2008年4月22日放映
正午(堺正章)の会社に元妻の光代(夏木マリ)が生命保険の勧誘に押しかけて来た。かえで(夏川結衣)と結婚する気なのかと聞かれた正午は、片思いなのだと告白する。そして、保険の契約に関してある提案をする。
かえでの家ではシャワーが壊れて水しか出なくなってしまった。龍彦(徳井義実)は自分で修理すると言い張るが、悪戦苦闘の末、ますます壊れてしまう。近所の銭湯も廃業しており途方に暮れていると、ちょうど正午がタクシーで通りかかり、正午はマンションの風呂を貸してやることになる。かえでと龍彦に、正午のお陰で別れなくて済んだと感謝された上、仲のよさそうな姿を見せ付けられ切なさを募らせる正午だが、風呂が直るまでうちで暮らせばいいと言ってしまう。
その頃、光代は圭介(尾美としのり)に、正午が保険金の受取人を朝子(小嶋陽菜)にしたがっていると報告していた。正午は圭介が嫌がるのではないかと気にしていたが、圭介は自分が正午よりも多額の保険に入ることを条件にOKする。
正午は夜が更けても全く眠れずにいた。切なさのあまりベランダに出てため息をついると、背後に人の気配が。振り返るとそこには、やはり眠れずにいたかえでが立っていて、2人でワインを飲むことになる。「もう自分にはこんな豪華な部屋に住む人生はないんだなあと思って、ちょっと落ち込んでしまった」と打ち明けるかえで。正午はその考えを否定し、「例えば僕と…」と言いかけるが、その先は言い出せずにはぐらかしてしまう。そして、何が幸せかは誰にも分からないのだから、思い描いていた理想の自分と今の自分を比較して落ち込むのはやめるようにと諭す。
翌朝、久しぶりに「行ってらっしゃい」の言葉で見送られた正午は、仕事に対してもやる気を取り戻す。一方、かえでは律子(鈴木砂羽)に、龍彦とともに正午の家に世話になったことを報告。その会話の中で、正午がゆうべ言いかけたのは「僕と一緒にこの部屋に住もう」ということだったのではないかと考える。まさかと打ち消すかえでだが、そのことが気になってしまう。
龍彦は街で小説仲間とばったり遭遇。新人賞を獲ってデビューしたと著書を渡され、落ち込んだ龍彦は街をうろつく。正午が弾んだ気持ちで帰ってくると、かえでが料理をしていて、龍彦はまだ帰っていなかった。「じゃ、2人か」。正午は何気なく呟くが、かえでとの間に緊張感が走って…。
No comments:
Post a Comment