2011年03月21日放映
2学期の終業式を終えた夏実(戸田恵梨香)と修二(三浦春馬)は、明日会って話をしようと約束する。お互いに、自分の思いを伝えようと思って…。
その夜、駅でひかり(武井咲)の姿を見かけた修二は、彼女がひとりで旅行に行くことを知り、ホームまで見送りに行く。電車の扉が閉まる前、ひかりは修二に、「さようなら」と告げた。その言葉を聞いた修二は、違う、と返すと、とっさに車内に体を滑り込ませて乗り込んでしまう。「帰ってくる人は、さよならなんて言わない」。修二は、そうひかりに言った――。
夏実に電話をした修二は、ひかりと一緒に電車に乗ってしまったことを伝えた。修二の思いを理解し、気持ちが通じ合っていることを確信する夏実。その話を聞いたさやか(篠田麻里子)は、信頼もそこまでいくと鈍感に見える、と夏実をからかった。
夏実は、ひかりの母・由梨(宮本裕子)と亜弥(内田有紀)に、修二がひかりと一緒にいることを伝える。由梨は、非常識だと修二の行動を非難した。夏実は、そんな由梨に、修二は由梨の辛い気持も理解したからこそ代わりに行ったのかもしれない、と告げた。
夏実が帰宅すると、マンションの前で直輝(菅田将暉)が待っていた。夏実に恋している直輝は、改めて、修二のどこがいいのか、と切り出した。すると夏実は、他にもっといい男性がいると思う、と言いながら、それでも修二の隣にいるのは自分でなければ嫌だと続けた。その言葉を聞いた直輝は、自分の思いを抑えて、夏実に別れを告げる。
修二たちは、途中の駅から乗り込んできた津島(尾藤イサオ)と出会う。津島は、すでに酔っており、陽気に修二たちに話しかけた。偶然キャンセルが出たという修二のチケットは、実は津島の妻の分だった。
夏実の言葉を思い出した亜弥は、娘の美桜(三吉彩花)に電話をした。美桜は、亜弥がどんな思いで電話をしてきたか察していたが、自分は家族と幸せに暮らしている、とだけ告げて電話を切ってしまう。
津島は、修二にも酒を勧め、陽気に飲んでいた。が、実は、彼の妻は、病気で余命いくばくもないのだという。「本当はふたりで来たかったんだけど、これなくてね」。津島は、そう修二に告げた。津島は、妻に頼まれて、写真を撮る、と修二に話す。人は、キレイなものを誰かと一緒に見たいと思うが、見たことより、そういう相手が隣にいることが幸せだったりする――津島の言葉に、修二は夏実のことを思い出していた。
修二は、ひかりを札幌まで送ってから夏実の元に向かうつもりでいた。ひかりは、そんな修二の思いを受け止め、今日の思い出だけで一生ひとりでも生きていける、と修二に告げる。すると修二は、自分との思い出なんかを大事にしてはいけない、哀しい思い出に浸って自分を甘やかしてはダメだ、と返した。「もっとちゃんと愛して、愛される人に出会わなきゃダメだ」と…。夜が明け、函館駅が近づいていた。ひかりは、美しい空を見つめ、修二のことは忘れる、と告げると、忘れるための旅はひとりで行くから、次の駅で降りて、と頼んだ。
別れ際、修二は、自分を変えてくれたひかりのことは忘れない、君に会えてよかった、と言って電車を降りた。ひかりは、そんな修二に、「行ってきます!」と告げ…。
目的地に到着したひかりは、父親の正則(神保悟志)と由梨の姿に気づく。ふたりは、ひかりを迎えに来たのだ。その姿を見たひかりの顔に笑顔が浮かんだ。
直輝は、バスケ部の練習に出たものの、ひどく落ち込んでいた。そんな直輝を励ましたのは涼子(広瀬アリス)だった。
望未(剛力彩芽)は、タンザニアまでヌーを見に行く、と中西(西村雅彦)や教頭の鶴岡(風間杜夫)に話す。中西は、「お前ぐらいのときは、多少ケガしたってすぐ治る。治るうちにいっぱいケガしてこい」と望未に告げた。
賢太郎(中島健人)は、ひかりからメールをもらって大喜びしていた。ひかりからのメールを見せられた望未は、気持ちを込めて返事を送れ、と賢太郎に言った。
そのころ修二は、夏実のもとに向かうため、函館空港にいた。搭乗手続きを終えた修二は、一瞬、夏実らしき女性の姿を見かける。修二は、夏実の携帯電話に連絡した。すると電話に出たのはさやかだった。夏実は携帯を家に忘れて出かけているらしい。そのとき修二は、夏実の姿を見つける。が、夏実はふいにお腹を押さえて倒れこんでしまう。修二は、ゲートを飛び出して、夏実の元へと駆けつけた。
夏実は、病院に収容された。幸い、母子ともに無事だった。病室で修二は、夏実に自分の思いを伝えた。「俺はこの子が生まれる時、君の一番近くにいて、誰よりも喜んであげたい。この先、君やこの子に何か…あってもなくても、君を支えるのは俺でありたい」。修二は、そう夏実に告げて、改めてプロポーズした。夏実の目から涙が溢れた。
春。中西は、3年になった生徒たちに、望未から絵ハガキが届いた、と自慢していた。
さやかは、夏実たちから、再び結婚式のキャンセルを申し込まれ、憤慨していた。夏実たちは、生まれた娘と一緒に結婚式をやりたい、というのだ。さやかは、こうなったら意地でもふたりの結婚式をやってみせる、とつぶやいた。
亜弥は、いつもように病院で仕事をしていた。するとそこに、突然、娘の美桜が現れる。亜弥は涙を堪えながら美桜に笑顔を見せた。
夏実と修二は、生まれてきた娘とともに新しい生活をスタートさせていた。仕事の帰り、修二は、街中でひかりの姿を見かける。ひかりは、携帯電話で母と話しており、修二には気づかなかった。
夏実と修二は、一緒に桜を見に行く。もう何があっても、世界中で一番大事な人が隣にいれば大丈夫――夏実も修二も、そう確信していた。
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Wednesday, May 4, 2011
大切なことはすべて君が教えてくれた-第9話
2011年03月21日放映
解雇が決まった柏木修二(三浦春馬)は終業式まで残された一週間、精一杯教師という仕事に向き合おうと考えていた。一方、楽しそうに授業をする修二の姿を見つめる上村夏実(戸田恵梨香)は、この瞬間が自分にとって大切なものだったと感じる。しかし、修二の本当の気持ちがわからず、自分の気持ちの整理もつかないまま産休の準備を急ぐのだった。
夏実(戸田恵梨香)は一人で子供を産んで育てると決めたが、自分も解雇されるべきだと感じていた。しかし真実が表に出たことで、友人や生徒たちと一緒に生まれてくる子供を祝福することができ、後ろめたい気持ちのまま子供を産まずに済むと感謝していた。「世の中に祝福されない子供はいない」と言い切る夏実の言葉を聞いた修二は夏実を人として尊敬する。しかし、夏実は女として愛されることを望んでいた。
佐伯ひかり(武井咲)は目的地に着く前に姉が事故で亡くなった北海道旅行の続きをしようと母親を誘う。しかし母親は考える時間もなく断った。一方、水谷亜弥(内田有紀)はひかりの父親にひかりから北海道旅行に誘われたことを話していた。事故当時、現場に着く前に娘が一人だけ助かったと聞いていたが、ひかりの顔を見てがっかりしたと話す父親。そして、その時の後悔からひかりとは距離を置かざるを得なかったのだ。
ひかり(武井咲)との個人面談で来週の姉の命日に4年前の旅行の続きをすると聞いた修二(三浦春馬)。母親と水谷(内田有紀)と行くと楽しそうに話すひかりを見て、修二は安心して旅行に賛成するのだった。
修二(三浦春馬)に呼び出された夏実(戸田恵梨香)は嬉しそうに出かける。しかし修二は部屋を引き払うことにし、残された夏実の荷物を手渡した。その上、生まれてくる子供の為にと銀行の通帳を渡し、山下有悟(福士誠治)のことを気遣いながら子供への責任を果たそうと考えていると話す。山下と別れた夏実は、そのことを伝えようとするのだが言い出すことが出来ない。そして、修二の行動に合せるように夏実も部屋の合鍵を返し、感情を隠して機械的に家路につく。
徐々に今までの生活と自分を切り離していく修二(三浦春馬)。終業式当日、思い出のあるアパートの片づけを済ませながら、自分が大切だと思っていたものに価値がなく何も持っていなかったのだと感じていた。しかし笑顔で映っている夏実(戸田恵梨香)の写真だけは捨てることができない。終業式後、夏実は修二と明日会う約束をする。ちゃんと伝えたいことがあるという夏実の真剣な目に修二はうなずく。
教室で生徒に促されて最後の言葉を話そうとする修二(三浦春馬)だったが、「頑張ってください」とだけ言って教室を後にする。しかしすぐに戻り、自分が迷いながらも一生懸命生きることで生徒たちの小さな力になりたいと話した。そして、「僕は必ずどこかで生きています。ちゃんと生きていきます」と伝え、教室から出て行く。「その人にとって失敗かどうかは時間が経ってから分かるのだ」と修二の選択を客観的に見つめる鶴岡悟司(風間杜夫)の言葉を後に、修二は学校を去った。そしてその足で不動産屋に寄り、過去を吹っ切るかのように部屋の鍵を返すのだった。
駅でひかり(武井咲)に出会った修二(三浦春馬)。「上野で母親たちと会う」というひかりを見送る修二だったが、ひかりが一人で北海道へ行こうとしていたことを知る。「心配しないで、大丈夫」と明るく振舞うひかりは、電車が発車する直前に「さようなら」と告げた。この言葉を聞いた修二はとっさに電車に乗り込み、「違うよ、行ってきますって言わなきゃ。帰ってくる人がさよならなんて言わない」と話す。ひかりは改めて「行ってきます」と言うのだが、電車はすでに発車した後だった。
明日、夏実(戸田恵梨香)と会う約束がある修二(三浦春馬)は急いで今の状況を連絡する。行くと言って行かなかったことで二人の関係が壊れてしまった過去がある修二は「戻れるところで戻って今度は必ず行く」と強く夏実との約束を守ると伝える。そして、「行ってきます」と言う修二に夏実は優しく「行ってらっしゃい」と答えた。電話を切った修二と夏実の二人。それぞれが違う場所に居ながら明日会った時に伝えようと思う言葉を心に秘め、その言葉がお互い同じだということもわかっていた。
解雇が決まった柏木修二(三浦春馬)は終業式まで残された一週間、精一杯教師という仕事に向き合おうと考えていた。一方、楽しそうに授業をする修二の姿を見つめる上村夏実(戸田恵梨香)は、この瞬間が自分にとって大切なものだったと感じる。しかし、修二の本当の気持ちがわからず、自分の気持ちの整理もつかないまま産休の準備を急ぐのだった。
夏実(戸田恵梨香)は一人で子供を産んで育てると決めたが、自分も解雇されるべきだと感じていた。しかし真実が表に出たことで、友人や生徒たちと一緒に生まれてくる子供を祝福することができ、後ろめたい気持ちのまま子供を産まずに済むと感謝していた。「世の中に祝福されない子供はいない」と言い切る夏実の言葉を聞いた修二は夏実を人として尊敬する。しかし、夏実は女として愛されることを望んでいた。
佐伯ひかり(武井咲)は目的地に着く前に姉が事故で亡くなった北海道旅行の続きをしようと母親を誘う。しかし母親は考える時間もなく断った。一方、水谷亜弥(内田有紀)はひかりの父親にひかりから北海道旅行に誘われたことを話していた。事故当時、現場に着く前に娘が一人だけ助かったと聞いていたが、ひかりの顔を見てがっかりしたと話す父親。そして、その時の後悔からひかりとは距離を置かざるを得なかったのだ。
ひかり(武井咲)との個人面談で来週の姉の命日に4年前の旅行の続きをすると聞いた修二(三浦春馬)。母親と水谷(内田有紀)と行くと楽しそうに話すひかりを見て、修二は安心して旅行に賛成するのだった。
修二(三浦春馬)に呼び出された夏実(戸田恵梨香)は嬉しそうに出かける。しかし修二は部屋を引き払うことにし、残された夏実の荷物を手渡した。その上、生まれてくる子供の為にと銀行の通帳を渡し、山下有悟(福士誠治)のことを気遣いながら子供への責任を果たそうと考えていると話す。山下と別れた夏実は、そのことを伝えようとするのだが言い出すことが出来ない。そして、修二の行動に合せるように夏実も部屋の合鍵を返し、感情を隠して機械的に家路につく。
徐々に今までの生活と自分を切り離していく修二(三浦春馬)。終業式当日、思い出のあるアパートの片づけを済ませながら、自分が大切だと思っていたものに価値がなく何も持っていなかったのだと感じていた。しかし笑顔で映っている夏実(戸田恵梨香)の写真だけは捨てることができない。終業式後、夏実は修二と明日会う約束をする。ちゃんと伝えたいことがあるという夏実の真剣な目に修二はうなずく。
教室で生徒に促されて最後の言葉を話そうとする修二(三浦春馬)だったが、「頑張ってください」とだけ言って教室を後にする。しかしすぐに戻り、自分が迷いながらも一生懸命生きることで生徒たちの小さな力になりたいと話した。そして、「僕は必ずどこかで生きています。ちゃんと生きていきます」と伝え、教室から出て行く。「その人にとって失敗かどうかは時間が経ってから分かるのだ」と修二の選択を客観的に見つめる鶴岡悟司(風間杜夫)の言葉を後に、修二は学校を去った。そしてその足で不動産屋に寄り、過去を吹っ切るかのように部屋の鍵を返すのだった。
駅でひかり(武井咲)に出会った修二(三浦春馬)。「上野で母親たちと会う」というひかりを見送る修二だったが、ひかりが一人で北海道へ行こうとしていたことを知る。「心配しないで、大丈夫」と明るく振舞うひかりは、電車が発車する直前に「さようなら」と告げた。この言葉を聞いた修二はとっさに電車に乗り込み、「違うよ、行ってきますって言わなきゃ。帰ってくる人がさよならなんて言わない」と話す。ひかりは改めて「行ってきます」と言うのだが、電車はすでに発車した後だった。
明日、夏実(戸田恵梨香)と会う約束がある修二(三浦春馬)は急いで今の状況を連絡する。行くと言って行かなかったことで二人の関係が壊れてしまった過去がある修二は「戻れるところで戻って今度は必ず行く」と強く夏実との約束を守ると伝える。そして、「行ってきます」と言う修二に夏実は優しく「行ってらっしゃい」と答えた。電話を切った修二と夏実の二人。それぞれが違う場所に居ながら明日会った時に伝えようと思う言葉を心に秘め、その言葉がお互い同じだということもわかっていた。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第8話
2011年03月07日放映
「女としてみてください」と柏木修二(三浦春馬)に言った佐伯ひかり(武井咲)。しかし、それは出来ないと言われてしまい、淡い恋心が打ち砕かれてしまった。一方、夏実(戸田恵梨香)は修二に今付き合っている人がいることを明かし、「迷ってはいるがこれからは今までとは違う人生を生きてみる」と話す。
夏実(戸田恵梨香)は東堂さやか(篠田麻里子)を連れて山下有悟(福士誠治)と食事に来ていた。山下が真剣に結婚を考えているため、夏実は友人のさやかからお墨付きを得たかったのだ。冗談めかしに自分の気持ちを裏表なく話す山下に、さやかは好印象を持つ。
母親から家を手放すことを聞いたひかり(武井咲)は、姉と行った北海道旅行へ行きたいと提案する。旅行の途中で事故に合い、目的地に行けずに終わった旅行。その時に知り合った看護士・水谷亜弥(内田有紀)に連絡し、旅の続きをしようと誘うのだが断られてしまう。
学校で進路指導の面談が始まった。真剣に生徒の進路を考える修二(三浦春馬)の姿を見た夏実(戸田恵梨香)は、準備室で自分の備品の整理を始める。そんな中、平岡直輝(菅田将暉)に母子手帳を見られ、修二の子を宿していることが生徒たちにバレてしまう。
結婚する前に子供が出来ただけでなく、結婚という責任も取らない修二(三浦春馬)に保護者たちの非難が集まる。他人に迷惑をかけないことが最良の生き方だと思って生きてきた修二は、責任を取るため依願退職を受け入れた。一方、教師を辞めさせる原因を作ってしまった夏実(戸田恵梨香)は、辞表を用意する修二に謝罪する。しかし修二は夏実の体のことやこれからのことを心配し、自分のことだけ考えればいいと気遣うのだった。
理事会で修二(三浦春馬)は教師を辞めないと言い出す。責任を取って辞めるほど簡単な逃げ道はなく、軽蔑されても生徒たちのそばにいたい修二は、もし罰を与えたいならクビにして欲しいと頼んだ。
修二(三浦春馬)が進路面談をしている最中、その生徒の親が教室に入り、生徒を連れ出そうとする。親にしてみれば修二のしたことは重く、信頼して自分の子供を預ける気にはなれないのだ。しかし生徒は駄目な大人が近くにいると安心して先に進むことができると修二をかばう。一方、職員室で保護者の電話対応に追われている中西佳史(西村雅彦)も修二のせいで仕事が増えることに気を良くしてはいないが、迷惑をかけずに生きていく人間はいないと言って修二の気持ちを楽にさせてくれるのだった。
修二(三浦春馬)の処分は解雇に決定した。元々の原因は自分が修二と一夜を共にしたという嘘をついたことから始まったと反省するひかり(武井咲)。もしそんな嘘を言わなければ修二は幸せに夏実(戸田恵梨香)と結婚し、教師も続けられていたのだ。謝るひかりに修二は、「逆に一人にしないとひかりに約束したことが守れず学校を去らなければならない自分の方こそすまない」と謝罪する。
帰宅した修二(三浦春馬)はアパートの前で待つ夏実(戸田恵梨香)の姿を見つける。今回のことで教師と言うものがどういうものかわかっただけでも良かったと話す修二だったが、一つだけ後悔していることがあった。「一番大切なものに気付いてなかった。夏実がいる、それだけで良かった。夏実がいれば、それが全てだってなんで思えなかったんだろう」と本心を伝える修二の言葉を聞き、夏実は自分の心が何を求めているのかがわかるのだった。
夏実(戸田恵梨香)は山下(福士誠治)に呼び出された。これから先、何不自由なく生きていくには山下の存在が必要なものだと夏実は思っていた。しかしどうしても修二(三浦春馬)の傍にいたいと思ってしまうのだ。全てを失った修二だが、二人の間に愛だけは残っていると感じた夏実は「私が選ぶのは愛だけが残る人生かもしれない」と山下に自分の気持ちを伝えた。
「女としてみてください」と柏木修二(三浦春馬)に言った佐伯ひかり(武井咲)。しかし、それは出来ないと言われてしまい、淡い恋心が打ち砕かれてしまった。一方、夏実(戸田恵梨香)は修二に今付き合っている人がいることを明かし、「迷ってはいるがこれからは今までとは違う人生を生きてみる」と話す。
夏実(戸田恵梨香)は東堂さやか(篠田麻里子)を連れて山下有悟(福士誠治)と食事に来ていた。山下が真剣に結婚を考えているため、夏実は友人のさやかからお墨付きを得たかったのだ。冗談めかしに自分の気持ちを裏表なく話す山下に、さやかは好印象を持つ。
母親から家を手放すことを聞いたひかり(武井咲)は、姉と行った北海道旅行へ行きたいと提案する。旅行の途中で事故に合い、目的地に行けずに終わった旅行。その時に知り合った看護士・水谷亜弥(内田有紀)に連絡し、旅の続きをしようと誘うのだが断られてしまう。
学校で進路指導の面談が始まった。真剣に生徒の進路を考える修二(三浦春馬)の姿を見た夏実(戸田恵梨香)は、準備室で自分の備品の整理を始める。そんな中、平岡直輝(菅田将暉)に母子手帳を見られ、修二の子を宿していることが生徒たちにバレてしまう。
結婚する前に子供が出来ただけでなく、結婚という責任も取らない修二(三浦春馬)に保護者たちの非難が集まる。他人に迷惑をかけないことが最良の生き方だと思って生きてきた修二は、責任を取るため依願退職を受け入れた。一方、教師を辞めさせる原因を作ってしまった夏実(戸田恵梨香)は、辞表を用意する修二に謝罪する。しかし修二は夏実の体のことやこれからのことを心配し、自分のことだけ考えればいいと気遣うのだった。
理事会で修二(三浦春馬)は教師を辞めないと言い出す。責任を取って辞めるほど簡単な逃げ道はなく、軽蔑されても生徒たちのそばにいたい修二は、もし罰を与えたいならクビにして欲しいと頼んだ。
修二(三浦春馬)が進路面談をしている最中、その生徒の親が教室に入り、生徒を連れ出そうとする。親にしてみれば修二のしたことは重く、信頼して自分の子供を預ける気にはなれないのだ。しかし生徒は駄目な大人が近くにいると安心して先に進むことができると修二をかばう。一方、職員室で保護者の電話対応に追われている中西佳史(西村雅彦)も修二のせいで仕事が増えることに気を良くしてはいないが、迷惑をかけずに生きていく人間はいないと言って修二の気持ちを楽にさせてくれるのだった。
修二(三浦春馬)の処分は解雇に決定した。元々の原因は自分が修二と一夜を共にしたという嘘をついたことから始まったと反省するひかり(武井咲)。もしそんな嘘を言わなければ修二は幸せに夏実(戸田恵梨香)と結婚し、教師も続けられていたのだ。謝るひかりに修二は、「逆に一人にしないとひかりに約束したことが守れず学校を去らなければならない自分の方こそすまない」と謝罪する。
帰宅した修二(三浦春馬)はアパートの前で待つ夏実(戸田恵梨香)の姿を見つける。今回のことで教師と言うものがどういうものかわかっただけでも良かったと話す修二だったが、一つだけ後悔していることがあった。「一番大切なものに気付いてなかった。夏実がいる、それだけで良かった。夏実がいれば、それが全てだってなんで思えなかったんだろう」と本心を伝える修二の言葉を聞き、夏実は自分の心が何を求めているのかがわかるのだった。
夏実(戸田恵梨香)は山下(福士誠治)に呼び出された。これから先、何不自由なく生きていくには山下の存在が必要なものだと夏実は思っていた。しかしどうしても修二(三浦春馬)の傍にいたいと思ってしまうのだ。全てを失った修二だが、二人の間に愛だけは残っていると感じた夏実は「私が選ぶのは愛だけが残る人生かもしれない」と山下に自分の気持ちを伝えた。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第7話
2011年02月28日放映
上村夏実(戸田恵梨香)と柏木修二(三浦春馬)は職員室で教師たちに妊娠と、二人が結婚しないことを報告する。結婚して責任を取りたいと言う修二だったが、夏実の決断は固く自分が勝手に決めたことだと頭を下げるのだった。
来学期から産休を取るよう鶴岡悟司(風間杜夫)に言われた夏実(戸田恵梨香)。生徒たちには病気で休暇だとして、妊娠は公にしないことにする。そして、鶴岡は修二(三浦春馬)にはこれまで通り、自分が選んだ教師と言う仕事を現場で感じるよう指示する。自分だけ学校にとどまる修二は夏実に父親としての責任を取りたいと申し出る。しかし、夏実は物事を丸く治めたがる修二の性格を見通していて、「求められるものを察してやるのは簡単。でも修二は今、何をしたいの?」と尋ねた。「ひかり(武井咲)の力になりたい」という修二に、いざ言葉で言われてしまうと落ち込まないわけにはいかない夏実だった。
進路希望の紙に何を書いて良いかわからないひかり(武井咲)は、修二(三浦春馬)に相談する。「夢でもいいよ」と言われ、夢など考えたことなどなかったひかりは、修二に昔から教師になりたかったのかと尋ねる。しかし、修二は言葉に詰まってしまうのだった。
結婚しない上に夏実(戸田恵梨香)を妊娠させてしまったことで修二(三浦春馬)の両親は、謝罪に行くべきか困り果てていた。そんな両親の姿を見た修二の兄・孝一(新井浩文)は、今まで家族に迷惑をかけずに生きてきた修二の為に頭を下げるよう助言する。一方、夏実(戸田恵梨香)の両親も娘の妊娠に戸惑ってはいたが、産むことに関しては嬉しいと感じていた。
翌日、学校で修二(三浦春馬)はこの前の質問に答えるように教師の仕事は"選ばされた"職業だとひかり(武井咲)に話す。そしてひかりが持つ姉への思いを解くには、姉と同じ年齢になればわかると教える。
ひかり(武井咲)は病院へ行き、水谷亜弥(内田有紀)から引っ越し先で通う次の病院への提出書類を受け取った。その時、水谷が夏実(戸田恵梨香)と携帯電話で話すのを聞き、夏実が妊娠していることを知って愕然とする。
理科準備室にいた修二(三浦春馬)に、ひかり(武井咲)は夏実(戸田恵梨香)の妊娠を確かめる。妊娠を認めた上で結婚しないことも告げる修二は、自分が教師としても男としても最低だと言う。その言葉を聞いたひかりは何故生徒の自分にそんな大切なことを話すのかが分からず「先生、最低だよ」と言って保健室へ戻って行く。その後、保健室に来た児玉賢太郎(中島健人)が、突然「君のことが好きなんだ」と告白する。転校してしまう前に自分の気持ちを伝えたかっただけの児玉に対して、素直になれないひかりは自分が病気で変な子だから同情から好きだと言っていると思って怒り出す。
ひかり(武井咲)は今の自分の気持ちを整理する為に夏実(戸田恵梨香)に会って、修二(三浦春馬)が妊娠を話してくれたと伝える。修二が言ったであろう言葉やひかりが感じた苦しさを察する夏実は、自分を女性だと思えないひかりに人を思う気持ちが女の証拠だと教える。それを聞き、ひかりは夏実が修二の全てを理解し、子供も産める完璧な女性だと感じるが、少し笑みを浮かべて修二を好きになってもいいのかと尋ねる。
ひかり(武井咲)の問いに答えられず、自分が修二(三浦春馬)を未だに好きだと気がつく夏実(戸田恵梨香)。しかし修二の中にひかりが存在していることはどうしても耐えられなかった。
夏実(戸田恵梨香)は両親に妊娠を告げていなかった3か月前に見合いをさせられた相手・山下有悟(福士誠治)から呼び出された。山下には以前婚約者がおり、結婚する為にメディカルチェックをしたという。しかし、山下には子供が出来ないという診断をされ婚約が破棄になっていた。夏実が妊娠していることを知り、「運命を感じていた」という山下は打算と少しの愛があれば幸せな結婚は続くが、愛しかない結婚は愛が無くなれば何も残らないと話す。
教室ではなく保健室に登校するようになったひかり(武井咲)。自分が教師として男として最低だから教室に来たくないのかと尋ねる修二(三浦春馬)に、先生が教師だから嫌だと答える。今まで修二が自分を守ろうとしてくれていたのは同情や義務感からだと考えるひかりは、これ以上は止めて欲しいと言って保健室から出て行こうとする。しかし、急に足を止めて修二を見つめ「たとえ同情でも好きでいてくれる自信があるなら、私を女として見て」と言う。
上村夏実(戸田恵梨香)と柏木修二(三浦春馬)は職員室で教師たちに妊娠と、二人が結婚しないことを報告する。結婚して責任を取りたいと言う修二だったが、夏実の決断は固く自分が勝手に決めたことだと頭を下げるのだった。
来学期から産休を取るよう鶴岡悟司(風間杜夫)に言われた夏実(戸田恵梨香)。生徒たちには病気で休暇だとして、妊娠は公にしないことにする。そして、鶴岡は修二(三浦春馬)にはこれまで通り、自分が選んだ教師と言う仕事を現場で感じるよう指示する。自分だけ学校にとどまる修二は夏実に父親としての責任を取りたいと申し出る。しかし、夏実は物事を丸く治めたがる修二の性格を見通していて、「求められるものを察してやるのは簡単。でも修二は今、何をしたいの?」と尋ねた。「ひかり(武井咲)の力になりたい」という修二に、いざ言葉で言われてしまうと落ち込まないわけにはいかない夏実だった。
進路希望の紙に何を書いて良いかわからないひかり(武井咲)は、修二(三浦春馬)に相談する。「夢でもいいよ」と言われ、夢など考えたことなどなかったひかりは、修二に昔から教師になりたかったのかと尋ねる。しかし、修二は言葉に詰まってしまうのだった。
結婚しない上に夏実(戸田恵梨香)を妊娠させてしまったことで修二(三浦春馬)の両親は、謝罪に行くべきか困り果てていた。そんな両親の姿を見た修二の兄・孝一(新井浩文)は、今まで家族に迷惑をかけずに生きてきた修二の為に頭を下げるよう助言する。一方、夏実(戸田恵梨香)の両親も娘の妊娠に戸惑ってはいたが、産むことに関しては嬉しいと感じていた。
翌日、学校で修二(三浦春馬)はこの前の質問に答えるように教師の仕事は"選ばされた"職業だとひかり(武井咲)に話す。そしてひかりが持つ姉への思いを解くには、姉と同じ年齢になればわかると教える。
ひかり(武井咲)は病院へ行き、水谷亜弥(内田有紀)から引っ越し先で通う次の病院への提出書類を受け取った。その時、水谷が夏実(戸田恵梨香)と携帯電話で話すのを聞き、夏実が妊娠していることを知って愕然とする。
理科準備室にいた修二(三浦春馬)に、ひかり(武井咲)は夏実(戸田恵梨香)の妊娠を確かめる。妊娠を認めた上で結婚しないことも告げる修二は、自分が教師としても男としても最低だと言う。その言葉を聞いたひかりは何故生徒の自分にそんな大切なことを話すのかが分からず「先生、最低だよ」と言って保健室へ戻って行く。その後、保健室に来た児玉賢太郎(中島健人)が、突然「君のことが好きなんだ」と告白する。転校してしまう前に自分の気持ちを伝えたかっただけの児玉に対して、素直になれないひかりは自分が病気で変な子だから同情から好きだと言っていると思って怒り出す。
ひかり(武井咲)は今の自分の気持ちを整理する為に夏実(戸田恵梨香)に会って、修二(三浦春馬)が妊娠を話してくれたと伝える。修二が言ったであろう言葉やひかりが感じた苦しさを察する夏実は、自分を女性だと思えないひかりに人を思う気持ちが女の証拠だと教える。それを聞き、ひかりは夏実が修二の全てを理解し、子供も産める完璧な女性だと感じるが、少し笑みを浮かべて修二を好きになってもいいのかと尋ねる。
ひかり(武井咲)の問いに答えられず、自分が修二(三浦春馬)を未だに好きだと気がつく夏実(戸田恵梨香)。しかし修二の中にひかりが存在していることはどうしても耐えられなかった。
夏実(戸田恵梨香)は両親に妊娠を告げていなかった3か月前に見合いをさせられた相手・山下有悟(福士誠治)から呼び出された。山下には以前婚約者がおり、結婚する為にメディカルチェックをしたという。しかし、山下には子供が出来ないという診断をされ婚約が破棄になっていた。夏実が妊娠していることを知り、「運命を感じていた」という山下は打算と少しの愛があれば幸せな結婚は続くが、愛しかない結婚は愛が無くなれば何も残らないと話す。
教室ではなく保健室に登校するようになったひかり(武井咲)。自分が教師として男として最低だから教室に来たくないのかと尋ねる修二(三浦春馬)に、先生が教師だから嫌だと答える。今まで修二が自分を守ろうとしてくれていたのは同情や義務感からだと考えるひかりは、これ以上は止めて欲しいと言って保健室から出て行こうとする。しかし、急に足を止めて修二を見つめ「たとえ同情でも好きでいてくれる自信があるなら、私を女として見て」と言う。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第6話
2011年02月21日放映
佐伯ひかり(武井咲)と何もなかったとは言え、柏木修二(三浦春馬)は生徒と接することを禁じられ、半年間の謹慎を命じられる。そして、自分だけが逃げるような形になったことをひかりに謝るのだった。
式場をキャンセルしたことを知った修二(三浦春馬)は上村夏実(戸田恵梨香)に謝る。しかし、夏実はいつも修二の選択する自由を奪っていた自分に非があったと考えていた。そして、ひかり(武井咲)とのことは修二自身が選んで行動したことであり、これからも自分で選択し成長し続ける修二にとって自分は邪魔な存在だと伝えた。修二の頬を叩き、無理に作った笑顔で「さようなら」と言って立ち去る夏実。その後ろ姿を、修二は見ることが出来ない。
夏実(戸田恵梨香)のお腹も目立ち始めた六か月後。ひかり(武井咲)は教室で他の生徒と勉強することが出来ず、保健室で自習をする毎日を送っていた。一方、謹慎中の修二(三浦春馬)は実家の酒屋を手伝う。来週には謹慎が解ける修二だったが、一度挫折した中で再び教師として頑張ることに不安を抱いていた。「期待に応え続けるのはしんどい」と言う修二に兄・孝一(新井浩文)は「期待されないのは辛い」と自分が今まで修二に抱いていた感情を伝え「学校へ戻れ」と背中を押す。
夏実(戸田恵梨香)は水谷亜弥(内田有紀)と会っていた。亜弥は夏実が切迫流産になりかけた時、「夏実が誰かのために頑張って強い自分でいる」ことを気づかせたのだ。修二(三浦春馬)の存在が夏実を強くしていたのなら、今の夏実を強くするのはお腹の子供以外ない。産むと決めた今の夏実の自信は水谷が教えてくれたものだった。
学校へ戻ることをためらった修二(三浦春馬)は、辞表を持って出勤する。誰よりも早く職員室に着いたと思った修二だったが、そこには夏実(戸田恵梨香)の姿があった。笑顔を見せる夏実に、修二は戸惑いを隠しきれない。「辞めるつもりで来た。全部投げ出すつもり」だと言う修二と反対に半年前よりも精神的に強くなった夏実。「自分と別れたことを後悔しているか」と尋ねられるが修二は答えられない。
自分に自信が持てない修二(三浦春馬)は、震える手で教室の扉を開けうつむきながら教壇へ上がった。その様子から生徒たちはすぐに修二の雰囲気が半年前とは違っていることを感じ取る。その後、鶴岡悟司(風間杜夫)からひかり(武井咲)が転校することを聞いた修二は、偶然駅でひかりの母親と出会っていきさつを尋ねる。母親はひかりに拒まれていると感じ、離れて暮らすことを選んだというが、子供の気持ちが分からないことに疲れ切っての選択だった。
ひかり(武井咲)と会った修二(三浦春馬)は、ひかりの姉が亡くなった時、両親が生き残ったのが自分だと知って落胆した姿を忘れられないでいたと聞く。「愛されている量が違った」というひかりに、修二は「兄よりも少し多く愛されていたことに気が付いていなかった」とつぶやく。するとひかりは「ごめんね」と自分が嘘をついたことで修二を追いつめていることを謝り、「先生は戻れるよ、皆が待っている。私には誰も待ってない」と言って今までの修二に戻って欲しいと伝えて逃げるように帰って行くのだった。
修二(三浦春馬)に子供が出来たことを言えずにいる夏実(戸田恵梨香)だったが、母親になろうとする自分を実感していた。
翌日、修二(三浦春馬)が出席を取っているとひかり(武井咲)が教室へやってくる。退学手続きを終え、「これで本当にさよならだね」と涙を溜めて話すひかりを見て、修二は自分が学校に戻ってきた理由に気づく。そして、「君を一人にしないために来た。学校で君を待つよ」と優しく伝えるのだった。
理科準備室できびきびと仕事をする修二(三浦春馬)。急に元気を取り戻した修二の姿を見た夏実(戸田恵梨香)は、子供を宿していることを伝える。本当なら修二と一緒に生まれてくる子供を迎えたかった夏実だったが、子供を理由に引き止めたくはなかった。そして、夏実は二人の関係が自分中心で、同じ量だけ愛し合っていなかったことに気が付いてしまっていたのだ。そんな時が来るとは限らないが、いつかお互いが結婚しようと言える時が来ればと、夏実は未来にかけようとする。そんな夏実に修二は自分が幼すぎることを気づかされる。
佐伯ひかり(武井咲)と何もなかったとは言え、柏木修二(三浦春馬)は生徒と接することを禁じられ、半年間の謹慎を命じられる。そして、自分だけが逃げるような形になったことをひかりに謝るのだった。
式場をキャンセルしたことを知った修二(三浦春馬)は上村夏実(戸田恵梨香)に謝る。しかし、夏実はいつも修二の選択する自由を奪っていた自分に非があったと考えていた。そして、ひかり(武井咲)とのことは修二自身が選んで行動したことであり、これからも自分で選択し成長し続ける修二にとって自分は邪魔な存在だと伝えた。修二の頬を叩き、無理に作った笑顔で「さようなら」と言って立ち去る夏実。その後ろ姿を、修二は見ることが出来ない。
夏実(戸田恵梨香)のお腹も目立ち始めた六か月後。ひかり(武井咲)は教室で他の生徒と勉強することが出来ず、保健室で自習をする毎日を送っていた。一方、謹慎中の修二(三浦春馬)は実家の酒屋を手伝う。来週には謹慎が解ける修二だったが、一度挫折した中で再び教師として頑張ることに不安を抱いていた。「期待に応え続けるのはしんどい」と言う修二に兄・孝一(新井浩文)は「期待されないのは辛い」と自分が今まで修二に抱いていた感情を伝え「学校へ戻れ」と背中を押す。
夏実(戸田恵梨香)は水谷亜弥(内田有紀)と会っていた。亜弥は夏実が切迫流産になりかけた時、「夏実が誰かのために頑張って強い自分でいる」ことを気づかせたのだ。修二(三浦春馬)の存在が夏実を強くしていたのなら、今の夏実を強くするのはお腹の子供以外ない。産むと決めた今の夏実の自信は水谷が教えてくれたものだった。
学校へ戻ることをためらった修二(三浦春馬)は、辞表を持って出勤する。誰よりも早く職員室に着いたと思った修二だったが、そこには夏実(戸田恵梨香)の姿があった。笑顔を見せる夏実に、修二は戸惑いを隠しきれない。「辞めるつもりで来た。全部投げ出すつもり」だと言う修二と反対に半年前よりも精神的に強くなった夏実。「自分と別れたことを後悔しているか」と尋ねられるが修二は答えられない。
自分に自信が持てない修二(三浦春馬)は、震える手で教室の扉を開けうつむきながら教壇へ上がった。その様子から生徒たちはすぐに修二の雰囲気が半年前とは違っていることを感じ取る。その後、鶴岡悟司(風間杜夫)からひかり(武井咲)が転校することを聞いた修二は、偶然駅でひかりの母親と出会っていきさつを尋ねる。母親はひかりに拒まれていると感じ、離れて暮らすことを選んだというが、子供の気持ちが分からないことに疲れ切っての選択だった。
ひかり(武井咲)と会った修二(三浦春馬)は、ひかりの姉が亡くなった時、両親が生き残ったのが自分だと知って落胆した姿を忘れられないでいたと聞く。「愛されている量が違った」というひかりに、修二は「兄よりも少し多く愛されていたことに気が付いていなかった」とつぶやく。するとひかりは「ごめんね」と自分が嘘をついたことで修二を追いつめていることを謝り、「先生は戻れるよ、皆が待っている。私には誰も待ってない」と言って今までの修二に戻って欲しいと伝えて逃げるように帰って行くのだった。
修二(三浦春馬)に子供が出来たことを言えずにいる夏実(戸田恵梨香)だったが、母親になろうとする自分を実感していた。
翌日、修二(三浦春馬)が出席を取っているとひかり(武井咲)が教室へやってくる。退学手続きを終え、「これで本当にさよならだね」と涙を溜めて話すひかりを見て、修二は自分が学校に戻ってきた理由に気づく。そして、「君を一人にしないために来た。学校で君を待つよ」と優しく伝えるのだった。
理科準備室できびきびと仕事をする修二(三浦春馬)。急に元気を取り戻した修二の姿を見た夏実(戸田恵梨香)は、子供を宿していることを伝える。本当なら修二と一緒に生まれてくる子供を迎えたかった夏実だったが、子供を理由に引き止めたくはなかった。そして、夏実は二人の関係が自分中心で、同じ量だけ愛し合っていなかったことに気が付いてしまっていたのだ。そんな時が来るとは限らないが、いつかお互いが結婚しようと言える時が来ればと、夏実は未来にかけようとする。そんな夏実に修二は自分が幼すぎることを気づかされる。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第5話
2011年02月14日放映
佐伯ひかり(武井咲)との関係が公になり、生徒たちから酷い言葉を投げつけられる柏木修二(三浦春馬)。その様子を見た上村夏実(戸田恵梨香)が生徒との間に入るのだが、修二は生徒たちの怒りが夏実に向かわないよう生徒を必死で止める。
学校では修二(三浦春馬)の処分を近日中に決めようと考えていた。同僚からも冷たい視線を向けられ、修二には職員室にも居場所がない。学校を休んでいたひかり(武井咲)はそんな修二の状況を園田望未(剛力彩芽)から聞き、真実を伝えなければならないと思うのだった。
夏実(戸田恵梨香)はどうしても修二(三浦春馬)が生徒と関係を持つ性格だとは思えず、あの夜何があったのかを尋ねる。しかし修二の口は重く、夏実は自分で真実を確かめようと修二の兄・孝一(新井浩文)に会いに行く。
孝一(新井浩文)はあの日何があったかを教える代わりに修二(三浦春馬)に何があったかを教えるよう、夏実(戸田恵梨香)に交換条件を出す。口ごもる夏実に、孝一は一方的にあの夜自分の母親を殴ったことを話し出した。家業を継いで優しくて真面目だと思われている孝一だったが、両親は教員になった修二をかわいがり、挙句綺麗な婚約者まで出来たことに嫉妬していたのだ。その話を聞いた後、修二が生徒と寝たことを話す夏実。すると孝一は一瞬驚くがすぐに笑い出した。その笑いは明らかに修二を馬鹿にするものだと悟った夏実は、修二が兄との確執を抱えていたことを知る。
病院へ行っていたひかり(武井咲)のもとに夏実(戸田恵梨香)が現れる。「修二(三浦春馬)と会った夜のことを話して」とひかりに聞く夏実だったが、貧血で倒れてしまい、結局話を聞くことができなくなってしまう。
翌日、職員室に修二(三浦春馬)のクラスの生徒たちが話をさせろとやって来る。修二は「答えるから何でも聞いてくれ」と真摯に生徒と向き合うのだった。
生徒たちは修二(三浦春馬)に、容赦ない言葉を浴びせる。すると、ちょうど学校へ登校してきたひかりが「違う!」と叫んだ。ひかりは自分が薬を飲まなければ女性でいられない病気であることを伝え、修二とは何もないことを語り出す。あの夜、ひかりは父親が家を出て行ったのは自分のせいだと責め、姉の服を着て夜の街を歩き、修二と似た男の人と関係を持ったという。優しい人だったが、関係を持った後、自分がしてしまった間違いに気が付き、街をさまよって入った店で酔っぱらった修二と出会う。兄との関係で深酒をあおっていた修二は、酔っていたことも手伝って化粧をしたひかりが生徒だと気が付かなかった。そんな修二を家まで送ったひかりは、自分が見ず知らずの男と寝たことを忘れたくて修二が眠るベッドにもぐりこむ。そして、「夢じゃなかったという証が欲しかった」と携帯電話で眠る修二の姿を撮ったのだ。「ごめんなさい、全部私が壊した」とひかりは謝る。
全てが明らかになり、夏実(戸田恵梨香)は修二(三浦春馬)が生徒と関係を持っていなかったことを知って喜ぶ。しかし修二は「俺にはいつも夏実がいる。ひかり(武井咲)には誰かいるのかな?いるとしたら、それは俺なんじゃないかな」とつぶやく。修二の気持ちが自分に向いていないと気が付いた夏実だったが、その時すでに妊娠7週目に入っていた。
翌日、自分のしたことを全て明かしたひかり(武井咲)は他の生徒たちから好奇の目で見られる。その視線の中、登校するひかりを校門の前で修二(三浦春馬)が待っていた。「おはよう」と声をかける修二にひかりは動揺しながらも微笑む。そんな二人の様子を見かけた夏実(戸田恵梨香)は修二が初めて自分から女性を愛し始めたのかもしれないと思う。そして自分が出来ることは修二との結婚を諦めることだと考えるのだった。
佐伯ひかり(武井咲)との関係が公になり、生徒たちから酷い言葉を投げつけられる柏木修二(三浦春馬)。その様子を見た上村夏実(戸田恵梨香)が生徒との間に入るのだが、修二は生徒たちの怒りが夏実に向かわないよう生徒を必死で止める。
学校では修二(三浦春馬)の処分を近日中に決めようと考えていた。同僚からも冷たい視線を向けられ、修二には職員室にも居場所がない。学校を休んでいたひかり(武井咲)はそんな修二の状況を園田望未(剛力彩芽)から聞き、真実を伝えなければならないと思うのだった。
夏実(戸田恵梨香)はどうしても修二(三浦春馬)が生徒と関係を持つ性格だとは思えず、あの夜何があったのかを尋ねる。しかし修二の口は重く、夏実は自分で真実を確かめようと修二の兄・孝一(新井浩文)に会いに行く。
孝一(新井浩文)はあの日何があったかを教える代わりに修二(三浦春馬)に何があったかを教えるよう、夏実(戸田恵梨香)に交換条件を出す。口ごもる夏実に、孝一は一方的にあの夜自分の母親を殴ったことを話し出した。家業を継いで優しくて真面目だと思われている孝一だったが、両親は教員になった修二をかわいがり、挙句綺麗な婚約者まで出来たことに嫉妬していたのだ。その話を聞いた後、修二が生徒と寝たことを話す夏実。すると孝一は一瞬驚くがすぐに笑い出した。その笑いは明らかに修二を馬鹿にするものだと悟った夏実は、修二が兄との確執を抱えていたことを知る。
病院へ行っていたひかり(武井咲)のもとに夏実(戸田恵梨香)が現れる。「修二(三浦春馬)と会った夜のことを話して」とひかりに聞く夏実だったが、貧血で倒れてしまい、結局話を聞くことができなくなってしまう。
翌日、職員室に修二(三浦春馬)のクラスの生徒たちが話をさせろとやって来る。修二は「答えるから何でも聞いてくれ」と真摯に生徒と向き合うのだった。
生徒たちは修二(三浦春馬)に、容赦ない言葉を浴びせる。すると、ちょうど学校へ登校してきたひかりが「違う!」と叫んだ。ひかりは自分が薬を飲まなければ女性でいられない病気であることを伝え、修二とは何もないことを語り出す。あの夜、ひかりは父親が家を出て行ったのは自分のせいだと責め、姉の服を着て夜の街を歩き、修二と似た男の人と関係を持ったという。優しい人だったが、関係を持った後、自分がしてしまった間違いに気が付き、街をさまよって入った店で酔っぱらった修二と出会う。兄との関係で深酒をあおっていた修二は、酔っていたことも手伝って化粧をしたひかりが生徒だと気が付かなかった。そんな修二を家まで送ったひかりは、自分が見ず知らずの男と寝たことを忘れたくて修二が眠るベッドにもぐりこむ。そして、「夢じゃなかったという証が欲しかった」と携帯電話で眠る修二の姿を撮ったのだ。「ごめんなさい、全部私が壊した」とひかりは謝る。
全てが明らかになり、夏実(戸田恵梨香)は修二(三浦春馬)が生徒と関係を持っていなかったことを知って喜ぶ。しかし修二は「俺にはいつも夏実がいる。ひかり(武井咲)には誰かいるのかな?いるとしたら、それは俺なんじゃないかな」とつぶやく。修二の気持ちが自分に向いていないと気が付いた夏実だったが、その時すでに妊娠7週目に入っていた。
翌日、自分のしたことを全て明かしたひかり(武井咲)は他の生徒たちから好奇の目で見られる。その視線の中、登校するひかりを校門の前で修二(三浦春馬)が待っていた。「おはよう」と声をかける修二にひかりは動揺しながらも微笑む。そんな二人の様子を見かけた夏実(戸田恵梨香)は修二が初めて自分から女性を愛し始めたのかもしれないと思う。そして自分が出来ることは修二との結婚を諦めることだと考えるのだった。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第4話
2011年02月07日放映
上村夏実(戸田恵梨香)は柏木修二(三浦春馬)の全てを受け入れようと決める。その頃、修二は行方がわからなくなっている佐伯ひかり(武井咲)を探しに、あの夜出会った場所へ向かっていた。修二の読み通りその場所にいたひかりは、修二と夏実の幸せのために、あの夜の関係をこのまま秘密にして普通の生徒に戻ると伝える。
水谷亜弥(内田有紀)は佐伯ひかり(武井咲)の姉の墓に来ていた。ひかりの姉が亡くなった事故の時、水谷も同じ車に乗り合わせていたのだ。看護士として命を救えたかもしれないと自分を責め続ける水谷は、その責任感からひかりに対して特別な思いを抱いていた。
学校で修二(三浦春馬)はいつもと変わらず振舞っていた。しかし、夏実(戸田恵梨香)はひかり(武井咲)に対してうまく接することができない。
東堂さやか(篠田麻里子)と共に披露宴の招待状の返信を読んでいた夏実(戸田恵梨香)。しかし修二(三浦春馬)の気持ちがわからなくなった今、自分の気持ちさえわからなくなっていた。さやかから何かあったのかと尋ねられ、夏実は力なく修二が生徒と関係を持ったことを話す。
翌日、夏実(戸田恵梨香)は修二(三浦春馬)と顔を合わさないまま風邪で早退する。夏実を心配する修二だったが、そこへ水谷(内田有紀)がやってきた。看護士も教師も人の人生を変えてしまう仕事である以上、責任を持っていて当たり前だと考える水谷は、教師である修二が生徒のひかり(武井咲)と関係を持ったことを絶対に許さないと責める。
修二(三浦春馬)はひかり(武井咲)との関係を学校に話すと決める。それを聞いた夏実(戸田恵梨香)は自分が忘れれば済むことだと言って反対した。同じ頃、修二のことが許せない水谷(内田有紀)はひかりとの関係を話そうと学校に来ていた。しかし水谷が自分を責めるのと同じように、修二を責めようとしていることを知っているひかりから、「私の為じゃないことをしないでくれ」と言って追い返されてしまう。
ひかり(武井咲)が置いたままにした携帯電話をクラスの男子が間違えて開いてしまい、あの夜の修二(三浦春馬)の写真を見てしまう。
教室に来た修二(三浦春馬)はクラスの異様な雰囲気に何が起きたのかを察知する。一斉に生徒らの非難を浴びせられた修二は「僕は生徒と関係を持ちました」と素直に謝罪した。しかし、生徒たちが修二に抱いていた信頼への喪失感と怒りは治まらず、騒ぎになってしまう。
騒ぎを聞いた中西佳史(西村雅彦)が生徒たちを落ち着かせに入った。一方、鶴岡悟司(風間杜夫)は修二(三浦春馬)と話をすると言い、夏実(戸田恵梨香) に早退するよう促す。
職員室で教員全てに向かって頭を下げて謝罪する修二(三浦春馬)。その姿を見たひかり(武井咲)は「違うの」と口にする。一方、一人で自宅へ向かっていた夏実(戸田恵梨香)は自分の体調に違和感を覚える。
上村夏実(戸田恵梨香)は柏木修二(三浦春馬)の全てを受け入れようと決める。その頃、修二は行方がわからなくなっている佐伯ひかり(武井咲)を探しに、あの夜出会った場所へ向かっていた。修二の読み通りその場所にいたひかりは、修二と夏実の幸せのために、あの夜の関係をこのまま秘密にして普通の生徒に戻ると伝える。
水谷亜弥(内田有紀)は佐伯ひかり(武井咲)の姉の墓に来ていた。ひかりの姉が亡くなった事故の時、水谷も同じ車に乗り合わせていたのだ。看護士として命を救えたかもしれないと自分を責め続ける水谷は、その責任感からひかりに対して特別な思いを抱いていた。
学校で修二(三浦春馬)はいつもと変わらず振舞っていた。しかし、夏実(戸田恵梨香)はひかり(武井咲)に対してうまく接することができない。
東堂さやか(篠田麻里子)と共に披露宴の招待状の返信を読んでいた夏実(戸田恵梨香)。しかし修二(三浦春馬)の気持ちがわからなくなった今、自分の気持ちさえわからなくなっていた。さやかから何かあったのかと尋ねられ、夏実は力なく修二が生徒と関係を持ったことを話す。
翌日、夏実(戸田恵梨香)は修二(三浦春馬)と顔を合わさないまま風邪で早退する。夏実を心配する修二だったが、そこへ水谷(内田有紀)がやってきた。看護士も教師も人の人生を変えてしまう仕事である以上、責任を持っていて当たり前だと考える水谷は、教師である修二が生徒のひかり(武井咲)と関係を持ったことを絶対に許さないと責める。
修二(三浦春馬)はひかり(武井咲)との関係を学校に話すと決める。それを聞いた夏実(戸田恵梨香)は自分が忘れれば済むことだと言って反対した。同じ頃、修二のことが許せない水谷(内田有紀)はひかりとの関係を話そうと学校に来ていた。しかし水谷が自分を責めるのと同じように、修二を責めようとしていることを知っているひかりから、「私の為じゃないことをしないでくれ」と言って追い返されてしまう。
ひかり(武井咲)が置いたままにした携帯電話をクラスの男子が間違えて開いてしまい、あの夜の修二(三浦春馬)の写真を見てしまう。
教室に来た修二(三浦春馬)はクラスの異様な雰囲気に何が起きたのかを察知する。一斉に生徒らの非難を浴びせられた修二は「僕は生徒と関係を持ちました」と素直に謝罪した。しかし、生徒たちが修二に抱いていた信頼への喪失感と怒りは治まらず、騒ぎになってしまう。
騒ぎを聞いた中西佳史(西村雅彦)が生徒たちを落ち着かせに入った。一方、鶴岡悟司(風間杜夫)は修二(三浦春馬)と話をすると言い、夏実(戸田恵梨香) に早退するよう促す。
職員室で教員全てに向かって頭を下げて謝罪する修二(三浦春馬)。その姿を見たひかり(武井咲)は「違うの」と口にする。一方、一人で自宅へ向かっていた夏実(戸田恵梨香)は自分の体調に違和感を覚える。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第3話
2011年01月31日放映
上村夏実(戸田恵梨香)は柏木修二(三浦春馬)と佐伯ひかり(武井咲)の関係を知ってしまった。そんな中、夏実の父がヘルニアで入院してしまう。見舞いに行くと、大事には至っておらず一安心する夏実と修二だったが、検査に来ていたひかりと鉢合わせする。ひかりは何でもないように看護士・水谷亜弥(内田有紀)に修二が自分と寝た相手だと教え、夏実の手を取ってこの人が結婚相手だと紹介する。
ひかり(武井咲)との関係がバレてしまった修二(三浦春馬)は「夏実(戸田恵梨香)の気持ちで結婚を決めていい」と、問題を押し付けてしまう。全ての決断を任せようとする修二に夏実は腹を立てるが、本当は「許してくれ、それでも結婚したい」という言葉が欲しいのだった。
翌日、夏実(戸田恵梨香)は学校でのひかり(武井咲)への接し方に戸惑っていた。一方、修二(三浦春馬)は今の自分が試されていると感じる。そんな修二を試すかのようにひかりは「先生が必要です。奪うためならなんでもするよ」と挑発するのだった。
夏実(戸田恵梨香)は、ひかり(武井咲)と関係があった夜のことを修二(三浦春馬)の実家に尋ねに来ていた。あの夜、修二と実家に遊びに来ていた夏実は、自分が帰った後、何かあったのではと思ったのだが、修二の実兄は何もなかったと答えるだけだった。
自宅で夏実(戸田恵梨香)に答えを言う約束をしていた修二(三浦春馬)が帰宅すると、部屋で帰りを待っていたのはひかり(武井咲)だった。修二の驚いた顔と後から来た夏実の居たたまれない様子を楽しそうに見るひかり。鍵を返してくれるよう頼み、「もう何も隠さない」と言う修二にひかりは学校に全部話すと脅しにかかる。しかし、修二は「自分の持っているもの全てを奪っていいが夏実は奪わせない。自分の人生に夏実がいないことなど考えられない」と強いまなざしで答えた。修二の強い口調に一瞬ためらうひかりだったが、急に笑顔で「面白いからやってただけ」と鍵を返して帰って行く。その姿を見送ると修二は夏実に、事態が学校にわかる前に結婚はキャンセルした方がいいと言って頭を下げた。
帰り道、夏実(戸田恵梨香)は一人泣きながら、やはり修二(三浦春馬)のことが好きだと感じていた。一方、ひかり(武井咲)も何でもない様子で部屋から飛び出したが、修二のことが好きなことには変わりなかった。園田望未(剛力彩芽)に会ったひかりは、望未にメイキャップしてもらったあの夜、好きな人に会って関係を持ったことを話す。そして自分が薬を飲まなければ女でいられない欠陥品だと泣いた。
翌日からひかり(武井咲)は学校を休むようになってしまった。望未(剛力彩芽)はひかりのブログから相手が修二(三浦春馬)だと分かり、怒りを直接ぶつけに行く。「これ、一年前の日記」と言って携帯電話を渡された修二は、自分の後ろ姿をひかりがずっと追っていたことを知る。
鶴岡悟司(風間杜夫)から欠席を続けているひかり(武井咲)の家へ行くよう指示され、修二(三浦春馬)は様子を見に行く。すると、ひかりの自宅では4年前に事故で亡くなった姉の荷物を母親が捨てようとしていた。ひかりは一枚の洋服を握ってこれだけは捨てないでくれと頼む。その服はあの夜ひかりが着ていた服だった。
事故の時、死ぬのが姉でなく欠陥品の自分だったら良かったとひかり(武井咲)は感じていた。修二(三浦春馬)と一緒に過ごしたあの夜は父親が家を出て行き、どうすれば良いか分からず姉の服を着て外出していたひかり。修二とは偶然出会い、その瞬間奇跡だと思ったが所詮一夜の出来事だった。
修二(三浦春馬)と別れたくない夏実(戸田恵梨香)は自分ひとりで式の準備を進めていた。電話で「修二がいない人生なんてありえない」と話す夏実に、修二も大切なことを言いたいと言って自分の素直な気持ちを伝えに向かう。しかし、途中でひかり(武井咲)が家に帰っていないと連絡が入る。
ひかり(武井咲)のことを心配する水谷(内田有紀)は、修二(三浦春馬)の勤務する学校に電話をかけていた。一方、修二はあの夜ひかりと会った店に向かっていた。
上村夏実(戸田恵梨香)は柏木修二(三浦春馬)と佐伯ひかり(武井咲)の関係を知ってしまった。そんな中、夏実の父がヘルニアで入院してしまう。見舞いに行くと、大事には至っておらず一安心する夏実と修二だったが、検査に来ていたひかりと鉢合わせする。ひかりは何でもないように看護士・水谷亜弥(内田有紀)に修二が自分と寝た相手だと教え、夏実の手を取ってこの人が結婚相手だと紹介する。
ひかり(武井咲)との関係がバレてしまった修二(三浦春馬)は「夏実(戸田恵梨香)の気持ちで結婚を決めていい」と、問題を押し付けてしまう。全ての決断を任せようとする修二に夏実は腹を立てるが、本当は「許してくれ、それでも結婚したい」という言葉が欲しいのだった。
翌日、夏実(戸田恵梨香)は学校でのひかり(武井咲)への接し方に戸惑っていた。一方、修二(三浦春馬)は今の自分が試されていると感じる。そんな修二を試すかのようにひかりは「先生が必要です。奪うためならなんでもするよ」と挑発するのだった。
夏実(戸田恵梨香)は、ひかり(武井咲)と関係があった夜のことを修二(三浦春馬)の実家に尋ねに来ていた。あの夜、修二と実家に遊びに来ていた夏実は、自分が帰った後、何かあったのではと思ったのだが、修二の実兄は何もなかったと答えるだけだった。
自宅で夏実(戸田恵梨香)に答えを言う約束をしていた修二(三浦春馬)が帰宅すると、部屋で帰りを待っていたのはひかり(武井咲)だった。修二の驚いた顔と後から来た夏実の居たたまれない様子を楽しそうに見るひかり。鍵を返してくれるよう頼み、「もう何も隠さない」と言う修二にひかりは学校に全部話すと脅しにかかる。しかし、修二は「自分の持っているもの全てを奪っていいが夏実は奪わせない。自分の人生に夏実がいないことなど考えられない」と強いまなざしで答えた。修二の強い口調に一瞬ためらうひかりだったが、急に笑顔で「面白いからやってただけ」と鍵を返して帰って行く。その姿を見送ると修二は夏実に、事態が学校にわかる前に結婚はキャンセルした方がいいと言って頭を下げた。
帰り道、夏実(戸田恵梨香)は一人泣きながら、やはり修二(三浦春馬)のことが好きだと感じていた。一方、ひかり(武井咲)も何でもない様子で部屋から飛び出したが、修二のことが好きなことには変わりなかった。園田望未(剛力彩芽)に会ったひかりは、望未にメイキャップしてもらったあの夜、好きな人に会って関係を持ったことを話す。そして自分が薬を飲まなければ女でいられない欠陥品だと泣いた。
翌日からひかり(武井咲)は学校を休むようになってしまった。望未(剛力彩芽)はひかりのブログから相手が修二(三浦春馬)だと分かり、怒りを直接ぶつけに行く。「これ、一年前の日記」と言って携帯電話を渡された修二は、自分の後ろ姿をひかりがずっと追っていたことを知る。
鶴岡悟司(風間杜夫)から欠席を続けているひかり(武井咲)の家へ行くよう指示され、修二(三浦春馬)は様子を見に行く。すると、ひかりの自宅では4年前に事故で亡くなった姉の荷物を母親が捨てようとしていた。ひかりは一枚の洋服を握ってこれだけは捨てないでくれと頼む。その服はあの夜ひかりが着ていた服だった。
事故の時、死ぬのが姉でなく欠陥品の自分だったら良かったとひかり(武井咲)は感じていた。修二(三浦春馬)と一緒に過ごしたあの夜は父親が家を出て行き、どうすれば良いか分からず姉の服を着て外出していたひかり。修二とは偶然出会い、その瞬間奇跡だと思ったが所詮一夜の出来事だった。
修二(三浦春馬)と別れたくない夏実(戸田恵梨香)は自分ひとりで式の準備を進めていた。電話で「修二がいない人生なんてありえない」と話す夏実に、修二も大切なことを言いたいと言って自分の素直な気持ちを伝えに向かう。しかし、途中でひかり(武井咲)が家に帰っていないと連絡が入る。
ひかり(武井咲)のことを心配する水谷(内田有紀)は、修二(三浦春馬)の勤務する学校に電話をかけていた。一方、修二はあの夜ひかりと会った店に向かっていた。
大切なことはすべて君が教えてくれた-第2話
2011年01月24日放映
柏木修二(三浦春馬)と上村夏実(戸田恵梨香)は共通の友人でウェディングプランナー・東堂さやか(篠田麻里子)を交えて結婚準備を着々と進めていた。そんな中、夏実が顧問を務めるバスケ部に佐伯ひかり(武井咲)が入部する。理科室で教材を片づけていた修二の所に「バスケ部に入った」と言いに来るひかり。よそよそしく振舞う修二に、一夜を共にした翌朝の寝顔を収めた携帯電話を見せて、勝ち誇った顔でその場を後にする。
朝練に付き合う夏実(戸田恵梨香) にひかり(武井咲)は「夏実のことを好きになったから入部した」と話す。それを聞き、ひかりと修二(三浦春馬)の間に何かあると感じていた夏実は不安になる。
修二(三浦春馬)のクラスの生徒、渡辺優奈(石橋杏奈)と牧田玲花(替地桃子)は幼馴染でいつも一緒に行動していた。ランチタイムに二人でいるのを見かけた後、修二も他の生徒と学食へ向かう。
婦人科に定期検診に来たひかり(武井咲)。看護士の水谷亜弥(内田有紀)から定期的な性交渉があるのなら妊娠する可能性があると言われ、進展しない自分と修二(三浦春馬)の関係に対するいら立ちをぶつける。
夏実(戸田恵梨香)はそろそろ結婚式のドレスを選ばなければならなかった。しかし、白いドレスには"私はヴァージンです"という意味があり、それが"みんなを幸せにする嘘"だとしても夏実には納得がいかずためらっていた。その言葉を聞いた修二(三浦春馬)は自分が夏実に真実を言わないことは自分を守る為の卑怯な嘘だと悩み始める。そんな中、二人はゲームセンターで優奈(石橋杏奈)と玲花(替地桃子)が男に絡まれているのを見かけ声をかけた。夜、遊び歩いていた事を優奈も玲花も反省して帰って行く。
修二(三浦春馬)はさやか(篠田麻里子)から夏実(戸田恵梨香)が時折不安そうな顔を見せると聞く。その後、出来上がった結婚式の招待状を持って修二と夏実は夜間郵便窓口へと向かう。窓口を前にして夏実が発した「何かあるなら今のうちに言ってね」という言葉にひかり(武井咲)とのことを言おうとする修二だったが、機を逸してしまう。しかし、時々優柔不断になってしまう修二にとって、考える時間を与えず先に進んでしまう実直で行動派の夏実の性格は、とても居心地の良いものだった。
翌日、修二(三浦春馬)が教室へ行くと生徒たちは携帯電話を慌ててしまいこんでいた。「まさか…」と焦る修二だったが、突然優奈(石橋杏奈)が泣き出す。理由をきくと優奈のプロフに悪口が書き込まれ続けているという。そしてそのプロフに書き込みできるのはクラスメートだけだった。
修二(三浦春馬)は悪口を書き込んだ生徒を特定することを諦めていたが、玲花(替地桃子)が突然「私です」と自分から名乗りでた。小さな頃から何をしても優奈(石橋杏奈)に勝てず、いつも馬鹿にされていると感じて苦しかったという玲花。大切にしたい友達だが、自分の気持ちに気づいてくれない優奈を少しでもいいから傷つけたかったと正直に言って謝る。しかし優奈は、玲花が黙っていてくれればずっと仲の良い友達だったはずだし、その方が良かったと話す。許すことの方が大変だと分かった玲花は、逃げずに優奈と毎日顔を合わせることでつぐなうと修二に約束する。「二人はお互いが大切な存在だと分かった。一番近い人こそ大切にしなければいけない」とクラスの生徒に向かって話す修二の言葉が、ひかり(武井咲)には夏実(戸田恵梨香)との関係を指し示すものに他ならなかった。
二人きりでバスケの練習をする夏実(戸田恵梨香)とひかり(武井咲)。夏実に励まされながら練習するひかりだったが、途中でうずくまってしまう。そして、明るく励まし続ける夏実にいら立ったひかりはバスケットボールを夏実にぶつける。「わざと当てたの」というひかりがこんなことをする理由が修二(三浦春馬)だと夏実は分かっていた。しかしそんな理由は夏実にはまったく関係ないのだ。「何があったか知りたくないの?」と言うひかりに「知る必要ないわ。私は修二を信じている」と夏実は笑みを浮かべるのだった。
ドレスの試着をする夏実(戸田恵梨香)を見つめる修二(三浦春馬)の顔はほころぶ。傷つく真実よりも傷つかない嘘を選んだ修二は、「夏実の為だ」と自分に言い聞かせていた。その時、夏実にメールが届く。試着室から「なんでもない」と夏実が答える声を聞いた修二はそのメールが特別なものだと感じてカーテンを開ける。すると夏実があの朝の修二の写真を見つめ、目を赤く腫らしていた。
柏木修二(三浦春馬)と上村夏実(戸田恵梨香)は共通の友人でウェディングプランナー・東堂さやか(篠田麻里子)を交えて結婚準備を着々と進めていた。そんな中、夏実が顧問を務めるバスケ部に佐伯ひかり(武井咲)が入部する。理科室で教材を片づけていた修二の所に「バスケ部に入った」と言いに来るひかり。よそよそしく振舞う修二に、一夜を共にした翌朝の寝顔を収めた携帯電話を見せて、勝ち誇った顔でその場を後にする。
朝練に付き合う夏実(戸田恵梨香) にひかり(武井咲)は「夏実のことを好きになったから入部した」と話す。それを聞き、ひかりと修二(三浦春馬)の間に何かあると感じていた夏実は不安になる。
修二(三浦春馬)のクラスの生徒、渡辺優奈(石橋杏奈)と牧田玲花(替地桃子)は幼馴染でいつも一緒に行動していた。ランチタイムに二人でいるのを見かけた後、修二も他の生徒と学食へ向かう。
婦人科に定期検診に来たひかり(武井咲)。看護士の水谷亜弥(内田有紀)から定期的な性交渉があるのなら妊娠する可能性があると言われ、進展しない自分と修二(三浦春馬)の関係に対するいら立ちをぶつける。
夏実(戸田恵梨香)はそろそろ結婚式のドレスを選ばなければならなかった。しかし、白いドレスには"私はヴァージンです"という意味があり、それが"みんなを幸せにする嘘"だとしても夏実には納得がいかずためらっていた。その言葉を聞いた修二(三浦春馬)は自分が夏実に真実を言わないことは自分を守る為の卑怯な嘘だと悩み始める。そんな中、二人はゲームセンターで優奈(石橋杏奈)と玲花(替地桃子)が男に絡まれているのを見かけ声をかけた。夜、遊び歩いていた事を優奈も玲花も反省して帰って行く。
修二(三浦春馬)はさやか(篠田麻里子)から夏実(戸田恵梨香)が時折不安そうな顔を見せると聞く。その後、出来上がった結婚式の招待状を持って修二と夏実は夜間郵便窓口へと向かう。窓口を前にして夏実が発した「何かあるなら今のうちに言ってね」という言葉にひかり(武井咲)とのことを言おうとする修二だったが、機を逸してしまう。しかし、時々優柔不断になってしまう修二にとって、考える時間を与えず先に進んでしまう実直で行動派の夏実の性格は、とても居心地の良いものだった。
翌日、修二(三浦春馬)が教室へ行くと生徒たちは携帯電話を慌ててしまいこんでいた。「まさか…」と焦る修二だったが、突然優奈(石橋杏奈)が泣き出す。理由をきくと優奈のプロフに悪口が書き込まれ続けているという。そしてそのプロフに書き込みできるのはクラスメートだけだった。
修二(三浦春馬)は悪口を書き込んだ生徒を特定することを諦めていたが、玲花(替地桃子)が突然「私です」と自分から名乗りでた。小さな頃から何をしても優奈(石橋杏奈)に勝てず、いつも馬鹿にされていると感じて苦しかったという玲花。大切にしたい友達だが、自分の気持ちに気づいてくれない優奈を少しでもいいから傷つけたかったと正直に言って謝る。しかし優奈は、玲花が黙っていてくれればずっと仲の良い友達だったはずだし、その方が良かったと話す。許すことの方が大変だと分かった玲花は、逃げずに優奈と毎日顔を合わせることでつぐなうと修二に約束する。「二人はお互いが大切な存在だと分かった。一番近い人こそ大切にしなければいけない」とクラスの生徒に向かって話す修二の言葉が、ひかり(武井咲)には夏実(戸田恵梨香)との関係を指し示すものに他ならなかった。
二人きりでバスケの練習をする夏実(戸田恵梨香)とひかり(武井咲)。夏実に励まされながら練習するひかりだったが、途中でうずくまってしまう。そして、明るく励まし続ける夏実にいら立ったひかりはバスケットボールを夏実にぶつける。「わざと当てたの」というひかりがこんなことをする理由が修二(三浦春馬)だと夏実は分かっていた。しかしそんな理由は夏実にはまったく関係ないのだ。「何があったか知りたくないの?」と言うひかりに「知る必要ないわ。私は修二を信じている」と夏実は笑みを浮かべるのだった。
ドレスの試着をする夏実(戸田恵梨香)を見つめる修二(三浦春馬)の顔はほころぶ。傷つく真実よりも傷つかない嘘を選んだ修二は、「夏実の為だ」と自分に言い聞かせていた。その時、夏実にメールが届く。試着室から「なんでもない」と夏実が答える声を聞いた修二はそのメールが特別なものだと感じてカーテンを開ける。すると夏実があの朝の修二の写真を見つめ、目を赤く腫らしていた。
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