼べるのか」と凄まれてしまうのだった。

誠治(二宮和也)は、誠一(竹中直人)に就職のアドバイスを頼んだと真奈美(香里奈)に話をする。すると真奈美は、自分の現場で事故が起こってケガをした五十嵐の家に一緒に来て欲しいと言う。誠治と一緒に五十嵐の家に来た真奈美は、事故に対する自責の念を振り払おうと「五十嵐さんに会いに来るのも最後にする」と五十嵐に切り出した。すると、前に進もうとしている五十嵐も真奈美に、「自分の事を責めるのはやめにしろ」と言うのだった。

帰宅した誠治(二宮和也)は、誠一(竹中直人)から就職のアドバイスを受ける。誠一は、履歴書の字に気持ちも入っていないし、履歴書を使い回すなんて意識が足りないと指摘した。さらに面接では3ヶ月で辞めた前の会社の悪口は言わず、自分には努力と忍耐が必要だったと言うようにアドバイスする。

次の日、誠治(二宮和也)は寿美子(浅野温子)に見送られて面接に出かける。誠一(竹中直人)からのアドバイスを生かして面接を受ける誠治は、就職活動をしながら続けている土木のアルバイトについて聞かれ、同僚達との絆や自分自身の考えの変化を熱く語ってしまう。帰宅した誠治は面接で勢い余って余計な事を話してしまったことを誠一に見透かされる。

西本(坂口良子)はわざと訪問販売の男を寿美子(浅野温子)の家へ行くように仕向ける。その後、買物から帰ってきた寿美子に、男は声をかけた。

誠治は誠一の指導のおかげで、一次面接に通過する。「合格しなければ意味がない」と厳しい言葉を掛ける誠一だったが、内心は嬉しく思っていた。誠治は、真奈美(香里奈)に喜びを伝えようと電話をかける。

給料日に目標の100万円を達成し、寿美子(浅野温子)に本当の笑顔を取り戻すことができる日が来ると信じていた誠治(二宮和也)。しかしその頃、寿美子は訪問販売の男に高額な印鑑を買わされようとしていた。一方、誠治と飲んだ帰り道、酔った真奈美(香里奈)は山賀亮介(眞島秀和)への気持ちや五十嵐のことも気持ちの整理がついたと誠治に話し始める。誠治に「辞めんなよ」と言われて気持ちが変化したらしく、真奈美は「誠治、辞めんなよ…」と酔い潰れるのだった。

フリーター、家を買う。-第7話

2010年11月30日放映

豊川哲平(丸山隆平)が偶発的な事故で病院に運ばれ、連絡を受けた武誠治(二宮和也)も病院に駆けつける。同僚達が心配する中、千葉真奈美(香里奈)は責任を感じて落ち込んでいた。知らせを聞いて大阪から駆けつけた両親は、意識が戻らない哲平を心配し、工事の仕事をさせたことを悔やむのだった。

誠治(二宮和也)が帰宅すると、武誠一(竹中直人)が武寿美子(浅野温子)の薬のチェック表を作ってくれていた。翌日、真奈美(香里奈)は昨日の事故の責任を感じて仕事に身が入らず、大悦貞夫(大友康平)から事務所に戻るように言われる。一方、病院では哲平(丸山隆平)の意識が戻り、連絡を受けた同僚達はホッとする。「あかり(岡本玲)とデートの約束をしたまま死ねない」と冗談を言う哲平。しかし、それでも真奈美は自分を責め続けていた。

誠一(竹中直人)に変化が現れ、寿美子(浅野温子)の薬チェックも毎回して、今度の診察日に誠一も病院へ付き添うという。一方、事故の責任を感じて自分を責め続けていた真奈美(香里奈)の様子がおかしく、同僚達は心配する。真奈美のいた現場で事故が起きたのは2回目で、いずれも真奈美のせいではなかったが、事故の責任を強く感じていた。

休みの日、実家に戻ってきた永田亜矢子(井川遥)は、誠一(竹中直人)が薬のチェック表を作るなどして協力しているのを見て少し安心する。その頃、隣に住む西本幸子(坂口良子)は、怪しい訪問販売で30万円もする印鑑を購入してしまい、「2週間以内にこの話を誰かにしてしまうとさらなる不幸が訪れる」と言われていた。

哲平(丸山隆平)のお見舞いに行ったあかり(岡本玲)は、真奈美(香里奈)が仕事に来ていないと話す。その頃、仕事に来ない真奈美を心配した山賀亮介(眞島秀和)は、「落ち着いたら出てくればいいから」と励ます。しかし真奈美は、「また仕事に戻れば同じことが起こる。こんな恐怖を抱えたままでは現場に行く資格がない」と仕事を辞めようとしていることをほのめかすのだった。

早く仕事に戻りたいと思っていた哲平(丸山隆平)だが、医師から「まずは日常生活を送れるようになることが目標」と言われ、現場仕事に戻れないと知ってショックを受ける。その後、お見舞いに行ったあかり(岡本玲)は、哲平から「もう来るな」と理由もなく言われてしまう。あかりに相談された誠治(二宮和也)は、その後お見舞いに行き、「もう土木の仕事ができないから、あかりを幸せにできない」と言う哲平の本音を聞く。その話を聞いていた真奈美(香里奈)はショックを受けて立ち去り、誠治が後を追いかける。

真奈美(香里奈)は「もうこの仕事は無理。自分のせいではないとわかっていても事実を受け止められない」と誠治(二宮和也)に弱音を吐く。翌朝、同僚達に真奈美や哲平(丸山隆平)の話をした誠治は、「どんな人でも不安を抱えながら生きているのだ」と同僚達と話し合う。一方、智也に勉強をさせていた亜矢子(井川遥)だが、なかなか勉強を続けられない智也に声を荒げてしまう。その様子を見た永田則子(鷲尾真知子)からは、「医者になりたいと思うように育てる覚悟はないのか」と言われる。

西本(坂口良子)は、「息子が自分の理想通りに弁護士になったのに、思うように関係を築けない」と訪問販売の男に話をしてしまう。すると訪問販売の男は、家の表札が悪いと言い出すのだった。一方、あかり(岡本玲)を拒絶する哲平(丸山隆平)。しかし、「哲平さんと一緒にリハビリを頑張るから」とあかりに励まされると、哲平は心が動くのだった。

誠一(竹中直人)は病院に付き添うなど寿美子(浅野温子)の面倒を見るようになっていたが、相変わらず誠治(二宮和也)とは就職活動のことで言い争いが絶えない。しかし寿美子だけは、「今の仕事は続いているし頑張っている」と誠治を励ます。翌日、ハローワークへ行った誠治は「3ヶ月で就職先を辞めたのに、土木の仕事のほうが長く続くなんて。後悔先に立たずですから今さら何を言っても始まりませんけど」と職員から皮肉を言われる。しかし誠治は、「後悔なんてしていない」と立ち去るのだった。

智也の教育方針に悩んでいた亜矢子(井川遥)は、寿美子(浅野温子)に電話をしていた。寿美子は「子供は親の期待通りには育たない。間違ったことをして遠回りするかも知れないけど、誠治(二宮和也)のことを信じている。きっと自分で答えを見つける」と呟くのだった。その頃、真奈美(香里奈)を探していた誠治は、以前真奈美と出くわした埠頭で見つけ、「辞めるな」と励ます。同僚達からも同じようにメールや留守電で励まされていた真奈美は、仲間達の励ましに涙を流すのだった。

翌朝、現場に現れた真奈美(香里奈)を同僚達はいつもと同じように迎える。真奈美は、一緒にやろうと言ってくれた仲間達ともう一度頑張ろうと決心していた。そして、色々なことがあって今年の開催が危ぶまれていた恒例のバーベキュー大会が行われ、みんなで楽しい時間を過ごす。

帰宅した誠治(二宮和也)は、寿美子(浅野温子)に「いい人達がいる職場が見つかるといいな」と話をする。部屋に戻った誠治は「家を買う」という目標を眺めながら、信じてくれる人がいれば自分を信じて前に進めそうな気がすると感じていた。

フリーター、家を買う。-第6話

2010年11月23日放映

父・武誠一(竹中直人)が島田彰子(玄里)と彼女の部屋に入っていくのを目撃した武誠治(二宮和也)。誠治は帰宅した誠一に問い質そうとするが聞けない。翌朝、誠治は誠一のことが許せず、千葉真奈美(香里奈)が山賀亮介(眞島秀和)に憧れているのに対して思わず「結婚している人を好きになって何になる」と言ってしまう。その様子を見ていた大悦貞夫(大友康平)は、誠治に声を掛ける。

誠治(二宮和也)は大悦(大友康平)に誠一(竹中直人)の不倫疑惑を相談する。すると大悦は意外にも「残りの人生が見えた中年のあがきだから、大目に見てやれ」と言うのだった。その頃、誠一は寿美子(浅野温子)の主治医と話し、誠一なりに寿美子の心配をしていた。帰宅した誠治は誠一のことが許せず、しまいには誠一に一方的に責め立てられて彰子(玄里)のことを切り出す。しかし何も話そうとしない誠一に誠治は「家から出て行ってくれ」と言ってしまう。

山賀(眞島秀和)と大悦(大友康平)は真奈美(香里奈)の話をしていた。真奈美の気持ちを知っている大悦は、山賀に「これ以上傷つけるな」と釘を刺す。その頃、星野あかり(岡本玲)とスイーツバイキングへ行き、誠治(二宮和也)に言われたことを吹っ切ろうとしていた真奈美。そんな真奈美の様子を見たあかりは、真奈美にも色々あるのだと実感する。その頃、誠一(竹中直人)は家から出て行こうとしていた。

ハローワークに行った誠治(二宮和也)は、職員の北川雅彦(児嶋一哉)から人間関係を築くのを嫌がり、コミュニケーション能力が低下していると嫌みを言われる。その頃、豊川哲平(丸山隆平)は相変わらず、あかり(岡本玲)のことを誘い続けていた。その後、誠治が「不倫なんて言って悪かった」と真奈美(香里奈)に謝ると、真奈美も「許す」と答えるのだった。

誠治(二宮和也)と公園で一緒に焼き芋をほおばる真奈美(香里奈)は、「不倫ができる人が羨ましい。自分の気持ちに正直に生きられる人が羨ましい」と苦しい胸の内を明かし、本音を話す。そんな真奈美に誠治は戸惑いながら「不倫はいけない」と諭すのだった。その後、誠治は永田亜矢子(井川遥)と一緒に寿美子(浅野温子)の見舞いに行く。主治医から週明けにも退院できると言われるが、誠治は亜矢子に誠一(竹中直人)が家を出たと話し出す。

誠治(二宮和也)は亜矢子(井川遥)に誠一(竹中直人)が不倫していると話をする。亜矢子は相手に相当貢いでいるはずだと言い出し、不倫相手の所に乗り込もうと意気込む。次の日曜日、亜矢子は誠治を連れて彰子(玄里)の家へ乗り込んだ。

日曜日に真奈美(香里奈)が事務所にいると山賀(眞島秀和)が現れ、設計部門に来る話を考えてみろと言われる。一方、誠治(二宮和也)と亜矢子(井川遥)は、彰子(玄里)に家を出た誠一の所在を尋ねるが彰子の家には来ておらず、どこに居るかもわからないと言われる。しかも彰子は「公認会計士になる為に誠一が金銭的な援助をしていてくれただけ。娘のように扱ってくれた」と話す。するとそこに誠一が訪ねて来て、亜矢子と誠治は慌ててベランダに隠れる。

仕事に対する熱い気持ちを語っていた山賀(眞島秀和)に、真奈美(香里奈)は自分の気持ちが抑えられず、「山賀さんのことが好きだから、山賀さんの下で仕事ができない」と切り出す。しかし、山賀が「お前の気持ちには答えられない」とはっきりと断ると、真奈美も諦めがついたと言って立ち去った。

誠治(二宮和也)と亜矢子(井川遥)は、誠一(竹中直人)と彰子(玄里)の話をベランダで聞いていた。誠一は、カフェで公認会計士の試験勉強をしていた彰子にたまたまアドバイスをして面倒を見るようになっただけだった。「今までありがとうございました」と頭を下げる彰子に、誠一は「僕を頼ってくれてありがとう。会社では書類をチェックするだけで若い社員に見下され、家ではよくできた妻が心配かけまいと我慢を重ねてうつ病になり、子供達とは折り合いが悪い。誰も自分を頼ってくれなかった。でも君のおかげで誰かに必要とされているようで嬉しかった」と心の内を明かして頭を下げた。

誠一(竹中直人)が見栄を張って帰宅しないとわかっていたが、誠治(二宮和也)は「明日、お母さんが退院する。退院した時に親父がいなかったら心配するから」と電話かけた。そして家に戻って来た誠一が見栄を張って「女とは別れてきた」と言うと、誠治は「親父、やるじゃん」と答えるのだった。誠治は家族には言いたくても言えない気持ちがあると実感する。

翌日、あかり(岡本玲)がとうとう哲平(丸山隆平)の誘いに応じ、哲平は大喜びで仕事に励む。真奈美(香里奈)もいつもと変わらず、山賀(眞島秀和)と接して仕事を始めるのだった。その頃、西本幸子(坂口良子)は息子・西本和彦(横尾渉)との関係に悩み、訪問販売の男に印鑑のせいだと言われ「30万円出して新しいのを作れば、関係は良くなる」と言われていた。

一方、寿美子(浅野温子)が退院し家に連れて帰った誠治(二宮和也)は、あかり(岡本玲)から哲平(丸山隆平)が現場で鉄パイプの下敷きになり、瀕死の状態だと連絡が入る。

フリーター、家を買う。-第5話

2010年11月16日放映

武誠治(二宮和也)は、母・武寿美子(浅野温子)の世話に疲れて同僚達の前で本音を吐露してしまう。父・武誠一(竹中直人)との仲に悩む誠治に、大悦貞夫(大友康平)は「不器用な人間はうまく考えを表現できないこともある」と助言するのだった。その後、「今の生活から抜け出す」と言い、西本和彦(横尾渉)とのデートに向かおうとする星野あかり(岡本玲)に、誠治は今の生活がそんなに悪いのかと感じる。

誠治(二宮和也)と誠一(竹中直人)は相変わらず折り合いが悪く、寿美子(浅野温子)は心を痛めていた。その後、誠治は話のわからない誠一にイラつき、寿美子がこんな誠一となぜ結婚したのだろうと思う。その頃、あかり(岡本玲)は西本和彦(横尾渉)とのデートを楽しみ、順調に関係も進んでいるように見えた。

翌日、あかり(岡本玲)は和彦(横尾渉)と朝まで一緒だったと宣言する。その後、誠治は実家に帰省した永田亜矢子(井川遥)に結婚した理由を聞く。亜矢子は、子供を妊娠したことを武器にして結婚したのではなく、永田文也(七海智哉)と結婚したいと思ったからだと話す。誠治も亜矢子も、両親がなぜ結婚したのかと不思議に思うのだった。

武家に頼んでいない出前のラーメンがたくさん届けられ、寿美子(浅野温子)が困惑していた。誠一(竹中直人)は家に居たのになぜ気付かなかったのかと責められるが、「頼んでもいないのにお金を払った寿美子が悪い」と怒り出してしまう。家族は西本幸子(坂口良子)の仕業だと感じ、帰り際、亜矢子(井川遥)はわざと西本に「注文もしていないラーメンが届いたけど、頼んでいないと言ったらタダでラーメンが食べられて、得した気分だった」と言って帰宅する。帰宅した亜矢子は、姑・永田則子(鷲尾真知子)からの嫌みに耐えていた。

和彦(横尾渉)と連絡が取れなくなったあかり(岡本玲)は、誠治(二宮和也)を連れて和彦と合コンした店に行く。すると和彦が店に現れるが、合コンをしていた。あかりの相手が和彦と知った誠治は驚くが、あかりの名前すら覚えていない和彦の前からあかりは足早に立ち去ってしまった。すると和彦は「価値のある夫、子供を得ることで自分の価値を上げようとするところが、うちの母親に似ている」と言い放つのだった。

西本(坂口良子)達がとんでもない親子だと言いながら帰宅する誠治(二宮和也)。しかし、誠一(竹中直人)から「自分の父親だけではなく、よその家族の批判もするのか」と言われ、言い合いになる。「自分が結婚しなければ、お前は生まれなかった」と言う誠一に、誠治は「父親が誠一なら生まれて来なくてもよかった」と言い捨てるのだった。

翌朝、誠治(二宮和也)はあかり(岡本玲)から昨日のことを口止めされる。その頃、亜矢子(井川遥)は病院関係の会食に出席していたが、則子(鷲尾真知子)から遠回しに嫌みを言われていた。一方、誠治は真奈美(香里奈)の本当の父親は亡くなり、義理の父親との関係に悩んでいると知る。「ファザコン」と言ったことを謝る誠治に、「誠治の家が羨ましい」と言う真奈美。2人は「人の気も知らず、好き勝手言って」とお互い言い合うのだった。

真田勝也(嶋大輔)が「妊娠中の妻の具合が悪くなった」と仕事を早退した。その後、誠治(二宮和也)は誠一(竹中直人)に残業で遅くなると連絡を入れる。電話を切った後、誠一はワインを買おうと店に入った。

帰宅した誠一(竹中直人)は寿美子(浅野温子)に薬を飲んだかと確認し、買ってきたワインを一緒に飲もうと誘う。その頃、仕事を終えた誠治(二宮和也)は、誠一がどうしようもない父親だと話していたが、真奈美(香里奈)に「本当はお父さんも仲良くしたいのでは?今度お父さんを誘ってみれば?」と言われるのだった。その後、帰宅した誠治は寿美子がキッチンで手首を切って倒れているのを見つける。

病院に運ばれた寿美子(浅野温子)が目覚め、医師・岡野忠志(田中荘太郎)から「お酒と薬のせいだ」と説明され、このまま入院して様子を見ることを勧められた。ワインを飲ませた誠一(竹中直人)は誠治(二宮和也)から責められるが、早々に立ち去ってしまう。そんな様子を見て「お母さんのうつ病と向き合うのが怖いのだろう」と言う岡野。しかし、誠治は「親父は父親なんですよ」と呟くのだった。

誠治(二宮和也)は、現場で誠一(竹中直人)の愚痴を真奈美(香里奈)に話していた。仕事後、いつもは飲み会に現れないあかり(岡本玲)がやって来る。しかし、手島信二(井上正大)は自分達を見下すあかりの態度が気に入らず、「俺達のことを下に見るのはやめてくれ。誠治も同じだ」と言い出す。場の雰囲気が壊れてしまい、あかりは住む世界の違う和彦(横尾渉)に遊ばれただけだと本当の事を暴露する。しかし、哲平(丸山隆平)は「上とか下とか違う世界とか何なんだ」と怒鳴り、失望するのだった。

すると、大悦(大友康平)の携帯に真田(嶋大輔)の妻が緊急手術になったと連絡が入る。心配した同僚達が病院に駆けつけるが、真田の妻は無事に出産した。かわいい赤ちゃんをみんなで眺めながら、誠治(二宮和也)は「親も生まれる時は無事に生まれてくれればいいと望むだけなのに」と思うのだった。

寿美子(浅野温子)のお見舞いに来た誠治(二宮和也)と亜矢子(井川遥)は、寿美子と誠一(竹中直人)が話している様子を窺っていた。すると、寿美子がワインを飲んだのは、誠一がプロポーズをしてくれたときに飲んだワインだったからだと知り、誠治はどんな夫婦や家族にも歴史があると感じるのだった。

帰宅した亜矢子(井川遥)は則子(鷲尾真知子)からいつものように嫌みを言われるが、「私が文也さんと結婚したのは医者だからではなく、文也(七海智哉)さんと結婚したいと思ったからです」ときっぱり言い切った。その後、誠一(竹中直人)と飲みに行こうと思い、待ち伏せていた誠治(二宮和也)。しかし、誠一が島田彰子(玄里)と待ち合わせをしており、一緒に歩いて行くのを目撃してしまう。

フリーター、家を買う。-第4話

2010年11月09日放映

武誠治(二宮和也)は、バイト先の土木事務所で家のゴミを捨てさせてもらえるように頼み込む。大悦貞夫(大友康平)は「事業所はお金を払ってゴミを捨てている」と言うが、事情を察してゴミを捨てることを許可するのだった。「家を買う」という目標の為に土木のバイトを頑張ろうとしていた誠治。しかし、家では武誠一(竹中直人)が武寿美子(浅野温子)に「近所でいじめられているのか」と余計な事を言ってしまったせいで、再び不安定になった寿美子がふらふらと道を歩き、危うく車に轢かれそうになるのだった。

同僚達は土木のバイト・寿美子(浅野温子)の世話・就職活動と忙しく過ごしていた誠治(二宮和也)を心配していた。そんな中、2年前の落下事故の話になり、大悦(大友康平)は「本人が無理な作業をして事故が起こった」と説明する。しかし、当時の現場監督だった千葉真奈美(香里奈)は未だに責任を感じていた。その頃、家に帰った誠治(二宮和也)は、寿美子(浅野温子)を気遣い世話をする。

誠治(二宮和也)は、就職活動をしながらバイトをする生活が続いていた。疲れ切って帰宅した誠治は、薬を飲んだか忘れてしまう寿美子(浅野温子)の為に薬を入れるケースを買いに出かける。すると、店で西本幸子(坂口良子)が声を掛けてきて、わざとらしく寿美子のことを尋ねるのだった。

弁護士との合コンで、西本和彦(横尾渉)とメール交換をした星野あかり(岡本玲)は浮かれていた。一方、誠治(二宮和也)と一緒に病院へ来た寿美子(浅野温子)は、「薬を飲まなければ入院をしなくてはいけない」と医師・岡野忠志(田中荘太郎)から言われ、気にする。その後、誠治が疲れていることに気付いた岡野は、「他に面倒を見られる人がいないのか」と尋ねた。しかし、誠治は「父は未だに母の病気のことを認められず、自分しか面倒を見る人間はいない」と答えるのだった。

翌朝、面接に向かおうとする誠治(二宮和也)の疲れ切った顔を見た誠一(竹中直人)は、「そんな面で面接に行っても無駄だ」と言い捨てた。誠一は、帰宅すれば寿美子の面倒をみるという誠治の生活に疲れの原因があるとは気付いていない。そして、誠治は面接会場で倒れてしまい、面接も受けられなかった。

現場で作業する誠治(二宮和也)が疲れていると判断した真奈美(香里奈)は、「今日はもうあがって」と声を掛ける。しかし誠治は「事情があるし、大丈夫だ」と言い切った。しかし過去の事故が忘れられない真奈美は、作業を続ける誠治に「やめて!!」と怒鳴ってしまう。真奈美は、一息入れるように大悦(大友康平)から声を掛けられ、上司の山賀亮介(眞島秀和)にも「感情的になるな。あの事故は忘れろ」と助言される。しかし真奈美は、自分の管理不足で2年前の事故が起こったと責任を感じていた。

誠治(二宮和也)は、西本(坂口良子)の息子・西本和彦(横尾渉)と玄関先で会う。弁護士をしている和彦にゴミのトラブルを相談しようとするが、相談ならオフィスで聞くと言われる。後日、オフィスを訪ね、和彦にトラブルの原因を知りたいと話し出す誠治。すると、和彦は自分の母親ならやりかねないと言い出す。一方、学校のママ友達とランチをする永田亜矢子(井川遥)は、「医師夫人の悩みのレベルは違う」と言われ、ご近所付き合いに苦労していた。

誠治(二宮和也)は亜矢子(井川遥)を呼び、イジメの原因が誠一(竹中直人)にあると話し始める。建て売りで売り出されたこの地域に引っ越して来たばかりの頃、誠一が「うちは社宅で月5万円の低家賃で住んでいる」と酔ってご近所に話したことが原因だった。自分が原因だと認めようとしない誠一に、亜矢子は「横並びを好む主婦達には格好のネタ」と怒鳴り出す。「家族を守れない父親は、結婚する資格も家族を持つ資格もなかったんだ」と言い出す誠治を、誠一は殴って立ち去った。

騒ぎに気付き、心を痛める寿美子(浅野温子)。「もう1人で抱え込むことはない。悪いのはオヤジだ」と声を掛ける誠治(二宮和也)に、寿美子は「お父さんを責めないで」と誠一をかばった。誠治は、寿美子の為に頑張っているのに、寿美子が誠一の肩を持つことに落ち込むのだった。

バイトを終えた誠治(二宮和也)はスーツに着替えて面接に向かおうとすると、寿美子(浅野温子)から連絡が入った。「薬がない。入院だけはしたくない」と取り乱す寿美子に、誠治は「これから面接だから、もう少し待って。頼むから今だけは邪魔しないで」と言って電話を切ってしまう。誠治の側にいた大悦(大友康平)や真奈美(香里奈)は、誠治の様子を心配するのだった。

誠治(二宮和也)は面接会場に行っても寿美子(浅野温子)のことが気になっていた。自宅に電話しても繋がらず、不安が募る誠治。結局、誠治は寿美子のことが気になり、面接を受けずに家に帰った。しかし家には寿美子はおらず、家の周辺を探し回るが見つからない。自宅に戻り、どこにいったのかと心配していた時、寿美子が帰宅する。誠治は寿美子が薬を入れるケースを買いに出かけていて薬もあったとわかり、ホッとする反面、「もうオヤジや母さんに振り回されるのはウンザリだ」と呟くのだった。

その夜、バイト先の飲み会に現れ、歌いまくる誠治(二宮和也)。その様子を見た同僚達は、誠治を心配する。酔った誠治は、「うちのお袋はうつ病。その為に家を買って引っ越そうと目標を立てた。でもオヤジは頼りにならず、俺がやるしかない…お袋は俺のことを頼っている。もう無理だ…お袋の面倒見るの…もし本当にお袋がいなくなったら、たぶんホッとすると思う」と本音を口にして、泣き崩れるのだった。

誠治(二宮和也)は重い足取りで帰宅するが、1人でリビングに座っている寿美子(浅野温子)に優しく語りかけた。誠治は、人生思いも掛けない出来事が降りかかるが、それでも人生は続いていくと感じていた。

フリーター、家を買う。-第3話

2010年11月02日放映

武誠治(二宮和也)は土木の仕事を続ける中で、考え方に変化が現れてきた。しかし、まだまだ1人前にはほど遠い。仕事が終わり、千葉真奈美(香里奈)から無理矢理飲みに誘われた誠治は、豊川哲平(丸山隆平)や手島信二(井上正大)達の仕事に対する考えを聞き、自分が甘いと実感する。その帰りに武寿美子(浅野温子)から薬を飲んだかわからなくなったと連絡が入り、誠治は急いで帰宅するのだった。

帰宅した誠治(二宮和也)は、薬の確認をしている時に家の中にゴミがたくさん溜まっていることに気付く。寿美子(浅野温子)の負担にならないよう、誠治は分別してゴミを出しておくと声を掛ける。一方、永田亜矢子(井川遥)は息子の智也が授業参観で、将来の夢を作文で「ヒーローになりたい」と読んでいるのを聞きながら微笑んでいた。しかし、姑の永田則子(鷲尾真知子)は「医者の跡取りなのに、きちんと教えないでどうする」と亜矢子を責めるのだった。

日曜日、智也と実家に帰省した亜矢子(井川遥)は、則子(鷲尾真知子)に責められたことを誠治(二宮和也)に愚痴っていた。さらに、孫の相手もそこそこに出かけてしまう武誠一(竹中直人)を見て、亜矢子は寿美子(浅野温子)のうつの原因は家庭内のことだけではなく、他に理由がある気がすると言い出すのだった。その頃、誠一(竹中直人)は若い女、島田彰子(玄里)と会い、金まで渡していた。

亜矢子(井川遥)と智也を見送った後、西本幸子(坂口良子)が話しかけてくるが、寿美子(浅野温子)は目も合わさずに家に入ってしまう。その後、ゴミを分別して捨てに行った誠治(二宮和也)に、寿美子は「もしかしたら戻ってきてしまうかも知れない」と呟く。そして寿美子は、誠治が子供の頃の作文を探し出し、誠治に渡した。

設計部門にいるゼネコンの設計士、山賀亮介(眞島秀和)に仕事の進み具合を尋ねられていた真奈美(香里奈)。そんな真奈美(香里奈)を見ながら事務の星野あかり(岡本玲)は、「千葉さんは山賀さんに憧れている。いずれは千葉さんも設計部門に戻る」と誠治(二宮和也)に話すのだった。

帰宅した誠治(二宮和也)は、自分の捨てたゴミに違う種類のゴミが入れられ、玄関先に戻されてしまった事を知り、「イタズラされているのではないか」と原因を突き止めようとする。しかし、寿美子(浅野温子)は「原因なんてわからなくてもいい」と呟くのだった。翌日、誠治は再びゴミを捨てて家の中から様子を窺っていると、西本(坂口良子)が違う種類のゴミを入れているのを目撃する。しかも、わざと近所の人に寿美子のゴミが分別されていないと言いふらし、玄関先にゴミを戻した。

誠治(二宮和也)がゴミの話をすると、寿美子(浅野温子)は西本(坂口良子)の仕業だと知っていた。寿美子と西本の間には何かあるらしく、寿美子は「ごめんなさい」と取り乱してしまう。その後、誠治は亜矢子(井川遥)にも相談し、亜矢子と3人で病院に行く。寿美子が近所からイジメを受けているのはかなり前かららしく、亜矢子にも思い当たることがあった。寿美子は誰にも言えずに長い間苦しんできたのだ。誠治と亜矢子の話を聞いた医師は、「ストレスの原因が今の環境にあるならば、環境を変えてあげるべきだ」と助言する。

誠一(竹中直人)は「近所付き合いがうまくいかないくらいで引っ越しなんてできない。寿美子(浅野温子)の心が弱いだけだ」と引っ越すことに猛反対し、うつ病にも理解を示そうとしない。いくら説得しようとしても「金は出さない」と聞く耳を持たない誠一に、誠治(二宮和也)は「これが父親だと思うと情けない」とその場を立ち去り、亜矢子(井川遥)も呆れるのだった。

あかり(岡本玲)はわざと哲平(丸山隆平)の前で「ゼネコンの人との飲み会をお願いします」と真奈美(香里奈)に頼んでいた。そして「現場の人間はケガをすれば生活も安定しない。2年前にも転落事故があったし、安定したゼネコンの人間がいい」と言い出す。すると真奈美は転落事故の話を聞き、顔色を変える。

1人で港に来た誠治(二宮和也)は、その場に真奈美(香里奈)がいることに気付く。「橋が見えるこの場所が好きだ」と言う真奈美は、「父親に新しい橋を見に連れて行ってもらってから橋に興味を持ち、この道に進んだ」と話す。そんな真奈美の話を聞いた誠治は、「自分は夢とか言っている場合ではなく、母親がうつ病で苦しんでいる」と今まで誰にも言わなかったことを真奈美に話すのだった。

幼い頃の作文に目を通した誠治(二宮和也)は、「父親のようになりたい」と夢を持っていたことを思い出す。そして「家族みんなが元気でいてくれればいい」と寿美子(浅野温子)が願っていたこともわかり、誠治は幼い頃に寿美子が手を握って看病してくれたように、今は自分が寿美子の為に頑張ろうと決心する。翌朝、誠治は「ここを引っ越そう」と言い出す。「母さんが元気で暮らせる家を買う」と決意する誠治だが、誠一(竹中直人)は「フリーターのお前に家なんて買えるわけがない」と否定するのだった。

真奈美(香里奈)は、過去の事故に関係しているらしい五十嵐という人物の家を訪ねていた。その頃、誠治(二宮和也)は「家を買う」という目標を掲げるのだった。

フリーター、家を買う。-第2話

2010年10月26日放映

就職先を3ヶ月で辞めてしまった武誠治(二宮和也)は、就職活動をしつつバイトをコロコロ変える生活が続いていた。しかし、そんな中で母・武寿美子(浅野温子)が重度のうつ病になってしまう。それからの武家では、全く会話もしなくなった。土木作業のバイトに出かけた誠治は、千葉真奈美(香里奈)が大悦土木のバイトではなく、ゼネコンの社員だと知る。立場や歳にこだわる誠治に対し、真奈美は「仕事をする上ではそんなの関係ない」と一蹴するのだった。

翌日、真奈美(香里奈)の発注ミスで仕事が中止になってしまう。真奈美はただ頭を下げて謝り、みんなが帰った後に事務所の掃除をしていた。「仕事をしなくても1時間分の時給は出るのか」と言い出す誠治(二宮和也)。しかし、大悦貞夫(大友康平)から「今まで見合った仕事をしてきたのか」と言われるのだった。

買物へ行こうとした寿美子(浅野温子)だったが、玄関に置かれたゴミ袋を見て足を止めた。その頃、誠治(二宮和也)は永田亜矢子(井川遥)から「どうせお父さんに嫌みを言われて、時給のいいバイトを選んだんでしょ」と痛いところを突かれる。そんな亜矢子も、「院長夫人だから」と子供が通う学校の保護者から無理なことを頼まれたり、病院のスタッフからも嫌みを言われたりして苦労していた。

誠治(二宮和也)が帰宅すると寿美子(浅野温子)が夕飯の支度もせず、一心不乱にゴミの分別をしていた。寿美子の行動に困惑する誠治をよそに、帰宅した武誠一(竹中直人)は寿美子の様子を見て見ぬフリをして、2階へ上がって行く。誠治は誠一を追いかけ、「母さんから逃げようとするな。俺だって母さんの面倒を見て就職活動しているから、父さんにも協力して欲しい」と主張するが、誠一から「母さんがあんな風になったのは、いつまでたっても就職できないお前のせいだ」と逆に言われてしまう。翌朝も寿美子はゴミばかりを気にしていたが、誠一は気にせずに出かけて行く。

寿美子(浅野温子)のことでバイトに遅刻した誠治(二宮和也)は、大悦(大友康平)に「今日はお前にやらせる仕事はない。帰れ」と怒鳴られてしまう。「自分のミスで工期が遅れて人手が欲しい時だ」と誠治をかばおうとする真奈美(香里奈)だったが、大悦は「ミスや事故無く仕事をする為には、やる気のない人間はいらない」と言い切る。真奈美に「明日、よろしくお願いします」と言われた誠治は、「冗談じゃない。こんな仕事、辞めてやる。作業着は洗って返すんだろ?」と作業着を持って立ち去るのだった。

その後、ハローワークで「企画開発の仕事にこだわるのはやめたが、月給20万円は譲れない」と言い出す誠治(二宮和也)。しかし、ハローワーク職員の北山雅彦(児嶋一哉)から「あなたに20万円払う価値があるかどうかを決めるのは企業側。就職先を3ヶ月で辞めて、バイトも転々とするような人間に価値があるとは思えない」と言われてしまう。帰宅した誠治は、玄関にペットボトルのゴミが置かれているのに気付き、寿美子(浅野温子)に尋ねる。寿美子は「きちんと分別できなかったから持って行ってもらえなかった。ごめんなさい、ごめんなさい…」と繰り返し呟き続けるのだった。

翌日、現場に現れなかった誠治(二宮和也)について、大悦(大友康平)は「この仕事がダメなヤツは自然と淘汰される。それでいい」と話していた。その頃、誠治は誠一(竹中直人)に「就職を頼めるところがあるのならお願いしたい」と切り出すが、誠一に「俺の顔に泥を塗るのか?それでまたすぐ辞めるんだろう」と言われ、また言い合いになるのだった。

黙々とアイロン掛けをしている寿美子(浅野温子)に、誠治(二宮和也)は「ゴメン。仕事なかなか決まらなくて」と話し掛けた。すると寿美子は「仕事ならしているでしょ。ちゃんとやっているじゃない、工事の仕事」と、洗濯した作業服を差し出す。誠治は、寿美子のように認めてくれる人間がいるのにきちんとできない自分をもどかしく思うのだった。

再び作業現場に現れた誠治(二宮和也)に、真奈美(香里奈)は「今日も1日よろしくお願いします。作業着返す為に来たんじゃないでしょ?」と声を掛けた。再び現場仕事を始め、残業も申し出て仕事に励む誠治は、寿美子(浅野温子)の薬を心配して誠一(竹中直人)に電話をするが、誠一から文句を言われる。誠一は若い女と出かけようとしていた。

亜矢子(井川遥)は、永田則子(鷲尾真知子)から「あなたは妊娠を武器に院長夫人の座を手に入れたのだから、昔からいる病院スタッフはあなたを認めるはずがない」と嫌みを言われていた。一方、一生懸命仕事に励む誠治(二宮和也)は毎日クタクタになって帰る生活が続いていたが、作業も順調に進んで作業終了の日がやって来る。その頃、寿美子(浅野温子)が収集所にペットボトルのゴミを出した。しかし、そのゴミに瓶を入れて西本幸子(坂口良子)が武家の玄関先にゴミを戻すのだった。

雨が降り、現場作業は中止になったが誰も帰ろうとせず、誠治(二宮和也)も雨が上がるのを待つことにした。夜も更けた頃、雨が止んで作業が再開される。作業員達は限界に来ていた誠治を助けながら、道路を完成させる為にただひたすら頑張っていた。「みんなが全力を尽くす先に何があるのだろう」と考えながら作業する誠治。夜が明け、道路が完成した。誠治は、作業員達が作った道路を誇りに思う様子を見て変わり始める。

誠治(二宮和也)は25万円の給料をもらい、喜びを噛み締めた。帰ろうとする誠治に、真奈美(香里奈)は「誠治が給料日まで仕事が続くか賭けて、1人勝ちした」と言って缶コーヒーをおごる。「来月の給料日にはここにいない。たぶん就職決まってるから」と強がる誠治に、真奈美は「また明日ね」と立ち去るのだった。

フリーター、家を買う。-第1話

2010年10月19日放映

そこそこな人生を送ってきた武誠治(二宮和也)は、会社の新人研修で社会の不条理を初めて味わう。3ヶ月後、理不尽な上司や慣例に振り回され、世渡り下手な誠治は家族にも相談せずに会社を辞めてしまう。父・武誠一(竹中直人)は再就職の当てもなく会社を辞めた誠治を責めたて、しまいには母・武寿美子(浅野温子)のことも責めるのだった。

その後、再就職の面接を受けるがなかなか採用されない誠治(二宮和也)。選り好みできる立場ではないのに「職種は譲れない」と言い張るが、仕事は見つからない。仕事一筋でやって来た誠一(竹中直人)は偉そうな口を叩く誠治とぶつかり、温かく見守ろうとする寿美子(浅野温子)まで責める。翌日、誠治が会社を辞めたと聞いた隣人の西本幸子(坂口良子)は興味津々だった。そして、バイトをしながら就職活動をする誠治のフリーター生活が始まる。

開業医に嫁いだ誠治の姉・永田亜矢子(井川遥)は、寿美子(浅野温子)と電話で話しながらこの1年の間にバイトをいくつも変える誠治(二宮和也)を心配していた。誠治は口うるさい誠一(竹中直人)に反発して部屋に籠もって食事をする生活が続いていたが、誠一(竹中直人)から「会社をこっちから辞めてやったと思っているかも知れないが、能力のないお前は会社にふるい落とされた」と厳しく責める。その頃、寿美子に異変が起き始めていた。

ハローワークに通う誠治(二宮和也)は相変わらず高望みばかりだが、何とか条件に合う企業が見つかり面接に向かう。しかし、就職試験でIT業界の現実と自分の実力を目の当たりにして落ち込む誠治は、仕事で忙しい友人達からのメールを見てさらに落ち込むのだった。

ホームセンターでバイトをしていた誠治(二宮和也)は、元同僚に出くわす。辞めた会社のことを思い出した誠治は、誠一(竹中直人)から「お前はあの会社でふるいにかけられた」と言われたことが頭をよぎる。そんな時、客から「ふるいはどこ?」と言われ、あからさまに失礼な態度を取ったことを上司に説教されると、「辞めます」と言い残しバイトを辞めてしまう。その後、カラオケで1人歌いまくった誠治は夜遅くに帰宅し、食事の心配をする寿美子(浅野温子)に返事もせずに部屋に籠もる。そんな中、寿美子の異変はさらに進んでいた。

2ヶ月後、誠治(二宮和也)はバイトも就職活動もせず、部屋に籠もって自堕落な生活をしていた。それでも寿美子(浅野温子)は朝も遅くまで起きてこない誠治を待ち、夕飯のメニューはどうするかと話をするが、誠治は「考えることがいっぱいあるからいちいち聞かないでくれ」と声を荒げて立ち去る。すると、寿美子の様子がますますおかしくなっていくのだった。

外出先から帰宅した亜矢子(井川遥)は、姑・永田則子(鷲尾真知子)に子供の面倒を見てもらっていたが、則子から「子供が勉強不足。院長夫人としての自覚が足りない」と責められる。その後、留守電に多くのメッセージが残されていることに気付いた亜矢子は実家に連絡するが、部屋にいる誠治(二宮和也)はゲームに夢中で電話に出ようとしない。誰も電話に出ないことを心配した亜矢子は実家に向かう。

夜になり、寿美子(浅野温子)が部屋まで夕飯を運んでこないことに疑問を感じた誠治(二宮和也)は1階に降り、そこで寿美子の異変に気付く。寿美子はキッチンで「ごめんなさい。今日も死ねませんでした」と呟き続けていた。帰宅した誠一(竹中直人)は寿美子の状況が理解できず、到着した亜矢子と3人で戸惑うのだった。

翌日、精神科へ行き、重度のうつ病と診断された寿美子(浅野温子)。医師は、付き添いの誠治(二宮和也)と亜矢子(井川遥)に「聞かれたら具体的な返事をしてあげて」と指導する。その言葉を聞いた誠治は、寿美子に食べたい物を聞かれても適当に返事をしていたことを思い出す。

その後、「寿美子(浅野温子)にストレスがあるはずない。あるなら就職もせずにいる誠治(二宮和也)。能力もないのにプライドばかり高くて一生就職もできない」と誠一(竹中直人)から責められると、誠治は「うるせぇ」と言って立ち去ってしまう。そんな2人のやり取りを見ていた亜矢子(井川遥)は、「ストレスを取り除くどころか、こんな状態ではお母さんを2人に任せられない」と困惑するのだった。

誠治(二宮和也)は誠一(竹中直人)に言われたことが突き刺さり、本屋に駆け込んで求人誌で見つけた日雇いの土木会社に応募する。早速面接に向かった誠治は、社長の大悦貞夫(大友康平)から「いつから仕事に来られるの?」とだけ聞かれ、明日朝から来いと言われるのだった。

亜矢子(井川遥)は実家の雑用を済ませ、寿美子(浅野温子)に「薬をきちんと飲んで。何か心配なことがあったら頼って。妻になろうと母になろうと、お母さんの娘であることは変わらない」と優しく声を掛ける。帰ろうとする亜矢子に西本(坂口良子)が声を掛けてきたが、西本を見た寿美子は顔色を変え、亜矢子が帰ると慌てて家に入るのだった。

翌朝、土木会社の仕事に向かった誠治(二宮和也)。しかし、真面目にラジオ体操をせずに貞夫(大友康平)に怒られ、現場では千葉真奈美(香里奈)に助けられる始末。その後、休憩時間に真奈美(香里奈)に話かけた誠治は、現場仕事をしているのを言い訳がましく話すと、真奈美から「私はこの仕事がしたくてここに来ている」と冷たく言い放たれるのだった。

何事もまともにできず、みんなが言う通りに自分は本当に能力も根気もない若者かも知れないと感じ始めた誠治(二宮和也)は、笑顔で見守り続けてくれた寿美子(浅野温子)のうつも、自分のせいではないかと思うのだった。そして、寿美子が「いつからでも再スタートできる」と言ってくれたのを思い出しながら、慣れない仕事を頑張ろうとする。