2010年12月21日放映
第11話 永遠に愛してる…
野上芽衣子(菅野美穂)は三沢準(柏原収史)と会っていた。「堂島基一(唐沢寿明)さんの原稿など価値がない」と言う準に、芽衣子は「宇喜田元(吉田鋼太郎)との会話を警視庁記者クラブに流した。三沢豪(津嘉山正種)の代表選出馬にも影響があるのでは?」と脅すが、「条件によってはあなたを許してもいい」と切り出す。
宇喜田(吉田鋼太郎)の死は自殺と処理され、警察内でも大きな力が働いていた。そんな中、榎本万里(吉瀬美智子)は「芽衣子(菅野美穂)の持っていたUSBメモリーに準(柏原収史)の写真が残されていた」と真島拓朗(玉木宏)に伝える。その頃、三沢(津嘉山正種)から「出世の捨て駒になれ」と言われ、堂島(唐沢寿明)の原稿も押さえるように指示される準。さらに、三沢から「15年前の借りを返すだけだ」と言われるのだった。
芽衣子(菅野美穂)は街が一望できるいつもの公園で、1年前に母親から「よくもこの場所にぬけぬけとやって来れたものだね。小枝子はここから飛び降りた。この悪魔!あんたなんかずっと刑務所に入っていればよかったのよ」と言われた過去を回想していた。そして、姉の形見のネックレスをフェンスにくくりつけ、誰かに電話を掛ける。その頃、芽衣子の行方を追っていた万里(吉瀬美智子)は、芽衣子が働いていたペットサロンで「彼女が命を狙われている」と小山内琴美(横山めぐみ)に話をしていた。一方、真島(玉木宏)には堂島(唐沢寿明)が生前残したビデオメッセージが届けられ、「15年前の事件の黒幕は三沢(津嘉山正種)と準(柏原収史)だ」と真相を知るのだった。
三沢(津嘉山正種)の家の前で張っていた真島(玉木宏)。すると、そこに芽衣子(菅野美穂)が準(柏原収史)とともに現れた。芽衣子の復讐を止めようとする真島。しかし、準と結託していた芽衣子は、「今後あの人を自分に近づけないように」と準に頼み、三沢の家へと入って行く。
準(柏原収史)は芽衣子(菅野美穂)に15年前に使った青酸カリを差し出し、三沢(津嘉山正種)殺害の計画を切り出す。一方、真島(玉木宏)は事件の黒幕が三沢親子だとわかったものの、相手が法務副大臣の三沢では手が出せないと悩む。しかし、門倉了(RIKIYA)が三沢家の警護経験があると知った真島は、なりふり構わず頭を下げて捜査一課の同僚達に協力を頼み、芽衣子を保護しようと懸命になるのだった。
真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)を保護しようと動き出す。その頃、三沢(津嘉山正種)に盗聴器を仕掛けた準(柏原収史)は、芽衣子に事の始終がわかるように受信機を渡して計画を進める。すると、芽衣子は「失敗すればあなたが三沢に殺される」と念を押した。
準(柏原収史)は、三沢(津嘉山正種)から「出世の捨て駒になれ」と言われた通りにすると告げ、用意した毒入りワインを飲ませようとした。しかし、準の不穏な動きを察した三沢は飲もうとせず、わざわざ棚にあるブランデーを飲んだ。三沢の行動を見越していた準はブランデーにも毒を仕込んでおり、三沢が息絶える。そこに現れた芽衣子(菅野美穂)に、準は「約束は守った。次はあなたの番ですよ」と声を掛けた。警察に三沢が自殺を図ったと連絡が入り、真島(玉木宏)も踏み込む。
芽衣子(菅野美穂)と準(柏原収史)のどちらかが三沢(津嘉山正種)を殺したと察した真島(玉木宏)は準に殴りかかる。しかし、刑事部長からの命令で真島は手錠を掛けられて警視庁に連行されてしまう。真島は万里(吉瀬美智子)に芽衣子の復讐を止めるようにと頼む。
翌日、万里(吉瀬美智子)は芽衣子(菅野美穂)の母、野上千津(岩本多代)に会いに行く。しかし千津は芽衣子が15年前の事件の犯人だと未だに誤解していた。万里が「芽衣子さんは無実で、犯人は別の人間」と真実を説明すると、千津は混乱し取り乱してしまう。その後、万里は収監されている真島(玉木宏)を解放して、芽衣子の元に向かわせる。その頃、芽衣子は桜葉館学園に忍び込んでいた。
準(柏原収史)も学園に到着し、芽衣子(菅野美穂)に「僕達の関係を終わりにしましょう。あなたが死ねばあの事件の真相を知る人間はこの世からいなくなる。僕は自由になりたい」と銃を向けながら告げた。準が裏切ると見越していた芽衣子も「発砲すれば部屋ごと吹っ飛ぶ」と用意した薬液を見せながら脅した。そして、準から15年前の事件は何も考えずに起こし、若さ故の暴走で反省もしていないと知った芽衣子は、堂島(唐沢寿明)のUSBメモリーを自分で奪ってみろと走り出す。発砲しながら芽衣子を追いかけた準は、裏庭で芽衣子を追い詰めた。しかし、準はそこで芽衣子が仕組んだ穴に落ちてしまう。
芽衣子(菅野美穂)は準(柏原収史)を穴に閉じ込め、「私も叫んだけど、誰も助けてくれなかった。だから自分の手で裁く。他人の人生を弄んだ罪は死をもって償うに値する。あなたの命で償いなさい」と水を流し込み始める。その後、芽衣子は呆然と座り込み、割れたガラスの破片で自らの命を絶とうとしていた。そこに到着した真島(玉木宏)が芽衣子を止め、「生きて償え。いつまでも待っているから」と説得し、芽衣子を殺人容疑で逮捕する。
真島(玉木宏)に連行される芽衣子(菅野美穂)の前に、万里(吉瀬美智子)と琴美(横山めぐみ)が現れた。琴美は土下座して「15年前の事件の発端は私」と話し始める。琴美は「三沢(津嘉山正種)は地位を得たいが為に私の母を捨て、準(柏原収史)の母と結婚した。母のお腹に私がいるのを分かっていながら。そのことを知り、私は必ず三沢を失脚させてやろうと準に近付き計画を実行させた。でも、事件は芽衣子ちゃんが逮捕されて終わってしまい、言い出せずにここまで来てしまった」と説明し、芽衣子に謝罪した。琴美の話を聞いていた芽衣子は泣き崩れ、「嘘…どうして…」と絶望する。
堂島(唐沢寿明)のUSBメモリーを芽衣子(菅野美穂)から託された万里(吉瀬美智子)は、もみ消される前にマスコミに公表しようと決意する。一方、真島(玉木宏)は連行する途中、芽衣子を千津(岩本多代)に会わせた。千津は芽衣子を姉の小枝子と勘違いし、芽衣子に対する謝罪の言葉を口にする。その言葉を聞いて芽衣子が涙を流すと、千津は芽衣子だと気付いた。傍で見守っていた真島は「芽衣子をよろしくお願いします」と千津から語りかけられたが、目を離した瞬間に芽衣子の姿が消えてしまう。芽衣子は、姉の形見のネックレスを置いたいつもの公園に走っていた。
真島(玉木宏)が公園に駆けつけると、芽衣子(菅野美穂)は服毒した後だった。倒れ込んだ芽衣子(菅野美穂)は真島に抱き寄せられ、ネックレスを渡し、「あいしてる」と言葉を残して息絶えた。真島は、芽衣子と出会った時のことなどを回想しながら、自分の腕の中にいる芽衣子にキスをした。
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Monday, April 11, 2011
ギルティ 悪魔と契約した女-第10話
2010年12月14日放映
第10話 遂に登場・黒幕の素顔
堂島基一(唐沢寿明)は15年前の野上芽衣子(菅野美穂)の事件の真相を暴き、芽衣子に結末を託して自らビルから飛び降りて死んだ。真島拓朗(玉木宏)から、堂島が飛び降りる前に言っていたことを聞かれる芽衣子だが、頑なに拒絶する。その後、逃亡する宇喜田元(吉田鋼太郎)の逮捕に全力を注ぐ捜査一課に真島も加わり、真島は榎本万里(吉瀬美智子)に芽衣子の見張りを頼むのだった。
宇喜田(吉田鋼太郎)に失敗を責める三沢準(柏原収史)は、堂島(唐沢寿明)の原稿を手に入れて芽衣子(菅野美穂)を殺すように命じる。一方芽衣子は、これ以上迷惑を掛けてはいけないとペットサロンを辞めようとしていた。するとサロンの電話が鳴り、「堂島の原稿を渡さなければペットサロンの従業員達も道連れになる」と宇喜田から脅しを受ける。そこに芽衣子を捜していた真島(玉木宏)が駆けつけ連れ戻そうとするが、抵抗する芽衣子を守るために、暴行の現行犯で逮捕するのだった。
真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)を警察内で拘束し、「宇喜田(吉田鋼太郎)の逮捕に専念させてくれ」と芽衣子に頭を下げる。一方、新聞社を訪ねた真島は、堂島(唐沢寿明)の死と大物政治家が絡んでいることを掴んだ。その頃、万里(吉瀬美智子)に監視されていた芽衣子。すると芽衣子の電話に宇喜田から連絡が入り、ペットサロンの従業員達まで危険が及んでいると危惧する芽衣子は、「大切な人達を守りたい」と万里に懇願し、宇喜田との待ち合わせ場所に出向くのだった。
宇喜田(吉田鋼太郎)は、「堂島(唐沢寿明)の原稿を差し出せ」と芽衣子(菅野美穂)に銃を向ける。しかし万里(吉瀬美智子)を見つけた宇喜田は、万里に発砲して再び逃げてしまう。芽衣子が再び危険にさらされたと聞いて警視庁に戻った真島(玉木宏)。すると芽衣子は、真島と初めて会った時のことを思い出し、「真島さんと出会わなければ、真島さんを巻き込むこともなかったのに」と後悔していた。自分を卑下する芽衣子の姿を見た真島は、15年前の冤罪を悔やむ。
芽衣子(菅野美穂)は、15年前の事件が起こった時のことを真島(玉木宏)に話し出した。父親が愛人を作って失踪し、その父親似の自分は母親に嫌われ、いつも寂しい思いをしていたと言う芽衣子。その寂しさを埋めるかのように甥っ子をかわいがり、喜ぶ顔が見たくてチョコレートケーキを買ったことが原因で事件に巻き込まれたのだ。それから自分を責め続けていた芽衣子に、真島は「君のせいではない」と励ますのだった。
法務副大臣である父、三沢豪(津嘉山正種)の秘書として働いていた準(柏原収史)。しかし、15年前の事件を隠ぺいしてもらった借りがある準は、傲慢な父親に対して反発したくてもできない。その後、準は芽衣子(菅野美穂)に連絡をする。
宇喜田(吉田鋼太郎)よりも芽衣子(菅野美穂)の方が使えると言い出す準(柏原収史)は、堂島(唐沢寿明)の原稿を譲れば、芽衣子の冤罪を立証し、罪を全てなかったことにできると持ちかけた。電話を切った芽衣子は真島の目を盗み、トイレの中から「原稿を渡す。宇喜田のデスクにデータを置いた」と宇喜田を呼び出す。その後、芽衣子は「宇喜田から連絡が入った。ペットサロンに向かって欲しい」と真島や万里(吉瀬美智子)を向かわせようとする。
芽衣子(菅野美穂)は、堂島(唐沢寿明)から預かった物とは違うUSBメモリーを宇喜田(吉田鋼太郎)の机に置いた。堂々と捜査一課に現れた宇喜田に芽衣子は、今まで犯してきた罪を話すように仕向ける。芽衣子が15年前の事件で犯人にならなければならなかった理由を尋ねると、宇喜田は「冤罪を作り上げるのは簡単だった。金と権力をぶら下げ、隠ぺい工作を進めた。お前がどうでもいい人間だったから誰も守ろうとしなかっただけ。恨むなら、守られる価値のなかった自分を恨め」と言い捨てて高笑いするのだった。
宇喜田(吉田鋼太郎)に銃を向けられていた芽衣子(菅野美穂)だが、内線を警視庁の記者クラブに繋げており、宇喜田との会話を筒抜けにしていた。それを知り、動揺する宇喜田。そんな中、部屋に潜んで2人のやりとりを聞いていた万里(吉瀬美智子)は、「すぐに戻るように」と真島(玉木宏)に連絡を取った後、「銃を捨てなさい」と立ち上がる。宇喜田は銃を置いたものの、万里を殴り倒し、再び銃を握って芽衣子に向けた。
連絡を受けて駆けつけた真島(玉木宏)はドアを蹴破り、芽衣子(菅野美穂)を盾にする宇喜田(吉田鋼太郎)に銃を向ける。真島と宇喜田が睨み合う中、万里が注意をそらした瞬間、真島は宇喜田の腕を撃った。追い詰められた宇喜田は「一服させろ」と言い出してポケットに潜ませていた拳銃を真島に向ける。しかし、一瞬のうちに真島は宇喜田に発砲した。宇喜田は左胸を撃ち抜かれ、権力にしがみ付く人生そのものを表すかのように、自分の椅子に座り息絶えた。
放心状態で銃を構えたままの真島(玉木宏)。すると、それに気付いた万里(吉瀬美智子)が真島の拳銃を下ろさせた。その様子を見ていた芽衣子(菅野美穂)は、ただ涙を流して静かにその場から立ち去る。
騒ぎに気付いた門倉了(RIKIYA)達が駆けつけ、記者も集まって騒ぎになる中、真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)がいないことに気付いて飛び出す。真島が芽衣子の家に駆けつけた時には、部屋は空っぽだった。一方万里(吉瀬美智子)は、宇喜田(吉田鋼太郎)のポケットにあったUSBメモリーを取り出してデータを確認するが、その内容に驚く。その頃、芽衣子は「堂島(唐沢寿明)の原稿を持ってきた」と準(柏原収史)に電話をしていた。
第10話 遂に登場・黒幕の素顔
堂島基一(唐沢寿明)は15年前の野上芽衣子(菅野美穂)の事件の真相を暴き、芽衣子に結末を託して自らビルから飛び降りて死んだ。真島拓朗(玉木宏)から、堂島が飛び降りる前に言っていたことを聞かれる芽衣子だが、頑なに拒絶する。その後、逃亡する宇喜田元(吉田鋼太郎)の逮捕に全力を注ぐ捜査一課に真島も加わり、真島は榎本万里(吉瀬美智子)に芽衣子の見張りを頼むのだった。
宇喜田(吉田鋼太郎)に失敗を責める三沢準(柏原収史)は、堂島(唐沢寿明)の原稿を手に入れて芽衣子(菅野美穂)を殺すように命じる。一方芽衣子は、これ以上迷惑を掛けてはいけないとペットサロンを辞めようとしていた。するとサロンの電話が鳴り、「堂島の原稿を渡さなければペットサロンの従業員達も道連れになる」と宇喜田から脅しを受ける。そこに芽衣子を捜していた真島(玉木宏)が駆けつけ連れ戻そうとするが、抵抗する芽衣子を守るために、暴行の現行犯で逮捕するのだった。
真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)を警察内で拘束し、「宇喜田(吉田鋼太郎)の逮捕に専念させてくれ」と芽衣子に頭を下げる。一方、新聞社を訪ねた真島は、堂島(唐沢寿明)の死と大物政治家が絡んでいることを掴んだ。その頃、万里(吉瀬美智子)に監視されていた芽衣子。すると芽衣子の電話に宇喜田から連絡が入り、ペットサロンの従業員達まで危険が及んでいると危惧する芽衣子は、「大切な人達を守りたい」と万里に懇願し、宇喜田との待ち合わせ場所に出向くのだった。
宇喜田(吉田鋼太郎)は、「堂島(唐沢寿明)の原稿を差し出せ」と芽衣子(菅野美穂)に銃を向ける。しかし万里(吉瀬美智子)を見つけた宇喜田は、万里に発砲して再び逃げてしまう。芽衣子が再び危険にさらされたと聞いて警視庁に戻った真島(玉木宏)。すると芽衣子は、真島と初めて会った時のことを思い出し、「真島さんと出会わなければ、真島さんを巻き込むこともなかったのに」と後悔していた。自分を卑下する芽衣子の姿を見た真島は、15年前の冤罪を悔やむ。
芽衣子(菅野美穂)は、15年前の事件が起こった時のことを真島(玉木宏)に話し出した。父親が愛人を作って失踪し、その父親似の自分は母親に嫌われ、いつも寂しい思いをしていたと言う芽衣子。その寂しさを埋めるかのように甥っ子をかわいがり、喜ぶ顔が見たくてチョコレートケーキを買ったことが原因で事件に巻き込まれたのだ。それから自分を責め続けていた芽衣子に、真島は「君のせいではない」と励ますのだった。
法務副大臣である父、三沢豪(津嘉山正種)の秘書として働いていた準(柏原収史)。しかし、15年前の事件を隠ぺいしてもらった借りがある準は、傲慢な父親に対して反発したくてもできない。その後、準は芽衣子(菅野美穂)に連絡をする。
宇喜田(吉田鋼太郎)よりも芽衣子(菅野美穂)の方が使えると言い出す準(柏原収史)は、堂島(唐沢寿明)の原稿を譲れば、芽衣子の冤罪を立証し、罪を全てなかったことにできると持ちかけた。電話を切った芽衣子は真島の目を盗み、トイレの中から「原稿を渡す。宇喜田のデスクにデータを置いた」と宇喜田を呼び出す。その後、芽衣子は「宇喜田から連絡が入った。ペットサロンに向かって欲しい」と真島や万里(吉瀬美智子)を向かわせようとする。
芽衣子(菅野美穂)は、堂島(唐沢寿明)から預かった物とは違うUSBメモリーを宇喜田(吉田鋼太郎)の机に置いた。堂々と捜査一課に現れた宇喜田に芽衣子は、今まで犯してきた罪を話すように仕向ける。芽衣子が15年前の事件で犯人にならなければならなかった理由を尋ねると、宇喜田は「冤罪を作り上げるのは簡単だった。金と権力をぶら下げ、隠ぺい工作を進めた。お前がどうでもいい人間だったから誰も守ろうとしなかっただけ。恨むなら、守られる価値のなかった自分を恨め」と言い捨てて高笑いするのだった。
宇喜田(吉田鋼太郎)に銃を向けられていた芽衣子(菅野美穂)だが、内線を警視庁の記者クラブに繋げており、宇喜田との会話を筒抜けにしていた。それを知り、動揺する宇喜田。そんな中、部屋に潜んで2人のやりとりを聞いていた万里(吉瀬美智子)は、「すぐに戻るように」と真島(玉木宏)に連絡を取った後、「銃を捨てなさい」と立ち上がる。宇喜田は銃を置いたものの、万里を殴り倒し、再び銃を握って芽衣子に向けた。
連絡を受けて駆けつけた真島(玉木宏)はドアを蹴破り、芽衣子(菅野美穂)を盾にする宇喜田(吉田鋼太郎)に銃を向ける。真島と宇喜田が睨み合う中、万里が注意をそらした瞬間、真島は宇喜田の腕を撃った。追い詰められた宇喜田は「一服させろ」と言い出してポケットに潜ませていた拳銃を真島に向ける。しかし、一瞬のうちに真島は宇喜田に発砲した。宇喜田は左胸を撃ち抜かれ、権力にしがみ付く人生そのものを表すかのように、自分の椅子に座り息絶えた。
放心状態で銃を構えたままの真島(玉木宏)。すると、それに気付いた万里(吉瀬美智子)が真島の拳銃を下ろさせた。その様子を見ていた芽衣子(菅野美穂)は、ただ涙を流して静かにその場から立ち去る。
騒ぎに気付いた門倉了(RIKIYA)達が駆けつけ、記者も集まって騒ぎになる中、真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)がいないことに気付いて飛び出す。真島が芽衣子の家に駆けつけた時には、部屋は空っぽだった。一方万里(吉瀬美智子)は、宇喜田(吉田鋼太郎)のポケットにあったUSBメモリーを取り出してデータを確認するが、その内容に驚く。その頃、芽衣子は「堂島(唐沢寿明)の原稿を持ってきた」と準(柏原収史)に電話をしていた。
ギルティ 悪魔と契約した女-第9話
2010年12月07日放映
第9話 女の執念・黒幕暴く!
溝口猛(金井勇太)の事故死に不信感を抱いた榎本万里(吉瀬美智子)は、真島拓朗(玉木宏)も溝口の死に関わっているのではないかと疑っていた。その頃、野上芽衣子(菅野美穂)を巻き込んでしまったと自分を責めていた真島は、「責任は俺が取る。君のことは俺が守る」と芽衣子に伝える。一方、堂島基一(唐沢寿明)は民自党の代議士・三沢の豪邸内に宇喜田元(吉田鋼太郎)が潜伏していると踏んでいた。
万里(吉瀬美智子)は溝口(金井勇太)の事故死について真島(玉木宏)に尋問する。真島は「俺が溝口を殺した」と口を開くが、続けて「溝口は事故死。できれば俺が殺したかった」と辞表を出すことをほのめかす。一方、宇喜田(吉田鋼太郎)は、三沢準(柏原収史)から15年前の事件について確実に処理しろと責められる。その頃、事件の黒幕の目星をつけて原稿を書いていた堂島(唐沢寿明)の元に訪ねて来た芽衣子(菅野美穂)。「黒幕を教えて」と芽衣子から頼まれる堂島は、頑なに口を閉ざすのだった。
芽衣子(菅野美穂)に溝口(金井勇太)の事故死の真相を聞こうとペットサロンを訪ねた万里(吉瀬美智子)は、「真島(玉木宏)が溝口を殺したと言っている」と切り出す。しかし、芽衣子は「真島さんがそんなことをするはずがない」と否定した。万里は真島と別れた経緯も話し、真島に刑事を辞めさせまいと必死だった。一方、政治記者に準(柏原収史)の学生時代の写真を見せてカマをかける堂島(唐沢寿明)。その政治記者の反応で、準の経歴詐称に何かがあると確信する。
真島(玉木宏)は門倉了(RIKIYA)に辞表を提出する。その後、真島が辞表を出したと知った万里(吉瀬美智子)は、芽衣子(菅野美穂)をかばって刑事を辞めるのかと食ってかかる。しかし、真島は何も答えようとしなかった。
「宇喜田(吉田鋼太郎)のことで話がある」と堂島(唐沢寿明)が真島(玉木宏)を訪ねてきた。堂島は自分を責める真島の様子を見て、彼が刑事を辞めようとしていると察する。そして、「自分のやり方を貫いて、自分が守ると決めたものはせめて守り通せ」と説教し、宇喜田の居所を知っているとほのめかして立ち去った。その後、芽衣子(菅野美穂)から真島に連絡が入る。
芽衣子(菅野美穂)から呼び出された真島(玉木宏)は、三輪周平(モロ師岡)が謝罪の為に芽衣子に送ってきた手紙と預金通帳を見せられる。芽衣子は、「通帳を受け取ることはできないから三輪さんの奥さんに返して欲しい」と話し、見て欲しいものがあると真島を自宅に連れて行く。
芽衣子(菅野美穂)の部屋には15年前の事件関係者の写真が貼り付けられていた。自殺をするように仕向けて復讐をしたと真相を真島(玉木宏)に話し始めた芽衣子は、「本当の黒幕を誘き出そうと赤い封筒をわざと残した。復讐だけが生きる支えだった。悪事に手を染めた自分も罪を償うつもり。悪を断ち切るために…」と呟く。そして、「あなたに罪はないし、罪を被る必要もない。全てを話したから、もう私の前に現れないでください」と告げるのだった。
翌日、芽衣子(菅野美穂)は再び堂島(唐沢寿明)から黒幕を聞き出そうとする。芽衣子の覚悟を悟った堂島は、「いつも芽衣子が行く高台の公園で待っているように」とだけ指示した。その後、堂島は「15年前の事件の真相をまとめた原稿をそちらに送ります」と準(柏原収史)に連絡し、万里(吉瀬美智子)にも電話をかける。堂島の話を聞いた万里は、「一般人からのタレコミで三輪(モロ師岡)の重要参考人に関わる情報が入った」と拳銃を持って向かう。
ビルの屋上で芽衣子(菅野美穂)にも電話をした堂島(唐沢寿明)は、「事件の真相を明らかにするから、何も喋らずにそのままでいるように」と指示を出す。
堂島(唐沢寿明)との待ち合わせに現れたのは宇喜田(吉田鋼太郎)だった。堂島は「準(柏原収史)と約束をしたのに」と宇喜田と15年前の事件の繋がりを指摘し、準が15年前の事件に関与しているのではと揺さぶりをかける。しかし宇喜田は、駐車場でアルバイトする堂島の息子の姿を堂島に確認させ、堂島の息子に危険が迫るとほのめかした。そして堂島に拳銃を向けた宇喜田は、「息子を助けたいのなら、お前が死ね」と命じる。追い詰められる堂島だが、万里(吉瀬美智子)が到着したのを確認すると、「俺にはジャーナリストとしての生き方しか残されていない。俺の勝ちだ」と言って、ビルから飛び降りた。
堂島(唐沢寿明)が飛び降りた後、万里(吉瀬美智子)が駆けつけて宇喜田(吉田鋼太郎)を逮捕する。堂島(唐沢寿明)は自分の命を呈して守るべきものを守り、芽衣子(菅野美穂)に真相を伝えて息絶えた。真島(玉木宏)も現場に駆けつけ、芽衣子が携帯で一部始終を聞いていたと知る。その後、放心状態の芽衣子は、堂島が託した手紙をホームレスから受け取る。手紙には「事件の黒幕の名だけ書き込んでいない。あんたの手で記事を完成させてくれ。俺への復讐がひと手間省けただろう」と書かれており、USBメモリーが同封されていた。
芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)から受け取ったUSBメモリーを持ち帰り、「黒幕は民自党代議士、三沢とその息子である」と書き込んだ。そこに真島(玉木宏)が駆けつけ、「復讐なんてもうやめろ。俺が全て受け止める。愛しているから」と芽衣子を強く抱きしめた。
その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「俺を見くびるな。キャリアが違うんだよ。キャリアが…」と連行される車の中で、部下の首を締め上げていた。
第9話 女の執念・黒幕暴く!
溝口猛(金井勇太)の事故死に不信感を抱いた榎本万里(吉瀬美智子)は、真島拓朗(玉木宏)も溝口の死に関わっているのではないかと疑っていた。その頃、野上芽衣子(菅野美穂)を巻き込んでしまったと自分を責めていた真島は、「責任は俺が取る。君のことは俺が守る」と芽衣子に伝える。一方、堂島基一(唐沢寿明)は民自党の代議士・三沢の豪邸内に宇喜田元(吉田鋼太郎)が潜伏していると踏んでいた。
万里(吉瀬美智子)は溝口(金井勇太)の事故死について真島(玉木宏)に尋問する。真島は「俺が溝口を殺した」と口を開くが、続けて「溝口は事故死。できれば俺が殺したかった」と辞表を出すことをほのめかす。一方、宇喜田(吉田鋼太郎)は、三沢準(柏原収史)から15年前の事件について確実に処理しろと責められる。その頃、事件の黒幕の目星をつけて原稿を書いていた堂島(唐沢寿明)の元に訪ねて来た芽衣子(菅野美穂)。「黒幕を教えて」と芽衣子から頼まれる堂島は、頑なに口を閉ざすのだった。
芽衣子(菅野美穂)に溝口(金井勇太)の事故死の真相を聞こうとペットサロンを訪ねた万里(吉瀬美智子)は、「真島(玉木宏)が溝口を殺したと言っている」と切り出す。しかし、芽衣子は「真島さんがそんなことをするはずがない」と否定した。万里は真島と別れた経緯も話し、真島に刑事を辞めさせまいと必死だった。一方、政治記者に準(柏原収史)の学生時代の写真を見せてカマをかける堂島(唐沢寿明)。その政治記者の反応で、準の経歴詐称に何かがあると確信する。
真島(玉木宏)は門倉了(RIKIYA)に辞表を提出する。その後、真島が辞表を出したと知った万里(吉瀬美智子)は、芽衣子(菅野美穂)をかばって刑事を辞めるのかと食ってかかる。しかし、真島は何も答えようとしなかった。
「宇喜田(吉田鋼太郎)のことで話がある」と堂島(唐沢寿明)が真島(玉木宏)を訪ねてきた。堂島は自分を責める真島の様子を見て、彼が刑事を辞めようとしていると察する。そして、「自分のやり方を貫いて、自分が守ると決めたものはせめて守り通せ」と説教し、宇喜田の居所を知っているとほのめかして立ち去った。その後、芽衣子(菅野美穂)から真島に連絡が入る。
芽衣子(菅野美穂)から呼び出された真島(玉木宏)は、三輪周平(モロ師岡)が謝罪の為に芽衣子に送ってきた手紙と預金通帳を見せられる。芽衣子は、「通帳を受け取ることはできないから三輪さんの奥さんに返して欲しい」と話し、見て欲しいものがあると真島を自宅に連れて行く。
芽衣子(菅野美穂)の部屋には15年前の事件関係者の写真が貼り付けられていた。自殺をするように仕向けて復讐をしたと真相を真島(玉木宏)に話し始めた芽衣子は、「本当の黒幕を誘き出そうと赤い封筒をわざと残した。復讐だけが生きる支えだった。悪事に手を染めた自分も罪を償うつもり。悪を断ち切るために…」と呟く。そして、「あなたに罪はないし、罪を被る必要もない。全てを話したから、もう私の前に現れないでください」と告げるのだった。
翌日、芽衣子(菅野美穂)は再び堂島(唐沢寿明)から黒幕を聞き出そうとする。芽衣子の覚悟を悟った堂島は、「いつも芽衣子が行く高台の公園で待っているように」とだけ指示した。その後、堂島は「15年前の事件の真相をまとめた原稿をそちらに送ります」と準(柏原収史)に連絡し、万里(吉瀬美智子)にも電話をかける。堂島の話を聞いた万里は、「一般人からのタレコミで三輪(モロ師岡)の重要参考人に関わる情報が入った」と拳銃を持って向かう。
ビルの屋上で芽衣子(菅野美穂)にも電話をした堂島(唐沢寿明)は、「事件の真相を明らかにするから、何も喋らずにそのままでいるように」と指示を出す。
堂島(唐沢寿明)との待ち合わせに現れたのは宇喜田(吉田鋼太郎)だった。堂島は「準(柏原収史)と約束をしたのに」と宇喜田と15年前の事件の繋がりを指摘し、準が15年前の事件に関与しているのではと揺さぶりをかける。しかし宇喜田は、駐車場でアルバイトする堂島の息子の姿を堂島に確認させ、堂島の息子に危険が迫るとほのめかした。そして堂島に拳銃を向けた宇喜田は、「息子を助けたいのなら、お前が死ね」と命じる。追い詰められる堂島だが、万里(吉瀬美智子)が到着したのを確認すると、「俺にはジャーナリストとしての生き方しか残されていない。俺の勝ちだ」と言って、ビルから飛び降りた。
堂島(唐沢寿明)が飛び降りた後、万里(吉瀬美智子)が駆けつけて宇喜田(吉田鋼太郎)を逮捕する。堂島(唐沢寿明)は自分の命を呈して守るべきものを守り、芽衣子(菅野美穂)に真相を伝えて息絶えた。真島(玉木宏)も現場に駆けつけ、芽衣子が携帯で一部始終を聞いていたと知る。その後、放心状態の芽衣子は、堂島が託した手紙をホームレスから受け取る。手紙には「事件の黒幕の名だけ書き込んでいない。あんたの手で記事を完成させてくれ。俺への復讐がひと手間省けただろう」と書かれており、USBメモリーが同封されていた。
芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)から受け取ったUSBメモリーを持ち帰り、「黒幕は民自党代議士、三沢とその息子である」と書き込んだ。そこに真島(玉木宏)が駆けつけ、「復讐なんてもうやめろ。俺が全て受け止める。愛しているから」と芽衣子を強く抱きしめた。
その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「俺を見くびるな。キャリアが違うんだよ。キャリアが…」と連行される車の中で、部下の首を締め上げていた。
ギルティ 悪魔と契約した女-第8話
2010年11月30日放映
第8話 愛の告白、私は殺人者
三輪周平(モロ師岡)が溝口猛(金井勇太)に殺された事実は隠ぺいされ、暴力団関係者の抗争に巻き込まれて亡くなったと発表される。警察上層部が宇喜田元(吉田鋼太郎)と溝口の繋がりをもみ消そうとしており、宇喜田の失踪も休暇届が出されていることになっていた。そんな中、1人で捜査を続けようとする榎本万里(吉瀬美智子)は、三輪の殺害現場からの通報者が野上芽衣子(菅野美穂)だと知るのだった。
正気を失った真島拓朗(玉木宏)は、溝口(金井勇太)を探し回る。路上で血だらけの拳の真島を見た鶴見真人(水上剣星)は、自分の店へ連れて行く。しかし、後輩・吉井宏太(川野直輝)の死後、酒を断っていた真島は、「酒をくれ」と荒れていた。一方、芽衣子(菅野美穂)は堂島基一(唐沢寿明)と連絡を取ろうとしていた。
ペットサロンに訪れた万里(吉瀬美智子)は、溝口(金井勇太)との繋がりを疑い、「溝口に襲われたのにも関わらずケガもせず、なぜ三輪(モロ師岡)さんの殺害現場にもいたのか」と芽衣子(菅野美穂)に尋ねる。しかし、芽衣子は真島(玉木宏)が刑事だと知っており、同僚の万里も刑事だから前科のある自分を疑っていると逆に切り出す。すると万里は「本性を必ず暴く」と言って立ち去った。
真島(玉木宏)の携帯に連絡をして挑発してきた溝口(金井勇太)は、「真島も芽衣子(菅野美穂)も殺す」と言って電話を切った。怒りに震える真島は「殺してやる」と呟き、正気を失う。その頃、ペットサロンに掛かってきた不審な電話に身の危険を感じた芽衣子は、辺りを見回しながら帰宅した。
芽衣子(菅野美穂)の前に真島(玉木宏)が現れた。「溝口(金井勇太)に狙われているから車に隠れていろ」と指示した真島は、芽衣子の後をつけていた溝口を見つけて発砲し、本気で溝口を殺そうとした。しかし芽衣子は、「殺してはいけない。あなたは私と違うんだから」と叫んで止めようとする。その一瞬の隙に溝口は逃げ出した。
「なぜ止めたんだ」と芽衣子(菅野美穂)に怒りをぶつける真島(玉木宏)。しかし芽衣子は、「溝口を殺しても、憎しみや悲しみは消えない。アイツを許せとは言えないが、ああいうヤツこそ命を持って償うべき。だけどあなたは犯罪者になってはいけない」と諭した。「アイツを殺したかった…」と憎しみに震える真島に芽衣子は寄り添う。
発砲事件を聞きつけた万里(吉瀬美智子)は、真島(玉木宏)が発砲したと気付き、ペットサロンに駆けつける。そこで、真島に寄り添う芽衣子(菅野美穂)を目の当たりにする。平静を装って「戻ろう」と真島に声をかける万里。しかし、真島は何も言わず立ち去ってしまう。万里は「あなたのせいで真島がおかしくなった」と芽衣子の頬を叩き、真島の後を追いかけた。本気で溝口(金井勇太)を殺そうとしていたと知り必死に止めようとする万里だったが、真島は聞く耳を持たない。
帰宅した真島(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)が必死に自分を止めたことを思い出して悩む。その頃、芽衣子は真島の苦しみの為に「自分が片付けなくては」と考えていた。そして、堂島(唐沢寿明)からの連絡を受ける。
芽衣子(菅野美穂)と合流した堂島(唐沢寿明)は、「あんたの事件には、宇喜田(吉田鋼太郎)の後ろにかなりでかいヤツがいる。そのおかげで自分の所にも手が回ってきた」と話した。しかし芽衣子は聞く耳を持たずに溝口(金井勇太)を狙おうとする。そんな芽衣子に堂島は「今のあんたはただの殺人鬼だよ」と言って立ち去った。その頃、溝口は宇喜田と連絡が取れずにイラついていた。
再び芽衣子(菅野美穂)を訪ねた万里(吉瀬美智子)は、溝口(金井勇太)との繋がりを疑う。しかし、芽衣子はきっぱりと「私には真島(玉木宏)さんを傷つける理由がない」と否定した。他に何も聞かずに立ち去ろうとする万里に、芽衣子は「これ以上個人的に警察の人とは関わりたくないので犬が好きならば、アンの世話をお願いします」と頼んだ。その後、芽衣子の携帯に「宇喜田(吉田鋼太郎)が憎いなら、俺と組まない?」と溝口から電話がかかってくる。互いにけん制し合いながら、芽衣子は溝口に接触しようとするのだった。
万里(吉瀬美智子)が真島(玉木宏)の自宅を訪ねてきた。万里は芽衣子(菅野美穂)に犬の世話を頼まれたと話し、さらに三輪(モロ師岡)が亡くなった時に110番通報してきたのも芽衣子だったことを告げる。真島は、芽衣子が自分の代わりに溝口を殺そうとしていると察して家を飛び出した。その頃、芽衣子は昔、母が自分に冷たく当たっていたが姉だけは自分に優しく接してくれたことを思い出し、「お姉ちゃん、ゴメンね」と呟いてある決心をする。
ペットサロンに戻っておらず、連絡も取れない芽衣子(菅野美穂)を真島(玉木宏)は必死に探し回っていた。すると、真島の元に現れた堂島(唐沢寿明)から溝口(金井勇太)の居場所を聞き、芽衣子の運転する車が向かった先と一致していると確認して現場に急ぐ。
溝口(金井勇太)と接触した芽衣子(菅野美穂)は、溝口が快楽の為に人を殺し、無罪になる為に計算して覚せい剤を打ったと聞く。それを聞いた芽衣子は、「私は罪を償わせる為に人を殺した」と話した。すると溝口は「やっぱり信用しなくてよかった」とナイフを振りかざし、逃げ惑う芽衣子を嬉しそうに追いかけ回す。そして、芽衣子は灯油が置かれた場所に追い詰められてしまった。
溝口(金井勇太)は芽衣子(菅野美穂)に灯油をかけ、ライターで火をつけようとしていた。現場に到着し、駆けつけた真島(玉木宏)は拳銃を構えたまま「やめろ!」と叫ぶ。すると芽衣子は隙を見て催涙スプレーを溝口にかけた。すると溝口が倒れ、手にしていたライターが灯油に引火し、火だるまになって死亡する。
真島(玉木宏)は目の前で起こった惨事に呆然とするが、「俺のせいだ。お前はもう1人じゃない」と呟くと芽衣子(菅野美穂)を抱きしめた。芽衣子は真島にしがみつき涙を流す。その様子を堂島(唐沢寿明)が陰から見つめていた。
第8話 愛の告白、私は殺人者
三輪周平(モロ師岡)が溝口猛(金井勇太)に殺された事実は隠ぺいされ、暴力団関係者の抗争に巻き込まれて亡くなったと発表される。警察上層部が宇喜田元(吉田鋼太郎)と溝口の繋がりをもみ消そうとしており、宇喜田の失踪も休暇届が出されていることになっていた。そんな中、1人で捜査を続けようとする榎本万里(吉瀬美智子)は、三輪の殺害現場からの通報者が野上芽衣子(菅野美穂)だと知るのだった。
正気を失った真島拓朗(玉木宏)は、溝口(金井勇太)を探し回る。路上で血だらけの拳の真島を見た鶴見真人(水上剣星)は、自分の店へ連れて行く。しかし、後輩・吉井宏太(川野直輝)の死後、酒を断っていた真島は、「酒をくれ」と荒れていた。一方、芽衣子(菅野美穂)は堂島基一(唐沢寿明)と連絡を取ろうとしていた。
ペットサロンに訪れた万里(吉瀬美智子)は、溝口(金井勇太)との繋がりを疑い、「溝口に襲われたのにも関わらずケガもせず、なぜ三輪(モロ師岡)さんの殺害現場にもいたのか」と芽衣子(菅野美穂)に尋ねる。しかし、芽衣子は真島(玉木宏)が刑事だと知っており、同僚の万里も刑事だから前科のある自分を疑っていると逆に切り出す。すると万里は「本性を必ず暴く」と言って立ち去った。
真島(玉木宏)の携帯に連絡をして挑発してきた溝口(金井勇太)は、「真島も芽衣子(菅野美穂)も殺す」と言って電話を切った。怒りに震える真島は「殺してやる」と呟き、正気を失う。その頃、ペットサロンに掛かってきた不審な電話に身の危険を感じた芽衣子は、辺りを見回しながら帰宅した。
芽衣子(菅野美穂)の前に真島(玉木宏)が現れた。「溝口(金井勇太)に狙われているから車に隠れていろ」と指示した真島は、芽衣子の後をつけていた溝口を見つけて発砲し、本気で溝口を殺そうとした。しかし芽衣子は、「殺してはいけない。あなたは私と違うんだから」と叫んで止めようとする。その一瞬の隙に溝口は逃げ出した。
「なぜ止めたんだ」と芽衣子(菅野美穂)に怒りをぶつける真島(玉木宏)。しかし芽衣子は、「溝口を殺しても、憎しみや悲しみは消えない。アイツを許せとは言えないが、ああいうヤツこそ命を持って償うべき。だけどあなたは犯罪者になってはいけない」と諭した。「アイツを殺したかった…」と憎しみに震える真島に芽衣子は寄り添う。
発砲事件を聞きつけた万里(吉瀬美智子)は、真島(玉木宏)が発砲したと気付き、ペットサロンに駆けつける。そこで、真島に寄り添う芽衣子(菅野美穂)を目の当たりにする。平静を装って「戻ろう」と真島に声をかける万里。しかし、真島は何も言わず立ち去ってしまう。万里は「あなたのせいで真島がおかしくなった」と芽衣子の頬を叩き、真島の後を追いかけた。本気で溝口(金井勇太)を殺そうとしていたと知り必死に止めようとする万里だったが、真島は聞く耳を持たない。
帰宅した真島(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)が必死に自分を止めたことを思い出して悩む。その頃、芽衣子は真島の苦しみの為に「自分が片付けなくては」と考えていた。そして、堂島(唐沢寿明)からの連絡を受ける。
芽衣子(菅野美穂)と合流した堂島(唐沢寿明)は、「あんたの事件には、宇喜田(吉田鋼太郎)の後ろにかなりでかいヤツがいる。そのおかげで自分の所にも手が回ってきた」と話した。しかし芽衣子は聞く耳を持たずに溝口(金井勇太)を狙おうとする。そんな芽衣子に堂島は「今のあんたはただの殺人鬼だよ」と言って立ち去った。その頃、溝口は宇喜田と連絡が取れずにイラついていた。
再び芽衣子(菅野美穂)を訪ねた万里(吉瀬美智子)は、溝口(金井勇太)との繋がりを疑う。しかし、芽衣子はきっぱりと「私には真島(玉木宏)さんを傷つける理由がない」と否定した。他に何も聞かずに立ち去ろうとする万里に、芽衣子は「これ以上個人的に警察の人とは関わりたくないので犬が好きならば、アンの世話をお願いします」と頼んだ。その後、芽衣子の携帯に「宇喜田(吉田鋼太郎)が憎いなら、俺と組まない?」と溝口から電話がかかってくる。互いにけん制し合いながら、芽衣子は溝口に接触しようとするのだった。
万里(吉瀬美智子)が真島(玉木宏)の自宅を訪ねてきた。万里は芽衣子(菅野美穂)に犬の世話を頼まれたと話し、さらに三輪(モロ師岡)が亡くなった時に110番通報してきたのも芽衣子だったことを告げる。真島は、芽衣子が自分の代わりに溝口を殺そうとしていると察して家を飛び出した。その頃、芽衣子は昔、母が自分に冷たく当たっていたが姉だけは自分に優しく接してくれたことを思い出し、「お姉ちゃん、ゴメンね」と呟いてある決心をする。
ペットサロンに戻っておらず、連絡も取れない芽衣子(菅野美穂)を真島(玉木宏)は必死に探し回っていた。すると、真島の元に現れた堂島(唐沢寿明)から溝口(金井勇太)の居場所を聞き、芽衣子の運転する車が向かった先と一致していると確認して現場に急ぐ。
溝口(金井勇太)と接触した芽衣子(菅野美穂)は、溝口が快楽の為に人を殺し、無罪になる為に計算して覚せい剤を打ったと聞く。それを聞いた芽衣子は、「私は罪を償わせる為に人を殺した」と話した。すると溝口は「やっぱり信用しなくてよかった」とナイフを振りかざし、逃げ惑う芽衣子を嬉しそうに追いかけ回す。そして、芽衣子は灯油が置かれた場所に追い詰められてしまった。
溝口(金井勇太)は芽衣子(菅野美穂)に灯油をかけ、ライターで火をつけようとしていた。現場に到着し、駆けつけた真島(玉木宏)は拳銃を構えたまま「やめろ!」と叫ぶ。すると芽衣子は隙を見て催涙スプレーを溝口にかけた。すると溝口が倒れ、手にしていたライターが灯油に引火し、火だるまになって死亡する。
真島(玉木宏)は目の前で起こった惨事に呆然とするが、「俺のせいだ。お前はもう1人じゃない」と呟くと芽衣子(菅野美穂)を抱きしめた。芽衣子は真島にしがみつき涙を流す。その様子を堂島(唐沢寿明)が陰から見つめていた。
ギルティ 悪魔と契約した女-第7話
2010年11月23日放映
第7話 解ける謎、新たな敵へ
15年前の事件で殺人犯に仕立て上げられ、一生を狂わされた野上芽衣子(菅野美穂)は、この事件で咎められなかった本当の罪人達をターゲットに復讐を重ねる。堂島基一(唐沢寿明)からの情報で、芽衣子は宇喜田元(吉田鋼太郎)が黒幕であると知るが、堂島からは「もう手詰まりだから手を引く」と言われてしまう。しかし、芽衣子は「やっと動き始めた」と復讐続行を宣言する。
傷を負いながらも出勤した真島拓朗(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)が襲われた現場に残された宇宙人マスクを鑑識に回し、15年前の事件は警察関係者が絡んだ冤罪の可能性があると三輪周平(モロ師岡)から聞いたと榎本万里(吉瀬美智子)に話す。そして、宇喜田(吉田鋼太郎)に捜査を担当した15年前の事件の資料からは名前が消えており、あの事件以来、急に出世をして不審な点があると指摘して揺さぶりをかける。
真島(玉木宏)は万里(吉瀬美智子)を呼び出し、15年前の事件の捜査を内密に進める。万里は最近立て続けに起こった全ての自殺者宛てに赤い封書が送りつけられていたことに気付き、犯人の糸口を掴んだ。すると、三輪からの連絡で真島は1人で来るようにと呼び出される。
三輪(モロ師岡)からの封書が届き、芽衣子(菅野美穂)が開けると、謝罪の言葉が綴られた手紙と芽衣子が服役した頃から積み立てている通帳が入っていた。一方、宇喜田(吉田鋼太郎)は溝口猛(金井勇太)と会い、目の前に覚せい剤をちらつかせながら芽衣子襲撃の失敗を責め、「次の失敗は許さない」と別のターゲットを狙えと指示する。
真島(玉木宏)を呼び出した三輪(モロ師岡)は、15年前の事件は冤罪で、自分の出世の為に事件の捏造に加担し、宇喜田(吉田鋼太郎)が事件の首謀者だと告げる。そして、「自殺に見せかけた全ての事件は自分のせい。芽衣子(菅野美穂)には普通の人生を送らせてやりたい」と頭を下げるのだった。
真島(玉木宏)は自宅で万里(吉瀬美智子)と捜査情報を交換し合い、宇喜田(吉田鋼太郎)が15年の前の事件で出世と引き換えに真犯人を隠したと告げ、ネタ元も三輪(モロ師岡)だと明らかにする。しかし万里は、真島が三輪と会いながら捕まえなかったことに呆れ、一連の自殺に見せかけた事件が芽衣子(菅野美穂)の犯行の可能性が高まったと指摘した。しかし、真島は「わかっている」とだけ答え、万里を残してアンの迎えに行った。
ペットサロンでアンを引き取りに行った真島(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)に自分が刑事であると告げ、嘘をついていたくなかったと説明し、「初めは捜査で近付いたが、15年前の事件が冤罪の可能性があると気付き、今は刑事としてではなく1人の男として真実が知りたい」と迫る。「そんなこと私は知りません」と答える芽衣子に、真島は「俺は君を信じる」と立ち去った。その後、芽衣子は「ここで終わらせるわけにはいかない。すみません…」と泣き崩れるのだった。
真島(玉木宏)の部屋にいた万里(吉瀬美智子)は、部屋に忍び込んで来た溝口(金井勇太)に襲われる。万里は首を絞められながらも何とか警報機のスイッチを押して溝口を退散させたが、真島に連絡をして倒れてしまう。連絡を受けた真島は、万里の異変に気付き慌てて自宅に戻る。一方、三輪(モロ師岡)から呼び出され、拳銃を準備して出て行こうとしていた宇喜田(吉田鋼太郎)は、芽衣子(菅野美穂)から「今までの悪事を暴露する」と脅しをかけられる。
呼び出された場所で三輪(モロ師岡)から「罪を償うべきだ」と諭される宇喜田(吉田鋼太郎)だが、聞く耳を持たず三輪に拳銃を向けた。その様子を芽衣子(菅野美穂)はカメラに収めていた。その頃、病院に運ばれた万里(吉瀬美智子)に付き添っていた真島(玉木宏)は、マスクの鑑定結果が溝口(金井勇太)のDNAと一致したと伝えられ、万里も溝口に襲われたと証言する。
宇喜田(吉田鋼太郎)から三輪(モロ師岡)の始末をするように言われ、現場に向かう溝口(金井勇太)。すると、偶然溝口を目撃した鶴見真人(水上剣星)が真島に連絡をして溝口の尾行を続けるが、気付かれてしまい、三輪と一緒に縛り上げられる。現場から立ち去った宇喜田は、自分の車に赤い封書が置かれているのに気付いた。その手紙は芽衣子からのもので、「溝口との関係を暴露する」と書かれており、愕然とする。
真島(玉木宏)が現場に到着すると、溝口(金井勇太)が鶴見(水上剣星)と三輪(モロ師岡)を縛り上げ、三輪にナイフを突き刺した。そして溝口は、真島にポリタンクの灯油を被るように命じる。後輩・吉井宏太(川野直輝)を失った時と同じ状況に置かれた真島は、溝口の言う通りに灯油を被って鶴見と三輪を放すように言う。しかし、さらに溝口はマッチで火をつけろと指示を出した。陰から様子を窺っていた芽衣子(菅野美穂)は、固唾を呑んで見守ることしかできない。真島がマッチに火をつけようとした時、パトカーのサイレンの音が近付き、溝口は逃げ出した。
刺された三輪(モロ師岡)を助け出して必死に手当をする真島(玉木宏)。しかし、三輪は息絶えてしまう。その様子を見つめていた芽衣子(菅野美穂)は、「冤罪は必ず自分が告発し、私が償います。あなたに危険が迫ることもあるかも知れないが、何かあれば信頼できる部下、真島を頼るように。あなたの人生を生きてください」と三輪の手紙に書かれていたのを思い出していた。
溝口(金井勇太)と会う宇喜田(吉田鋼太郎)の写真が警察に送られ、2人の黒い繋がりが明らかになった。病室にいた万里(吉瀬美智子)は、三輪(モロ師岡)は犠牲となったが真島(玉木宏)が一般人からの通報で助かったと聞き、その通話記録と番号を調べるように指示を出す。そして芽衣子(菅野美穂)は宇喜田への復讐を成し遂げようとしていた。
第7話 解ける謎、新たな敵へ
15年前の事件で殺人犯に仕立て上げられ、一生を狂わされた野上芽衣子(菅野美穂)は、この事件で咎められなかった本当の罪人達をターゲットに復讐を重ねる。堂島基一(唐沢寿明)からの情報で、芽衣子は宇喜田元(吉田鋼太郎)が黒幕であると知るが、堂島からは「もう手詰まりだから手を引く」と言われてしまう。しかし、芽衣子は「やっと動き始めた」と復讐続行を宣言する。
傷を負いながらも出勤した真島拓朗(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)が襲われた現場に残された宇宙人マスクを鑑識に回し、15年前の事件は警察関係者が絡んだ冤罪の可能性があると三輪周平(モロ師岡)から聞いたと榎本万里(吉瀬美智子)に話す。そして、宇喜田(吉田鋼太郎)に捜査を担当した15年前の事件の資料からは名前が消えており、あの事件以来、急に出世をして不審な点があると指摘して揺さぶりをかける。
真島(玉木宏)は万里(吉瀬美智子)を呼び出し、15年前の事件の捜査を内密に進める。万里は最近立て続けに起こった全ての自殺者宛てに赤い封書が送りつけられていたことに気付き、犯人の糸口を掴んだ。すると、三輪からの連絡で真島は1人で来るようにと呼び出される。
三輪(モロ師岡)からの封書が届き、芽衣子(菅野美穂)が開けると、謝罪の言葉が綴られた手紙と芽衣子が服役した頃から積み立てている通帳が入っていた。一方、宇喜田(吉田鋼太郎)は溝口猛(金井勇太)と会い、目の前に覚せい剤をちらつかせながら芽衣子襲撃の失敗を責め、「次の失敗は許さない」と別のターゲットを狙えと指示する。
真島(玉木宏)を呼び出した三輪(モロ師岡)は、15年前の事件は冤罪で、自分の出世の為に事件の捏造に加担し、宇喜田(吉田鋼太郎)が事件の首謀者だと告げる。そして、「自殺に見せかけた全ての事件は自分のせい。芽衣子(菅野美穂)には普通の人生を送らせてやりたい」と頭を下げるのだった。
真島(玉木宏)は自宅で万里(吉瀬美智子)と捜査情報を交換し合い、宇喜田(吉田鋼太郎)が15年の前の事件で出世と引き換えに真犯人を隠したと告げ、ネタ元も三輪(モロ師岡)だと明らかにする。しかし万里は、真島が三輪と会いながら捕まえなかったことに呆れ、一連の自殺に見せかけた事件が芽衣子(菅野美穂)の犯行の可能性が高まったと指摘した。しかし、真島は「わかっている」とだけ答え、万里を残してアンの迎えに行った。
ペットサロンでアンを引き取りに行った真島(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)に自分が刑事であると告げ、嘘をついていたくなかったと説明し、「初めは捜査で近付いたが、15年前の事件が冤罪の可能性があると気付き、今は刑事としてではなく1人の男として真実が知りたい」と迫る。「そんなこと私は知りません」と答える芽衣子に、真島は「俺は君を信じる」と立ち去った。その後、芽衣子は「ここで終わらせるわけにはいかない。すみません…」と泣き崩れるのだった。
真島(玉木宏)の部屋にいた万里(吉瀬美智子)は、部屋に忍び込んで来た溝口(金井勇太)に襲われる。万里は首を絞められながらも何とか警報機のスイッチを押して溝口を退散させたが、真島に連絡をして倒れてしまう。連絡を受けた真島は、万里の異変に気付き慌てて自宅に戻る。一方、三輪(モロ師岡)から呼び出され、拳銃を準備して出て行こうとしていた宇喜田(吉田鋼太郎)は、芽衣子(菅野美穂)から「今までの悪事を暴露する」と脅しをかけられる。
呼び出された場所で三輪(モロ師岡)から「罪を償うべきだ」と諭される宇喜田(吉田鋼太郎)だが、聞く耳を持たず三輪に拳銃を向けた。その様子を芽衣子(菅野美穂)はカメラに収めていた。その頃、病院に運ばれた万里(吉瀬美智子)に付き添っていた真島(玉木宏)は、マスクの鑑定結果が溝口(金井勇太)のDNAと一致したと伝えられ、万里も溝口に襲われたと証言する。
宇喜田(吉田鋼太郎)から三輪(モロ師岡)の始末をするように言われ、現場に向かう溝口(金井勇太)。すると、偶然溝口を目撃した鶴見真人(水上剣星)が真島に連絡をして溝口の尾行を続けるが、気付かれてしまい、三輪と一緒に縛り上げられる。現場から立ち去った宇喜田は、自分の車に赤い封書が置かれているのに気付いた。その手紙は芽衣子からのもので、「溝口との関係を暴露する」と書かれており、愕然とする。
真島(玉木宏)が現場に到着すると、溝口(金井勇太)が鶴見(水上剣星)と三輪(モロ師岡)を縛り上げ、三輪にナイフを突き刺した。そして溝口は、真島にポリタンクの灯油を被るように命じる。後輩・吉井宏太(川野直輝)を失った時と同じ状況に置かれた真島は、溝口の言う通りに灯油を被って鶴見と三輪を放すように言う。しかし、さらに溝口はマッチで火をつけろと指示を出した。陰から様子を窺っていた芽衣子(菅野美穂)は、固唾を呑んで見守ることしかできない。真島がマッチに火をつけようとした時、パトカーのサイレンの音が近付き、溝口は逃げ出した。
刺された三輪(モロ師岡)を助け出して必死に手当をする真島(玉木宏)。しかし、三輪は息絶えてしまう。その様子を見つめていた芽衣子(菅野美穂)は、「冤罪は必ず自分が告発し、私が償います。あなたに危険が迫ることもあるかも知れないが、何かあれば信頼できる部下、真島を頼るように。あなたの人生を生きてください」と三輪の手紙に書かれていたのを思い出していた。
溝口(金井勇太)と会う宇喜田(吉田鋼太郎)の写真が警察に送られ、2人の黒い繋がりが明らかになった。病室にいた万里(吉瀬美智子)は、三輪(モロ師岡)は犠牲となったが真島(玉木宏)が一般人からの通報で助かったと聞き、その通話記録と番号を調べるように指示を出す。そして芽衣子(菅野美穂)は宇喜田への復讐を成し遂げようとしていた。
ギルティ 悪魔と契約した女-第6話
2010年11月16日放映
第6話 愛と愛…衝撃の対決
真島拓朗(玉木宏)が刑事だと気付き、動揺を隠せない野上芽衣子(菅野美穂)。一方、真島は三輪周平(モロ師岡)を目撃し、周囲を探すが見つからなかった。その後、宇喜田元(吉田鋼太郎)から「三輪を殺人の重要参考人として手配する」と告げられる。
真島(玉木宏)が自分に近付いたのは、自分のことを探る為ではないかとショックを受ける芽衣子(菅野美穂)。しかし芽衣子は、アンを迎えに来た真島を食事に誘うのだった。一方、堂島(唐沢寿明)は公園で野宿する三輪(モロ師岡)を発見する。
鶴見真人(水上剣星)の店へ食事に向かった芽衣子(菅野美穂)は、真島(玉木宏)から酒を勧められるが、「19歳の時から服役していたから、お酒も飲んだことがない」と話し出した。すると、真島も「過去の出来事から酒はやめている」と話し、後輩の吉井宏太(川野直輝)が殺された1年前の事件で責任を感じて苦しんでいると知る。帰り道、芽衣子は真島に、正直に自分が殺人の罪で服役していたことを話すが、驚かない真島の表情を見て、事件のことを知っていたと確信する。そしてカギを返そうとするが、受け取らない真島の真意がわからず、「私のこと、全然わかっていない」と呟くのだった。
金谷文則(山崎裕太)の殺人の重要参考人として、三輪(モロ師岡)が手配されることになった。真島(玉木宏)と万里(吉瀬美智子)は、捜査資料が盗まれ三輪が手配される状況になり、芽衣子(菅野美穂)と三輪が共犯である可能性があると考え始める。そんな中万里は、次に狙われる可能性があるのは、根も葉もない記事を書いた堂島(唐沢寿明)では?と推測するのだった。
堂島(唐沢寿明)を呼び出した万里(吉瀬美智子)は、15年前の事件に関係する人々が次々と不審死を遂げていることから、「芽衣子(菅野美穂)の復讐の対象になる可能性があるから、しばらくは行動を慎んで」と警告する。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「こっちはうまくやっている。お前をうまく逃がすくらいの力はあるし、裏切らない」と何者かと話をしていた。
鶴見(水上剣星)の店を訪ねた芽衣子(菅野美穂)は、真島(玉木宏)の事件も堂島(唐沢寿明)があることないことを書き立てていたとわかる。その後、芽衣子は堂島に連絡を取り、堂島の高校生の息子・基晴(澤田怜央)の写真を撮っていた。一方、堂島が身を寄せる小屋で三輪(モロ師岡)が勝手に堂島の原稿を読み、「これは事実なのか?」と唖然とする。しかし堂島は、証拠の捏造に加担した三輪も同じだと悪びれず、捜査一課が三輪を追っていると伝えるのだった。
その後、三輪(モロ師岡)は真島(玉木宏)に連絡を取り、「宇喜田(吉田鋼太郎)の捜査を妨害して時間を稼いで欲しい」と頼んで電話を切ってしまう。一方、芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)に電話をかけ、留守電に「これから会いに行く」と吹き込んでいた。
捜査一課が三輪(モロ師岡)を追う中、万里(吉瀬美智子)はもう1度三輪のパソコンを調べたいと宇喜田(吉田鋼太郎)に願い出ていた。その頃、芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)に連絡が取れず、扉に赤い封筒を挟んで立ち去る。その後、アンを真島(玉木宏)の家に届けようとする芽衣子の後を不審な男がつけていた。
芽衣子(菅野美穂)の目の前に宇宙人のマスクを被った男が立ちふさがった。男に襲われそうになり、とっさにアンを逃がした芽衣子。するとアンは走り去り、真島(玉木宏)の前に現れた。異変を感じた真島は、芽衣子の叫び声に気付く。
真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)が襲われている現場に駆けつけた。スタンガンを振りかざす男に襲われ、真島はケガをしてしまう。するとスタンガンが壊れてしまい、男は芽衣子を襲うのを諦め、不気味に立ち去って行った。現場から離れた所でマスクを外した男は溝口猛(金井勇太)で、電話で襲撃に失敗したと報告するが、その相手は宇喜田(吉田鋼太郎)だった。
芽衣子(菅野美穂)は、ケガをした真島(玉木宏)を真島の部屋へ連れ帰る。真島は、1人で帰れると言う芽衣子の身を心配して、「今夜はここにいろ」と泊まるように言い、「助けられてよかった…」と安堵の表情を浮かべて眠りについた。しかし、芽衣子は自分の気持ちと葛藤し、複雑な心境だった。すると、真島の携帯が鳴り、万里(吉瀬美智子)からの着信だとわかるが、芽衣子は電話を切った。
翌朝、真島(玉木宏)が目覚めると、置き手紙と痛み止めが置かれ、芽衣子(菅野美穂)はすでに帰っていた。マンションの前で万里(吉瀬美智子)に出くわした芽衣子は、万里に「真島にこれ以上近づかないで」と言われるが、「わかっているがどうすればいいのかわからない」と答えてその場を立ち去った。その後、部屋に来た万里に真島は「芽衣子が宇宙人のマスクを被った男に襲われた」と話す。しかし、万里は「私はあなたを犯罪者と恋愛させる為に別れたんじゃない」と真島を責めるのだった。
真島(玉木宏)は、三輪(モロ師岡)に言われた通りに「三輪さんが高輪で目撃された」と宇喜田(吉田鋼太郎)に嘘の情報を流し、捜査を妨害する。その頃、堂島(唐沢寿明)の元へ訪れた芽衣子(菅野美穂)は、堂島から「頼まれていた新しいターゲットの資料だ」と封筒を渡された。芽衣子と堂島は繋がっており、いつ誰を自殺に追い込むかを教える代わりに、次に狙う相手を調べさせていたのだ。しかし、芽衣子は自分への疑いの目をそらす為に失踪した三輪が追われるように堂島が仕向けたと知り、「自分の罪は自分で償う。誰かに罪をなすりつけるなんて絶対に嫌。それがたとえ、復讐したい相手でも」と言い切る。
自宅マンションを出た真島(玉木宏)は、昨日の現場に残された宇宙人のマスクと多数のマッチ棒が落ちているのを発見し、犯人が溝口(金井勇太)ではないかと気付く。一方、芽衣子(菅野美穂)は、堂島(唐沢寿明)から「15年前の真犯人は未だわかっていないし、あんたの復讐も手詰まり。俺は手を引く。今度はまたあんたが追いつめられる番だ」と言われるのだった。
第6話 愛と愛…衝撃の対決
真島拓朗(玉木宏)が刑事だと気付き、動揺を隠せない野上芽衣子(菅野美穂)。一方、真島は三輪周平(モロ師岡)を目撃し、周囲を探すが見つからなかった。その後、宇喜田元(吉田鋼太郎)から「三輪を殺人の重要参考人として手配する」と告げられる。
真島(玉木宏)が自分に近付いたのは、自分のことを探る為ではないかとショックを受ける芽衣子(菅野美穂)。しかし芽衣子は、アンを迎えに来た真島を食事に誘うのだった。一方、堂島(唐沢寿明)は公園で野宿する三輪(モロ師岡)を発見する。
鶴見真人(水上剣星)の店へ食事に向かった芽衣子(菅野美穂)は、真島(玉木宏)から酒を勧められるが、「19歳の時から服役していたから、お酒も飲んだことがない」と話し出した。すると、真島も「過去の出来事から酒はやめている」と話し、後輩の吉井宏太(川野直輝)が殺された1年前の事件で責任を感じて苦しんでいると知る。帰り道、芽衣子は真島に、正直に自分が殺人の罪で服役していたことを話すが、驚かない真島の表情を見て、事件のことを知っていたと確信する。そしてカギを返そうとするが、受け取らない真島の真意がわからず、「私のこと、全然わかっていない」と呟くのだった。
金谷文則(山崎裕太)の殺人の重要参考人として、三輪(モロ師岡)が手配されることになった。真島(玉木宏)と万里(吉瀬美智子)は、捜査資料が盗まれ三輪が手配される状況になり、芽衣子(菅野美穂)と三輪が共犯である可能性があると考え始める。そんな中万里は、次に狙われる可能性があるのは、根も葉もない記事を書いた堂島(唐沢寿明)では?と推測するのだった。
堂島(唐沢寿明)を呼び出した万里(吉瀬美智子)は、15年前の事件に関係する人々が次々と不審死を遂げていることから、「芽衣子(菅野美穂)の復讐の対象になる可能性があるから、しばらくは行動を慎んで」と警告する。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「こっちはうまくやっている。お前をうまく逃がすくらいの力はあるし、裏切らない」と何者かと話をしていた。
鶴見(水上剣星)の店を訪ねた芽衣子(菅野美穂)は、真島(玉木宏)の事件も堂島(唐沢寿明)があることないことを書き立てていたとわかる。その後、芽衣子は堂島に連絡を取り、堂島の高校生の息子・基晴(澤田怜央)の写真を撮っていた。一方、堂島が身を寄せる小屋で三輪(モロ師岡)が勝手に堂島の原稿を読み、「これは事実なのか?」と唖然とする。しかし堂島は、証拠の捏造に加担した三輪も同じだと悪びれず、捜査一課が三輪を追っていると伝えるのだった。
その後、三輪(モロ師岡)は真島(玉木宏)に連絡を取り、「宇喜田(吉田鋼太郎)の捜査を妨害して時間を稼いで欲しい」と頼んで電話を切ってしまう。一方、芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)に電話をかけ、留守電に「これから会いに行く」と吹き込んでいた。
捜査一課が三輪(モロ師岡)を追う中、万里(吉瀬美智子)はもう1度三輪のパソコンを調べたいと宇喜田(吉田鋼太郎)に願い出ていた。その頃、芽衣子(菅野美穂)は堂島(唐沢寿明)に連絡が取れず、扉に赤い封筒を挟んで立ち去る。その後、アンを真島(玉木宏)の家に届けようとする芽衣子の後を不審な男がつけていた。
芽衣子(菅野美穂)の目の前に宇宙人のマスクを被った男が立ちふさがった。男に襲われそうになり、とっさにアンを逃がした芽衣子。するとアンは走り去り、真島(玉木宏)の前に現れた。異変を感じた真島は、芽衣子の叫び声に気付く。
真島(玉木宏)は芽衣子(菅野美穂)が襲われている現場に駆けつけた。スタンガンを振りかざす男に襲われ、真島はケガをしてしまう。するとスタンガンが壊れてしまい、男は芽衣子を襲うのを諦め、不気味に立ち去って行った。現場から離れた所でマスクを外した男は溝口猛(金井勇太)で、電話で襲撃に失敗したと報告するが、その相手は宇喜田(吉田鋼太郎)だった。
芽衣子(菅野美穂)は、ケガをした真島(玉木宏)を真島の部屋へ連れ帰る。真島は、1人で帰れると言う芽衣子の身を心配して、「今夜はここにいろ」と泊まるように言い、「助けられてよかった…」と安堵の表情を浮かべて眠りについた。しかし、芽衣子は自分の気持ちと葛藤し、複雑な心境だった。すると、真島の携帯が鳴り、万里(吉瀬美智子)からの着信だとわかるが、芽衣子は電話を切った。
翌朝、真島(玉木宏)が目覚めると、置き手紙と痛み止めが置かれ、芽衣子(菅野美穂)はすでに帰っていた。マンションの前で万里(吉瀬美智子)に出くわした芽衣子は、万里に「真島にこれ以上近づかないで」と言われるが、「わかっているがどうすればいいのかわからない」と答えてその場を立ち去った。その後、部屋に来た万里に真島は「芽衣子が宇宙人のマスクを被った男に襲われた」と話す。しかし、万里は「私はあなたを犯罪者と恋愛させる為に別れたんじゃない」と真島を責めるのだった。
真島(玉木宏)は、三輪(モロ師岡)に言われた通りに「三輪さんが高輪で目撃された」と宇喜田(吉田鋼太郎)に嘘の情報を流し、捜査を妨害する。その頃、堂島(唐沢寿明)の元へ訪れた芽衣子(菅野美穂)は、堂島から「頼まれていた新しいターゲットの資料だ」と封筒を渡された。芽衣子と堂島は繋がっており、いつ誰を自殺に追い込むかを教える代わりに、次に狙う相手を調べさせていたのだ。しかし、芽衣子は自分への疑いの目をそらす為に失踪した三輪が追われるように堂島が仕向けたと知り、「自分の罪は自分で償う。誰かに罪をなすりつけるなんて絶対に嫌。それがたとえ、復讐したい相手でも」と言い切る。
自宅マンションを出た真島(玉木宏)は、昨日の現場に残された宇宙人のマスクと多数のマッチ棒が落ちているのを発見し、犯人が溝口(金井勇太)ではないかと気付く。一方、芽衣子(菅野美穂)は、堂島(唐沢寿明)から「15年前の真犯人は未だわかっていないし、あんたの復讐も手詰まり。俺は手を引く。今度はまたあんたが追いつめられる番だ」と言われるのだった。
ギルティ 悪魔と契約した女-第5話
2010年11月09日放映
第5話 真犯人に天罰下る!
野上芽衣子(菅野美穂)から、「恋人の高橋遥(岩佐真悠子)を誘拐した」と5億円を要求され、「拒否すれば覚せい剤使用の証拠をばらまいて遙を殺す」と脅された金谷文則(山崎裕太)。会社の金を自分の個人口座に移して金を用意しようとする。一方、真島拓朗(玉木宏)は金谷の会社に向かい、金谷に会おうとするが、拒否されてしまう。その頃、宇喜田元(吉田鋼太郎)は「お前の言う通りだった。俺が手を回して、これ以上好き放題させない」と何者かと連絡を取っていた。
金谷(山崎裕太)に会えず、会社の前で張っていた真島(玉木宏)は、駆けつけて来た榎本万里(吉瀬美智子)に「勝手なことをするな」と責められた。その後、芽衣子(菅野美穂)の事件の裁判記録を閲覧しようと手を回していた万里は、真島が乗っていた車の中から堂島基一(唐沢寿明)の名刺を発見する。
金谷(山崎裕太)は「芽衣子(菅野美穂)がゆすってきた。警察の方は頼む」と何者かに頼んでいた。一方、ペットサロンに犬のアンを預けに現れた真島(玉木宏)は、「仕事が忙しいから、仕事が終わったらアンを家まで届けて欲しい」と言い、芽衣子にカギを渡す。その頃金谷の会社では、覚せい剤のスキャンダルをどう乗り切るべきかと悩んでいたが、金谷の傲慢な態度に社員達の不満は募っていた。
金谷(山崎裕太)の会社の前で張っていた真島(玉木宏)の所に、スキャンダルを聞きつけた堂島(唐沢寿明)も現れた。堂島は、「金谷の後ろには大物がいて、何かあれば揉み消される。しかも、恋人はタレントの遥(岩佐真悠子)だ」と雑誌を見せながら真島に話す。雑誌を見た真島は、愛犬と写った遙を見て、遙も犬を飼っていると気付いて動き出す。その様子を宇喜田(吉田鋼太郎)が遠巻きに監視していた。
金谷の祖母・原ミエ(上岡紘子)に会いに行った芽衣子(菅野美穂)は、遥(岩佐真悠子)がストーカーに追われて困っているから、身を隠させてもらっていると話をしていた。一方、万里(吉瀬美智子)は芽衣子の事件に関連する人物が次々と自殺していることを知って調べを進め、真島(玉木宏)に情報を掴んだと連絡する。
サロンの営業時間が終わり、掃除していた芽衣子(菅野美穂)だが、アンを真島(玉木宏)の自宅になかなか連れて行こうとしない。そんな芽衣子の姿を見た矢部彩乃(滝沢沙織)は、「自分もリストカットを繰り返した過去がある。人と関わることで私も変わった。芽衣子さんも尻込みせず前に進んで。芽衣子さんにも恋する資格がある」と後押しするのだった。
調べを進めていた万里(吉瀬美智子)は、芽衣子(菅野美穂)の事件に関連する人物が次々と自殺しており、次は金谷(山崎裕太)が狙われる可能性があって、事件を担当した三輪周平(モロ師岡)の失踪も関係していると気付いた。万里が鶴見真人(水上剣星)の店で真島(玉木宏)とその話をしていると、そこに堂島(唐沢寿明)も現れ、「えん罪の証拠や新しい事実を知られるのが困るのでは?」と三輪失踪の理由を示唆する。その頃、アンを真島の自宅に届けた芽衣子は、家の中が荒らされていることに気付く。
芽衣子(菅野美穂)から「部屋が荒らされている」と連絡が入った真島(玉木宏)は、「警察には連絡せずにそのままで」と指示し、万里(吉瀬美智子)には芽衣子が自宅にいると伝えずにその場を立ち去る。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「いつまで閉じこもっているのか。俺が守ってやるから出てこい」と何者かと連絡を取っていた。
芽衣子(菅野美穂)の指示で社長室から出られない金谷(山崎裕太)は、芽衣子から届いたネクタイを見てイラついていた。一方、芽衣子(菅野美穂)は自宅に戻った真島(玉木宏)を気遣い、「アンを預かる」と申し出る。そして、真島が昨日抱きしめたことは誤解していないと伝えて立ち去った。その後、真島は捜査の書類を盗まれたと気付くが、なぜか宇喜田(吉田鋼太郎)がその書類を手にしていた。
翌朝、携帯の留守電に「飽きたので出かけてくる」と遥(岩佐真悠子)がメッセージを残していたことに気付いて焦る芽衣子(菅野美穂)。その後、老人ホームへ向かった芽衣子は、「孫が覚せい剤で逮捕されるらしい」と悲しむミエ(上岡紘子)に、「不安な時に飲むと、気分が楽になってぐっすり眠れる」と言って薬を飲ませる。その頃、横領や覚せい剤使用の責任を問われた金谷(山崎裕太)は、社長を退任させられてしまう。金谷の会社の周りには、噂を聞きつけたマスコミが集まっていた。
電話で何者かに助けを求める金谷(山崎裕太)がテレビを付けると、「彼が覚せい剤を持っていた」と遥(岩佐真悠子)がマスコミの前で会見していた。すると、金谷の携帯に遥の携帯から電話が掛かってきた。しかし、相手が芽衣子(菅野美穂)だとわかると、「遥を誘拐していないなら、身代金は払わない」と言い出す金谷。しかし芽衣子は「お金なんていらない。あんたは社長も解任されたし、どうせ殺すなら家族のほうがいい」と祖母のミエ(上岡紘子)の存在を示唆した。
金谷(山崎裕太)は、ミエ(上岡紘子)がいる老人ホームに芽衣子(菅野美穂)がいると知って呆然とする。芽衣子は、金谷が学校から青酸カリを盗み、遊び半分でチョコレートケーキに入れて芽衣子の家族を殺したと北村良和(浜田晃)や菅沼俊也(波岡一喜)から聞いており、同じようにミエ(上岡紘子)にしてやると言い捨てた。「俺は命令されてやっただけ」と開き直る金谷に、芽衣子は「命令したヤツは誰?」と問い質す。しかし金谷は真犯人の名を言うことを拒み、殺されると怯え始めた。すると芽衣子は「今の会話を録画した。ネットに流してやる」と追い詰める。取り乱す金谷に、芽衣子は「快楽の為に犯した罪は死に値する。あなたの命で償いなさい。自殺をするか、いたぶられて死ぬか」と言い放つ。追い詰められた金谷は、芽衣子から送られてきたネクタイで首を吊って自殺した。
宇喜田(吉田鋼太郎)は「三輪(モロ師岡)に殺人の容疑が掛かっている」と門倉了(RIKIYA)に話をしていた。その後、真島(玉木宏)は金谷(山崎裕太)が自殺したと聞き、社長室に駆けつける。真島はこの騒ぎの中、容疑者がいても逃げるのは不可能だと辺りを見回していると、三輪(モロ師岡)の姿を見つけるが、逃げられてしまう。
真島(玉木宏)から金谷(山崎裕太)が自殺したと連絡を受けた万里(吉瀬美智子)は、「芽衣子(菅野美穂)を尾行している。その前はずっと老人ホームにいた」と報告する。その後、万里の尾行をまいた芽衣子が逆に万里の後をつけると、金谷の会社の前に到着した。万里が刑事として現場に向かう姿を目撃した芽衣子は、さらに真島(玉木宏)の姿も発見する。芽衣子は今までの真島とのやりとりを思い出しながら、「刑事だったんだ…」と呟くのだった。
第5話 真犯人に天罰下る!
野上芽衣子(菅野美穂)から、「恋人の高橋遥(岩佐真悠子)を誘拐した」と5億円を要求され、「拒否すれば覚せい剤使用の証拠をばらまいて遙を殺す」と脅された金谷文則(山崎裕太)。会社の金を自分の個人口座に移して金を用意しようとする。一方、真島拓朗(玉木宏)は金谷の会社に向かい、金谷に会おうとするが、拒否されてしまう。その頃、宇喜田元(吉田鋼太郎)は「お前の言う通りだった。俺が手を回して、これ以上好き放題させない」と何者かと連絡を取っていた。
金谷(山崎裕太)に会えず、会社の前で張っていた真島(玉木宏)は、駆けつけて来た榎本万里(吉瀬美智子)に「勝手なことをするな」と責められた。その後、芽衣子(菅野美穂)の事件の裁判記録を閲覧しようと手を回していた万里は、真島が乗っていた車の中から堂島基一(唐沢寿明)の名刺を発見する。
金谷(山崎裕太)は「芽衣子(菅野美穂)がゆすってきた。警察の方は頼む」と何者かに頼んでいた。一方、ペットサロンに犬のアンを預けに現れた真島(玉木宏)は、「仕事が忙しいから、仕事が終わったらアンを家まで届けて欲しい」と言い、芽衣子にカギを渡す。その頃金谷の会社では、覚せい剤のスキャンダルをどう乗り切るべきかと悩んでいたが、金谷の傲慢な態度に社員達の不満は募っていた。
金谷(山崎裕太)の会社の前で張っていた真島(玉木宏)の所に、スキャンダルを聞きつけた堂島(唐沢寿明)も現れた。堂島は、「金谷の後ろには大物がいて、何かあれば揉み消される。しかも、恋人はタレントの遥(岩佐真悠子)だ」と雑誌を見せながら真島に話す。雑誌を見た真島は、愛犬と写った遙を見て、遙も犬を飼っていると気付いて動き出す。その様子を宇喜田(吉田鋼太郎)が遠巻きに監視していた。
金谷の祖母・原ミエ(上岡紘子)に会いに行った芽衣子(菅野美穂)は、遥(岩佐真悠子)がストーカーに追われて困っているから、身を隠させてもらっていると話をしていた。一方、万里(吉瀬美智子)は芽衣子の事件に関連する人物が次々と自殺していることを知って調べを進め、真島(玉木宏)に情報を掴んだと連絡する。
サロンの営業時間が終わり、掃除していた芽衣子(菅野美穂)だが、アンを真島(玉木宏)の自宅になかなか連れて行こうとしない。そんな芽衣子の姿を見た矢部彩乃(滝沢沙織)は、「自分もリストカットを繰り返した過去がある。人と関わることで私も変わった。芽衣子さんも尻込みせず前に進んで。芽衣子さんにも恋する資格がある」と後押しするのだった。
調べを進めていた万里(吉瀬美智子)は、芽衣子(菅野美穂)の事件に関連する人物が次々と自殺しており、次は金谷(山崎裕太)が狙われる可能性があって、事件を担当した三輪周平(モロ師岡)の失踪も関係していると気付いた。万里が鶴見真人(水上剣星)の店で真島(玉木宏)とその話をしていると、そこに堂島(唐沢寿明)も現れ、「えん罪の証拠や新しい事実を知られるのが困るのでは?」と三輪失踪の理由を示唆する。その頃、アンを真島の自宅に届けた芽衣子は、家の中が荒らされていることに気付く。
芽衣子(菅野美穂)から「部屋が荒らされている」と連絡が入った真島(玉木宏)は、「警察には連絡せずにそのままで」と指示し、万里(吉瀬美智子)には芽衣子が自宅にいると伝えずにその場を立ち去る。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「いつまで閉じこもっているのか。俺が守ってやるから出てこい」と何者かと連絡を取っていた。
芽衣子(菅野美穂)の指示で社長室から出られない金谷(山崎裕太)は、芽衣子から届いたネクタイを見てイラついていた。一方、芽衣子(菅野美穂)は自宅に戻った真島(玉木宏)を気遣い、「アンを預かる」と申し出る。そして、真島が昨日抱きしめたことは誤解していないと伝えて立ち去った。その後、真島は捜査の書類を盗まれたと気付くが、なぜか宇喜田(吉田鋼太郎)がその書類を手にしていた。
翌朝、携帯の留守電に「飽きたので出かけてくる」と遥(岩佐真悠子)がメッセージを残していたことに気付いて焦る芽衣子(菅野美穂)。その後、老人ホームへ向かった芽衣子は、「孫が覚せい剤で逮捕されるらしい」と悲しむミエ(上岡紘子)に、「不安な時に飲むと、気分が楽になってぐっすり眠れる」と言って薬を飲ませる。その頃、横領や覚せい剤使用の責任を問われた金谷(山崎裕太)は、社長を退任させられてしまう。金谷の会社の周りには、噂を聞きつけたマスコミが集まっていた。
電話で何者かに助けを求める金谷(山崎裕太)がテレビを付けると、「彼が覚せい剤を持っていた」と遥(岩佐真悠子)がマスコミの前で会見していた。すると、金谷の携帯に遥の携帯から電話が掛かってきた。しかし、相手が芽衣子(菅野美穂)だとわかると、「遥を誘拐していないなら、身代金は払わない」と言い出す金谷。しかし芽衣子は「お金なんていらない。あんたは社長も解任されたし、どうせ殺すなら家族のほうがいい」と祖母のミエ(上岡紘子)の存在を示唆した。
金谷(山崎裕太)は、ミエ(上岡紘子)がいる老人ホームに芽衣子(菅野美穂)がいると知って呆然とする。芽衣子は、金谷が学校から青酸カリを盗み、遊び半分でチョコレートケーキに入れて芽衣子の家族を殺したと北村良和(浜田晃)や菅沼俊也(波岡一喜)から聞いており、同じようにミエ(上岡紘子)にしてやると言い捨てた。「俺は命令されてやっただけ」と開き直る金谷に、芽衣子は「命令したヤツは誰?」と問い質す。しかし金谷は真犯人の名を言うことを拒み、殺されると怯え始めた。すると芽衣子は「今の会話を録画した。ネットに流してやる」と追い詰める。取り乱す金谷に、芽衣子は「快楽の為に犯した罪は死に値する。あなたの命で償いなさい。自殺をするか、いたぶられて死ぬか」と言い放つ。追い詰められた金谷は、芽衣子から送られてきたネクタイで首を吊って自殺した。
宇喜田(吉田鋼太郎)は「三輪(モロ師岡)に殺人の容疑が掛かっている」と門倉了(RIKIYA)に話をしていた。その後、真島(玉木宏)は金谷(山崎裕太)が自殺したと聞き、社長室に駆けつける。真島はこの騒ぎの中、容疑者がいても逃げるのは不可能だと辺りを見回していると、三輪(モロ師岡)の姿を見つけるが、逃げられてしまう。
真島(玉木宏)から金谷(山崎裕太)が自殺したと連絡を受けた万里(吉瀬美智子)は、「芽衣子(菅野美穂)を尾行している。その前はずっと老人ホームにいた」と報告する。その後、万里の尾行をまいた芽衣子が逆に万里の後をつけると、金谷の会社の前に到着した。万里が刑事として現場に向かう姿を目撃した芽衣子は、さらに真島(玉木宏)の姿も発見する。芽衣子は今までの真島とのやりとりを思い出しながら、「刑事だったんだ…」と呟くのだった。
ギルティ 悪魔と契約した女-第4話
2010年11月02日放映
第4話 私を罪に陥れた奴ら
15年前、毒入りケーキ事件で逮捕された野上芽衣子(菅野美穂)。公判では、北村良和(浜田晃)、菅沼俊也(波岡一喜)が事実と異なる証言をして、弁護士の松永征一(石丸謙二郎)は芽衣子を弁護しようとしなかった。芽衣子は、当時公判で証言した金谷文則(山崎裕太)の後をつけていた。
犬のアンをペットサロンに預けに来ていた真島拓朗(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)がいるか尋ねるが、榎本万里(吉瀬美智子)が真島の彼女だと現れてから、明らかに芽衣子は真島を避けていた。一方、栃木の女子刑務所を訪ねた万里は、三輪周平(モロ師岡)が失踪する前に女子刑務所に訪れ、「かわいそうなことをした」と口にしていたと知る。
金谷(山崎裕太)の彼女でタレントの高橋遥(岩佐真悠子)に近付き、遥の犬の世話をしていた芽衣子(菅野美穂)は、遥の家にあった金谷のジャケットに覚せい剤のような粉袋を忍ばせる。一方、金谷は仲間が覚せい剤で捕まったと聞くが「俺は捕まるようなことはない」と動じない。その頃、15年前に芽衣子の事件を担当した鑑識官に話を聞いていた真島(玉木宏)は、失踪した三輪(モロ師岡)はずっと真島のことを気に掛けていたと言われる。その様子を目撃した宇喜田元(吉田鋼太郎)は、顔色を変えた。
真島(玉木宏)は検察で15年前の事件の公判記録を確認しようとしていた。その頃、遥(岩佐真悠子)の家にいた芽衣子(菅野美穂)は、遥から金谷(山崎裕太)と付き合っていることは内緒にして欲しいと言われ、信頼を得ていた。その後、遙は金谷のジャケットから粉袋を発見して動揺するが、すでに芽衣子の策略が始まっていたのだった。
「金谷(山崎裕太)さんが覚せい剤を使っていると噂になっている。遥(岩佐真悠子)さんにも疑いがかかるのも間違いない」と言い出す芽衣子(菅野美穂)。そして、困惑する遙に「私に任せてください」と切り出すのだった。一方、宇喜田(吉田鋼太郎)はある人物から電話を受け、「三輪(モロ師岡)の件ならもう少し時間をくれ。あの件なら手配済みだ」と答える。その頃、検察で公判記録の確認をしようとしていた真島(玉木宏)は「15年前の事件の公判記録は上の判断で出せない」と言われていた。
真島(玉木宏)から「15年前の公判記録を見たい」と頼まれ、「考えておく」と答えた堂島基一(唐沢寿明)。その堂島のパソコンには、「悪魔と契約した女」と題された記事があった。その頃、老人ホームに来ていた芽衣子は、金谷(山崎裕太)の祖母・原ミエ(上岡紘子)にも近付いていた。その後、芽衣子は公衆電話から「覚せい剤を使っている証拠写真を送りつけた」と金谷を脅す。金谷の強気な発言にも芽衣子は動じず、「今回は口先だけで乗り切れるかしら?」と言って電話を切った。
ペットサロンに真島(玉木宏)の彼女を装って万里(吉瀬美智子)が再び乗り込んで来た。万里の質問に芽衣子(菅野美穂)は冷静に対処して動じない。その頃、三輪(モロ師岡)の妻・繁代(梅沢昌代)が入院する病院にやって来た真島は、繁代がペットサロンを利用するようになったのは三輪の紹介だったと知る。そして真島は、ペットサロンには自分が刑事であることを伏せていて欲しいと頼むのだった。
万里(吉瀬美智子)は鶴見真人(水上剣星)の店で「15年前の事件には裏がありそうだ」と真島(玉木宏)に話す。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は門倉了(RIKIYA)から、万里が栃木の女子刑務所に行っていたと報告を受け、「くだらない事件を追いやがって」と呟いていた。一方、ペットサロンへアンを迎えに行った真島は、万里が乗り込んで来たと言われるが、「ただの同僚だ」と否定する。
すると、ペットサロンの客が芽衣子(菅野美穂)は犯罪者だから辞めさせろと乗り込んで来る。しかし小山内琴美(横山めぐみ)は「芽衣子は接客も技術も全く問題ないので辞めさせません」と言い切り、芽衣子をかばう。その後、真島(玉木宏)は閉店後の店の前に現れた。前科があることを告白する芽衣子に、真島は芽衣子の気持ちを理解し「かばってくれたオーナーの気持ちも受け止めて店を辞めてはいけない」と言い、芽衣子を連れ出す。
波止場に連れて行かれた芽衣子(菅野美穂)は、真島(玉木宏)の優しさに触れる。2人の距離が近付くが、芽衣子が持っていた遥(岩佐真悠子)の携帯に金谷(山崎裕太)から連絡が入った。しかし、芽衣子は真島の目を気にして電話を切るのだった。
「海で光る夜光虫を初めて見た。20年以上も海にも来たことがない」と呟く芽衣子(菅野美穂)を見て、真島(玉木宏)は芽衣子の悲しみを感じる。居たたまれず帰ろうとする芽衣子は真島に引き止められるが、涙を流していた。芽衣子が「どうしていいのかわからない。ずっと1人だったし、優しくされたことがなかったから。だからもうこれ以上近くに来ないで」と言うと、真島は芽衣子を抱きしめた。しかし、芽衣子は真島を振り切って立ち去ってしまう。
翌日、芽衣子(菅野美穂)はある人物が入った大きなケージを運び出していた。一方、真島(玉木宏)を呼び出した万里(吉瀬美智子)は、「芽衣子は冷静で知能犯に多いタイプ。15年前の芽衣子の事件は冤罪で、その復讐をしているのかも」と芽衣子を疑う。否定する真島は万里から「深入りしすぎているのでは?」と問い詰められるが、何も言わず立ち去る。その後、宇喜田(吉田鋼太郎)から真島の動きを尋ねられた万里は、「今までにないくらい本気になっているのは確かです」と言って立ち去るのだった。
真島(玉木宏)は堂島(唐沢寿明)から15年前の事件の公判記録を受け取る。すると、先日自殺した北村(浜田晃)、菅沼(波岡一喜)、松永(石丸謙二郎)は全て15年前の事件に関わっており、証言台に立っていたもう1人、金谷(山崎裕太)がいることに気付き、真島は走り出した。その頃金谷(山崎裕太)は、遥(岩佐真悠子)の携帯から芽衣子(菅野美穂)が掛けてきた電話に出る。すると芽衣子は「遥を誘拐した。5億円用意しろ」と脅すのだった。
第4話 私を罪に陥れた奴ら
15年前、毒入りケーキ事件で逮捕された野上芽衣子(菅野美穂)。公判では、北村良和(浜田晃)、菅沼俊也(波岡一喜)が事実と異なる証言をして、弁護士の松永征一(石丸謙二郎)は芽衣子を弁護しようとしなかった。芽衣子は、当時公判で証言した金谷文則(山崎裕太)の後をつけていた。
犬のアンをペットサロンに預けに来ていた真島拓朗(玉木宏)は、芽衣子(菅野美穂)がいるか尋ねるが、榎本万里(吉瀬美智子)が真島の彼女だと現れてから、明らかに芽衣子は真島を避けていた。一方、栃木の女子刑務所を訪ねた万里は、三輪周平(モロ師岡)が失踪する前に女子刑務所に訪れ、「かわいそうなことをした」と口にしていたと知る。
金谷(山崎裕太)の彼女でタレントの高橋遥(岩佐真悠子)に近付き、遥の犬の世話をしていた芽衣子(菅野美穂)は、遥の家にあった金谷のジャケットに覚せい剤のような粉袋を忍ばせる。一方、金谷は仲間が覚せい剤で捕まったと聞くが「俺は捕まるようなことはない」と動じない。その頃、15年前に芽衣子の事件を担当した鑑識官に話を聞いていた真島(玉木宏)は、失踪した三輪(モロ師岡)はずっと真島のことを気に掛けていたと言われる。その様子を目撃した宇喜田元(吉田鋼太郎)は、顔色を変えた。
真島(玉木宏)は検察で15年前の事件の公判記録を確認しようとしていた。その頃、遥(岩佐真悠子)の家にいた芽衣子(菅野美穂)は、遥から金谷(山崎裕太)と付き合っていることは内緒にして欲しいと言われ、信頼を得ていた。その後、遙は金谷のジャケットから粉袋を発見して動揺するが、すでに芽衣子の策略が始まっていたのだった。
「金谷(山崎裕太)さんが覚せい剤を使っていると噂になっている。遥(岩佐真悠子)さんにも疑いがかかるのも間違いない」と言い出す芽衣子(菅野美穂)。そして、困惑する遙に「私に任せてください」と切り出すのだった。一方、宇喜田(吉田鋼太郎)はある人物から電話を受け、「三輪(モロ師岡)の件ならもう少し時間をくれ。あの件なら手配済みだ」と答える。その頃、検察で公判記録の確認をしようとしていた真島(玉木宏)は「15年前の事件の公判記録は上の判断で出せない」と言われていた。
真島(玉木宏)から「15年前の公判記録を見たい」と頼まれ、「考えておく」と答えた堂島基一(唐沢寿明)。その堂島のパソコンには、「悪魔と契約した女」と題された記事があった。その頃、老人ホームに来ていた芽衣子は、金谷(山崎裕太)の祖母・原ミエ(上岡紘子)にも近付いていた。その後、芽衣子は公衆電話から「覚せい剤を使っている証拠写真を送りつけた」と金谷を脅す。金谷の強気な発言にも芽衣子は動じず、「今回は口先だけで乗り切れるかしら?」と言って電話を切った。
ペットサロンに真島(玉木宏)の彼女を装って万里(吉瀬美智子)が再び乗り込んで来た。万里の質問に芽衣子(菅野美穂)は冷静に対処して動じない。その頃、三輪(モロ師岡)の妻・繁代(梅沢昌代)が入院する病院にやって来た真島は、繁代がペットサロンを利用するようになったのは三輪の紹介だったと知る。そして真島は、ペットサロンには自分が刑事であることを伏せていて欲しいと頼むのだった。
万里(吉瀬美智子)は鶴見真人(水上剣星)の店で「15年前の事件には裏がありそうだ」と真島(玉木宏)に話す。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は門倉了(RIKIYA)から、万里が栃木の女子刑務所に行っていたと報告を受け、「くだらない事件を追いやがって」と呟いていた。一方、ペットサロンへアンを迎えに行った真島は、万里が乗り込んで来たと言われるが、「ただの同僚だ」と否定する。
すると、ペットサロンの客が芽衣子(菅野美穂)は犯罪者だから辞めさせろと乗り込んで来る。しかし小山内琴美(横山めぐみ)は「芽衣子は接客も技術も全く問題ないので辞めさせません」と言い切り、芽衣子をかばう。その後、真島(玉木宏)は閉店後の店の前に現れた。前科があることを告白する芽衣子に、真島は芽衣子の気持ちを理解し「かばってくれたオーナーの気持ちも受け止めて店を辞めてはいけない」と言い、芽衣子を連れ出す。
波止場に連れて行かれた芽衣子(菅野美穂)は、真島(玉木宏)の優しさに触れる。2人の距離が近付くが、芽衣子が持っていた遥(岩佐真悠子)の携帯に金谷(山崎裕太)から連絡が入った。しかし、芽衣子は真島の目を気にして電話を切るのだった。
「海で光る夜光虫を初めて見た。20年以上も海にも来たことがない」と呟く芽衣子(菅野美穂)を見て、真島(玉木宏)は芽衣子の悲しみを感じる。居たたまれず帰ろうとする芽衣子は真島に引き止められるが、涙を流していた。芽衣子が「どうしていいのかわからない。ずっと1人だったし、優しくされたことがなかったから。だからもうこれ以上近くに来ないで」と言うと、真島は芽衣子を抱きしめた。しかし、芽衣子は真島を振り切って立ち去ってしまう。
翌日、芽衣子(菅野美穂)はある人物が入った大きなケージを運び出していた。一方、真島(玉木宏)を呼び出した万里(吉瀬美智子)は、「芽衣子は冷静で知能犯に多いタイプ。15年前の芽衣子の事件は冤罪で、その復讐をしているのかも」と芽衣子を疑う。否定する真島は万里から「深入りしすぎているのでは?」と問い詰められるが、何も言わず立ち去る。その後、宇喜田(吉田鋼太郎)から真島の動きを尋ねられた万里は、「今までにないくらい本気になっているのは確かです」と言って立ち去るのだった。
真島(玉木宏)は堂島(唐沢寿明)から15年前の事件の公判記録を受け取る。すると、先日自殺した北村(浜田晃)、菅沼(波岡一喜)、松永(石丸謙二郎)は全て15年前の事件に関わっており、証言台に立っていたもう1人、金谷(山崎裕太)がいることに気付き、真島は走り出した。その頃金谷(山崎裕太)は、遥(岩佐真悠子)の携帯から芽衣子(菅野美穂)が掛けてきた電話に出る。すると芽衣子は「遥を誘拐した。5億円用意しろ」と脅すのだった。
ギルティ 悪魔と契約した女-第3話
2010年10月26日放映
第3話 追い込め・悪徳弁護士
松永征一(石丸謙二郎)は、美咲(美山加恋)の心臓移植の順番が回ってこないことに苛立ち、医師を脅していた。一方、宇喜田元(吉田鋼太郎)から真島拓朗(玉木宏)の監視を指示された榎本万里(吉瀬美智子)は、交換条件に拓朗の謹慎を解くことと、拓朗と一緒に三輪周平(モロ師岡)を捜索することを突きつける。その頃、拓朗(玉木宏)は堂島基一(唐沢寿明)から、自殺をした野上芽衣子(菅野美穂)の母親は一命を取り留めて施設に入っており、事件の真犯人がいるらしいとの情報を得る。しかし堂島は「真犯人はどうでもいい」と言い、病院から出てきた松永と後を追うように出てきた芽衣子の姿を撮るのだった。
芽衣子(菅野美穂)は、先日出産した犬のアンが育児拒否をしていると動物病院から連絡を受ける。一方、拓朗(玉木宏)が芽衣子の母・千津(岩本多代)に会いに行くと、「芽衣子は自分の子供ではない。悪魔の子だ」と取り乱すのだった。その頃、松永(石丸謙二郎)は美咲(美山加恋)の心臓移植の為に裏で手を回していた。
芽衣子(菅野美穂)は美咲(美山加恋)とパソコンのチャットを使って連絡を取り合っていたが、そこに拓朗(玉木宏)がやって来る。アンが育児拒否だと話をする中、「アンを引き取らなければならないが、サロンでは預かれない」と心配する芽衣子。すると「夜だけなら預かる。昼間は仕事だから、ペットサロンに面倒見てもらえるなら」と言う拓朗の言葉に、芽衣子は喜んだ。そして、万里(吉瀬美智子)から呼び出された拓朗は「明日、アンを引き取る準備を一緒にしよう」と約束して立ち去るのだった。
待ち合わせ場所にやって来た拓朗(玉木宏)に謹慎が解かれると告げ、三輪(モロ師岡)の話を聞き出そうとする万里(吉瀬美智子)。しかし拓朗は「宇喜田(吉田鋼太郎)の犬に成り下がった」と万里に言い捨てて立ち去った。一方、芽衣子(菅野美穂)は田辺厚(戸田昌宏)の携帯を使い、松永(石丸謙二郎)に対する復讐を進めようとする。その頃、拓朗は毒入りケーキ事件を調べる中、あることに気付く。
動物病院からアンを引き取った拓朗(玉木宏)と芽衣子(菅野美穂)。芽衣子は、拓朗が家でアンの面倒を見るために必要なもののリストを渡すと、拓朗から買い物に付き合って欲しいと言われ、買い物の約束をする。その後、芽衣子はドッグセラピーのボランティアがあると病院に向かう。拓朗は捜査一課へ行き、謹慎を解かれるが、宇喜田(吉田鋼太郎)から「三輪(モロ師岡)の件は万里(吉瀬美智子)に指揮を取らせる」と命じられた。しかし、拓朗は1人で出て行ってしまうのだった。
美咲(美山加恋)の心臓移植の為に手を回していた松永(石丸謙二郎)は金が必要な為、今の妻・陽子(笠木泉)の実家を売り飛ばすと言い出して、妻と揉めていた。その様子を盗聴器で聞いていた芽衣子(菅野美穂)は、「娘の命を利用して、色々な人の人生をめちゃくちゃにするつもりか」と松永を脅す。
拓朗(玉木宏)は、15年前に芽衣子(菅野美穂)の取り調べを担当していた元刑事の平田勇次(並樹史朗)と会っていた。平田は「物証に状況証拠に目撃証言もあって黒に間違いないが、芽衣子は頑固にやってないと言い張っていた」と話す。拓朗は調書に担当した鑑識の名前がないのを不審に思っていたが、平田も誰だったか思い出せない。その頃芽衣子は、明日ドッグセラピーのボランティアに行く為、休みをもらっていた。
美咲(美山加恋)は心臓移植に同意するところまで話が進んでいた。その頃、芽衣子(菅野美穂)と一緒に拓朗(玉木宏)が買い物をして戻って来る。芽衣子にアンを部屋まで運ばせると、芽衣子からアンが離れようとしない。アンが慣れるまで家に上がってくれと頼む拓朗は、自分が警察の人間だと気付かれないように注意を払うのだった。
拓朗(玉木宏)は犬を飼う準備を済ませて、たいしたものではないと芽衣子(菅野美穂)にカップラーメンをご馳走する。その後、「家まで送る」と言う拓朗の申し出に芽衣子は「人に優しくされるのに慣れていないのでやめてください」と足早に立ち去るのだった。
美咲(美山加恋)の心臓移植の日、松永(石丸謙二郎)は「自分は何もすることがない」と事務所に来ていた。松永は自分の携帯に心臓らしき画像が送られてきて動揺していると、病院でトラブルがあったようだと連絡が入る。すると、田辺(戸田昌宏)の携帯を使って芽衣子(菅野美穂)が電話して来た。芽衣子は事務所の前で、心臓の入ったクーラーボックスを肩に掛けて松永を脅し始める。
松永(石丸謙二郎)を公衆電話ボックスに誘導した芽衣子(菅野美穂)は、「移植の優先順位を繰り上げた不正の証拠も持っている。今までの悪行の全てを公にする。真実を無視した罪は死に値する。死をもって償え。そうすればこの心臓を美咲(美山加恋)に届ける」と脅した。さらに、電話ボックスに仕組んだ薬を松永に飲ませようとした芽衣子。しかし松永は「こんな物、飲めるか」と地面に捨てると、そこからガスが発生し、電話ボックスの中で倒れてしまう。その現場に堂島(唐沢寿明)が現れ、電話ボックスで倒れている松永の姿を写真に撮っていた。
拓朗(玉木宏)は、病院でドッグセラピーはどこでやっているのかと尋ねていたが、「今日はやっていない」と言われる。その時、病院内で美咲(美山加恋)の心臓移植手術中なのに松永(石丸謙二郎)が自殺したと噂になっていた。その頃、芽衣子は心臓を奪った芝居をしていただけで、美咲の手術は順調に進み無事終了する。その後、拓朗からの電話を受けた芽衣子(菅野美穂)だが、罪の意識から返事もできず、電話を切って泣き崩れていた。
万里(吉瀬美智子)は拓朗(玉木宏)の彼女だと言って、ペットサロンを尋ねていた。その頃、拓朗は平田(並樹史朗)から「毒ケーキ殺人事件の鑑識を担当したのが三輪(モロ師岡)だったことを思い出した」と連絡を受ける。
第3話 追い込め・悪徳弁護士
松永征一(石丸謙二郎)は、美咲(美山加恋)の心臓移植の順番が回ってこないことに苛立ち、医師を脅していた。一方、宇喜田元(吉田鋼太郎)から真島拓朗(玉木宏)の監視を指示された榎本万里(吉瀬美智子)は、交換条件に拓朗の謹慎を解くことと、拓朗と一緒に三輪周平(モロ師岡)を捜索することを突きつける。その頃、拓朗(玉木宏)は堂島基一(唐沢寿明)から、自殺をした野上芽衣子(菅野美穂)の母親は一命を取り留めて施設に入っており、事件の真犯人がいるらしいとの情報を得る。しかし堂島は「真犯人はどうでもいい」と言い、病院から出てきた松永と後を追うように出てきた芽衣子の姿を撮るのだった。
芽衣子(菅野美穂)は、先日出産した犬のアンが育児拒否をしていると動物病院から連絡を受ける。一方、拓朗(玉木宏)が芽衣子の母・千津(岩本多代)に会いに行くと、「芽衣子は自分の子供ではない。悪魔の子だ」と取り乱すのだった。その頃、松永(石丸謙二郎)は美咲(美山加恋)の心臓移植の為に裏で手を回していた。
芽衣子(菅野美穂)は美咲(美山加恋)とパソコンのチャットを使って連絡を取り合っていたが、そこに拓朗(玉木宏)がやって来る。アンが育児拒否だと話をする中、「アンを引き取らなければならないが、サロンでは預かれない」と心配する芽衣子。すると「夜だけなら預かる。昼間は仕事だから、ペットサロンに面倒見てもらえるなら」と言う拓朗の言葉に、芽衣子は喜んだ。そして、万里(吉瀬美智子)から呼び出された拓朗は「明日、アンを引き取る準備を一緒にしよう」と約束して立ち去るのだった。
待ち合わせ場所にやって来た拓朗(玉木宏)に謹慎が解かれると告げ、三輪(モロ師岡)の話を聞き出そうとする万里(吉瀬美智子)。しかし拓朗は「宇喜田(吉田鋼太郎)の犬に成り下がった」と万里に言い捨てて立ち去った。一方、芽衣子(菅野美穂)は田辺厚(戸田昌宏)の携帯を使い、松永(石丸謙二郎)に対する復讐を進めようとする。その頃、拓朗は毒入りケーキ事件を調べる中、あることに気付く。
動物病院からアンを引き取った拓朗(玉木宏)と芽衣子(菅野美穂)。芽衣子は、拓朗が家でアンの面倒を見るために必要なもののリストを渡すと、拓朗から買い物に付き合って欲しいと言われ、買い物の約束をする。その後、芽衣子はドッグセラピーのボランティアがあると病院に向かう。拓朗は捜査一課へ行き、謹慎を解かれるが、宇喜田(吉田鋼太郎)から「三輪(モロ師岡)の件は万里(吉瀬美智子)に指揮を取らせる」と命じられた。しかし、拓朗は1人で出て行ってしまうのだった。
美咲(美山加恋)の心臓移植の為に手を回していた松永(石丸謙二郎)は金が必要な為、今の妻・陽子(笠木泉)の実家を売り飛ばすと言い出して、妻と揉めていた。その様子を盗聴器で聞いていた芽衣子(菅野美穂)は、「娘の命を利用して、色々な人の人生をめちゃくちゃにするつもりか」と松永を脅す。
拓朗(玉木宏)は、15年前に芽衣子(菅野美穂)の取り調べを担当していた元刑事の平田勇次(並樹史朗)と会っていた。平田は「物証に状況証拠に目撃証言もあって黒に間違いないが、芽衣子は頑固にやってないと言い張っていた」と話す。拓朗は調書に担当した鑑識の名前がないのを不審に思っていたが、平田も誰だったか思い出せない。その頃芽衣子は、明日ドッグセラピーのボランティアに行く為、休みをもらっていた。
美咲(美山加恋)は心臓移植に同意するところまで話が進んでいた。その頃、芽衣子(菅野美穂)と一緒に拓朗(玉木宏)が買い物をして戻って来る。芽衣子にアンを部屋まで運ばせると、芽衣子からアンが離れようとしない。アンが慣れるまで家に上がってくれと頼む拓朗は、自分が警察の人間だと気付かれないように注意を払うのだった。
拓朗(玉木宏)は犬を飼う準備を済ませて、たいしたものではないと芽衣子(菅野美穂)にカップラーメンをご馳走する。その後、「家まで送る」と言う拓朗の申し出に芽衣子は「人に優しくされるのに慣れていないのでやめてください」と足早に立ち去るのだった。
美咲(美山加恋)の心臓移植の日、松永(石丸謙二郎)は「自分は何もすることがない」と事務所に来ていた。松永は自分の携帯に心臓らしき画像が送られてきて動揺していると、病院でトラブルがあったようだと連絡が入る。すると、田辺(戸田昌宏)の携帯を使って芽衣子(菅野美穂)が電話して来た。芽衣子は事務所の前で、心臓の入ったクーラーボックスを肩に掛けて松永を脅し始める。
松永(石丸謙二郎)を公衆電話ボックスに誘導した芽衣子(菅野美穂)は、「移植の優先順位を繰り上げた不正の証拠も持っている。今までの悪行の全てを公にする。真実を無視した罪は死に値する。死をもって償え。そうすればこの心臓を美咲(美山加恋)に届ける」と脅した。さらに、電話ボックスに仕組んだ薬を松永に飲ませようとした芽衣子。しかし松永は「こんな物、飲めるか」と地面に捨てると、そこからガスが発生し、電話ボックスの中で倒れてしまう。その現場に堂島(唐沢寿明)が現れ、電話ボックスで倒れている松永の姿を写真に撮っていた。
拓朗(玉木宏)は、病院でドッグセラピーはどこでやっているのかと尋ねていたが、「今日はやっていない」と言われる。その時、病院内で美咲(美山加恋)の心臓移植手術中なのに松永(石丸謙二郎)が自殺したと噂になっていた。その頃、芽衣子は心臓を奪った芝居をしていただけで、美咲の手術は順調に進み無事終了する。その後、拓朗からの電話を受けた芽衣子(菅野美穂)だが、罪の意識から返事もできず、電話を切って泣き崩れていた。
万里(吉瀬美智子)は拓朗(玉木宏)の彼女だと言って、ペットサロンを尋ねていた。その頃、拓朗は平田(並樹史朗)から「毒ケーキ殺人事件の鑑識を担当したのが三輪(モロ師岡)だったことを思い出した」と連絡を受ける。
ギルティ 悪魔と契約した女-第2話
2010年10月19日放映
第2話 復讐の鬼・愛を捨てる
真島拓朗(玉木宏)は、野上芽衣子(菅野美穂)が15年前の毒ケーキ殺人事件で服役していたことを知り、事件について調べ始める。その頃、芽衣子はボランティアで訪れた病院で美咲(美山加恋)に犬の写真を見せてあげると約束していた。
パソコンが苦手な芽衣子(菅野美穂)は、パソコンを操作する矢部彩乃(滝沢沙織)を羨んでいると、拓朗(玉木宏)がペットサロンにやって来る。自分の職業をSE(システムエンジニア)と偽った拓朗は、芽衣子にパソコンを教える約束をするのだった。
その後、拓朗(玉木宏)は不審死をした北村(浜田晃)と菅沼俊也(波岡一喜)の接点が"桜葉館学園"にあると気付く。一方、1ヶ月前に松永の事務所に相談へ行くフリをして盗聴器を仕掛けていた芽衣子(菅野美穂)。事務員の田辺厚(戸田昌宏)が相談を受けていることを確認し、「非弁行為で弁護士会に申し立てをした」と田辺を脅すのだった。
宇喜田元(吉田鋼太郎)から「三輪(モロ師岡)の報告をしろ」と責められた拓朗(玉木宏)は、「今後は勝手に捜査する」と言って立ち去ろうとしたが、溝口猛(金井勇太)が心身喪失で無罪になると聞いて呆然とする。その場にいた同僚の門倉了(RIKIYA)が殺された後輩である吉井宏太(川野直輝)まで愚かだと言い出すと、拓朗は門倉に殴りかかった。すると、宇喜田から「暴行傷害の現行犯を見逃すわけにはいかない」と謹慎を言い渡されてしまうのだった。
帰宅した松永(石丸謙二郎)は、自宅に届いていたケーキを見て怒りをあらわにする。一方、鶴見真人(水上剣星)の店で飲んでいた拓朗。そこに宏太(川野直輝)の父・吉井孝(大鷹明良)が店に現れ、溝口(金井勇太)に敵討ちをすると言い、「あんた、また何もしてくれないんだな」と拓朗に吐き捨てるのだった。
ペットサロンで拓朗(玉木宏)を待っていた芽衣子(菅野美穂)は外に出ると、突然堂島(唐沢寿明)に写真を撮られる。「お前は少女Aで、恋なんて出来る人間ではない」と堂島から言われた芽衣子は、鋭い目つきで睨み返すのだった。その頃、拓朗は「刑事にできるのは悪いことをした人間に輪っぱかけることだけ」と三輪(モロ師岡)に言われたことを思い出していた。
真人(水上剣星)の店にやって来た万里(吉瀬美智子)は、少し前に拓朗(玉木宏)と孝(大鷹明良)が会っていたことを知る。その頃、パソコンを教える約束をしていた拓朗はペットサロンにやって来た。パソコンを教えていた拓朗は、「友達が殺されたのに、犯人の麻薬常習の男は心神喪失と判断されて無罪になった」と話し出す。すると芽衣子は「人を殺した人間が無罪になるなんておかしい。罪を犯した人間は罰を受けるべき。警察がちゃんと調べれば分かるはずなのに…」と激高するのだった。
帰り道で、警察が嫌いという芽衣子(菅野美穂)に「何かあったのか」と尋ねた拓朗(玉木宏)。しかし、芽衣子は何も話さない。拓朗も、「俺も警察なんて大嫌い。そもそも警察が好きな奴なんているのか」と言って、明日もパソコンを教える約束をする。その2人の様子を万里(吉瀬美智子)が偶然見ていた。
拓朗(玉木宏)を待ち伏せしていた堂島(唐沢寿明)は、拓朗が芽衣子(菅野美穂)と会っていることも知っており、三輪(モロ師岡)のことを聞き出そうとする。しかし、拓朗は何も答えない。一方、松永(石丸謙二郎)に「事務員に自分の仕事をやらせている証拠もある。懲戒請求書を送りつけた」と電話で話す芽衣子。松永は14年前、芽衣子の弁護にあたっていたが「やったかやっていないかは関係ない。死刑になりたくないならここで認めろ」と芽衣子に迫っていたのだった。
松永(石丸謙二郎)は、田辺(戸田昌宏)が勝手に相談を受けて金を受け取り、着服したことにして田辺に解雇を言い渡す。そんな松永の言葉を聞き呆然とする田辺の元に芽衣子(菅野美穂)が現れ、「松永はそういう男。警察に届けられない松永の隠し金を持ち去ってしまえ」と持ちかけるのだった。
溝口(金井勇太)のいる拘置所の前にいた拓朗(玉木宏)を万里(吉瀬美智子)が止めようとする。しかし拓朗は万里の制止を聞かずに溝口の乗った車の前に立ちはだかった。溝口は車の窓を開けて謝罪の言葉を口にするが、最後は拓朗を小馬鹿にした態度で挑発する。そんな溝口の態度を見た拓朗は怒りに震えるのだった。一方、病院に訪れた芽衣子(菅野美穂)は子犬の写真を美咲(美山加恋)に見せていた。すると美咲は、「手術をしなければならない」と話す。
芽衣子(菅野美穂)は、自分が面倒を見ている凶暴な犬が彩乃(滝沢沙織)や客に噛みついたと連絡を受けてかけつけた。「動物愛護センターに連れて行く」と言う小山内琴美(横山めぐみ)の苦渋の選択を理解した芽衣子は、自らセンターに連れて行く。その頃、拓朗(玉木宏)は宏太(川野直輝)の墓前にいた。
落ち込む芽衣子(菅野美穂)の前に拓朗(玉木宏)が現れた。芽衣子は「犬を助けると決めたのにできなかった。いつも私のせいでみんな不幸になる」と後悔を口にする。拓朗も「お前だけではない。俺もたくさんの人間を不幸にした」と自らと重ね合わせるのだった。
帰宅した拓朗(玉木宏)は、「取引しよう」と堂島(唐沢寿明)に連絡する。翌日、事務所に来た松永(石丸謙二郎)は、田辺(戸田昌宏)が金庫にあった金を持ち去ったことに気付く。そこに電話が鳴り、松永は電話をしてきた芽衣子(菅野美穂)に「再びムショ送りにしてやる」と言い捨てる。しかし芽衣子は「その前に大きな罪を認めることになる」と言葉を返し、田辺が松永の預金を根こそぎ持ち去ったことを示唆した。そして芽衣子は「これで終わりじゃない。やっと始まったのよ」と呟いて電話を切るのだった。
万里(吉瀬美智子)は、宇喜田(吉田鋼太郎)から拓朗(玉木宏)の監視を命じられていた。一方、堂島(唐沢寿明)に三輪(モロ師岡)の遺書を差し出した拓朗は、15年前の毒ケーキ殺人事件の記事を書いたのが堂島本人だと知る。その頃、病室で仔犬の動画を見ていた美咲(美山加恋)の横には、松永(石丸謙二郎)がいた。芽衣子(菅野美穂)が病院で近付いた美咲は、松永の娘だった。
第2話 復讐の鬼・愛を捨てる
真島拓朗(玉木宏)は、野上芽衣子(菅野美穂)が15年前の毒ケーキ殺人事件で服役していたことを知り、事件について調べ始める。その頃、芽衣子はボランティアで訪れた病院で美咲(美山加恋)に犬の写真を見せてあげると約束していた。
パソコンが苦手な芽衣子(菅野美穂)は、パソコンを操作する矢部彩乃(滝沢沙織)を羨んでいると、拓朗(玉木宏)がペットサロンにやって来る。自分の職業をSE(システムエンジニア)と偽った拓朗は、芽衣子にパソコンを教える約束をするのだった。
その後、拓朗(玉木宏)は不審死をした北村(浜田晃)と菅沼俊也(波岡一喜)の接点が"桜葉館学園"にあると気付く。一方、1ヶ月前に松永の事務所に相談へ行くフリをして盗聴器を仕掛けていた芽衣子(菅野美穂)。事務員の田辺厚(戸田昌宏)が相談を受けていることを確認し、「非弁行為で弁護士会に申し立てをした」と田辺を脅すのだった。
宇喜田元(吉田鋼太郎)から「三輪(モロ師岡)の報告をしろ」と責められた拓朗(玉木宏)は、「今後は勝手に捜査する」と言って立ち去ろうとしたが、溝口猛(金井勇太)が心身喪失で無罪になると聞いて呆然とする。その場にいた同僚の門倉了(RIKIYA)が殺された後輩である吉井宏太(川野直輝)まで愚かだと言い出すと、拓朗は門倉に殴りかかった。すると、宇喜田から「暴行傷害の現行犯を見逃すわけにはいかない」と謹慎を言い渡されてしまうのだった。
帰宅した松永(石丸謙二郎)は、自宅に届いていたケーキを見て怒りをあらわにする。一方、鶴見真人(水上剣星)の店で飲んでいた拓朗。そこに宏太(川野直輝)の父・吉井孝(大鷹明良)が店に現れ、溝口(金井勇太)に敵討ちをすると言い、「あんた、また何もしてくれないんだな」と拓朗に吐き捨てるのだった。
ペットサロンで拓朗(玉木宏)を待っていた芽衣子(菅野美穂)は外に出ると、突然堂島(唐沢寿明)に写真を撮られる。「お前は少女Aで、恋なんて出来る人間ではない」と堂島から言われた芽衣子は、鋭い目つきで睨み返すのだった。その頃、拓朗は「刑事にできるのは悪いことをした人間に輪っぱかけることだけ」と三輪(モロ師岡)に言われたことを思い出していた。
真人(水上剣星)の店にやって来た万里(吉瀬美智子)は、少し前に拓朗(玉木宏)と孝(大鷹明良)が会っていたことを知る。その頃、パソコンを教える約束をしていた拓朗はペットサロンにやって来た。パソコンを教えていた拓朗は、「友達が殺されたのに、犯人の麻薬常習の男は心神喪失と判断されて無罪になった」と話し出す。すると芽衣子は「人を殺した人間が無罪になるなんておかしい。罪を犯した人間は罰を受けるべき。警察がちゃんと調べれば分かるはずなのに…」と激高するのだった。
帰り道で、警察が嫌いという芽衣子(菅野美穂)に「何かあったのか」と尋ねた拓朗(玉木宏)。しかし、芽衣子は何も話さない。拓朗も、「俺も警察なんて大嫌い。そもそも警察が好きな奴なんているのか」と言って、明日もパソコンを教える約束をする。その2人の様子を万里(吉瀬美智子)が偶然見ていた。
拓朗(玉木宏)を待ち伏せしていた堂島(唐沢寿明)は、拓朗が芽衣子(菅野美穂)と会っていることも知っており、三輪(モロ師岡)のことを聞き出そうとする。しかし、拓朗は何も答えない。一方、松永(石丸謙二郎)に「事務員に自分の仕事をやらせている証拠もある。懲戒請求書を送りつけた」と電話で話す芽衣子。松永は14年前、芽衣子の弁護にあたっていたが「やったかやっていないかは関係ない。死刑になりたくないならここで認めろ」と芽衣子に迫っていたのだった。
松永(石丸謙二郎)は、田辺(戸田昌宏)が勝手に相談を受けて金を受け取り、着服したことにして田辺に解雇を言い渡す。そんな松永の言葉を聞き呆然とする田辺の元に芽衣子(菅野美穂)が現れ、「松永はそういう男。警察に届けられない松永の隠し金を持ち去ってしまえ」と持ちかけるのだった。
溝口(金井勇太)のいる拘置所の前にいた拓朗(玉木宏)を万里(吉瀬美智子)が止めようとする。しかし拓朗は万里の制止を聞かずに溝口の乗った車の前に立ちはだかった。溝口は車の窓を開けて謝罪の言葉を口にするが、最後は拓朗を小馬鹿にした態度で挑発する。そんな溝口の態度を見た拓朗は怒りに震えるのだった。一方、病院に訪れた芽衣子(菅野美穂)は子犬の写真を美咲(美山加恋)に見せていた。すると美咲は、「手術をしなければならない」と話す。
芽衣子(菅野美穂)は、自分が面倒を見ている凶暴な犬が彩乃(滝沢沙織)や客に噛みついたと連絡を受けてかけつけた。「動物愛護センターに連れて行く」と言う小山内琴美(横山めぐみ)の苦渋の選択を理解した芽衣子は、自らセンターに連れて行く。その頃、拓朗(玉木宏)は宏太(川野直輝)の墓前にいた。
落ち込む芽衣子(菅野美穂)の前に拓朗(玉木宏)が現れた。芽衣子は「犬を助けると決めたのにできなかった。いつも私のせいでみんな不幸になる」と後悔を口にする。拓朗も「お前だけではない。俺もたくさんの人間を不幸にした」と自らと重ね合わせるのだった。
帰宅した拓朗(玉木宏)は、「取引しよう」と堂島(唐沢寿明)に連絡する。翌日、事務所に来た松永(石丸謙二郎)は、田辺(戸田昌宏)が金庫にあった金を持ち去ったことに気付く。そこに電話が鳴り、松永は電話をしてきた芽衣子(菅野美穂)に「再びムショ送りにしてやる」と言い捨てる。しかし芽衣子は「その前に大きな罪を認めることになる」と言葉を返し、田辺が松永の預金を根こそぎ持ち去ったことを示唆した。そして芽衣子は「これで終わりじゃない。やっと始まったのよ」と呟いて電話を切るのだった。
万里(吉瀬美智子)は、宇喜田(吉田鋼太郎)から拓朗(玉木宏)の監視を命じられていた。一方、堂島(唐沢寿明)に三輪(モロ師岡)の遺書を差し出した拓朗は、15年前の毒ケーキ殺人事件の記事を書いたのが堂島本人だと知る。その頃、病室で仔犬の動画を見ていた美咲(美山加恋)の横には、松永(石丸謙二郎)がいた。芽衣子(菅野美穂)が病院で近付いた美咲は、松永の娘だった。
ギルティ 悪魔と契約した女-第1話
2010年10月12日放映
第1話 復讐の幕が開く!
北村という年配の男がビルの屋上から飛び降りた。その場に偶然通りかかった刑事・真島拓朗(玉木宏)は動揺もせず立ち去る。そこに事件を嗅ぎつけてきたフリージャーナリストの堂島基一(唐沢寿明)は拓朗とぶつかるが、気にせずに写真を撮りまくっていた。その頃、現場近くから大きな犬を連れて立ち去る野上芽衣子(菅野美穂)は、人知れぬ想いを抱えていたのだった。
拓朗(玉木宏)は理事官・宇喜田元(吉田鋼太郎)から呼び出され、管理官・三輪周平(モロ師岡)の失踪について捜査を命じられる。三輪には裏金問題が浮上しており、警察内では色々な思惑が渦巻いていた。その頃芽衣子(菅野美穂)は、銀行員の菅沼俊也(波岡一喜)を脅迫しようと動くのだった。
三輪(モロ師岡)の失踪について三輪の妻から聞く拓朗(玉木宏)。ケガをして入院中の妻は、「誰かに押された気もする」と呟くのだった。その後、拓朗は「客から預かった犬が側溝に落ちた」と動揺する芽衣子(菅野美穂)と出くわす。拓朗は犬を助け出し、「預かった犬ならプロらしく命を預かる責任を持て」と芽衣子に冷たく言い放つ。一方、俊也(波岡一喜)は電話での芽衣子の脅迫に怯え、「命令されて、ああするしかなかった」と言い訳をするが、電話は切れてしまう。その頃、受話器を置いた芽衣子は俊也の妻・菅沼知香(原田佳奈)に近付いていた。
拓朗(玉木宏)は、三輪(モロ師岡)の自宅で飛び降りの切り抜きを見つけ、先日の飛び降りを思い出す。その後拓朗が家から出ると、外には堂島(唐沢寿明)が拓朗の動きを察して待ち伏せていた。拓朗は飛び降りの事件現場にいた堂島から事件の詳細を聞こうとするが、はぐらかされてしまう。一方、俊也(波岡一喜)は芽衣子(菅野美穂)の脅迫電話に怯え、妻の知香(原田佳奈)も犬に襲われてケガをする。
三輪(モロ師岡)の妻に頼まれてペットサロンを訪ねた拓朗(玉木宏)は、そこで芽衣子(菅野美穂)と再会し、自分が助けた犬・アンが三輪の犬だと知る。拓朗は、三輪の妻から「退院するまでサロンで預かって欲しいと頼まれた」とやって来たのだが、サロンのオーナー・小山内琴美(横山めぐみ)に断られてしまう。困った拓朗を見た芽衣子は、「アンの出産が終わるまで責任を持って面倒を見たい」と切り出し、拓朗が出産に立ち会う条件でアンを預かることに。一方俊也(波岡一喜)は、知香(原田佳奈)が犬に襲われてケガをしたと聞き、「あの女の仕業だ」と呟き、取り乱す。
宇喜田(吉田鋼太郎)は三輪(モロ師岡)の捜査状況が気になり、拓朗(玉木宏)に逐一報告しろと迫る。拓朗の同僚・榎本万里(吉瀬美智子)は、三輪の情報を拓朗に伝える。三輪は一週間前、栃木の女子刑務所を訪ねていたらしい。その後、ビルから飛び降りた北村の家を訪ねた拓朗。北村の娘によると、三輪が犬や女のことを聞きに来ていたと判明する。
駅のホームにいた俊也(波岡一喜)は、知香(原田佳奈)からの着信で電話に出た。しかし、電話の相手は芽衣子(菅野美穂)だった。俊也の反対側のホームにいる知香のすぐ後ろで、芽衣子は電話をしていたのだ。「知香に危害を及ぼされたくなかったら自分の命をもって償え。電車に飛び込め」と命じる芽衣子。しかし電車に飛び込めず座り込む俊也を見た芽衣子は、「できないなら知香に死んでもらう」と背後から知香に近付く。「それだけはやめて欲しい」と懇願する俊也に、芽衣子は「新聞の間に忍ばせた封筒の中の薬を飲め」と指示する。自ら薬を飲んで服毒し、倒れてしまう俊也を見た芽衣子は、携帯電話を知香のバッグにさり気なく戻し、何事もなかったかのようにその場を立ち去った。
所轄で、孫と散歩中にビルから飛び降りた北村の事件が自殺と断定していることを確認していた拓朗(玉木宏)。その傍で、「夫は自殺ではない」と訴える知香(原田佳奈)に、所轄の警官が「あれは服毒自殺と断定している」となだめていた。拓朗は「夫は嫌がらせにもあっていた。自分も犬に襲われた。それに女…女がやったと言っていた」と言う知香の訴えに、北村の飛び降り事件との何か関係があるのではと気になるのだった。
芽衣子(菅野美穂)は介護施設にいる母・千津(岩本多代)の後ろ姿を見つめながら、15年前のことを回想する。警察から逮捕状を突きつけられ、「私はやっていない!」と訴える芽衣子を冷たい目で見つめる千津。その後、姉が自殺したと聞き、母からは「お前の思い通りになった」と吐き捨てられたのだった。
鶴見真人(水上剣星)の店に出向いた拓朗(玉木宏)。1年前、拓朗はある事件で後輩・吉井宏太(川野直輝)が未成年の殺人犯・溝口猛(金井勇太)に殺された過去を思い出す。拓朗の判断ミスで、吉井は溝口に火をつけられて亡くなったのだった。帰宅した拓朗は、芽衣子(菅野美穂)から「アンの陣痛が始まった」と連絡を受ける。
芽衣子(菅野美穂)は陣痛の始まったアンの面倒を懸命に見ていた。駆けつけた拓朗(玉木宏)に出産を待つ間、「この仕事を選んだのは犬が好きだから」と話す芽衣子。しばらくしてアンは無事に出産し、芽衣子は安堵の表情を浮かべる。帰ろうとする拓朗に別の犬が吠えると、芽衣子は犬をなだめ、「人間に虐待されて人を恐がり吠えるようになった。でも助けて欲しくて鳴いていたはず。誰も話を聞いてくれず、誰か1人でも話を聞いてくれていればこうならなかった」と自分のことのように語るのだった。
帰り道、拓朗(玉木宏)は「夫は自殺じゃない」と訴える知香(原田佳奈)のことを思い出し、俊也(波岡一喜)が服毒した駅のホームに向かった。ホームに2つあめ玉が置かれているのを見つけた拓朗は、三輪(モロ師岡)が反対ホームに入ってきた電車に乗り込むのを目撃する。その後、拓朗は三輪の自宅で「警察官として、してはならない行為をした責任を取る」と書かれた手紙を見つけ、"犬・女・自殺"という共通のキーワードを確認し、残された手帳から事件の手がかりを見つける。
手帳から、15年前に実の姉の子と義理の兄を青酸カリ入りのケーキで殺害したという事件に辿り着く。その事件の被疑者は芽衣子(菅野美穂)だった。1ヶ月前の北村の事件で、芽衣子が「私は殺していない。事実を隠して殺人犯に仕立てられた復讐をする。死をもって償え」と北村に飛び降りろと迫っていたのだった。
芽衣子(菅野美穂)が無期懲役の懲役刑を受けていた事実を知って驚く拓朗(玉木宏)。その頃、堂島(唐沢寿明)は当時、未成年の"少女A"だった芽衣子の情報を掴み、仕事に励む芽衣子の姿を堂島が写真に撮っていた。そして、芽衣子の新たなる復讐が再び始まる。
第1話 復讐の幕が開く!
北村という年配の男がビルの屋上から飛び降りた。その場に偶然通りかかった刑事・真島拓朗(玉木宏)は動揺もせず立ち去る。そこに事件を嗅ぎつけてきたフリージャーナリストの堂島基一(唐沢寿明)は拓朗とぶつかるが、気にせずに写真を撮りまくっていた。その頃、現場近くから大きな犬を連れて立ち去る野上芽衣子(菅野美穂)は、人知れぬ想いを抱えていたのだった。
拓朗(玉木宏)は理事官・宇喜田元(吉田鋼太郎)から呼び出され、管理官・三輪周平(モロ師岡)の失踪について捜査を命じられる。三輪には裏金問題が浮上しており、警察内では色々な思惑が渦巻いていた。その頃芽衣子(菅野美穂)は、銀行員の菅沼俊也(波岡一喜)を脅迫しようと動くのだった。
三輪(モロ師岡)の失踪について三輪の妻から聞く拓朗(玉木宏)。ケガをして入院中の妻は、「誰かに押された気もする」と呟くのだった。その後、拓朗は「客から預かった犬が側溝に落ちた」と動揺する芽衣子(菅野美穂)と出くわす。拓朗は犬を助け出し、「預かった犬ならプロらしく命を預かる責任を持て」と芽衣子に冷たく言い放つ。一方、俊也(波岡一喜)は電話での芽衣子の脅迫に怯え、「命令されて、ああするしかなかった」と言い訳をするが、電話は切れてしまう。その頃、受話器を置いた芽衣子は俊也の妻・菅沼知香(原田佳奈)に近付いていた。
拓朗(玉木宏)は、三輪(モロ師岡)の自宅で飛び降りの切り抜きを見つけ、先日の飛び降りを思い出す。その後拓朗が家から出ると、外には堂島(唐沢寿明)が拓朗の動きを察して待ち伏せていた。拓朗は飛び降りの事件現場にいた堂島から事件の詳細を聞こうとするが、はぐらかされてしまう。一方、俊也(波岡一喜)は芽衣子(菅野美穂)の脅迫電話に怯え、妻の知香(原田佳奈)も犬に襲われてケガをする。
三輪(モロ師岡)の妻に頼まれてペットサロンを訪ねた拓朗(玉木宏)は、そこで芽衣子(菅野美穂)と再会し、自分が助けた犬・アンが三輪の犬だと知る。拓朗は、三輪の妻から「退院するまでサロンで預かって欲しいと頼まれた」とやって来たのだが、サロンのオーナー・小山内琴美(横山めぐみ)に断られてしまう。困った拓朗を見た芽衣子は、「アンの出産が終わるまで責任を持って面倒を見たい」と切り出し、拓朗が出産に立ち会う条件でアンを預かることに。一方俊也(波岡一喜)は、知香(原田佳奈)が犬に襲われてケガをしたと聞き、「あの女の仕業だ」と呟き、取り乱す。
宇喜田(吉田鋼太郎)は三輪(モロ師岡)の捜査状況が気になり、拓朗(玉木宏)に逐一報告しろと迫る。拓朗の同僚・榎本万里(吉瀬美智子)は、三輪の情報を拓朗に伝える。三輪は一週間前、栃木の女子刑務所を訪ねていたらしい。その後、ビルから飛び降りた北村の家を訪ねた拓朗。北村の娘によると、三輪が犬や女のことを聞きに来ていたと判明する。
駅のホームにいた俊也(波岡一喜)は、知香(原田佳奈)からの着信で電話に出た。しかし、電話の相手は芽衣子(菅野美穂)だった。俊也の反対側のホームにいる知香のすぐ後ろで、芽衣子は電話をしていたのだ。「知香に危害を及ぼされたくなかったら自分の命をもって償え。電車に飛び込め」と命じる芽衣子。しかし電車に飛び込めず座り込む俊也を見た芽衣子は、「できないなら知香に死んでもらう」と背後から知香に近付く。「それだけはやめて欲しい」と懇願する俊也に、芽衣子は「新聞の間に忍ばせた封筒の中の薬を飲め」と指示する。自ら薬を飲んで服毒し、倒れてしまう俊也を見た芽衣子は、携帯電話を知香のバッグにさり気なく戻し、何事もなかったかのようにその場を立ち去った。
所轄で、孫と散歩中にビルから飛び降りた北村の事件が自殺と断定していることを確認していた拓朗(玉木宏)。その傍で、「夫は自殺ではない」と訴える知香(原田佳奈)に、所轄の警官が「あれは服毒自殺と断定している」となだめていた。拓朗は「夫は嫌がらせにもあっていた。自分も犬に襲われた。それに女…女がやったと言っていた」と言う知香の訴えに、北村の飛び降り事件との何か関係があるのではと気になるのだった。
芽衣子(菅野美穂)は介護施設にいる母・千津(岩本多代)の後ろ姿を見つめながら、15年前のことを回想する。警察から逮捕状を突きつけられ、「私はやっていない!」と訴える芽衣子を冷たい目で見つめる千津。その後、姉が自殺したと聞き、母からは「お前の思い通りになった」と吐き捨てられたのだった。
鶴見真人(水上剣星)の店に出向いた拓朗(玉木宏)。1年前、拓朗はある事件で後輩・吉井宏太(川野直輝)が未成年の殺人犯・溝口猛(金井勇太)に殺された過去を思い出す。拓朗の判断ミスで、吉井は溝口に火をつけられて亡くなったのだった。帰宅した拓朗は、芽衣子(菅野美穂)から「アンの陣痛が始まった」と連絡を受ける。
芽衣子(菅野美穂)は陣痛の始まったアンの面倒を懸命に見ていた。駆けつけた拓朗(玉木宏)に出産を待つ間、「この仕事を選んだのは犬が好きだから」と話す芽衣子。しばらくしてアンは無事に出産し、芽衣子は安堵の表情を浮かべる。帰ろうとする拓朗に別の犬が吠えると、芽衣子は犬をなだめ、「人間に虐待されて人を恐がり吠えるようになった。でも助けて欲しくて鳴いていたはず。誰も話を聞いてくれず、誰か1人でも話を聞いてくれていればこうならなかった」と自分のことのように語るのだった。
帰り道、拓朗(玉木宏)は「夫は自殺じゃない」と訴える知香(原田佳奈)のことを思い出し、俊也(波岡一喜)が服毒した駅のホームに向かった。ホームに2つあめ玉が置かれているのを見つけた拓朗は、三輪(モロ師岡)が反対ホームに入ってきた電車に乗り込むのを目撃する。その後、拓朗は三輪の自宅で「警察官として、してはならない行為をした責任を取る」と書かれた手紙を見つけ、"犬・女・自殺"という共通のキーワードを確認し、残された手帳から事件の手がかりを見つける。
手帳から、15年前に実の姉の子と義理の兄を青酸カリ入りのケーキで殺害したという事件に辿り着く。その事件の被疑者は芽衣子(菅野美穂)だった。1ヶ月前の北村の事件で、芽衣子が「私は殺していない。事実を隠して殺人犯に仕立てられた復讐をする。死をもって償え」と北村に飛び降りろと迫っていたのだった。
芽衣子(菅野美穂)が無期懲役の懲役刑を受けていた事実を知って驚く拓朗(玉木宏)。その頃、堂島(唐沢寿明)は当時、未成年の"少女A"だった芽衣子の情報を掴み、仕事に励む芽衣子の姿を堂島が写真に撮っていた。そして、芽衣子の新たなる復讐が再び始まる。
流れ星-第10話
2010年12月20日放映
第10話 二人の決断
槇原梨沙(上戸彩)との離婚届を提出した岡田健吾(竹野内豊)はそのまま警察に出頭した。一方、寝ている岡田マリア(北乃きい)の首に手を伸ばした槇原修一(稲垣吾郎)だったが、思いとどまり病室を後にしようとする。その時マリアが目を覚まし、修一は新聞記者のふりして臓器売買の話を聞き出そうとした。しかし、マリアは健吾が梨沙を騙して内臓を奪ったと話す。マリアの兄に対する気持ちを聞いた修一は自分と梨沙との関係を顧みるのだった。
神谷凌(松田翔太)の知り合いの病院に入院した梨沙(上戸彩)は、健吾(竹野内豊)が相談もせずに警察へ行ったことで、捨てられたと感じていた。その夜、病院から抜け出した梨沙は携帯電話の留守電に残っていた修一(稲垣吾郎)からのメッセージを聞く。するとそこには命を絶とうとする修一の最後の言葉が残されていた。
1年後。移植を受けて元気を取り戻したマリア(北乃きい)はコンクールに出した作品が入選し、神谷(松田翔太)の病院へ知らせに行く。
梨沙(上戸彩)は熱帯魚専門のペットショップで働きながら、自殺を図って歩行困難になった修一(稲垣吾郎)が入院する病院に看病に行く毎日を送っていた。
マリア(北乃きい)は自分の作品が展示される作品展に相澤美奈子(板谷由夏)や川本順二(杉本哲太)らを呼びたいと健吾(竹野内豊)に話す。そして、梨沙(上戸彩)も呼びたいと言うのだが、健吾から「梨沙のことはもういいよ」と諦めたように断られてしまう。
たまたまネットで梨沙(上戸彩)の働く姿を見つけた神谷(松田翔太)がペットショップを訪ねてきた。すると、梨沙は健吾(竹野内豊)たちには自分の居場所を黙っていて欲しいと頼む。神谷は梨沙の気持ちを考えて黙っていると約束し、マリア(北乃きい)の作品展のパンフレットを渡して帰って行く。
作品展の帰り道、健吾(竹野内豊)は久々にマリア(北乃きい)と岡田和子(原田美枝子)と3人で過ごす幸せを感じていた。そんな3人の姿を作品展へ向かう途中の梨沙(上戸彩)が見つける。その姿を遠くから見つめ、幸せそうな雰囲気を感じていつしか顔をほころばせる梨沙だったが、健吾への思いを断ち切るように歩き出すのだった。
梨沙(上戸彩)が着いた時、作品展の会場はすでに閉館してしまっていた。そこで、同じく遅れてやってきた神谷(松田翔太)と出会う。神谷は北海道の大学病院へ行くことになったと話し、梨沙にも環境を変えてやり直したらどうかと提案する。しかし、梨沙は入院する修一(稲垣吾郎)を捨てるわけにはいかないと考えていた。
「退院したら働く」という修一(稲垣吾郎)の言葉を梨沙(上戸彩)はまったく信用しようとしない。席を外した梨沙が残したカバンの中から通帳を見つけた修一は、その通帳の裏を見て唖然とする。
配送会社で働いていた健吾(竹野内豊)はたまたま荷物の集積で梨沙(上戸彩)が働いているペットショップの住所を知る。その頃、修一(稲垣吾郎)が自分の通帳を持って退院したことを知った梨沙はまた裏切られたと思うのだった。
神谷(松田翔太)の病院へ向かった梨沙(上戸彩)は、健吾(竹野内豊)と生活した時間が全て夢のように感じると話す。すると神谷は現実だったと一番思っているのは梨沙自身だと教える。その頃、健吾は家のポストに入っていたと和子(原田美枝子)から梨沙の通帳を見せられる。お金を返そうと毎日貯金していた記帳記録を見て驚く健吾は、通帳の裏に貼ってあったクラゲのシールを見て梨沙の変わらぬ気持ちを知るのだった。
梨沙(上戸彩)がペットショップへ出向くと、男が訪ねてきたとオーナーから教えられる。おそらく修一(稲垣吾郎)だろうと思う梨沙だったが、その男がクラゲ好きだと言っていたことを聞いて健吾(竹野内豊)だとわかり、急いで後を追う。しかし、健吾の姿は見つからなかった。そんな中、梨沙は去年健吾と一緒に見ようと約束した双子座流星群のニュースを聞く。
ペットショップから、展望台に設置された水槽を見に行く健吾(竹野内豊)。誰もいない展望台でクラゲの水槽に明かりを灯していると、水槽の向こう側に梨沙(上戸彩)の姿を見つける。梨沙も健吾に気付き、何故ペットショップに来たのかと尋ねた。健吾が通帳を返しに行ったと答えると、梨沙は修一(稲垣吾郎)が2人を会わせる為に仕組んだのだと気付く。その後、流星群を探す梨沙をしばらく見つめた健吾は「梨沙、一緒に帰ろう」と言って抱きしめた。再び「帰ろう…」という健吾に梨沙は言葉にならない言葉で頷く。そして、互いを抱きしめあう二人を祝福するかのようにクラゲが水槽を舞うのだった。
第10話 二人の決断
槇原梨沙(上戸彩)との離婚届を提出した岡田健吾(竹野内豊)はそのまま警察に出頭した。一方、寝ている岡田マリア(北乃きい)の首に手を伸ばした槇原修一(稲垣吾郎)だったが、思いとどまり病室を後にしようとする。その時マリアが目を覚まし、修一は新聞記者のふりして臓器売買の話を聞き出そうとした。しかし、マリアは健吾が梨沙を騙して内臓を奪ったと話す。マリアの兄に対する気持ちを聞いた修一は自分と梨沙との関係を顧みるのだった。
神谷凌(松田翔太)の知り合いの病院に入院した梨沙(上戸彩)は、健吾(竹野内豊)が相談もせずに警察へ行ったことで、捨てられたと感じていた。その夜、病院から抜け出した梨沙は携帯電話の留守電に残っていた修一(稲垣吾郎)からのメッセージを聞く。するとそこには命を絶とうとする修一の最後の言葉が残されていた。
1年後。移植を受けて元気を取り戻したマリア(北乃きい)はコンクールに出した作品が入選し、神谷(松田翔太)の病院へ知らせに行く。
梨沙(上戸彩)は熱帯魚専門のペットショップで働きながら、自殺を図って歩行困難になった修一(稲垣吾郎)が入院する病院に看病に行く毎日を送っていた。
マリア(北乃きい)は自分の作品が展示される作品展に相澤美奈子(板谷由夏)や川本順二(杉本哲太)らを呼びたいと健吾(竹野内豊)に話す。そして、梨沙(上戸彩)も呼びたいと言うのだが、健吾から「梨沙のことはもういいよ」と諦めたように断られてしまう。
たまたまネットで梨沙(上戸彩)の働く姿を見つけた神谷(松田翔太)がペットショップを訪ねてきた。すると、梨沙は健吾(竹野内豊)たちには自分の居場所を黙っていて欲しいと頼む。神谷は梨沙の気持ちを考えて黙っていると約束し、マリア(北乃きい)の作品展のパンフレットを渡して帰って行く。
作品展の帰り道、健吾(竹野内豊)は久々にマリア(北乃きい)と岡田和子(原田美枝子)と3人で過ごす幸せを感じていた。そんな3人の姿を作品展へ向かう途中の梨沙(上戸彩)が見つける。その姿を遠くから見つめ、幸せそうな雰囲気を感じていつしか顔をほころばせる梨沙だったが、健吾への思いを断ち切るように歩き出すのだった。
梨沙(上戸彩)が着いた時、作品展の会場はすでに閉館してしまっていた。そこで、同じく遅れてやってきた神谷(松田翔太)と出会う。神谷は北海道の大学病院へ行くことになったと話し、梨沙にも環境を変えてやり直したらどうかと提案する。しかし、梨沙は入院する修一(稲垣吾郎)を捨てるわけにはいかないと考えていた。
「退院したら働く」という修一(稲垣吾郎)の言葉を梨沙(上戸彩)はまったく信用しようとしない。席を外した梨沙が残したカバンの中から通帳を見つけた修一は、その通帳の裏を見て唖然とする。
配送会社で働いていた健吾(竹野内豊)はたまたま荷物の集積で梨沙(上戸彩)が働いているペットショップの住所を知る。その頃、修一(稲垣吾郎)が自分の通帳を持って退院したことを知った梨沙はまた裏切られたと思うのだった。
神谷(松田翔太)の病院へ向かった梨沙(上戸彩)は、健吾(竹野内豊)と生活した時間が全て夢のように感じると話す。すると神谷は現実だったと一番思っているのは梨沙自身だと教える。その頃、健吾は家のポストに入っていたと和子(原田美枝子)から梨沙の通帳を見せられる。お金を返そうと毎日貯金していた記帳記録を見て驚く健吾は、通帳の裏に貼ってあったクラゲのシールを見て梨沙の変わらぬ気持ちを知るのだった。
梨沙(上戸彩)がペットショップへ出向くと、男が訪ねてきたとオーナーから教えられる。おそらく修一(稲垣吾郎)だろうと思う梨沙だったが、その男がクラゲ好きだと言っていたことを聞いて健吾(竹野内豊)だとわかり、急いで後を追う。しかし、健吾の姿は見つからなかった。そんな中、梨沙は去年健吾と一緒に見ようと約束した双子座流星群のニュースを聞く。
ペットショップから、展望台に設置された水槽を見に行く健吾(竹野内豊)。誰もいない展望台でクラゲの水槽に明かりを灯していると、水槽の向こう側に梨沙(上戸彩)の姿を見つける。梨沙も健吾に気付き、何故ペットショップに来たのかと尋ねた。健吾が通帳を返しに行ったと答えると、梨沙は修一(稲垣吾郎)が2人を会わせる為に仕組んだのだと気付く。その後、流星群を探す梨沙をしばらく見つめた健吾は「梨沙、一緒に帰ろう」と言って抱きしめた。再び「帰ろう…」という健吾に梨沙は言葉にならない言葉で頷く。そして、互いを抱きしめあう二人を祝福するかのようにクラゲが水槽を舞うのだった。
流れ星-第9話
2010年12月13日放映
第9話 引き裂かれた絆
岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)はお互いの気持ちを確かめ、出会ってからいろいろなことがあったが、これからはゆっくり二人で進んで行こうと約束する。
臓器売買として新聞に記事が出た事で、健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)の運命の歯車は意図しない方向へと動き出していく。辞職と言う形で責任を取ろうとする神谷凌(松田翔太)だったが、病院側は誰も法を破っていないという形をとるためにそれを認めない。岡田家にもマスコミからの電話が執拗にかかり始め、入院している岡田マリア(北乃きい)まで記事を知ることになっていた。一方、自分の考えていた内容の記事でないことを知った槇原修一(稲垣吾郎)は、是が非でも健吾を陥れる理由を記者に話して訂正してもらおうとする。
記事を知った梨沙(上戸彩)は自分が風俗嬢だったことが記事を面白おかしくしているのだと落ち込む。しかし、健吾(竹野内豊)は偽装結婚をした時はマリア(北乃きい)の命を助けることだけしか考えていなかったと伝える。そして今は、梨沙を苦しめることだけはしたくないと、一番に梨沙のことを考えているとほほ笑みながら話す。その後、二人は海へ双子座流星群を見に行くのだが見えず、来年展望台に行って見ることを約束する。
臓器売買の記事が出たことから水族館にも迷惑がかかるようになり、健吾(竹野内豊)は仕事を辞める。その上、岡田和子(原田美枝子)の仕事先にも記者が押しかけるようになり、岡田家の平穏な日常は壊されていく。
健吾(竹野内豊)たちに迷惑をかけたくない梨沙(上戸彩)は、一人で新聞社へ向かう。それを知った健吾(竹野内豊)は梨沙を連れ戻しに行く。すると、健吾がなんでも一人で背負いこんでしまうことを知っている梨沙は、勝手に一人で決めないで欲しいと頼むのだった。
体調が悪くなった梨沙(上戸彩)を健吾(竹野内豊)は自宅で休ませる。そこへ突然修一(稲垣吾郎)が現れ、梨沙を連れて出て行こうとする。梨沙の為を思って記事を売ったという修一は執拗に「俺の味方だっていってくれたじゃないか」と言う。しかし、梨沙が戻らないと知り、健吾の通帳に記載された300万円の引き出し記録の写真を記者に売ると言って帰っていく。
記事を読んで事情を知った相澤美奈子(板谷由夏)の機転で、彼女が勤めるホテルの部屋を借りられることになる。健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)をゆっくりと部屋で休ませると、誰かに連絡をとる。
健吾(竹野内豊)はこれから取ろうとする行動をマリア(北乃きい)に相談し、「梨沙(上戸彩)さんの為なら」と納得してもらう。その後、梨沙からの「どこにいるの?」というメールを受け取った健吾だったが返信もせずにどこかへ向かって歩き出した。
健吾(竹野内豊)のことを心配する梨沙(上戸彩)の所へ、神谷(松田翔太)がやってくる。健吾に頼まれて、知り合いの病院に入院させることになったと言われて梨沙は荷物をまとめる。その頃、修一(稲垣吾郎)が新聞社を訪れると、そこに健吾の姿があった。
修一(稲垣吾郎)は記者に記事を訂正するよう迫り、携帯電話で撮った通帳記録を見せる。すると、健吾(竹野内豊)は意を決して「僕は梨沙(上戸彩)さんと離婚します。臓器売買の契約はしていません。騙したんです」と一方的に肝臓目的で梨沙に近づいたと嘘をついた。自分だけが悪いと言い、新聞社を出た健吾はそのまま市役所で離婚届を提出する。一方、マリア(北乃きい)から計画を聞いた梨沙は健吾に電話をかけた。勝手に自分だけで責任を背負う健吾を責め、「帰ってくるんだよね?私、どこへ帰ればいいの?また、一人にするのかよ」と訴える梨沙に、健吾は「ごめん」と言って電話を切った。
病院を訪れた修一(稲垣吾郎)は、眠っているマリア(北乃きい)の首に両手をかけようとしていた。その頃、健吾(竹野内豊)は警察署の中へと入って行く。
第9話 引き裂かれた絆
岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)はお互いの気持ちを確かめ、出会ってからいろいろなことがあったが、これからはゆっくり二人で進んで行こうと約束する。
臓器売買として新聞に記事が出た事で、健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)の運命の歯車は意図しない方向へと動き出していく。辞職と言う形で責任を取ろうとする神谷凌(松田翔太)だったが、病院側は誰も法を破っていないという形をとるためにそれを認めない。岡田家にもマスコミからの電話が執拗にかかり始め、入院している岡田マリア(北乃きい)まで記事を知ることになっていた。一方、自分の考えていた内容の記事でないことを知った槇原修一(稲垣吾郎)は、是が非でも健吾を陥れる理由を記者に話して訂正してもらおうとする。
記事を知った梨沙(上戸彩)は自分が風俗嬢だったことが記事を面白おかしくしているのだと落ち込む。しかし、健吾(竹野内豊)は偽装結婚をした時はマリア(北乃きい)の命を助けることだけしか考えていなかったと伝える。そして今は、梨沙を苦しめることだけはしたくないと、一番に梨沙のことを考えているとほほ笑みながら話す。その後、二人は海へ双子座流星群を見に行くのだが見えず、来年展望台に行って見ることを約束する。
臓器売買の記事が出たことから水族館にも迷惑がかかるようになり、健吾(竹野内豊)は仕事を辞める。その上、岡田和子(原田美枝子)の仕事先にも記者が押しかけるようになり、岡田家の平穏な日常は壊されていく。
健吾(竹野内豊)たちに迷惑をかけたくない梨沙(上戸彩)は、一人で新聞社へ向かう。それを知った健吾(竹野内豊)は梨沙を連れ戻しに行く。すると、健吾がなんでも一人で背負いこんでしまうことを知っている梨沙は、勝手に一人で決めないで欲しいと頼むのだった。
体調が悪くなった梨沙(上戸彩)を健吾(竹野内豊)は自宅で休ませる。そこへ突然修一(稲垣吾郎)が現れ、梨沙を連れて出て行こうとする。梨沙の為を思って記事を売ったという修一は執拗に「俺の味方だっていってくれたじゃないか」と言う。しかし、梨沙が戻らないと知り、健吾の通帳に記載された300万円の引き出し記録の写真を記者に売ると言って帰っていく。
記事を読んで事情を知った相澤美奈子(板谷由夏)の機転で、彼女が勤めるホテルの部屋を借りられることになる。健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)をゆっくりと部屋で休ませると、誰かに連絡をとる。
健吾(竹野内豊)はこれから取ろうとする行動をマリア(北乃きい)に相談し、「梨沙(上戸彩)さんの為なら」と納得してもらう。その後、梨沙からの「どこにいるの?」というメールを受け取った健吾だったが返信もせずにどこかへ向かって歩き出した。
健吾(竹野内豊)のことを心配する梨沙(上戸彩)の所へ、神谷(松田翔太)がやってくる。健吾に頼まれて、知り合いの病院に入院させることになったと言われて梨沙は荷物をまとめる。その頃、修一(稲垣吾郎)が新聞社を訪れると、そこに健吾の姿があった。
修一(稲垣吾郎)は記者に記事を訂正するよう迫り、携帯電話で撮った通帳記録を見せる。すると、健吾(竹野内豊)は意を決して「僕は梨沙(上戸彩)さんと離婚します。臓器売買の契約はしていません。騙したんです」と一方的に肝臓目的で梨沙に近づいたと嘘をついた。自分だけが悪いと言い、新聞社を出た健吾はそのまま市役所で離婚届を提出する。一方、マリア(北乃きい)から計画を聞いた梨沙は健吾に電話をかけた。勝手に自分だけで責任を背負う健吾を責め、「帰ってくるんだよね?私、どこへ帰ればいいの?また、一人にするのかよ」と訴える梨沙に、健吾は「ごめん」と言って電話を切った。
病院を訪れた修一(稲垣吾郎)は、眠っているマリア(北乃きい)の首に両手をかけようとしていた。その頃、健吾(竹野内豊)は警察署の中へと入って行く。
流れ星-第8話
2010年12月06日放映
第8話 最後の夜
移植手術が終わり、槇原梨沙(上戸彩)が目覚めると昼夜自分に付き添っていた岡田健吾(竹野内豊)の姿があった。移植が成功したと聞き、梨沙は自分の役目が終わったことを悟る。
槇原修一(稲垣吾郎)はタブロイド紙に梨沙(上戸彩)の臓器を金で買った健吾(竹野内豊)のことを記事にしてくれるよう頼んでいた。その頃、病院ではマリア(北乃きい)の意識が戻り何もかも平穏な日常へと移っていくかのように思われていた。
梨沙(上戸彩)が退院した。岡田家で祝いの食事をほおばる梨沙、健吾(竹野内豊)、和子(原田美枝子)の三人。「このまま家に居ていいのよ」という和子の申し出に梨沙は契約通り出て行くと一度は断るのだが、住む場所が見つかるまで居ていいという健吾の言葉に甘えることにする。
移植手術前までは"契約"という言葉で繋がっていた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)だったが、今となっては二人の距離が縮まらない理由になっていた。新しく住む家を探す中、「一人で大丈夫?」という健吾の問いかけに梨沙は「一人でやってくって決めたから」と自分に言い聞かせるかのように答えるのだった。
家を探していた梨沙(上戸彩)は神谷凌(松田翔太)からとある食堂に呼ばれた。入院中、ランチをおごってもらう約束をしていたからだ。そこで、金持ちだと思っていた神谷が幼い頃、自分と同じように親の借金で逃げ回っていたことを知って梨沙は親近感を覚える。
マリア(北乃きい)を見舞いに相澤美奈子(板谷由夏)や川本順二(杉本哲太)、川本千鶴(ちすん)が病室を訪れる。梨沙(上戸彩)は賑やかな病室に入れず、その場から立ち去るのだった。
美奈子(板谷由夏)は梨沙(上戸彩)の姿を見かけ声をかける。梨沙の体を気遣いながら結婚できないと言われたことを伝えた美奈子は、健吾(竹野内豊)のことを宜しくと頼むのだった。
引っ越しの前日、料理を作ろうと買い出しに出た梨沙(上戸彩)の前に、待ち構えていたかのように修一(稲垣吾郎)が現れる。いつ戻ってくるのかと尋ねる修一に梨沙は、健吾(竹野内豊)とは離婚するが修一のいるアパートには戻らないと答え、強い歩調で遠ざかっていく。
梨沙(上戸彩)が作った夕食を食べた後、健吾(竹野内豊)は自転車をプレゼントする。しかし、梨沙は自転車に乗れず、練習に付き合ってくれるよう健吾に頼んだ。子供の頃、1度修一(稲垣吾郎)と自転車の練習をしたことがあったが、練習後に帰宅すると親たちが蒸発していたため、梨沙はそれ以来自転車のことなど考えずに生きるしかなかったのだ。「あの頃、自転車に乗れていたら縁が切れていたのかな?」と修一の為に苦労してきた今までの人生を顧みる梨沙。すると健吾は梨沙を守るかのように自転車の乗り方を教えるのだった。
引っ越しの朝、梨沙(上戸彩)は健吾(竹野内豊)の部屋で飼われているクラゲを見つめ、離婚届を差し出した。健吾はそれを受け取ると梨沙に成功報酬を渡し、お互いに感謝しながら握手をする。
修一(稲垣吾郎)がタブロイド紙に売った記事は、修一の意図とはまったく関係ない内容となっていた。
引っ越し先を告げずに出て行く梨沙(上戸彩)を一度は見送った健吾(竹野内豊)だったが、その後を追いかけた。必死で追いつこうとする健吾だったが、梨沙が乗った車は視界から消えてしまう。
仕事先の水族館に着いた健吾(竹野内豊)は、水族館裏の砂浜で海を眺める梨沙(上戸彩)を見つける。「最後にもう一度クラゲを見たい」と言う梨沙だったが、水族館の開館時間にはまだ時間があり、そのまま帰ろうとする。すると健吾が無言で梨沙を強く抱き寄せ、二人はしっかりと抱きしめ合った。
第8話 最後の夜
移植手術が終わり、槇原梨沙(上戸彩)が目覚めると昼夜自分に付き添っていた岡田健吾(竹野内豊)の姿があった。移植が成功したと聞き、梨沙は自分の役目が終わったことを悟る。
槇原修一(稲垣吾郎)はタブロイド紙に梨沙(上戸彩)の臓器を金で買った健吾(竹野内豊)のことを記事にしてくれるよう頼んでいた。その頃、病院ではマリア(北乃きい)の意識が戻り何もかも平穏な日常へと移っていくかのように思われていた。
梨沙(上戸彩)が退院した。岡田家で祝いの食事をほおばる梨沙、健吾(竹野内豊)、和子(原田美枝子)の三人。「このまま家に居ていいのよ」という和子の申し出に梨沙は契約通り出て行くと一度は断るのだが、住む場所が見つかるまで居ていいという健吾の言葉に甘えることにする。
移植手術前までは"契約"という言葉で繋がっていた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)だったが、今となっては二人の距離が縮まらない理由になっていた。新しく住む家を探す中、「一人で大丈夫?」という健吾の問いかけに梨沙は「一人でやってくって決めたから」と自分に言い聞かせるかのように答えるのだった。
家を探していた梨沙(上戸彩)は神谷凌(松田翔太)からとある食堂に呼ばれた。入院中、ランチをおごってもらう約束をしていたからだ。そこで、金持ちだと思っていた神谷が幼い頃、自分と同じように親の借金で逃げ回っていたことを知って梨沙は親近感を覚える。
マリア(北乃きい)を見舞いに相澤美奈子(板谷由夏)や川本順二(杉本哲太)、川本千鶴(ちすん)が病室を訪れる。梨沙(上戸彩)は賑やかな病室に入れず、その場から立ち去るのだった。
美奈子(板谷由夏)は梨沙(上戸彩)の姿を見かけ声をかける。梨沙の体を気遣いながら結婚できないと言われたことを伝えた美奈子は、健吾(竹野内豊)のことを宜しくと頼むのだった。
引っ越しの前日、料理を作ろうと買い出しに出た梨沙(上戸彩)の前に、待ち構えていたかのように修一(稲垣吾郎)が現れる。いつ戻ってくるのかと尋ねる修一に梨沙は、健吾(竹野内豊)とは離婚するが修一のいるアパートには戻らないと答え、強い歩調で遠ざかっていく。
梨沙(上戸彩)が作った夕食を食べた後、健吾(竹野内豊)は自転車をプレゼントする。しかし、梨沙は自転車に乗れず、練習に付き合ってくれるよう健吾に頼んだ。子供の頃、1度修一(稲垣吾郎)と自転車の練習をしたことがあったが、練習後に帰宅すると親たちが蒸発していたため、梨沙はそれ以来自転車のことなど考えずに生きるしかなかったのだ。「あの頃、自転車に乗れていたら縁が切れていたのかな?」と修一の為に苦労してきた今までの人生を顧みる梨沙。すると健吾は梨沙を守るかのように自転車の乗り方を教えるのだった。
引っ越しの朝、梨沙(上戸彩)は健吾(竹野内豊)の部屋で飼われているクラゲを見つめ、離婚届を差し出した。健吾はそれを受け取ると梨沙に成功報酬を渡し、お互いに感謝しながら握手をする。
修一(稲垣吾郎)がタブロイド紙に売った記事は、修一の意図とはまったく関係ない内容となっていた。
引っ越し先を告げずに出て行く梨沙(上戸彩)を一度は見送った健吾(竹野内豊)だったが、その後を追いかけた。必死で追いつこうとする健吾だったが、梨沙が乗った車は視界から消えてしまう。
仕事先の水族館に着いた健吾(竹野内豊)は、水族館裏の砂浜で海を眺める梨沙(上戸彩)を見つける。「最後にもう一度クラゲを見たい」と言う梨沙だったが、水族館の開館時間にはまだ時間があり、そのまま帰ろうとする。すると健吾が無言で梨沙を強く抱き寄せ、二人はしっかりと抱きしめ合った。
流れ星-第7話
2010年11月29日放映
第7話 二人きりの夜
突然ドナーになると申し出た相澤美奈子(板谷由夏)。マリア(北乃きい)を助けたいと思うのと同時に岡田健吾(竹野内豊)のことが忘れられずにいたのだ。しかし健吾にとって槇原梨沙(上戸彩)と今まで築いてきた関係は、美奈子の言葉だけで壊れるような簡単なものではなかった。
マリア(北乃きい)を見舞いに行った岡田和子(原田美枝子)は、梨沙(上戸彩)がお金目的でドナーになったとは思えないでいた。「今は本当にマリアのことを心配して移植ドナーを受け入れている」と話す和子だったが、マリアは素直にそれを認めようとしない。一方、美奈子(板谷由夏)がドナーになることで自分は用済みになったと考えた梨沙は荷物をまとめて岡田家から出て行く。
病院に「売買された臓器で手術をするのを止めろ」という中傷文がファックスで送られてきた。槇原修一(稲垣吾郎)と関係を持っていた看護師・中島留美(北川弘美)は修一の仕業だと感じ、神谷凌(松田翔太)に知らせる。神谷がファックスのことを話すと、梨沙(上戸彩)は「お金は返すし、もし美奈子(板谷由夏)の肝臓が適合していなければ私のを使って手術すればいい」と伝える。岡田家とまったく関係がないにも関わらず執拗にマリア(北乃きい)の体を気遣う梨沙の姿を見た神谷は、本気でマリアを助けたいと思っていることを確信する。
健吾(竹野内豊)が仕事から帰ると、梨沙(上戸彩)は家を出て行ってしまっていた。健吾は梨沙を探しに出掛ける。
梨沙(上戸彩)はアパートへ帰り、修一(稲垣吾郎)が病院にファックスを送ったことを責める。さらに修一が和子(原田美枝子)からお金を受け取っていたことも知り、自分たちが関わっていい家族ではないと怒鳴ってお金を持って岡田家へ向かう。一方、健吾(竹野内豊)は病院へ見舞いに行くという美奈子(板谷由夏)との待ち合わせを断り、梨沙を探していた。
「傷、残るの?」と手術後のことを神谷(松田翔太)に尋ねるマリア(北乃きい)。腹部に大きい傷跡が残ると聞いたマリアは、その傷がドナーにも同じように残ることを知る。
梨沙(上戸彩)を見つけることが出来ない健吾(竹野内豊)は、修一(稲垣吾郎)がいるアパートへ向かう。頭を下げて梨沙の居場所を聞く健吾に修一は、「もしあなたの妹がドナーの立場だったら差し出さないだろう」と答える。一瞬言葉に詰まる健吾だったが、梨沙を苦しめ続けている修一に「梨沙はあなたといても幸せになれないと思います」と言って再び探しに向かう。
美奈子(板谷由夏)は約束した場所で健吾(竹野内豊)を待ち続けていた。美奈子が本心でドナーになると言っていないことに気が付いていた健吾は、「もう大丈夫だから」と優しく気遣う。しかし、「はっきり言って欲しい」と言われて、自分の気持ちがもう美奈子にないことを伝える。
お金を返しに来た梨沙(上戸彩)の姿を見つけた健吾(竹野内豊)。お金を渡して帰って行こうとする梨沙に駆け寄ると、「戻ってきて欲しい。そういう契約だろ?」と見つめる。
翌日、健吾(竹野内豊)はマリア(北乃きい)に梨沙(上戸彩)との契約結婚を素直に話す。そして、今の梨沙がマリアを助けたいと真剣に思っていることを信じてあげて欲しいと心から頼む。その言葉を聞いたマリアは梨沙と二人きりで会い、どうしてドナーになることを決めたのかを尋ねる。梨沙は自分が死のうとしていた時に健吾に助けられたことを話し、「今生きているのはアイツのおかげだから」と伝えた。マリアは優しい梨沙の人柄に触れて手術を決意する。
神谷(松田翔太)は「生きたい」と訴えるマリア(北乃きい)の言葉を聞いて移植手術を決意する。しかし、「臓器売買だ」と中傷する文書が送られたことが病院上層部にも伝わり、移植手術に難色が示され始めていた。神谷は臓器売買だという中傷に何の信憑性もないと話し、手術を決定する。
いよいよ移植手術の為に入院することになった梨沙(上戸彩)。なかなか眠れず、健吾(竹野内豊)の部屋で飼われているクラゲを見て心を落ち着かせる。健吾が「今でもクラゲになりたいって思ってる?何も考えないで漂っていたい?」と質問すると、梨沙は少しほほ笑みながら「結構いいかも…いろいろなこと考えるのも」と答えた。そして健吾の方を向き直り、まだ傷のない自分の腹部を見せて「覚えておいて」と頼む。
移植手術の時間が刻々と近づいていた。手術室へ入って行く梨沙(上戸彩)と見送る健吾(竹野内豊)。見つめあう二人に言葉は何も必要ではなかった。
第7話 二人きりの夜
突然ドナーになると申し出た相澤美奈子(板谷由夏)。マリア(北乃きい)を助けたいと思うのと同時に岡田健吾(竹野内豊)のことが忘れられずにいたのだ。しかし健吾にとって槇原梨沙(上戸彩)と今まで築いてきた関係は、美奈子の言葉だけで壊れるような簡単なものではなかった。
マリア(北乃きい)を見舞いに行った岡田和子(原田美枝子)は、梨沙(上戸彩)がお金目的でドナーになったとは思えないでいた。「今は本当にマリアのことを心配して移植ドナーを受け入れている」と話す和子だったが、マリアは素直にそれを認めようとしない。一方、美奈子(板谷由夏)がドナーになることで自分は用済みになったと考えた梨沙は荷物をまとめて岡田家から出て行く。
病院に「売買された臓器で手術をするのを止めろ」という中傷文がファックスで送られてきた。槇原修一(稲垣吾郎)と関係を持っていた看護師・中島留美(北川弘美)は修一の仕業だと感じ、神谷凌(松田翔太)に知らせる。神谷がファックスのことを話すと、梨沙(上戸彩)は「お金は返すし、もし美奈子(板谷由夏)の肝臓が適合していなければ私のを使って手術すればいい」と伝える。岡田家とまったく関係がないにも関わらず執拗にマリア(北乃きい)の体を気遣う梨沙の姿を見た神谷は、本気でマリアを助けたいと思っていることを確信する。
健吾(竹野内豊)が仕事から帰ると、梨沙(上戸彩)は家を出て行ってしまっていた。健吾は梨沙を探しに出掛ける。
梨沙(上戸彩)はアパートへ帰り、修一(稲垣吾郎)が病院にファックスを送ったことを責める。さらに修一が和子(原田美枝子)からお金を受け取っていたことも知り、自分たちが関わっていい家族ではないと怒鳴ってお金を持って岡田家へ向かう。一方、健吾(竹野内豊)は病院へ見舞いに行くという美奈子(板谷由夏)との待ち合わせを断り、梨沙を探していた。
「傷、残るの?」と手術後のことを神谷(松田翔太)に尋ねるマリア(北乃きい)。腹部に大きい傷跡が残ると聞いたマリアは、その傷がドナーにも同じように残ることを知る。
梨沙(上戸彩)を見つけることが出来ない健吾(竹野内豊)は、修一(稲垣吾郎)がいるアパートへ向かう。頭を下げて梨沙の居場所を聞く健吾に修一は、「もしあなたの妹がドナーの立場だったら差し出さないだろう」と答える。一瞬言葉に詰まる健吾だったが、梨沙を苦しめ続けている修一に「梨沙はあなたといても幸せになれないと思います」と言って再び探しに向かう。
美奈子(板谷由夏)は約束した場所で健吾(竹野内豊)を待ち続けていた。美奈子が本心でドナーになると言っていないことに気が付いていた健吾は、「もう大丈夫だから」と優しく気遣う。しかし、「はっきり言って欲しい」と言われて、自分の気持ちがもう美奈子にないことを伝える。
お金を返しに来た梨沙(上戸彩)の姿を見つけた健吾(竹野内豊)。お金を渡して帰って行こうとする梨沙に駆け寄ると、「戻ってきて欲しい。そういう契約だろ?」と見つめる。
翌日、健吾(竹野内豊)はマリア(北乃きい)に梨沙(上戸彩)との契約結婚を素直に話す。そして、今の梨沙がマリアを助けたいと真剣に思っていることを信じてあげて欲しいと心から頼む。その言葉を聞いたマリアは梨沙と二人きりで会い、どうしてドナーになることを決めたのかを尋ねる。梨沙は自分が死のうとしていた時に健吾に助けられたことを話し、「今生きているのはアイツのおかげだから」と伝えた。マリアは優しい梨沙の人柄に触れて手術を決意する。
神谷(松田翔太)は「生きたい」と訴えるマリア(北乃きい)の言葉を聞いて移植手術を決意する。しかし、「臓器売買だ」と中傷する文書が送られたことが病院上層部にも伝わり、移植手術に難色が示され始めていた。神谷は臓器売買だという中傷に何の信憑性もないと話し、手術を決定する。
いよいよ移植手術の為に入院することになった梨沙(上戸彩)。なかなか眠れず、健吾(竹野内豊)の部屋で飼われているクラゲを見て心を落ち着かせる。健吾が「今でもクラゲになりたいって思ってる?何も考えないで漂っていたい?」と質問すると、梨沙は少しほほ笑みながら「結構いいかも…いろいろなこと考えるのも」と答えた。そして健吾の方を向き直り、まだ傷のない自分の腹部を見せて「覚えておいて」と頼む。
移植手術の時間が刻々と近づいていた。手術室へ入って行く梨沙(上戸彩)と見送る健吾(竹野内豊)。見つめあう二人に言葉は何も必要ではなかった。
流れ星-第6話
2010年11月22日放映
第6話 愛と死
家に帰っても岡田健吾(竹野内豊)や岡田和子(原田美枝子)に反発する岡田マリア(北乃きい)。「お金を貰ってドナーになったのか」と単刀直入に尋ねられ、槇原梨沙(上戸彩)は金銭の授受を認めてしまう。その言葉にマリアはさらに反発心を強め、移植手術を拒否したあげく神谷凌(松田翔太)に健吾と梨沙の間で金銭のやり取りがあったことを話してしまった。
マリア(北乃きい)が移植を拒否したことに悩んだ梨沙(上戸彩)は相澤美奈子(板谷由夏)に会いに行く。美奈子が移植を勧めてくれれば素直に応じると考えたからだ。移植の後、健吾(竹野内豊)と結婚すると言えばマリアは納得して手術をするからと話す梨沙の言葉に美奈子は戸惑いを隠しきれない。一方、岡田家が梨沙の肝臓を金で買ったことを知った槇原修一(稲垣吾郎)は、和子(原田美枝子)の家を訪ねる。妹を巻き込まないでくれと話す修一だが、明らかに金銭を巻き上げようとしていた。
健吾(竹野内豊)が病院へ見舞いに行ってもマリア(北乃きい)はろくに口を利かない。神谷(松田翔太)もマリアからの話を聞き、移植手術はできないとはっきり断ってきた。健吾は、マリアが神谷に話したこともショックだったが、自分がしていることがただのエゴだと神谷から言われてさらにショックを受ける。
沢村涼太(桐山照史)の容態が悪化していた。そんな中、移植手術をしないとマリア(北乃きい)から伝えられると、涼太は「それはただの甘えだ」と言って怒るのだった。
マリア(北乃きい)の手術ができなくなったことを知った梨沙(上戸彩)は、自分が金銭の授受を話してしまったからだと悩む。そんな梨沙を健吾(竹野内豊)は君のせいじゃないと言って責めることをしない。その優しさに触れた梨沙は直接神谷(松田翔太)に会い、もらったお金を返せば手術できるのかと尋ねるのだが、言葉を濁されてしまう。「結局あんたが守りたいのは医者としての自分。人間一人助けられなくて何が医者だよ!」と言って帰って行く梨沙の言葉に、残された神谷は言いようのないジレンマを感じるのだった。
話がしたいという涼太(桐山照史)に呼び出された健吾(竹野内豊)。容態が悪化しベッドに起き上がることも難しくなった涼太だったが、消え入りそうな声でマリア(北乃きい)のドナーを見つけてくれてありがとうと礼を言う。そして、「たとえメチャクチャなやり方でもマリアには生きてほしい」と伝える涼太は、健吾にある一つのものを託した。
和子(原田美枝子)から金を巻き上げた修一(稲垣吾郎)は、梨沙(上戸彩)を呼び出す。「おまえの家族は俺だけだ」と言って無理やり連れて帰ろうとする修一だったが、今までの何度とない仕打ちから縁を切りたい梨沙は逃げるようにその場を去ろうとする。しかし「肝臓の話を知っている」と言われ、梨沙は修一がすでに健吾(竹野内豊)の家族に近づいていると感じ、立ち止まるのだった。
容態がさらに悪化した涼太(桐山照史)は個室に移されていた。マリア(北乃きい)は約束していた涼太の似顔絵を描きに病室を訪れる。無理に元気そうに振舞う涼太は、「元気になったらスカイツリーへ行こう」と約束してマリアの手を握る。その手を握り返したマリアは「続きは明日ね」と言って部屋から出て行くのだが、生きている涼太の姿を見たのはそれが最後になってしまう。
夕日で染まる病室のベッドの上で一人悲しみを受け止めていたマリア(北乃きい)は、見舞いに来た健吾(竹野内豊)に涼太(桐山照史)の死を伝えながら、自分にもその死が近づいていることを悟る。そして、健吾に託されていた携帯電話を受け取ったマリアは、その中に残された涼太が落語をする映像を見つめ涙を流すのだった。
病院からの帰り道、健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)と出会う。自分のエゴをマリア(北乃きい)に押し付けているだけかもしれないと悩みを打ち明ける健吾に、梨沙は「押し付けでも何でも生きていて欲しいと願う気持ちは本物だ」と答える。そして梨沙自身もお金だけでなく、今はマリアに生きていて欲しいと心から願っていることを打ち明けた。
家に着くと、玄関先に美奈子(板谷由夏)の姿があった。「私がドナーになる。梨沙(上戸彩)さんのおかげで決心できた。」と話す美奈子に、健吾(竹野内豊)は何があったのかが理解できずに戸惑いを見せる。すると、梨沙は寂しそうな笑顔で「良かったじゃん」と言って家の中に入って行く。
第6話 愛と死
家に帰っても岡田健吾(竹野内豊)や岡田和子(原田美枝子)に反発する岡田マリア(北乃きい)。「お金を貰ってドナーになったのか」と単刀直入に尋ねられ、槇原梨沙(上戸彩)は金銭の授受を認めてしまう。その言葉にマリアはさらに反発心を強め、移植手術を拒否したあげく神谷凌(松田翔太)に健吾と梨沙の間で金銭のやり取りがあったことを話してしまった。
マリア(北乃きい)が移植を拒否したことに悩んだ梨沙(上戸彩)は相澤美奈子(板谷由夏)に会いに行く。美奈子が移植を勧めてくれれば素直に応じると考えたからだ。移植の後、健吾(竹野内豊)と結婚すると言えばマリアは納得して手術をするからと話す梨沙の言葉に美奈子は戸惑いを隠しきれない。一方、岡田家が梨沙の肝臓を金で買ったことを知った槇原修一(稲垣吾郎)は、和子(原田美枝子)の家を訪ねる。妹を巻き込まないでくれと話す修一だが、明らかに金銭を巻き上げようとしていた。
健吾(竹野内豊)が病院へ見舞いに行ってもマリア(北乃きい)はろくに口を利かない。神谷(松田翔太)もマリアからの話を聞き、移植手術はできないとはっきり断ってきた。健吾は、マリアが神谷に話したこともショックだったが、自分がしていることがただのエゴだと神谷から言われてさらにショックを受ける。
沢村涼太(桐山照史)の容態が悪化していた。そんな中、移植手術をしないとマリア(北乃きい)から伝えられると、涼太は「それはただの甘えだ」と言って怒るのだった。
マリア(北乃きい)の手術ができなくなったことを知った梨沙(上戸彩)は、自分が金銭の授受を話してしまったからだと悩む。そんな梨沙を健吾(竹野内豊)は君のせいじゃないと言って責めることをしない。その優しさに触れた梨沙は直接神谷(松田翔太)に会い、もらったお金を返せば手術できるのかと尋ねるのだが、言葉を濁されてしまう。「結局あんたが守りたいのは医者としての自分。人間一人助けられなくて何が医者だよ!」と言って帰って行く梨沙の言葉に、残された神谷は言いようのないジレンマを感じるのだった。
話がしたいという涼太(桐山照史)に呼び出された健吾(竹野内豊)。容態が悪化しベッドに起き上がることも難しくなった涼太だったが、消え入りそうな声でマリア(北乃きい)のドナーを見つけてくれてありがとうと礼を言う。そして、「たとえメチャクチャなやり方でもマリアには生きてほしい」と伝える涼太は、健吾にある一つのものを託した。
和子(原田美枝子)から金を巻き上げた修一(稲垣吾郎)は、梨沙(上戸彩)を呼び出す。「おまえの家族は俺だけだ」と言って無理やり連れて帰ろうとする修一だったが、今までの何度とない仕打ちから縁を切りたい梨沙は逃げるようにその場を去ろうとする。しかし「肝臓の話を知っている」と言われ、梨沙は修一がすでに健吾(竹野内豊)の家族に近づいていると感じ、立ち止まるのだった。
容態がさらに悪化した涼太(桐山照史)は個室に移されていた。マリア(北乃きい)は約束していた涼太の似顔絵を描きに病室を訪れる。無理に元気そうに振舞う涼太は、「元気になったらスカイツリーへ行こう」と約束してマリアの手を握る。その手を握り返したマリアは「続きは明日ね」と言って部屋から出て行くのだが、生きている涼太の姿を見たのはそれが最後になってしまう。
夕日で染まる病室のベッドの上で一人悲しみを受け止めていたマリア(北乃きい)は、見舞いに来た健吾(竹野内豊)に涼太(桐山照史)の死を伝えながら、自分にもその死が近づいていることを悟る。そして、健吾に託されていた携帯電話を受け取ったマリアは、その中に残された涼太が落語をする映像を見つめ涙を流すのだった。
病院からの帰り道、健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)と出会う。自分のエゴをマリア(北乃きい)に押し付けているだけかもしれないと悩みを打ち明ける健吾に、梨沙は「押し付けでも何でも生きていて欲しいと願う気持ちは本物だ」と答える。そして梨沙自身もお金だけでなく、今はマリアに生きていて欲しいと心から願っていることを打ち明けた。
家に着くと、玄関先に美奈子(板谷由夏)の姿があった。「私がドナーになる。梨沙(上戸彩)さんのおかげで決心できた。」と話す美奈子に、健吾(竹野内豊)は何があったのかが理解できずに戸惑いを見せる。すると、梨沙は寂しそうな笑顔で「良かったじゃん」と言って家の中に入って行く。
流れ星-第5話
2010年11月15日放映
第5話 壊れた絆
病院に戻ったはずの岡田マリア(北乃きい)が姿を消した。神谷凌(松田翔太)から連絡を受けた岡田健吾(竹野内豊)は、母・岡田和子(原田美枝子)を心配させないために槇原梨沙(上戸彩)と協力してマリアを探し始める。一方、行き先も決めずに電車に乗ったマリアは偶然、沢村涼太(桐山照史)と出会う。
健吾(竹野内豊)の周辺を調べ始めた槇原修一(稲垣吾郎)がマリア(北乃きい)の病院にいる頃、マリアが行方不明になったことを知って心配した相澤美奈子(板谷由夏)が岡田家にやってきた。そこで初めて健吾(竹野内豊)が梨沙(上戸彩)と結婚したことを知った美奈子はショックを隠しきれない。
マリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)と共に浅草に来ていた。「私、もうすぐ死んじゃうんだ」とおどけた風に話すマリアに、涼太は「俺もそうだ」と答える。そして一番やりたいことをやろうと言う涼太に、マリアは海が見たいと言い笑った。
病院の看護師に近づいた修一(稲垣吾郎)は、健吾(竹野内豊)とその家族のことを聞き出していた。
自暴自棄になっているマリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)と一緒にラブホテルへ入っていく。しかし、涼太は荒れるマリアを優しくなだめるのだった。
マリア(北乃きい)が山梨生まれだと言っていたことを思い出した梨沙(上戸彩)。そのことを伝えると、健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は顔を見合わせる。マリアは父親と愛人の間に生まれた子供だったのだ。別居して山梨で暮らしていた父と愛人の家が焼けてしまい、マリアだけが助かり和子が引き取ったという。梨沙と健吾が山梨の家があった跡地に二人で向かうと、たまたま花を手向けに来ていた時計屋の店主が健吾を呼び止めた。父から頼まれた物があると言って出してきたコンパスを手渡された健吾は、マリアが父親の墓参りにくるのではないかと考える。
夜明けを待って墓参りに行くことにした健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。車の中で健吾は、マリア(北乃きい)が高校を卒業したら本当のことを話そうと考えていたという。梨沙は「マリアを引き取ると決めたのは俺。親父を追いだしたのも俺」と過去を語る健吾に優しさを感じるのだった。
人里離れた教会にたどりついた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。梨沙を礼拝堂に残して教会の裏にある父親の墓へ向かった健吾は、コンパスを改めて見つめる。するとそこには自分の名前が刻まれていた。子供の頃このコンパスをねだったことを覚えていた父が、自分へのプレゼントとして残してくれていたことがわかり、今まで抑えていた感情が溢れだす。
マリア(北乃きい)がオレンジ色を海の色だと言ったことを思い出した梨沙(上戸彩)。それを聞いた和子(原田美枝子)はマリアの行く先に見当がつく。同じ頃、マリアと行動を共にして山梨まで来ていた涼太(桐山照史)の容態が悪くなる。涼太は自ら近くの病院へ行き神谷(松田翔太)に居場所を伝えるが、マリアには思い出の海へ行って自分と向き合うよう勧めた。
和子(原田美枝子)に教えられた湖に着いた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)は、夕日に染まったオレンジ色の湖水近くにマリア(北乃きい)の姿を見つける。健吾と梨沙の姿に気が付いたマリアは「私、決めた。移植しない!」と怒鳴るように叫んだ。和子も後から湖に駆けつけ、マリアに自分が本当の母親でないことを黙っていたことを詫びた。マリアにとってこの湖は和子に連れられて来た楽しい思い出だった。しかし、その時の和子にとっては夫と愛人の子供であるマリアは健吾と同じように愛せる存在ではなかった。マリアと一緒に死ぬつもりで来た湖だったが、その無邪気な笑顔を見て一緒に生きて行こうと決めたと話す和子。しかし自分の死と取り巻く環境に心が対応できないマリアは湖の中へと入って行く。必死で止める健吾を尻目に、マリアは自分の為に家族が犠牲になることを拒み続ける。そんなマリアの様子を見た梨沙は周りに愛されていることを素直に受け入れないマリアに怒りを覚えるが、健吾から家族の問題だとたしなめられて言葉を失う。
その頃、誰もいない岡田家に入り込んだ修一(稲垣吾郎)は、健吾(竹野内豊)の預金通帳から300万円が引き出されているのを見つけ写真を撮っていた。
第5話 壊れた絆
病院に戻ったはずの岡田マリア(北乃きい)が姿を消した。神谷凌(松田翔太)から連絡を受けた岡田健吾(竹野内豊)は、母・岡田和子(原田美枝子)を心配させないために槇原梨沙(上戸彩)と協力してマリアを探し始める。一方、行き先も決めずに電車に乗ったマリアは偶然、沢村涼太(桐山照史)と出会う。
健吾(竹野内豊)の周辺を調べ始めた槇原修一(稲垣吾郎)がマリア(北乃きい)の病院にいる頃、マリアが行方不明になったことを知って心配した相澤美奈子(板谷由夏)が岡田家にやってきた。そこで初めて健吾(竹野内豊)が梨沙(上戸彩)と結婚したことを知った美奈子はショックを隠しきれない。
マリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)と共に浅草に来ていた。「私、もうすぐ死んじゃうんだ」とおどけた風に話すマリアに、涼太は「俺もそうだ」と答える。そして一番やりたいことをやろうと言う涼太に、マリアは海が見たいと言い笑った。
病院の看護師に近づいた修一(稲垣吾郎)は、健吾(竹野内豊)とその家族のことを聞き出していた。
自暴自棄になっているマリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)と一緒にラブホテルへ入っていく。しかし、涼太は荒れるマリアを優しくなだめるのだった。
マリア(北乃きい)が山梨生まれだと言っていたことを思い出した梨沙(上戸彩)。そのことを伝えると、健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は顔を見合わせる。マリアは父親と愛人の間に生まれた子供だったのだ。別居して山梨で暮らしていた父と愛人の家が焼けてしまい、マリアだけが助かり和子が引き取ったという。梨沙と健吾が山梨の家があった跡地に二人で向かうと、たまたま花を手向けに来ていた時計屋の店主が健吾を呼び止めた。父から頼まれた物があると言って出してきたコンパスを手渡された健吾は、マリアが父親の墓参りにくるのではないかと考える。
夜明けを待って墓参りに行くことにした健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。車の中で健吾は、マリア(北乃きい)が高校を卒業したら本当のことを話そうと考えていたという。梨沙は「マリアを引き取ると決めたのは俺。親父を追いだしたのも俺」と過去を語る健吾に優しさを感じるのだった。
人里離れた教会にたどりついた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。梨沙を礼拝堂に残して教会の裏にある父親の墓へ向かった健吾は、コンパスを改めて見つめる。するとそこには自分の名前が刻まれていた。子供の頃このコンパスをねだったことを覚えていた父が、自分へのプレゼントとして残してくれていたことがわかり、今まで抑えていた感情が溢れだす。
マリア(北乃きい)がオレンジ色を海の色だと言ったことを思い出した梨沙(上戸彩)。それを聞いた和子(原田美枝子)はマリアの行く先に見当がつく。同じ頃、マリアと行動を共にして山梨まで来ていた涼太(桐山照史)の容態が悪くなる。涼太は自ら近くの病院へ行き神谷(松田翔太)に居場所を伝えるが、マリアには思い出の海へ行って自分と向き合うよう勧めた。
和子(原田美枝子)に教えられた湖に着いた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)は、夕日に染まったオレンジ色の湖水近くにマリア(北乃きい)の姿を見つける。健吾と梨沙の姿に気が付いたマリアは「私、決めた。移植しない!」と怒鳴るように叫んだ。和子も後から湖に駆けつけ、マリアに自分が本当の母親でないことを黙っていたことを詫びた。マリアにとってこの湖は和子に連れられて来た楽しい思い出だった。しかし、その時の和子にとっては夫と愛人の子供であるマリアは健吾と同じように愛せる存在ではなかった。マリアと一緒に死ぬつもりで来た湖だったが、その無邪気な笑顔を見て一緒に生きて行こうと決めたと話す和子。しかし自分の死と取り巻く環境に心が対応できないマリアは湖の中へと入って行く。必死で止める健吾を尻目に、マリアは自分の為に家族が犠牲になることを拒み続ける。そんなマリアの様子を見た梨沙は周りに愛されていることを素直に受け入れないマリアに怒りを覚えるが、健吾から家族の問題だとたしなめられて言葉を失う。
その頃、誰もいない岡田家に入り込んだ修一(稲垣吾郎)は、健吾(竹野内豊)の預金通帳から300万円が引き出されているのを見つけ写真を撮っていた。
流れ星-第4話
2010年11月08日放映
第4話 衝撃の告白
岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)は互いの気持ちを通わせ始めていた。そんなある日、「ドナー目的の結婚だったら」と不安に感じた神谷凌(松田翔太)が直接健吾に疑問をぶつける為、水族館へやってくる。マリア(北乃きい)の命を助けたい健吾は神谷に「全てを受け入れて梨沙が結婚してくれた」と話す。それを聞いた神谷は梨沙にもドナーになる確認をとるのだが、どうしても納得がいかない。
岡田和子(原田美枝子)は、マリア(北乃きい)に健吾(竹野内豊)と相澤美奈子(板谷由夏)の婚約が破談し梨沙(上戸彩)と結婚したこと、そしてマリアに移植が必要だと言うことをどうやって話そうかと悩んでいた。そんな和子に、健吾は自分が話すから大丈夫だと言って安心させる。
顔見知りになったマリア(北乃きい)が健吾(竹野内豊)の妹だとは知らない梨沙(上戸彩)。マリアに頼まれて病室で爪にネイルを塗りながら世間話に言葉を弾ませていた。そこへ健吾が見舞いに現れた為、初めてマリアが健吾の妹だと知って逃げるように帰っていく梨沙だった。
健吾(竹野内豊)にマリア(北乃きい)が妹だとは知らずに近づいてしまったことを謝る梨沙(上戸彩)。すると健吾からマリアがネイルをしてもらって喜んでいたと言われる。二人の中で心が通じ合いつつある中、何も知らないマリア(北乃きい)は美奈子(板谷由夏)に電話をかけて結婚式の準備が進んでいるかを尋ねていた。電話を受けた美奈子はマリアが結婚の破談を知らないと悟るが言い出せないで電話を切った。
健吾(竹野内豊)は消えてなくならない流れ星の話を梨沙(上戸彩)にする。海の中で、太陽光が透けた体から差し込んだ小さな魚が、まるで流れ星のようだと言う健吾に梨沙はふざけて新婚旅行で見に行こうと笑った。そして健吾と知り合ってなければ人生をやり直せなかったとふと口にし、借金と嘘を繰り返す兄・槇原修一(稲垣吾郎)の尻拭いをさせられ続けていたと話す。修一とは関わりたくないと言って家に戻る梨沙の後ろ姿を健吾はただ黙って見つめた。
マリア(北乃きい)とこれからのことを話す為、健吾(竹野内豊)は神谷(松田翔太)に頼んで外泊許可をとった。和子(原田美枝子)、マリアの3人だけで話がしたいという健吾に梨沙(上戸彩)は「明日は外で泊まる」という。
翌日、マリア(北乃きい)は神谷(松田翔太)に頼んで、家に帰る前に高校の美術室へ連れて行ってもらう。コンクールに出す作品を作る為だ。コンクールに出品できなかったら後悔するというマリアに神谷はしょうがないなと言いながら付き合うのだった。
修一(稲垣吾郎)が岡田家の玄関前に立っているのを見た梨沙(上戸彩)は、慌てて修一を連れて家から離れた。二人が車で通りすぎるのを見かけた健吾(竹野内豊)は、自転車で後を追うが途中で見失ってしまう。
梨沙(上戸彩)はまた金の無心だと思い、修一(稲垣吾郎)に「今度はいくらだよ?」と尋ねた。50万円必要だという修一に梨沙はまた自分が働けばいいんだと投げやりに言い、もう岡田家には近づくなと強くたしなめる。そんな中、後を追って来た健吾(竹野内豊)は梨沙を見つけて連れて帰ろうとするのだが、放っといてと拒否されてしまう。しかし健吾は修一に「僕の妻です。連れて帰ります」と言って無理やり梨沙の手を引いて帰って行く。そして家の近くまで来ると、健吾に気を使う梨沙は別々の方向へと歩き出した。しかし歩を止めて健吾は一緒に家に帰ろうと梨沙を呼び止める。
健吾(竹野内豊)が梨沙(上戸彩)と帰って来たのを見たマリア(北乃きい)は混乱していた。梨沙と結婚したこと、マリアが移植しなければ命が危ないこと、そして梨沙がそのドナーになることを話す健吾。あとはマリア自身が手術に同意すれば命が助かるのだが、自分の置かれた立場や自分の病気で家族に何が起きているのかを理解するのに時間が必要だった。翌朝、健吾に送ってもらったマリアは「手術する」と言って病院へと入って行く。
その後、マリア(北乃きい)の病室では健吾(竹野内豊)と美奈子(板谷由夏)の為に作ったウェルカムボードが粉々になっていた。
第4話 衝撃の告白
岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)は互いの気持ちを通わせ始めていた。そんなある日、「ドナー目的の結婚だったら」と不安に感じた神谷凌(松田翔太)が直接健吾に疑問をぶつける為、水族館へやってくる。マリア(北乃きい)の命を助けたい健吾は神谷に「全てを受け入れて梨沙が結婚してくれた」と話す。それを聞いた神谷は梨沙にもドナーになる確認をとるのだが、どうしても納得がいかない。
岡田和子(原田美枝子)は、マリア(北乃きい)に健吾(竹野内豊)と相澤美奈子(板谷由夏)の婚約が破談し梨沙(上戸彩)と結婚したこと、そしてマリアに移植が必要だと言うことをどうやって話そうかと悩んでいた。そんな和子に、健吾は自分が話すから大丈夫だと言って安心させる。
顔見知りになったマリア(北乃きい)が健吾(竹野内豊)の妹だとは知らない梨沙(上戸彩)。マリアに頼まれて病室で爪にネイルを塗りながら世間話に言葉を弾ませていた。そこへ健吾が見舞いに現れた為、初めてマリアが健吾の妹だと知って逃げるように帰っていく梨沙だった。
健吾(竹野内豊)にマリア(北乃きい)が妹だとは知らずに近づいてしまったことを謝る梨沙(上戸彩)。すると健吾からマリアがネイルをしてもらって喜んでいたと言われる。二人の中で心が通じ合いつつある中、何も知らないマリア(北乃きい)は美奈子(板谷由夏)に電話をかけて結婚式の準備が進んでいるかを尋ねていた。電話を受けた美奈子はマリアが結婚の破談を知らないと悟るが言い出せないで電話を切った。
健吾(竹野内豊)は消えてなくならない流れ星の話を梨沙(上戸彩)にする。海の中で、太陽光が透けた体から差し込んだ小さな魚が、まるで流れ星のようだと言う健吾に梨沙はふざけて新婚旅行で見に行こうと笑った。そして健吾と知り合ってなければ人生をやり直せなかったとふと口にし、借金と嘘を繰り返す兄・槇原修一(稲垣吾郎)の尻拭いをさせられ続けていたと話す。修一とは関わりたくないと言って家に戻る梨沙の後ろ姿を健吾はただ黙って見つめた。
マリア(北乃きい)とこれからのことを話す為、健吾(竹野内豊)は神谷(松田翔太)に頼んで外泊許可をとった。和子(原田美枝子)、マリアの3人だけで話がしたいという健吾に梨沙(上戸彩)は「明日は外で泊まる」という。
翌日、マリア(北乃きい)は神谷(松田翔太)に頼んで、家に帰る前に高校の美術室へ連れて行ってもらう。コンクールに出す作品を作る為だ。コンクールに出品できなかったら後悔するというマリアに神谷はしょうがないなと言いながら付き合うのだった。
修一(稲垣吾郎)が岡田家の玄関前に立っているのを見た梨沙(上戸彩)は、慌てて修一を連れて家から離れた。二人が車で通りすぎるのを見かけた健吾(竹野内豊)は、自転車で後を追うが途中で見失ってしまう。
梨沙(上戸彩)はまた金の無心だと思い、修一(稲垣吾郎)に「今度はいくらだよ?」と尋ねた。50万円必要だという修一に梨沙はまた自分が働けばいいんだと投げやりに言い、もう岡田家には近づくなと強くたしなめる。そんな中、後を追って来た健吾(竹野内豊)は梨沙を見つけて連れて帰ろうとするのだが、放っといてと拒否されてしまう。しかし健吾は修一に「僕の妻です。連れて帰ります」と言って無理やり梨沙の手を引いて帰って行く。そして家の近くまで来ると、健吾に気を使う梨沙は別々の方向へと歩き出した。しかし歩を止めて健吾は一緒に家に帰ろうと梨沙を呼び止める。
健吾(竹野内豊)が梨沙(上戸彩)と帰って来たのを見たマリア(北乃きい)は混乱していた。梨沙と結婚したこと、マリアが移植しなければ命が危ないこと、そして梨沙がそのドナーになることを話す健吾。あとはマリア自身が手術に同意すれば命が助かるのだが、自分の置かれた立場や自分の病気で家族に何が起きているのかを理解するのに時間が必要だった。翌朝、健吾に送ってもらったマリアは「手術する」と言って病院へと入って行く。
その後、マリア(北乃きい)の病室では健吾(竹野内豊)と美奈子(板谷由夏)の為に作ったウェルカムボードが粉々になっていた。
流れ星-第3話
2010年11月01日放映
第3話 二人の秘密…
婚姻届を提出して戸籍上夫婦になった岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)。それと同時に約束の300万円を梨沙に渡した健吾は、結婚したことも金を受け取ったことも秘密にするよう約束させる。梨沙は何事もなかったかのようにそれを了承し、イメクラの店長に借金を返して自由の身となった。
岡田の苗字になった梨沙(上戸彩)は、岡田和子(原田美枝子)に健吾(竹野内豊)と籍を入れたことを報告し、一緒に暮らし始めた。健吾は神谷凌(松田翔太)に岡田マリア(北乃きい)のドナー候補が見つかったと連絡する。
梨沙(上戸彩)は契約結婚とバレないように健吾(竹野内豊)と恋人のように映る写真を撮られたり、結婚指輪を購入されたりしたが、優しい和子(原田美枝子)に対してそんなに悪い気はしない。一方、梨沙を探していた槇原修一(稲垣吾郎)は部屋で水族館のチケットを見つけ、健吾の働く水族館へと向かった。
和子(原田美枝子)に言われるまま、夫婦のように生活用品を買っていた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)を同僚夫婦・川本順二(杉本哲太)と川本千鶴(ちすん)が見かける。
川本(杉本哲太)と千鶴(ちすん)から、相澤美奈子(板谷由夏)を捨てて梨沙(上戸彩)と付き合っていると思われた健吾(竹野内豊)。困っている健吾を見た梨沙は「いとこです」と咄嗟に嘘をついて助けるのだった。
沢村涼太(桐山照史)と同じ病気だと気付いたマリア(北乃きい)は、移植が必要だという話を聞き、自分にも移植が必要なことを知る。
髪を黒く染め直し、落ち着いた服装で病院へやってきた梨沙(上戸彩)。健吾(竹野内豊)の妻として自ら紹介し神谷(松田翔太)からドナーのリスクを聞く。普通なら躊躇するはずのリスクの話でも梨沙は「分かっています」と答え、冷静にドナーになることを決意した様子を見せる。そんな梨沙を見て安堵した健吾は、マリア(北乃きい)の入院用品を置きに病室へ行く。すると、マリアは涼太(桐山照史)を引き合いに出して自分にも移植が必要なのかと遠まわしで尋ねるのだが、健吾からそっけなくされてしまう。
適合検査をした帰り、立ち寄ったトイレで嘔吐するマリア(北乃きい)を見た梨沙(上戸彩)は、健吾(竹野内豊)の妹でこれから自分の肝臓をあげる相手だとも知らずに介抱する。その頃、修一(稲垣吾郎)は水族館へ行き健吾を呼び出していた。「僕に迷惑かけないようにしている梨沙の居場所を知らないか」と尋ねる修一に健吾は何も語らなかった。
マリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)の前向きな明るさに救われていた。病院の屋上へ行き、涼太の病気が治るようにと流れ星を探すマリア。健吾(竹野内豊)も一緒に流れ星を探すのだが、涼太のおかげで自分の病気を前向きに受け入れようとするマリアの健気さがかえって健吾の気持ちを不安にさせた。
水族館裏の海辺に一人腰かける健吾(竹野内豊)。そこへ梨沙(上戸彩)もやってくる。「流れ星ってさ、消えてなくなっちゃう。クラゲみたいに」とつぶやく梨沙の言葉が健吾の心にしみる。
ドナーの適合検査結果が出た。神谷(松田翔太)が言った「移植可能です」という言葉に安堵する健吾(竹野内豊)。その横で梨沙(上戸彩)は嬉しそうに健吾の顔を見つめていた。しかし二人が帰った後、神谷はマリア(北乃きい)から健吾のフィアンセが"美奈子"だということを聞かされる。神谷の脳裏に健吾がマリアを救う為に偽装結婚したのではという疑いが浮かんだ。
病院からの帰り道、健吾(竹野内豊)から「ありがとう」と言われた梨沙(上戸彩)は「そういう契約だからね」と軽く流すのだが、足取りは心なしか軽い。
第3話 二人の秘密…
婚姻届を提出して戸籍上夫婦になった岡田健吾(竹野内豊)と槇原梨沙(上戸彩)。それと同時に約束の300万円を梨沙に渡した健吾は、結婚したことも金を受け取ったことも秘密にするよう約束させる。梨沙は何事もなかったかのようにそれを了承し、イメクラの店長に借金を返して自由の身となった。
岡田の苗字になった梨沙(上戸彩)は、岡田和子(原田美枝子)に健吾(竹野内豊)と籍を入れたことを報告し、一緒に暮らし始めた。健吾は神谷凌(松田翔太)に岡田マリア(北乃きい)のドナー候補が見つかったと連絡する。
梨沙(上戸彩)は契約結婚とバレないように健吾(竹野内豊)と恋人のように映る写真を撮られたり、結婚指輪を購入されたりしたが、優しい和子(原田美枝子)に対してそんなに悪い気はしない。一方、梨沙を探していた槇原修一(稲垣吾郎)は部屋で水族館のチケットを見つけ、健吾の働く水族館へと向かった。
和子(原田美枝子)に言われるまま、夫婦のように生活用品を買っていた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)を同僚夫婦・川本順二(杉本哲太)と川本千鶴(ちすん)が見かける。
川本(杉本哲太)と千鶴(ちすん)から、相澤美奈子(板谷由夏)を捨てて梨沙(上戸彩)と付き合っていると思われた健吾(竹野内豊)。困っている健吾を見た梨沙は「いとこです」と咄嗟に嘘をついて助けるのだった。
沢村涼太(桐山照史)と同じ病気だと気付いたマリア(北乃きい)は、移植が必要だという話を聞き、自分にも移植が必要なことを知る。
髪を黒く染め直し、落ち着いた服装で病院へやってきた梨沙(上戸彩)。健吾(竹野内豊)の妻として自ら紹介し神谷(松田翔太)からドナーのリスクを聞く。普通なら躊躇するはずのリスクの話でも梨沙は「分かっています」と答え、冷静にドナーになることを決意した様子を見せる。そんな梨沙を見て安堵した健吾は、マリア(北乃きい)の入院用品を置きに病室へ行く。すると、マリアは涼太(桐山照史)を引き合いに出して自分にも移植が必要なのかと遠まわしで尋ねるのだが、健吾からそっけなくされてしまう。
適合検査をした帰り、立ち寄ったトイレで嘔吐するマリア(北乃きい)を見た梨沙(上戸彩)は、健吾(竹野内豊)の妹でこれから自分の肝臓をあげる相手だとも知らずに介抱する。その頃、修一(稲垣吾郎)は水族館へ行き健吾を呼び出していた。「僕に迷惑かけないようにしている梨沙の居場所を知らないか」と尋ねる修一に健吾は何も語らなかった。
マリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)の前向きな明るさに救われていた。病院の屋上へ行き、涼太の病気が治るようにと流れ星を探すマリア。健吾(竹野内豊)も一緒に流れ星を探すのだが、涼太のおかげで自分の病気を前向きに受け入れようとするマリアの健気さがかえって健吾の気持ちを不安にさせた。
水族館裏の海辺に一人腰かける健吾(竹野内豊)。そこへ梨沙(上戸彩)もやってくる。「流れ星ってさ、消えてなくなっちゃう。クラゲみたいに」とつぶやく梨沙の言葉が健吾の心にしみる。
ドナーの適合検査結果が出た。神谷(松田翔太)が言った「移植可能です」という言葉に安堵する健吾(竹野内豊)。その横で梨沙(上戸彩)は嬉しそうに健吾の顔を見つめていた。しかし二人が帰った後、神谷はマリア(北乃きい)から健吾のフィアンセが"美奈子"だということを聞かされる。神谷の脳裏に健吾がマリアを救う為に偽装結婚したのではという疑いが浮かんだ。
病院からの帰り道、健吾(竹野内豊)から「ありがとう」と言われた梨沙(上戸彩)は「そういう契約だからね」と軽く流すのだが、足取りは心なしか軽い。
流れ星-第2話
2010年10月25日放映
第2話 命がけの想い
「妹を助ける為、肝臓を分けてほしい。移植しかない」と切り出した岡田健吾(竹野内豊)。最初は話を聞き入れずその場から立ち去りかけた槇原梨沙(上戸彩)だったが、300万円を本当に払ってもらえるならとドナーになることを承諾する。家に帰れば兄の槇原修一(稲垣吾郎)がいる為、梨沙はそのまま健吾の家に泊めてもらうことになった。健吾の母・岡田和子(原田美枝子)は急すぎて話が呑み込めなかったが、岡田マリア(北乃きい)の命を救うためだという健吾の言葉にようやく理解する。
健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)に、婚姻届を出した時に300万円を支払い、ドナーに適合するか調べることに同意してもらった。そして、梨沙は適合しなくても300万円をもらい、もし手術が成功すれば100万円上乗せしてもらうことを健吾に誓わせる。「もう君しかいないんだ。手術が成功すれば離婚する」と伝える健吾。そしてようやく二人はお互いの名前を教えあうのだった。
仕事中の健吾(竹野内豊)を呼び出し、今日の生活費1万円をもらう梨沙(上戸彩)。あまりに強引で遠慮のない様子に戸惑う健吾だったが、梨沙は携帯の電話番号を教え、家の鍵を受け取るのだった。
家に帰らない梨沙(上戸彩)に会おうと修一(稲垣吾郎)が客としてイメクラに現れた。優しい兄の振りをする修一に梨沙は「兄弟なんかじゃない!」と言って店長を呼ぶ。外で叩きのめされ、怪我でボロボロになった修一の姿を見た梨沙はその場を立ち去ろうとするのだが、結局、見捨てることができないのだった。
梨沙(上戸彩)が帰って来ないのを心配する健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)。一方、健吾の元気がないのはマリッジブルーだと早合点した同僚・川本順二(杉本哲太)は、健吾と相澤美奈子(板谷由夏)を家に招いて夕食を共にすることにする。そこで初めて二人が別れたことを知った川本は、別れた原因が水族館によく来る梨沙にあるのではないかと思うのだった。
沢村涼太(桐山照史)の影響でだんだん落語が好きになってきたマリア(北乃きい)は、友達・安田瑞希(川口春奈)も連れだって三人で寄席に行くことにする。病院を抜け出すことに成功した三人は大はしゃぎで横浜へ向かった。
マリア(北乃きい)と涼太(桐山照史)が病院から抜け出したことを知った神谷凌(松田翔太)は、涼太のベッドにあった雑誌の情報をもとに横浜へ向かった。その頃、寄席にいた涼太の症状が突然悪化してしまう。
神谷(松田翔太)が駆けつけ、涼太(桐山照史)は救急車で病院に運ばれた。マリア(北乃きい)は涼太が飲んでいた薬から自分も同じ病気であることを察知する。その頃、健吾(竹野内豊)はイメクラで梨沙(上戸彩)のアパートを聞こうとしていたが、マリアが抜け出したという知らせを受け、慌てて病院へと向かう。
健吾(竹野内豊)は神谷(松田翔太)に脳死者の移植リストにマリア(北乃きい)を載せてもらいたいと頼む。しかし、神谷は本人の同意が必要だと答えた。もしリストに載せるのならマリアに病気のことを話さなければならないが、健吾は知らせたくない。梨沙(上戸彩)に会ってドナーの件を話し合わなければならず、アパートへ行った健吾は修一(稲垣吾郎)に会って初めて兄がいることを知る。そこへ、買い物へ行っていた梨沙が帰ってくる。健吾を連れ出した梨沙は冷たい態度で「今度来たら警察呼ぶよ」と脅すのだった。
ドナーである梨沙(上戸彩)を失ったと感じた健吾(竹野内豊)が重い足取りで家へ帰っている頃、病院でマリア(北乃きい)は自分の病気の重さに気づくのだった。
翌日、修一(稲垣吾郎)が寝ている間に荷物をまとめてアパートを出た梨沙(上戸彩)は水族館へ来ていた。そして、健吾(竹野内豊)を呼び出し自分の名前が書きこんである婚姻届を渡して「さっさとサインしろよ」と迫る。梨沙に兄がいることを知った健吾は迷い、「いいのか?本当に」と尋ねた。しかし梨沙は、その兄から逃げるためにドナーになることを決心していたのだ。「戻れない。もうあんたしかいないんだよ」と真剣に訴える梨沙に答えるように、健吾は婚姻届に名前を書き入れる。
第2話 命がけの想い
「妹を助ける為、肝臓を分けてほしい。移植しかない」と切り出した岡田健吾(竹野内豊)。最初は話を聞き入れずその場から立ち去りかけた槇原梨沙(上戸彩)だったが、300万円を本当に払ってもらえるならとドナーになることを承諾する。家に帰れば兄の槇原修一(稲垣吾郎)がいる為、梨沙はそのまま健吾の家に泊めてもらうことになった。健吾の母・岡田和子(原田美枝子)は急すぎて話が呑み込めなかったが、岡田マリア(北乃きい)の命を救うためだという健吾の言葉にようやく理解する。
健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)に、婚姻届を出した時に300万円を支払い、ドナーに適合するか調べることに同意してもらった。そして、梨沙は適合しなくても300万円をもらい、もし手術が成功すれば100万円上乗せしてもらうことを健吾に誓わせる。「もう君しかいないんだ。手術が成功すれば離婚する」と伝える健吾。そしてようやく二人はお互いの名前を教えあうのだった。
仕事中の健吾(竹野内豊)を呼び出し、今日の生活費1万円をもらう梨沙(上戸彩)。あまりに強引で遠慮のない様子に戸惑う健吾だったが、梨沙は携帯の電話番号を教え、家の鍵を受け取るのだった。
家に帰らない梨沙(上戸彩)に会おうと修一(稲垣吾郎)が客としてイメクラに現れた。優しい兄の振りをする修一に梨沙は「兄弟なんかじゃない!」と言って店長を呼ぶ。外で叩きのめされ、怪我でボロボロになった修一の姿を見た梨沙はその場を立ち去ろうとするのだが、結局、見捨てることができないのだった。
梨沙(上戸彩)が帰って来ないのを心配する健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)。一方、健吾の元気がないのはマリッジブルーだと早合点した同僚・川本順二(杉本哲太)は、健吾と相澤美奈子(板谷由夏)を家に招いて夕食を共にすることにする。そこで初めて二人が別れたことを知った川本は、別れた原因が水族館によく来る梨沙にあるのではないかと思うのだった。
沢村涼太(桐山照史)の影響でだんだん落語が好きになってきたマリア(北乃きい)は、友達・安田瑞希(川口春奈)も連れだって三人で寄席に行くことにする。病院を抜け出すことに成功した三人は大はしゃぎで横浜へ向かった。
マリア(北乃きい)と涼太(桐山照史)が病院から抜け出したことを知った神谷凌(松田翔太)は、涼太のベッドにあった雑誌の情報をもとに横浜へ向かった。その頃、寄席にいた涼太の症状が突然悪化してしまう。
神谷(松田翔太)が駆けつけ、涼太(桐山照史)は救急車で病院に運ばれた。マリア(北乃きい)は涼太が飲んでいた薬から自分も同じ病気であることを察知する。その頃、健吾(竹野内豊)はイメクラで梨沙(上戸彩)のアパートを聞こうとしていたが、マリアが抜け出したという知らせを受け、慌てて病院へと向かう。
健吾(竹野内豊)は神谷(松田翔太)に脳死者の移植リストにマリア(北乃きい)を載せてもらいたいと頼む。しかし、神谷は本人の同意が必要だと答えた。もしリストに載せるのならマリアに病気のことを話さなければならないが、健吾は知らせたくない。梨沙(上戸彩)に会ってドナーの件を話し合わなければならず、アパートへ行った健吾は修一(稲垣吾郎)に会って初めて兄がいることを知る。そこへ、買い物へ行っていた梨沙が帰ってくる。健吾を連れ出した梨沙は冷たい態度で「今度来たら警察呼ぶよ」と脅すのだった。
ドナーである梨沙(上戸彩)を失ったと感じた健吾(竹野内豊)が重い足取りで家へ帰っている頃、病院でマリア(北乃きい)は自分の病気の重さに気づくのだった。
翌日、修一(稲垣吾郎)が寝ている間に荷物をまとめてアパートを出た梨沙(上戸彩)は水族館へ来ていた。そして、健吾(竹野内豊)を呼び出し自分の名前が書きこんである婚姻届を渡して「さっさとサインしろよ」と迫る。梨沙に兄がいることを知った健吾は迷い、「いいのか?本当に」と尋ねた。しかし梨沙は、その兄から逃げるためにドナーになることを決心していたのだ。「戻れない。もうあんたしかいないんだよ」と真剣に訴える梨沙に答えるように、健吾は婚姻届に名前を書き入れる。
流れ星-第1話
2010年10月18日放映
第1話 最愛の人は一年の命 契約から始まる愛!!
夜の踏切で線路に立っている女を見かけた岡田健吾(竹野内豊)は助けようと踏切へ入って行く。電車が迫る中、健吾が女の顔を見るとそれは槇原梨沙(上戸彩)だった。
一か月前。水族館に勤務する健吾(竹野内豊)は相澤美奈子(板谷由夏)との結婚を控え、母・岡田和子(原田美枝子)や妹・岡田マリア(北乃きい)から祝福されて幸せに満ち足りた生活を送っていた。一方、梨沙(上戸彩)も恋人・藤代誠(大東俊介)から結婚の話をされるが、兄の借金を肩代わりさせられて風俗で働いていた為素直に喜べない。そんな中、借金を押し付けた兄・槇原修一(稲垣吾郎)が何食わぬ顔で梨沙のアパートにやって来る。「苦労させてすまない」と口では謝る修一だったが、何か魂胆があると思った梨沙はアパートから逃げ出し、気が付いた時には水族館のポスター前にいた。
無感情で水族館を見て回る梨沙(上戸彩)は、何かにひきつけられるようにクラゲを見つめていた。その頃、アパートに一人残された修一(稲垣吾郎)は梨沙が忘れて行った携帯電話の履歴から誠(大東俊介)の存在を知り、電話をかける。
閉館してもクラゲの水槽から離れようとしない梨沙(上戸彩)に、健吾(竹野内豊)が声をかける。水に漂っているクラゲには脳がないから感情はないと聞いた梨沙は、再びクラゲを羨ましそうに見つめるのだった。
マリア(北乃きい)が学校で倒れ、病院へ緊急搬送された。医師・神谷凌(松田翔太)から「マリアは肝臓が悪く、移植しなければ1年しか生きることが出来ない」と告げられた健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は自分の肝臓をマリアに提供する為、適合するか検査を申し出るのだった。
肝臓が不適合だったことを知った健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は落胆を隠しきれない。そして、神谷(松田翔太)からドナーは血縁関係者または三親等以内の親族であれば、配偶者も含まれるという話を聞く。時間がないマリア(北乃きい)には脳死のドナーを待つよりも身内の誰かに頼むしか道が残されていなかった。
親戚に声をかける健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)だが、なかなかドナーが見つからない。健吾の日常が不安定になり始めた頃、梨沙(上戸彩)の生活も兄・修一(稲垣吾郎)の存在で不幸の中に再度突き落とされようとしていた。
ドナーを見つけられず、和子(原田美枝子)は家に遊びに来ていた美奈子(板谷由夏)にドナーになってくれるよう頼んでいた。土下座をして頼む和子に圧倒された美奈子は慌てて帰っていく。
やっと借金を返し終わり、風俗店を辞めた梨沙(上戸彩)だったが、自分に内緒で修一(稲垣吾郎)が誠(大東俊介)から金を受け取っていたことを知って驚く。金を返すよう迫ると、修一は梨沙が風俗で働いていることを誠に話してしまう。
誠(大東俊介)に風俗で働いていたことがバレてしまった梨沙(上戸彩)は、クラゲを見ようと水族館にやってくるが閉館していた。そんな梨沙を仕事で水族館に来ていた健吾(竹野内豊)が見つける。梨沙がクラゲの水槽を見ていた客だということを思い出した健吾は、梨沙の身の上話を聞かされた挙句、クラゲの水槽を見せてあげることに。クラゲは死ぬと水になると聞いて「生まれ変わったらクラゲになりたい」と神妙な顔で話す梨沙を見た健吾はなんとなくその気持ちが分かるのだった。
病室で元気にふるまうマリア(北乃きい)を見て、この命を守りたいと思う健吾(竹野内豊)だったがドナーになってくれる親戚は見つからない。親戚以外の臓器提供が行えないのは臓器売買が行われない為だということが分かっている健吾だったがいら立ちから神谷(松田翔太)に「先生だったらどうする?」と詰め寄るのだった。
健吾(竹野内豊)は、美奈子(板谷由夏)から臓器提供はできないと断られる。その上結婚も断られてしまった。
誠(大東俊介)に金を返すため、再び風俗で働くことになった梨沙(上戸彩)。アパートに帰ると修一(稲垣吾郎)が来て兄気取りで優しい言葉をかけるのだが、自分を利用しようとしているのが目に見えていた。修一のせいで不幸な道を歩み続けていた梨沙は包丁を握って修一を刺そうとするのだが、殺すことができずに夜の街へと飛び出していく。
生きる望みを無くした梨沙(上戸彩)。そしてマリア(北乃きい)を助けることができない健吾(竹野内豊)。絶望の中で二人はそれぞれクラゲが漂うように夜の街を歩いていた。そして遮断機の下りた線路で死のうとする梨沙を助けた健吾。「余計なことしやがって」とどこかへ行こうとする梨沙に健吾は借金を払う代わりに結婚してほしいと頼む。「家族になってくれ」という言葉に梨沙は戸惑う。
第1話 最愛の人は一年の命 契約から始まる愛!!
夜の踏切で線路に立っている女を見かけた岡田健吾(竹野内豊)は助けようと踏切へ入って行く。電車が迫る中、健吾が女の顔を見るとそれは槇原梨沙(上戸彩)だった。
一か月前。水族館に勤務する健吾(竹野内豊)は相澤美奈子(板谷由夏)との結婚を控え、母・岡田和子(原田美枝子)や妹・岡田マリア(北乃きい)から祝福されて幸せに満ち足りた生活を送っていた。一方、梨沙(上戸彩)も恋人・藤代誠(大東俊介)から結婚の話をされるが、兄の借金を肩代わりさせられて風俗で働いていた為素直に喜べない。そんな中、借金を押し付けた兄・槇原修一(稲垣吾郎)が何食わぬ顔で梨沙のアパートにやって来る。「苦労させてすまない」と口では謝る修一だったが、何か魂胆があると思った梨沙はアパートから逃げ出し、気が付いた時には水族館のポスター前にいた。
無感情で水族館を見て回る梨沙(上戸彩)は、何かにひきつけられるようにクラゲを見つめていた。その頃、アパートに一人残された修一(稲垣吾郎)は梨沙が忘れて行った携帯電話の履歴から誠(大東俊介)の存在を知り、電話をかける。
閉館してもクラゲの水槽から離れようとしない梨沙(上戸彩)に、健吾(竹野内豊)が声をかける。水に漂っているクラゲには脳がないから感情はないと聞いた梨沙は、再びクラゲを羨ましそうに見つめるのだった。
マリア(北乃きい)が学校で倒れ、病院へ緊急搬送された。医師・神谷凌(松田翔太)から「マリアは肝臓が悪く、移植しなければ1年しか生きることが出来ない」と告げられた健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は自分の肝臓をマリアに提供する為、適合するか検査を申し出るのだった。
肝臓が不適合だったことを知った健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は落胆を隠しきれない。そして、神谷(松田翔太)からドナーは血縁関係者または三親等以内の親族であれば、配偶者も含まれるという話を聞く。時間がないマリア(北乃きい)には脳死のドナーを待つよりも身内の誰かに頼むしか道が残されていなかった。
親戚に声をかける健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)だが、なかなかドナーが見つからない。健吾の日常が不安定になり始めた頃、梨沙(上戸彩)の生活も兄・修一(稲垣吾郎)の存在で不幸の中に再度突き落とされようとしていた。
ドナーを見つけられず、和子(原田美枝子)は家に遊びに来ていた美奈子(板谷由夏)にドナーになってくれるよう頼んでいた。土下座をして頼む和子に圧倒された美奈子は慌てて帰っていく。
やっと借金を返し終わり、風俗店を辞めた梨沙(上戸彩)だったが、自分に内緒で修一(稲垣吾郎)が誠(大東俊介)から金を受け取っていたことを知って驚く。金を返すよう迫ると、修一は梨沙が風俗で働いていることを誠に話してしまう。
誠(大東俊介)に風俗で働いていたことがバレてしまった梨沙(上戸彩)は、クラゲを見ようと水族館にやってくるが閉館していた。そんな梨沙を仕事で水族館に来ていた健吾(竹野内豊)が見つける。梨沙がクラゲの水槽を見ていた客だということを思い出した健吾は、梨沙の身の上話を聞かされた挙句、クラゲの水槽を見せてあげることに。クラゲは死ぬと水になると聞いて「生まれ変わったらクラゲになりたい」と神妙な顔で話す梨沙を見た健吾はなんとなくその気持ちが分かるのだった。
病室で元気にふるまうマリア(北乃きい)を見て、この命を守りたいと思う健吾(竹野内豊)だったがドナーになってくれる親戚は見つからない。親戚以外の臓器提供が行えないのは臓器売買が行われない為だということが分かっている健吾だったがいら立ちから神谷(松田翔太)に「先生だったらどうする?」と詰め寄るのだった。
健吾(竹野内豊)は、美奈子(板谷由夏)から臓器提供はできないと断られる。その上結婚も断られてしまった。
誠(大東俊介)に金を返すため、再び風俗で働くことになった梨沙(上戸彩)。アパートに帰ると修一(稲垣吾郎)が来て兄気取りで優しい言葉をかけるのだが、自分を利用しようとしているのが目に見えていた。修一のせいで不幸な道を歩み続けていた梨沙は包丁を握って修一を刺そうとするのだが、殺すことができずに夜の街へと飛び出していく。
生きる望みを無くした梨沙(上戸彩)。そしてマリア(北乃きい)を助けることができない健吾(竹野内豊)。絶望の中で二人はそれぞれクラゲが漂うように夜の街を歩いていた。そして遮断機の下りた線路で死のうとする梨沙を助けた健吾。「余計なことしやがって」とどこかへ行こうとする梨沙に健吾は借金を払う代わりに結婚してほしいと頼む。「家族になってくれ」という言葉に梨沙は戸惑う。
赤い糸 第11話
放送日 :2009年2月28日
第11話(最終話) それでもいいと思える恋
竹宮芽衣(南沢奈央)は、村越浩市(松田賢二)の店で西野敦史(溝端淳平)の母、夏実(山本未來)から突然、謝罪された。夏実は、16年前に芽衣の実の母、石川マチ子(山口紗弥加)が死んだのは自分のせいだと言う。芽衣はこの告白に戸惑う。すると、村越が芽衣と敦史の関係をやゆし始めた。同行していた森崎孝道(小木茂光)が村越を制止、芽衣、川岸美亜(岡本玲)に帰るよう促す。敦史は、森崎とともに夏実を病院に連れて行く。
家に帰った芽衣は、幸子(渡辺典子)に夏実に言われたことを話し、なぜマチ子が死ななければならなかったのかと尋ねる。幸子は、夏実が薬物依存症でずっと苦しんでいることを教え、一通の封筒を芽衣に渡した。それは、16歳になった芽衣へと、実の父、春生(浜田学)が書き遺したもの。その春生は、すでに病気で他界していた。
春生の手紙には、マチ子や夏実との出会い、そして村越との再会が綴られていた。夏実と出会ったことで薬物所持で逮捕され、その結果、マチ子を亡くしたことの経緯も書かれていた。同じ頃、夏実に付き添って病院にいた敦史も、森崎から過去の詳しい事情を聞かされていた。
田所麻美(石橋杏奈)は、カウンセリングを受けている太田一平医師(鈴木浩介)に敦史が心配だと相談する。太田の敦史はどんな存在かとの問いに、一番大切な人と答える麻美。太田は、そんな人に何をしてあげられるかを考えてみようと促した。
芽衣と敦史以外の仲間たちも、それぞれに転機が訪れていた。藤原夏樹(柳下大)と中西優梨(鈴木かすみ)は、覚悟を決めて産婦人科へ。美亜は、川口ミヤビ(平田薫)を安田愁(若葉竜也)のグループから抜けさせようとする。
芽衣たちは夏樹と優梨に呼ばれて、いつものハンバーガー店に集まった。夏樹は、優梨と自分の子供に関しての決意を語る。なんと産むことを決めたのだ。2人の決意を仲間たちは嬉しく受け入れる。
家に向かう芽衣の携帯電話がメールを着信。中川沙良(桜庭ななみ)からだった。一方、敦史は、森崎から神社に届いていたという荷物を渡される。包みの差出人は沙良、中には彼女が使っていた携帯電話が入っていた。添えられていた手紙には、携帯電話の「明日の私へ」というメールフォルダを読んで欲しいと書かれていた。
メールを読んだ芽衣は、鈴の森第二中学校で沙良と会う。記憶が戻ったのだと思い詫びる芽衣を制した沙良は、中学生時代の思い出を話し始めた。沙良は、記憶は戻っていないが、携帯電話に自分が送っていた「明日の私へ」というメールフォルダを読んで自分の過去を知ったと言う。そして、なぜ敦史と別れてしまったのかと沙良は問うのだった。
数日後、芽衣は夏実の病室を訪ねる。夏実の過去の贖罪(しょくざい)を、自分は不幸ではなかったと否定する芽衣は、敦史への想いを話す。芽衣と入れ違いに敦史が来た。夏実は、芽衣のことを話すと敦史は病室を出る。そして、麻美に自分の正直な気持ちを伝え、芽衣を追いかけた。ようやく追いついた敦史は、ずっと自分の気持ちに嘘を付いてきたと言い、好きだと告白。そんな敦史に、芽衣はあの日と同じように“運命を信じるよ”と答えて…。
第11話(最終話) それでもいいと思える恋
竹宮芽衣(南沢奈央)は、村越浩市(松田賢二)の店で西野敦史(溝端淳平)の母、夏実(山本未來)から突然、謝罪された。夏実は、16年前に芽衣の実の母、石川マチ子(山口紗弥加)が死んだのは自分のせいだと言う。芽衣はこの告白に戸惑う。すると、村越が芽衣と敦史の関係をやゆし始めた。同行していた森崎孝道(小木茂光)が村越を制止、芽衣、川岸美亜(岡本玲)に帰るよう促す。敦史は、森崎とともに夏実を病院に連れて行く。
家に帰った芽衣は、幸子(渡辺典子)に夏実に言われたことを話し、なぜマチ子が死ななければならなかったのかと尋ねる。幸子は、夏実が薬物依存症でずっと苦しんでいることを教え、一通の封筒を芽衣に渡した。それは、16歳になった芽衣へと、実の父、春生(浜田学)が書き遺したもの。その春生は、すでに病気で他界していた。
春生の手紙には、マチ子や夏実との出会い、そして村越との再会が綴られていた。夏実と出会ったことで薬物所持で逮捕され、その結果、マチ子を亡くしたことの経緯も書かれていた。同じ頃、夏実に付き添って病院にいた敦史も、森崎から過去の詳しい事情を聞かされていた。
田所麻美(石橋杏奈)は、カウンセリングを受けている太田一平医師(鈴木浩介)に敦史が心配だと相談する。太田の敦史はどんな存在かとの問いに、一番大切な人と答える麻美。太田は、そんな人に何をしてあげられるかを考えてみようと促した。
芽衣と敦史以外の仲間たちも、それぞれに転機が訪れていた。藤原夏樹(柳下大)と中西優梨(鈴木かすみ)は、覚悟を決めて産婦人科へ。美亜は、川口ミヤビ(平田薫)を安田愁(若葉竜也)のグループから抜けさせようとする。
芽衣たちは夏樹と優梨に呼ばれて、いつものハンバーガー店に集まった。夏樹は、優梨と自分の子供に関しての決意を語る。なんと産むことを決めたのだ。2人の決意を仲間たちは嬉しく受け入れる。
家に向かう芽衣の携帯電話がメールを着信。中川沙良(桜庭ななみ)からだった。一方、敦史は、森崎から神社に届いていたという荷物を渡される。包みの差出人は沙良、中には彼女が使っていた携帯電話が入っていた。添えられていた手紙には、携帯電話の「明日の私へ」というメールフォルダを読んで欲しいと書かれていた。
メールを読んだ芽衣は、鈴の森第二中学校で沙良と会う。記憶が戻ったのだと思い詫びる芽衣を制した沙良は、中学生時代の思い出を話し始めた。沙良は、記憶は戻っていないが、携帯電話に自分が送っていた「明日の私へ」というメールフォルダを読んで自分の過去を知ったと言う。そして、なぜ敦史と別れてしまったのかと沙良は問うのだった。
数日後、芽衣は夏実の病室を訪ねる。夏実の過去の贖罪(しょくざい)を、自分は不幸ではなかったと否定する芽衣は、敦史への想いを話す。芽衣と入れ違いに敦史が来た。夏実は、芽衣のことを話すと敦史は病室を出る。そして、麻美に自分の正直な気持ちを伝え、芽衣を追いかけた。ようやく追いついた敦史は、ずっと自分の気持ちに嘘を付いてきたと言い、好きだと告白。そんな敦史に、芽衣はあの日と同じように“運命を信じるよ”と答えて…。
赤い糸 第10話
放送日 :2009年2月21日
第10話 大人になれない子供たち
16歳の誕生日、つかの間の再会を果たした竹宮芽衣(南沢奈央)と西野敦史(溝端淳平)は悲しい別れを決意した。その日、芽衣は自分の隠されていた出生の秘密を知り、敦史は自分を待っていた田所麻美(石橋杏奈)のリストカットという厳しい現実を突きつけられた。そして、芽衣には中川沙良(桜庭ななみ)から誕生日を祝うメールが届いていて・・・。
新学期が始まると、芽衣は山岸美亜(岡本玲)に沙良からのメールの話をする。美亜は、沙良の失くした記憶が戻ったのではないかと推測。そんな2人に、中西優梨(鈴木かすみ)が藤原夏樹(柳下大)との間に子供が出来たと告白した。妊娠4カ月と知った芽衣と美亜は、夏樹に話したのかと聞くが、優梨はためらっている。
一方、敦史は一命を取り留めた麻美の傍にいた。敦史は、母の夏実(山本未來)も世話になっていた太田一平医師(鈴木浩介)のカウンセリングを受ける麻美に付き添う。そこで、敦史は夏実のことを太田に相談。夏実が家に引きこもっていると聞いた太田は、注意して見守るようにと敦史に告げる。その夏実は、敦史と芽衣が別れることになったのは自分のせいだと考え始めていた。
両親が別れたため、芽衣と春菜(岩田さゆり)は、芽衣は母の幸子(渡辺典子)、春菜は父の寿久(甲本雅裕)と別々に暮らしていた。芽衣から"出会ったことには意味がある"と言われながら敦史と別れたと聞いた春菜は、自分たち姉妹の境遇と似ていると話す。
優梨は、夏樹に話すことを決意するが、妊娠はしていなかったとウソをついてしまう。その言葉に、ホッとしたと喜ぶ夏樹。夏樹の答えを聞いた優梨は“自分のことしか考えていない”と言い、走り去る。優梨のただならぬ様子に、夏樹は彼女の妊娠に気づく。そんな2人を見ていた敦史は、産まれてくる子供は親を選べないと夏樹に突きつける。
その頃、優梨は芽衣のもとに行き、病院へ付いてきて欲しいと頼む。産んでも後悔すると言う優梨に、芽衣は夏樹ときちんと話し合って決めた方が良いと促した。そして芽衣は、美亜と一緒に夏樹に会いに行くことに。
そんな2人が公園を歩いていると川口ミヤビ(平田薫)が安田愁(若葉竜也)と、数人の若者たち相手に薬物取引をしているところに出くわす。美亜は、ミヤビを呼んで止めるようにと説得。しかし、ミヤビは、愁たちは仲間だと譲らない。その時、愁たちに警官が躍り掛かかった。散り散りに逃げる愁たち。芽衣と美亜も、ミヤビと一緒に逃げ出した。
同じ頃、敦史は家から姿を消した夏実を探していた。森崎孝道(小木茂光)に援助を求めた敦史は、村越浩市(松田賢二)の店に行く。と、そこには逃げてきた芽衣と美亜がいた。敦史の問いに、村越は夏実はいないと言う。仕方なく、芽衣たちを連れて店を出ようとすると夏実が現れた。芽衣を見た夏実は…。
第10話 大人になれない子供たち
16歳の誕生日、つかの間の再会を果たした竹宮芽衣(南沢奈央)と西野敦史(溝端淳平)は悲しい別れを決意した。その日、芽衣は自分の隠されていた出生の秘密を知り、敦史は自分を待っていた田所麻美(石橋杏奈)のリストカットという厳しい現実を突きつけられた。そして、芽衣には中川沙良(桜庭ななみ)から誕生日を祝うメールが届いていて・・・。
新学期が始まると、芽衣は山岸美亜(岡本玲)に沙良からのメールの話をする。美亜は、沙良の失くした記憶が戻ったのではないかと推測。そんな2人に、中西優梨(鈴木かすみ)が藤原夏樹(柳下大)との間に子供が出来たと告白した。妊娠4カ月と知った芽衣と美亜は、夏樹に話したのかと聞くが、優梨はためらっている。
一方、敦史は一命を取り留めた麻美の傍にいた。敦史は、母の夏実(山本未來)も世話になっていた太田一平医師(鈴木浩介)のカウンセリングを受ける麻美に付き添う。そこで、敦史は夏実のことを太田に相談。夏実が家に引きこもっていると聞いた太田は、注意して見守るようにと敦史に告げる。その夏実は、敦史と芽衣が別れることになったのは自分のせいだと考え始めていた。
両親が別れたため、芽衣と春菜(岩田さゆり)は、芽衣は母の幸子(渡辺典子)、春菜は父の寿久(甲本雅裕)と別々に暮らしていた。芽衣から"出会ったことには意味がある"と言われながら敦史と別れたと聞いた春菜は、自分たち姉妹の境遇と似ていると話す。
優梨は、夏樹に話すことを決意するが、妊娠はしていなかったとウソをついてしまう。その言葉に、ホッとしたと喜ぶ夏樹。夏樹の答えを聞いた優梨は“自分のことしか考えていない”と言い、走り去る。優梨のただならぬ様子に、夏樹は彼女の妊娠に気づく。そんな2人を見ていた敦史は、産まれてくる子供は親を選べないと夏樹に突きつける。
その頃、優梨は芽衣のもとに行き、病院へ付いてきて欲しいと頼む。産んでも後悔すると言う優梨に、芽衣は夏樹ときちんと話し合って決めた方が良いと促した。そして芽衣は、美亜と一緒に夏樹に会いに行くことに。
そんな2人が公園を歩いていると川口ミヤビ(平田薫)が安田愁(若葉竜也)と、数人の若者たち相手に薬物取引をしているところに出くわす。美亜は、ミヤビを呼んで止めるようにと説得。しかし、ミヤビは、愁たちは仲間だと譲らない。その時、愁たちに警官が躍り掛かかった。散り散りに逃げる愁たち。芽衣と美亜も、ミヤビと一緒に逃げ出した。
同じ頃、敦史は家から姿を消した夏実を探していた。森崎孝道(小木茂光)に援助を求めた敦史は、村越浩市(松田賢二)の店に行く。と、そこには逃げてきた芽衣と美亜がいた。敦史の問いに、村越は夏実はいないと言う。仕方なく、芽衣たちを連れて店を出ようとすると夏実が現れた。芽衣を見た夏実は…。
赤い糸 第9話
放送日:2009年2月14日
第9話 366日
竹宮芽衣(南沢奈央)たちは高橋陸(木村了)の葬儀に出席した。そこで芽衣は、陸が事故の直前に西野敦史(溝端淳平)に言ったことを尋ねる。敦史は、陸は自分と芽衣のことを最後まで気にかけていたと答えた。
芽衣と敦史の誕生日、2月29日が近づいてきた。山岸美亜(岡本玲)は、芽衣に中学の頃の仲間たちと集まって盛り上がろうと話す。一方、敦史は大叶神社で田所麻美(石橋杏奈)と節分祭を手伝っていた。すると、陸の父親、忠明(林和義)が来て敦史に包みを渡す。中には、陸が書いた絵馬が入っていた。陸のことを聞く麻美。敦史は、陸が芽衣と付き合っていたこと、そして事故前に最後に会ったのが自分だったことを教える。また、その時に陸が、芽衣と敦史が見えない何かで繋がっているのではと思っていたことも…。
麻美は、中西優梨(鈴木かすみ)にも芽衣と陸のことを尋ねる。そして、麻美は芽衣の誕生日が2月29日だと知る。麻美は、下校途中の芽衣に会った。麻美は芽衣と敦史の誕生日が同じだとしても、運命で結ばれているのは自分と敦史だと言う。そんな麻美に芽衣は、敦史とのことは終わったことだと告げた。
リハビリが終わったと帰ってきた夏実(山本未來)は、敦史の誕生日を祝うことを約束。その夏実が公園にいると、幸子(渡辺典子)が話しかけてきた。幸子は、自分が別れさせてしまった芽衣と敦史のためにも15年前の真実を教えて欲しいと頼むが、夏実は答えずに去ってしまう。動揺した夏実に声をかけたのは村越浩市(松田賢二)だった。
麻美は、芽衣に会ったことを敦史に話す。そして、麻美は敦史とずっと一緒にいたいと再び告白し、誕生日もともに過ごすことを約束する。
2月29日、芽衣と敦史の誕生日。芽衣は、美亜たち中学の仲間と陸の墓参りに行く。そこで芽衣は、あの日、陸が残した留守電の内容を話す。中学の頃のような普通の関係に戻ろうとの陸の留守電に、もっと何か出来たのではと考えてしまうと言う芽衣。美亜たちは、陸のことをずっと覚えていれば良いと話す。
その頃、敦史はリハビリセンターからの電話で夏実のリハビリが終了していなかったことを知る。パートで働いていたスーパーも辞めていた。もしやと思い、敦史は村越の店へと向かう。
一方、芽衣が家に帰ると幸子と寿久(甲本雅裕)が言い争っている。春菜(岩田さゆり)も帰ってくると、幸子は姉妹を呼んだ。そして、幸子は寿久との別居を切り出す。さらに、幸子は芽衣の出生の事実も話し始めた。
誕生日に両親から別居の意思を聞かされ、自分の出生の真実を知った芽衣。薬物から抜け出せない夏実にショックを受けた敦史。傷ついた2人の足は、自然に、ある場所へと向かう。それは、幼い頃に会ったケーキ店の前。お互いの想いを確認しあう芽衣と敦史。敦史は、出会ったことには必ず意味があると芽衣に告げるが、2人は想いを残しながらも改めて別れを確認しあった。
その後、敦史は麻美と約束した店へ。すると麻美は…。
第9話 366日
竹宮芽衣(南沢奈央)たちは高橋陸(木村了)の葬儀に出席した。そこで芽衣は、陸が事故の直前に西野敦史(溝端淳平)に言ったことを尋ねる。敦史は、陸は自分と芽衣のことを最後まで気にかけていたと答えた。
芽衣と敦史の誕生日、2月29日が近づいてきた。山岸美亜(岡本玲)は、芽衣に中学の頃の仲間たちと集まって盛り上がろうと話す。一方、敦史は大叶神社で田所麻美(石橋杏奈)と節分祭を手伝っていた。すると、陸の父親、忠明(林和義)が来て敦史に包みを渡す。中には、陸が書いた絵馬が入っていた。陸のことを聞く麻美。敦史は、陸が芽衣と付き合っていたこと、そして事故前に最後に会ったのが自分だったことを教える。また、その時に陸が、芽衣と敦史が見えない何かで繋がっているのではと思っていたことも…。
麻美は、中西優梨(鈴木かすみ)にも芽衣と陸のことを尋ねる。そして、麻美は芽衣の誕生日が2月29日だと知る。麻美は、下校途中の芽衣に会った。麻美は芽衣と敦史の誕生日が同じだとしても、運命で結ばれているのは自分と敦史だと言う。そんな麻美に芽衣は、敦史とのことは終わったことだと告げた。
リハビリが終わったと帰ってきた夏実(山本未來)は、敦史の誕生日を祝うことを約束。その夏実が公園にいると、幸子(渡辺典子)が話しかけてきた。幸子は、自分が別れさせてしまった芽衣と敦史のためにも15年前の真実を教えて欲しいと頼むが、夏実は答えずに去ってしまう。動揺した夏実に声をかけたのは村越浩市(松田賢二)だった。
麻美は、芽衣に会ったことを敦史に話す。そして、麻美は敦史とずっと一緒にいたいと再び告白し、誕生日もともに過ごすことを約束する。
2月29日、芽衣と敦史の誕生日。芽衣は、美亜たち中学の仲間と陸の墓参りに行く。そこで芽衣は、あの日、陸が残した留守電の内容を話す。中学の頃のような普通の関係に戻ろうとの陸の留守電に、もっと何か出来たのではと考えてしまうと言う芽衣。美亜たちは、陸のことをずっと覚えていれば良いと話す。
その頃、敦史はリハビリセンターからの電話で夏実のリハビリが終了していなかったことを知る。パートで働いていたスーパーも辞めていた。もしやと思い、敦史は村越の店へと向かう。
一方、芽衣が家に帰ると幸子と寿久(甲本雅裕)が言い争っている。春菜(岩田さゆり)も帰ってくると、幸子は姉妹を呼んだ。そして、幸子は寿久との別居を切り出す。さらに、幸子は芽衣の出生の事実も話し始めた。
誕生日に両親から別居の意思を聞かされ、自分の出生の真実を知った芽衣。薬物から抜け出せない夏実にショックを受けた敦史。傷ついた2人の足は、自然に、ある場所へと向かう。それは、幼い頃に会ったケーキ店の前。お互いの想いを確認しあう芽衣と敦史。敦史は、出会ったことには必ず意味があると芽衣に告げるが、2人は想いを残しながらも改めて別れを確認しあった。
その後、敦史は麻美と約束した店へ。すると麻美は…。
赤い糸 第8話
放送日:2009年2月7日
第8話 赤い糸
竹宮芽衣(南沢奈央)は、高橋陸(木村了)と交際を始めた。昼間の高校に通う芽衣は、陸の夜間高校の授業が始まる前に毎日会うことを約束する。しかしある日、芽衣は毎日会うのは止めないかと陸に提案する。しかし、逆に頬を叩かれてしまった。家に帰ってきた芽衣の様子がおかしいことに、姉の春菜(岩田さゆり)が気づく。春菜の問いかけに、友人のことと前置きして陸の暴力を話す芽衣。春菜は、そんな彼氏は最低だと非難する。
一方、西野敦史(溝端淳平)は母・夏実(山本未來)のリハビリが順調であることを以前、世話になった太田一平医師(鈴木浩介)に話した。太田は、依存症を治すのは時間がかかると説明し、まだまだこれからだと敦史を諭す。
登校した芽衣が陸からの謝罪メールを読んでいると、泣きそうな顔をした山岸美亜(岡本玲)が来た。美亜は、神谷充(田島亮)と別れたと言う。何でも、充が他に好きな人が出来たとか。始業のチャイムが鳴ったので、芽衣は美亜に詳しい話は後で聞くと教室に向かった。
放課後、芽衣は美亜の話を聞くので今日は会えないと陸にメール。だが、陸も大事な話があると返信してくる。そこで、いつものように会いに行くと陸の大事な話とは、日曜の予定だった。そんな陸に、芽衣は明日こそは美亜と会いたいと告げる。すると陸は、芽衣を突き飛ばして暴れだしてしまった。
一方、今日は会えないとの芽衣からのメールが届いた美亜に、川口ミヤビ(平田薫)が声をかけてきた。ミヤビに誘われた美亜は、村越浩市(松田賢二)のいる怪しい店に連れて行かれる。
次の日、美亜は学校を休んだ。美亜と連絡が取れない芽衣は、藤原夏樹(柳下大)や中西優梨(鈴木かすみ)に相談。仲間たちは、ハンバーガー店に集まる。そこに、敦史が田所麻美(石橋杏奈)と一緒に現れた。中学時代の友人を心配する仲間たちを麻美が羨ましがっていると、芽衣が来た。しかし、2人に会話はない。
翌日、芽衣は友人から美亜が評判の悪い安田愁(若葉竜也)と一緒だったらしいと聞く。放課後、芽衣は陸との約束も忘れて美亜を探す。
最初に美亜を見つけたのは敦史。ミヤビたちと一緒にいた美亜から話しかけてきたのだ。敦史は、美亜の不安定な様子とミヤビたちの存在に、すぐさま薬物の使用を疑う。そこに芽衣も現れた。敦史と芽衣が美亜を説得し、美亜は、もう薬物はやらないと言うのだが、敦史はどうせまたやってしまうと厳しい。そこに陸が来た。陸は芽衣の事情も聞かずに殴りつける。帰りかけた敦史が、陸の声を聞いて引き止めに戻って来た。敦史には関係ないと言う陸。すると芽衣も同調する。
うなだれて帰る敦史に、麻美が接近。何があっても敦史の気持ちを分かってあげられると言う。そして、麻美は敦史を後ろから抱きしめた。
芽衣に暴力を振るってしまい、自己嫌悪に陥った陸を芽衣が訪ねて来た。自分を信じて欲しいと訴える芽衣に、陸は目が覚める。そして、去って行く芽衣に大叶神社の祭りに来るようにと誘った。
祭りの日、陸は神社で敦史と会っていた。陸は、なぜ芽衣と別れたのかと敦史に聞く。そして、芽衣を幸せに出来るのは自分ではないと言って、陸は立ち去った。神社には、陸に呼ばれた芽衣も来ていた。だが、芽衣は陸にも敦史にも会えないでいた。そんな時、けたたましいプレーキ音が…。そこには、陸のカバンが落ちていた。
病院に運ばれた陸に、芽衣と敦史は付き添った。連絡を聞いた美亜たちも駆けつける。だが、仲間たちの願いも虚しく陸は帰らぬ人となってしまった。と、芽衣は携帯電話の点灯に気づく。陸からの留守電が入っていた。苦しめたことを詫びる陸の声に、芽衣は…。
第8話 赤い糸
竹宮芽衣(南沢奈央)は、高橋陸(木村了)と交際を始めた。昼間の高校に通う芽衣は、陸の夜間高校の授業が始まる前に毎日会うことを約束する。しかしある日、芽衣は毎日会うのは止めないかと陸に提案する。しかし、逆に頬を叩かれてしまった。家に帰ってきた芽衣の様子がおかしいことに、姉の春菜(岩田さゆり)が気づく。春菜の問いかけに、友人のことと前置きして陸の暴力を話す芽衣。春菜は、そんな彼氏は最低だと非難する。
一方、西野敦史(溝端淳平)は母・夏実(山本未來)のリハビリが順調であることを以前、世話になった太田一平医師(鈴木浩介)に話した。太田は、依存症を治すのは時間がかかると説明し、まだまだこれからだと敦史を諭す。
登校した芽衣が陸からの謝罪メールを読んでいると、泣きそうな顔をした山岸美亜(岡本玲)が来た。美亜は、神谷充(田島亮)と別れたと言う。何でも、充が他に好きな人が出来たとか。始業のチャイムが鳴ったので、芽衣は美亜に詳しい話は後で聞くと教室に向かった。
放課後、芽衣は美亜の話を聞くので今日は会えないと陸にメール。だが、陸も大事な話があると返信してくる。そこで、いつものように会いに行くと陸の大事な話とは、日曜の予定だった。そんな陸に、芽衣は明日こそは美亜と会いたいと告げる。すると陸は、芽衣を突き飛ばして暴れだしてしまった。
一方、今日は会えないとの芽衣からのメールが届いた美亜に、川口ミヤビ(平田薫)が声をかけてきた。ミヤビに誘われた美亜は、村越浩市(松田賢二)のいる怪しい店に連れて行かれる。
次の日、美亜は学校を休んだ。美亜と連絡が取れない芽衣は、藤原夏樹(柳下大)や中西優梨(鈴木かすみ)に相談。仲間たちは、ハンバーガー店に集まる。そこに、敦史が田所麻美(石橋杏奈)と一緒に現れた。中学時代の友人を心配する仲間たちを麻美が羨ましがっていると、芽衣が来た。しかし、2人に会話はない。
翌日、芽衣は友人から美亜が評判の悪い安田愁(若葉竜也)と一緒だったらしいと聞く。放課後、芽衣は陸との約束も忘れて美亜を探す。
最初に美亜を見つけたのは敦史。ミヤビたちと一緒にいた美亜から話しかけてきたのだ。敦史は、美亜の不安定な様子とミヤビたちの存在に、すぐさま薬物の使用を疑う。そこに芽衣も現れた。敦史と芽衣が美亜を説得し、美亜は、もう薬物はやらないと言うのだが、敦史はどうせまたやってしまうと厳しい。そこに陸が来た。陸は芽衣の事情も聞かずに殴りつける。帰りかけた敦史が、陸の声を聞いて引き止めに戻って来た。敦史には関係ないと言う陸。すると芽衣も同調する。
うなだれて帰る敦史に、麻美が接近。何があっても敦史の気持ちを分かってあげられると言う。そして、麻美は敦史を後ろから抱きしめた。
芽衣に暴力を振るってしまい、自己嫌悪に陥った陸を芽衣が訪ねて来た。自分を信じて欲しいと訴える芽衣に、陸は目が覚める。そして、去って行く芽衣に大叶神社の祭りに来るようにと誘った。
祭りの日、陸は神社で敦史と会っていた。陸は、なぜ芽衣と別れたのかと敦史に聞く。そして、芽衣を幸せに出来るのは自分ではないと言って、陸は立ち去った。神社には、陸に呼ばれた芽衣も来ていた。だが、芽衣は陸にも敦史にも会えないでいた。そんな時、けたたましいプレーキ音が…。そこには、陸のカバンが落ちていた。
病院に運ばれた陸に、芽衣と敦史は付き添った。連絡を聞いた美亜たちも駆けつける。だが、仲間たちの願いも虚しく陸は帰らぬ人となってしまった。と、芽衣は携帯電話の点灯に気づく。陸からの留守電が入っていた。苦しめたことを詫びる陸の声に、芽衣は…。
赤い糸 第7話
放送日:2009年1月31日
第7話 新しい恋の始まり
竹宮芽衣(南沢奈央)たちの中学校、入学式の時。派手な金髪で、ヘッドホンをしたままホームルームを受けた山岸美亜(岡本玲)は、生徒指導室に呼び出される。そこには、ミツこと神谷充(田島亮)も呼び出されていた。ふてくされた態度の美亜に怒る学年主任を、充が上手くなだめて、2人は反省文だけの処分になる。充は、美亜との出会いが衝撃的だと喜んでいた。
クラスに戻った美亜を芽衣が待っていた。芽衣は、新入生ガイダンスの場所が変更になったことを美亜に教える。2人は互いに自己紹介。これが、芽衣と美亜が友人になるきっかけだった。
3年生になった芽衣たちには高校受験日が迫っていた。仲間たちは、大叶神社で待ち合わせて絵馬を書いて神頼み。それぞれが絵馬を見せ合うのだが、たかチャンこと高橋陸(木村了)は見せようとしない。と、そこに森崎孝道(小木茂光)が来た。絵馬で願掛けする芽衣たちを良い心がけだと褒めた森崎は、自身も西野敦史(溝端淳平)にお守りとお札を送ったと言う。久しぶりに敦史の話を聞いた仲間たちは、元気でいるのかなど、ひとしきり話題となる。だが、芽衣はその話に加わらなかった。
昼休み、美亜は中西優梨(鈴木かすみ)の制止を聞かず、何も言わずに去った敦史を責める。すると、芽衣は敦史が引っ越す日に会いに行ったことを話し始めた。前日、敦史から別れを告げられたため、もう1度話しに行ったと言う芽衣は、そこで田所麻美(石橋杏奈)を見てしまう。他に好きな子が出来たのだと理解した芽衣は、敦史とは本当に終わったと美亜たちに話した。
帰り道、芽衣は陸に誘われる。陸は、芽衣と同じ高校に受かったら付き合って欲しいと告白。戸惑う芽衣だが、陸の告白を受け入れた。
入試を終えた芽衣たちは、合格発表の前に卒業式を迎えた。式が終わると芽衣たちはそれぞれの肉親の元へ。だが、美亜だけはポツンと1人でいる。芽衣が行くと、美亜は家庭の事情を話す。そして、芽衣と別れたくないと続けた。芽衣は、卒業しても自分たちの関係は変わらないと美亜を勇気付けた。
合格発表日。芽衣と美亜は、そろって桜川高校に合格。だが、陸は願いも虚しく不合格。そんな陸だが、芽衣は交際することに。喜ぶ陸は、一緒に夜間高校に行こうなどと言い出す。さすがに断る芽衣だったが・・・。
高校生活が始まると、芽衣は陸の授業前に毎日会うことを約束。美亜も充と付き合い始めていた。芽衣と陸は、約束通りに同じ時間に会い続ける日々となる。だが、そんな時、敦史が地元に帰ってきていることが発覚した。
芽衣の敦史への心残りを疑う陸は、芽衣と同じ高校に通う小学生時代の友達に監視を命じたりし始める。そんなある日、美亜や優梨と会っていて芽衣は約束の時間に遅刻しそうになった。少し不機嫌な陸に、芽衣が毎日会うのはやめないかと提案。すると陸は、芽衣の頬を打ってしまい…。
第7話 新しい恋の始まり
竹宮芽衣(南沢奈央)たちの中学校、入学式の時。派手な金髪で、ヘッドホンをしたままホームルームを受けた山岸美亜(岡本玲)は、生徒指導室に呼び出される。そこには、ミツこと神谷充(田島亮)も呼び出されていた。ふてくされた態度の美亜に怒る学年主任を、充が上手くなだめて、2人は反省文だけの処分になる。充は、美亜との出会いが衝撃的だと喜んでいた。
クラスに戻った美亜を芽衣が待っていた。芽衣は、新入生ガイダンスの場所が変更になったことを美亜に教える。2人は互いに自己紹介。これが、芽衣と美亜が友人になるきっかけだった。
3年生になった芽衣たちには高校受験日が迫っていた。仲間たちは、大叶神社で待ち合わせて絵馬を書いて神頼み。それぞれが絵馬を見せ合うのだが、たかチャンこと高橋陸(木村了)は見せようとしない。と、そこに森崎孝道(小木茂光)が来た。絵馬で願掛けする芽衣たちを良い心がけだと褒めた森崎は、自身も西野敦史(溝端淳平)にお守りとお札を送ったと言う。久しぶりに敦史の話を聞いた仲間たちは、元気でいるのかなど、ひとしきり話題となる。だが、芽衣はその話に加わらなかった。
昼休み、美亜は中西優梨(鈴木かすみ)の制止を聞かず、何も言わずに去った敦史を責める。すると、芽衣は敦史が引っ越す日に会いに行ったことを話し始めた。前日、敦史から別れを告げられたため、もう1度話しに行ったと言う芽衣は、そこで田所麻美(石橋杏奈)を見てしまう。他に好きな子が出来たのだと理解した芽衣は、敦史とは本当に終わったと美亜たちに話した。
帰り道、芽衣は陸に誘われる。陸は、芽衣と同じ高校に受かったら付き合って欲しいと告白。戸惑う芽衣だが、陸の告白を受け入れた。
入試を終えた芽衣たちは、合格発表の前に卒業式を迎えた。式が終わると芽衣たちはそれぞれの肉親の元へ。だが、美亜だけはポツンと1人でいる。芽衣が行くと、美亜は家庭の事情を話す。そして、芽衣と別れたくないと続けた。芽衣は、卒業しても自分たちの関係は変わらないと美亜を勇気付けた。
合格発表日。芽衣と美亜は、そろって桜川高校に合格。だが、陸は願いも虚しく不合格。そんな陸だが、芽衣は交際することに。喜ぶ陸は、一緒に夜間高校に行こうなどと言い出す。さすがに断る芽衣だったが・・・。
高校生活が始まると、芽衣は陸の授業前に毎日会うことを約束。美亜も充と付き合い始めていた。芽衣と陸は、約束通りに同じ時間に会い続ける日々となる。だが、そんな時、敦史が地元に帰ってきていることが発覚した。
芽衣の敦史への心残りを疑う陸は、芽衣と同じ高校に通う小学生時代の友達に監視を命じたりし始める。そんなある日、美亜や優梨と会っていて芽衣は約束の時間に遅刻しそうになった。少し不機嫌な陸に、芽衣が毎日会うのはやめないかと提案。すると陸は、芽衣の頬を打ってしまい…。
赤い糸 第6話
放送日:2009年1月24日
第6話 途切れた糸
竹宮芽衣(南沢奈央)や西野敦史(溝端淳平)たちの中学3年生の夏休み最後の日。芽衣の部屋に、残った宿題を片付けるため山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)が来た。芽衣は修学旅行以来、敦史に会えないどころか、連絡もつかずにいた。そんな芽衣の携帯電話に"人殺し"と抽象する非通知の電話が入る。
その頃、敦史はリハビリ施設に移る母・夏実(山本未來)に付いて行くため、マンションの部屋を片付けていた。その時、敦史は整理中の荷物の中に、アルバムを見つける。中には、幼い敦史と並んで眠る赤ちゃんの写真。裏には"アッくん1才、めいちゃんと"と書かれていた。
翌朝、芽衣は大叶神社に立ち寄ってから学校に向かう。中川沙良(桜庭ななみ)の早期退院と、夏実の回復を願う絵馬をかける芽衣を森崎孝道(小木茂光)が見ていた。学校に着いた芽衣には、嫌がらせが始まる。上履きが汚されてゴミ箱に捨てられていた。また、担任の井上隼作(矢柴俊博)は沙良が退院したと生徒たちに報告。だが、このまま大阪の学校に転校すると言う。
帰り道、芽衣と美亜、優梨、高橋陸(木村了)は沙良の家に寄る事に。家に着くと、沙良が玄関から出てきた。芽衣は、修学旅行での出来事を謝ろうとするのだが、沙良には通じない。なんと、沙良は事故の後遺症で記憶を失っていたのだ。芽衣たちは、沙良の母親から娘のことは忘れて欲しいと言われてしまう。帰り道、美亜たちと別れて1人になった芽衣を、陸が追って来た。芽衣は、自分が沙良の思い出を全部消してしまったと涙を流す。
神社に来た敦史に、森崎は芽衣が来ていたことを伝える。そして森崎は、芽衣に何も告げずにいなくなるつもりかと、敦史を諭した。
芽衣への誹謗、中傷は頂点に達した。クラスの黒板に落書きされ、悪質なメールも後を絶たない。陸は、クラスメートに責めるのなら自分をと言うのだが、反応は冷ややか。ついには、芽衣に死を要求する生徒も。すると芽衣は、全ては自分のせいだと語りだす。だが、せめて沙良には自分がしたことを分かって欲しかったと。そして、沙良を忘れないためにも死ねないと芽衣は強い意志を示した。
その頃、芽衣の母、幸子(渡辺典子)を敦史が訪ねてきた。敦史は自分が転校することを告げ、夏実が持っていた写真を示して過去の出来事を問う。すると幸子は、自分と芽衣のつながり、本当の母親のことなど真実を語った。敦史は過去の真実を知った上で、自分の芽衣への気持ちを正直に幸子に話す。そして、芽衣とは別れると約束した。
引越し前夜。敦史は、芽衣を呼び出した。久しぶりの連絡に慌てて飛び出ると、家の前に敦史がいる。連絡がなかったことを心配する芽衣に、敦史は付き合うことに冷めてしまったと別れを告げた。理由を問う芽衣だが、敦史はウザイと取り合わずに去ってしまう。
次の日、芽衣は学校帰りに神社へ向かう。そこには敦史と、引越しを手伝う田所麻美(石橋杏奈)の姿があった。芽衣は敦史が麻美を好きになったのだと誤解。会えなかった時間の辛さを訴える芽衣は“運命を信じる”なんて簡単に言わないで欲しいと訴えて走り去った。
第6話 途切れた糸
竹宮芽衣(南沢奈央)や西野敦史(溝端淳平)たちの中学3年生の夏休み最後の日。芽衣の部屋に、残った宿題を片付けるため山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)が来た。芽衣は修学旅行以来、敦史に会えないどころか、連絡もつかずにいた。そんな芽衣の携帯電話に"人殺し"と抽象する非通知の電話が入る。
その頃、敦史はリハビリ施設に移る母・夏実(山本未來)に付いて行くため、マンションの部屋を片付けていた。その時、敦史は整理中の荷物の中に、アルバムを見つける。中には、幼い敦史と並んで眠る赤ちゃんの写真。裏には"アッくん1才、めいちゃんと"と書かれていた。
翌朝、芽衣は大叶神社に立ち寄ってから学校に向かう。中川沙良(桜庭ななみ)の早期退院と、夏実の回復を願う絵馬をかける芽衣を森崎孝道(小木茂光)が見ていた。学校に着いた芽衣には、嫌がらせが始まる。上履きが汚されてゴミ箱に捨てられていた。また、担任の井上隼作(矢柴俊博)は沙良が退院したと生徒たちに報告。だが、このまま大阪の学校に転校すると言う。
帰り道、芽衣と美亜、優梨、高橋陸(木村了)は沙良の家に寄る事に。家に着くと、沙良が玄関から出てきた。芽衣は、修学旅行での出来事を謝ろうとするのだが、沙良には通じない。なんと、沙良は事故の後遺症で記憶を失っていたのだ。芽衣たちは、沙良の母親から娘のことは忘れて欲しいと言われてしまう。帰り道、美亜たちと別れて1人になった芽衣を、陸が追って来た。芽衣は、自分が沙良の思い出を全部消してしまったと涙を流す。
神社に来た敦史に、森崎は芽衣が来ていたことを伝える。そして森崎は、芽衣に何も告げずにいなくなるつもりかと、敦史を諭した。
芽衣への誹謗、中傷は頂点に達した。クラスの黒板に落書きされ、悪質なメールも後を絶たない。陸は、クラスメートに責めるのなら自分をと言うのだが、反応は冷ややか。ついには、芽衣に死を要求する生徒も。すると芽衣は、全ては自分のせいだと語りだす。だが、せめて沙良には自分がしたことを分かって欲しかったと。そして、沙良を忘れないためにも死ねないと芽衣は強い意志を示した。
その頃、芽衣の母、幸子(渡辺典子)を敦史が訪ねてきた。敦史は自分が転校することを告げ、夏実が持っていた写真を示して過去の出来事を問う。すると幸子は、自分と芽衣のつながり、本当の母親のことなど真実を語った。敦史は過去の真実を知った上で、自分の芽衣への気持ちを正直に幸子に話す。そして、芽衣とは別れると約束した。
引越し前夜。敦史は、芽衣を呼び出した。久しぶりの連絡に慌てて飛び出ると、家の前に敦史がいる。連絡がなかったことを心配する芽衣に、敦史は付き合うことに冷めてしまったと別れを告げた。理由を問う芽衣だが、敦史はウザイと取り合わずに去ってしまう。
次の日、芽衣は学校帰りに神社へ向かう。そこには敦史と、引越しを手伝う田所麻美(石橋杏奈)の姿があった。芽衣は敦史が麻美を好きになったのだと誤解。会えなかった時間の辛さを訴える芽衣は“運命を信じる”なんて簡単に言わないで欲しいと訴えて走り去った。
赤い糸 第5話
放送日:2009年1月17日
第5話 効かないクスリ
竹宮芽衣(南沢奈央)の楽しい思い出となるはずの修学旅行は、暗転した。自由行動の日、一緒に出かける予定だった西野敦史(溝端淳平)が急遽、母の夏実(山本未來)の入院する医療センターに向かったため、芽衣は高橋陸(木村了)と過ごす。そんな2人は、陸に想いを寄せる中川沙良(桜庭ななみ)に目撃された。結果的に、沙良は裏切られたと思い込み、ホテルの屋上で芽衣の視界から消えてしまう。
一方、敦史を医療センターで迎えた夏実は気まずそう。夏実は、センターを抜け出そうとして交通事故に遭ったのだ。夏実を責めようとする敦史は、太田一平医師(鈴木浩介)に止められる。そして、敦史は太田から、環境を整えるためにも夏実を他のリハビリ施設に入れた方が良いと勧められた。
敦史が神社に帰ると、芽衣の母、幸子(渡辺典子)が来ていた。敦史は幸子から、芽衣とは別れて欲しいと言われてしまう。幸子は、夏実の過去、そして今でも薬物で苦しんでいることを知っていたのだ。
修学旅行から帰った3年1組の生徒たちは、沙良の事故が心配。担任の井上準作(矢柴俊博)は、沙良は一命を取り留めて入院中だが、事故の原因は調査中と生徒をなだめるのが精一杯。クラスには、芽衣と敦史の姿はない。芽衣を心配する山岸美亜(岡本玲)たちも、連絡は取れていなかった。そんな時、神谷充(田島亮)が、芽衣と陸の行動を責める。充は、芽衣をかばう陸とケンカになってしまった。美亜は、一番辛いのは芽衣だと2人のケンカを止める。
敦史は医療センターに行き、幸子から言われたことを夏実に問いただす。だが、夏実は答えようとしない。神社に戻った敦史を、田所麻美(石橋杏奈)が待っていた。夕食を一緒に食べた麻美を敦史が送る。その2人を、芽衣と陸が見てしまう。陸は学校を休んでいる芽衣を呼び出し、悩みを聞こうとしていたのだ。陸は、敦史に声をかけなくて良いのかと尋ねるが、芽衣は大丈夫だと言う。そんな芽衣は、敦史も最近登校していないことを陸に教えられた。しかし、修学旅行以来、芽衣と敦史の連絡は途絶えている。
次の日、芽衣は陸と一緒に久しぶりの登校。美亜たち仲間は、芽衣の復帰を喜ぶのだが、他のクラスメートの視線は冷ややか。沙良の事故の原因、それに関わった芽衣と陸への暗い疑惑が膨らんでいた。
敦史は、夏実をリハビリセンターに移し、自身も引っ越そうと考える。そして、薬物を流していた村越浩市(松田賢二)を訪ね、これ以上夏実には関わらないで欲しいと頼む。すると、村越は思わぬ事を言い出す。それは、幸子から聞いた過去の事実を裏付けていた。
思い悩む敦史は、芽衣に電話する。久しぶりの敦史の声に喜ぶ芽衣。携帯で話しながら、2人は神社で会う。敦史は、母が病気で入院していると告げるが真実は言えない。そして、病気の時ぐらいは傍にいたいと続けた。また、夏休み中は会えなくなり、連絡も出来なくなると思う敦史にうなずく芽衣。別れ際、芽衣は敦史を信じて良いのかと聞く。笑顔で答える敦史だが…。
第5話 効かないクスリ
竹宮芽衣(南沢奈央)の楽しい思い出となるはずの修学旅行は、暗転した。自由行動の日、一緒に出かける予定だった西野敦史(溝端淳平)が急遽、母の夏実(山本未來)の入院する医療センターに向かったため、芽衣は高橋陸(木村了)と過ごす。そんな2人は、陸に想いを寄せる中川沙良(桜庭ななみ)に目撃された。結果的に、沙良は裏切られたと思い込み、ホテルの屋上で芽衣の視界から消えてしまう。
一方、敦史を医療センターで迎えた夏実は気まずそう。夏実は、センターを抜け出そうとして交通事故に遭ったのだ。夏実を責めようとする敦史は、太田一平医師(鈴木浩介)に止められる。そして、敦史は太田から、環境を整えるためにも夏実を他のリハビリ施設に入れた方が良いと勧められた。
敦史が神社に帰ると、芽衣の母、幸子(渡辺典子)が来ていた。敦史は幸子から、芽衣とは別れて欲しいと言われてしまう。幸子は、夏実の過去、そして今でも薬物で苦しんでいることを知っていたのだ。
修学旅行から帰った3年1組の生徒たちは、沙良の事故が心配。担任の井上準作(矢柴俊博)は、沙良は一命を取り留めて入院中だが、事故の原因は調査中と生徒をなだめるのが精一杯。クラスには、芽衣と敦史の姿はない。芽衣を心配する山岸美亜(岡本玲)たちも、連絡は取れていなかった。そんな時、神谷充(田島亮)が、芽衣と陸の行動を責める。充は、芽衣をかばう陸とケンカになってしまった。美亜は、一番辛いのは芽衣だと2人のケンカを止める。
敦史は医療センターに行き、幸子から言われたことを夏実に問いただす。だが、夏実は答えようとしない。神社に戻った敦史を、田所麻美(石橋杏奈)が待っていた。夕食を一緒に食べた麻美を敦史が送る。その2人を、芽衣と陸が見てしまう。陸は学校を休んでいる芽衣を呼び出し、悩みを聞こうとしていたのだ。陸は、敦史に声をかけなくて良いのかと尋ねるが、芽衣は大丈夫だと言う。そんな芽衣は、敦史も最近登校していないことを陸に教えられた。しかし、修学旅行以来、芽衣と敦史の連絡は途絶えている。
次の日、芽衣は陸と一緒に久しぶりの登校。美亜たち仲間は、芽衣の復帰を喜ぶのだが、他のクラスメートの視線は冷ややか。沙良の事故の原因、それに関わった芽衣と陸への暗い疑惑が膨らんでいた。
敦史は、夏実をリハビリセンターに移し、自身も引っ越そうと考える。そして、薬物を流していた村越浩市(松田賢二)を訪ね、これ以上夏実には関わらないで欲しいと頼む。すると、村越は思わぬ事を言い出す。それは、幸子から聞いた過去の事実を裏付けていた。
思い悩む敦史は、芽衣に電話する。久しぶりの敦史の声に喜ぶ芽衣。携帯で話しながら、2人は神社で会う。敦史は、母が病気で入院していると告げるが真実は言えない。そして、病気の時ぐらいは傍にいたいと続けた。また、夏休み中は会えなくなり、連絡も出来なくなると思う敦史にうなずく芽衣。別れ際、芽衣は敦史を信じて良いのかと聞く。笑顔で答える敦史だが…。
赤い糸 第4話
放送日:2009年1月10日
第4話 長崎の空に
竹宮芽衣(南沢奈央)が、中川沙良(桜庭ななみ)と初めて会ったのは中学2年の時。上級生にゴスロリファッションをからかわれ、いじめられている沙良を芽衣が救ったのだ。
中学3年生でクラスが一緒になり、すぐに沙良は芽衣たちの仲間になった。目下の話題は、間近に迫った長崎への修学旅行。登校してきた芽衣と沙良が下駄箱で靴を履き替えていると、西野敦史(溝端淳平)が声をかけてくる。敦史は、芽衣に話があるようだが、藤原夏樹(柳下大)と神谷充(田島亮)に割り込まれ、言葉を飲み込んでしまう。仲間たちがいる前では、なかなか言い出せない敦史だが、修学旅行中の自由行動日の計画を立てているホームルームの時間、意を決し芽衣に告げる。「もしよかったら、一緒に回らない?」。
下校時の下駄箱で、山岸美亜(岡本玲)や中西優梨(鈴木かすみ)たちが敦史の行動をほめつつも、芽衣をからかっている。と、そこに敦史が来た。
敦史の行動に興味津々なのは女子ばかりではない。下校中の夏樹や充が、高橋陸(木村了)と自分も誰かを誘おうなどと話していると、美亜たちが下駄箱での出来事を報告。みんなで盛り上がるが、陸は・・・。
芽衣と敦史は、長崎のガイドブックを買って、フードコートでスケジュールの打ち合わせ。敦史が芽衣を家まで送る途中、2人は川口ミヤビ(平田薫)と会う。そこに安田愁(若葉竜也)と、村越浩市(松田賢二)が現れた。村越を見た敦史は、芽衣に行こうと促す。どうやら顔見知りの様子。去ろうとする敦史に、母親の具合を尋ねる村越。だが、敦史は答えなかった。
家の近くまで来ると、芽衣を呼びかける声。買い物帰りの芽衣の母、幸子(渡辺典子)だ。芽衣に紹介されて、敦史が挨拶。すると、敦史の姓名を知った幸子は住まいや、母親の名を問いかける。母は入院していて、名は夏実(山本未來)だと敦史が答えると、幸子は少し動揺した様子。そんな母子を残して、敦史は帰って行った。
修学旅行初日、団体行動で盛り上がる芽衣たち。その夜、風呂上りの芽衣は沙良から孤独だった日々を打ち明けられる。沙良は、そんな孤独から救ってくれた芽衣に感謝していた。芽衣も、沙良に教わったことがあると答えた。
男子部屋では敦史が陸たちとトランプに興じている。そこに、担任の井上隼作(矢柴俊博)が顔を出す。敦史を呼んだ井上は、夏実が怪我をしたと報告。電話した森崎孝道(小木茂光)から、自分がついているから心配ないと言われる敦史だが、芽衣にわけを話し、病院に行くため自由行動が出来なくなったと詫びる。気にしないでと答える芽衣に、敦史はひとつの提案をする。
芽衣と敦史は、秘かにホテルを抜け出した。一足早い自由行動だ。夜のグラバー邸に着くと、敦史は初恋の話を始める。それは、8歳の誕生日に1人の女の子に出会ったことということ。話を聞くうちに、芽衣はその女の子が自分だと気づく。その子を今でも好きで、16歳の誕生日を一緒に過ごしたいと告白する敦史は、芽衣に運命を信じるかと聞く。信じると答えた芽衣と敦史は、キスをした。
ホテルに帰った芽衣を沙良が待っていた。芽衣から敦史との運命的再会を聞いた沙良は、自分のことのように喜び、自分は陸のことが好きだと打ち明けた。
翌朝、1人で出かけようとする芽衣を陸が追いかけてきた。一方、沙良は美亜たちと行動を共にするのだが、陸がドタキャンしたことが気にかかっていた。そんな時、沙良たちは芽衣と陸が一緒にいるところを目撃してしまう。沙良は、芽衣の携帯に電話する。すると、芽衣は1人でいると答えた。
芽衣がホテルに帰ると、沙良や美亜たちに問い詰められる。芽衣に裏切られたと思い込んだ沙良は、屋上に向かう。沙良を追いかけた芽衣は、事実を話そうとする。だが、沙良は屋上から身を翻してしまい…。
第4話 長崎の空に
竹宮芽衣(南沢奈央)が、中川沙良(桜庭ななみ)と初めて会ったのは中学2年の時。上級生にゴスロリファッションをからかわれ、いじめられている沙良を芽衣が救ったのだ。
中学3年生でクラスが一緒になり、すぐに沙良は芽衣たちの仲間になった。目下の話題は、間近に迫った長崎への修学旅行。登校してきた芽衣と沙良が下駄箱で靴を履き替えていると、西野敦史(溝端淳平)が声をかけてくる。敦史は、芽衣に話があるようだが、藤原夏樹(柳下大)と神谷充(田島亮)に割り込まれ、言葉を飲み込んでしまう。仲間たちがいる前では、なかなか言い出せない敦史だが、修学旅行中の自由行動日の計画を立てているホームルームの時間、意を決し芽衣に告げる。「もしよかったら、一緒に回らない?」。
下校時の下駄箱で、山岸美亜(岡本玲)や中西優梨(鈴木かすみ)たちが敦史の行動をほめつつも、芽衣をからかっている。と、そこに敦史が来た。
敦史の行動に興味津々なのは女子ばかりではない。下校中の夏樹や充が、高橋陸(木村了)と自分も誰かを誘おうなどと話していると、美亜たちが下駄箱での出来事を報告。みんなで盛り上がるが、陸は・・・。
芽衣と敦史は、長崎のガイドブックを買って、フードコートでスケジュールの打ち合わせ。敦史が芽衣を家まで送る途中、2人は川口ミヤビ(平田薫)と会う。そこに安田愁(若葉竜也)と、村越浩市(松田賢二)が現れた。村越を見た敦史は、芽衣に行こうと促す。どうやら顔見知りの様子。去ろうとする敦史に、母親の具合を尋ねる村越。だが、敦史は答えなかった。
家の近くまで来ると、芽衣を呼びかける声。買い物帰りの芽衣の母、幸子(渡辺典子)だ。芽衣に紹介されて、敦史が挨拶。すると、敦史の姓名を知った幸子は住まいや、母親の名を問いかける。母は入院していて、名は夏実(山本未來)だと敦史が答えると、幸子は少し動揺した様子。そんな母子を残して、敦史は帰って行った。
修学旅行初日、団体行動で盛り上がる芽衣たち。その夜、風呂上りの芽衣は沙良から孤独だった日々を打ち明けられる。沙良は、そんな孤独から救ってくれた芽衣に感謝していた。芽衣も、沙良に教わったことがあると答えた。
男子部屋では敦史が陸たちとトランプに興じている。そこに、担任の井上隼作(矢柴俊博)が顔を出す。敦史を呼んだ井上は、夏実が怪我をしたと報告。電話した森崎孝道(小木茂光)から、自分がついているから心配ないと言われる敦史だが、芽衣にわけを話し、病院に行くため自由行動が出来なくなったと詫びる。気にしないでと答える芽衣に、敦史はひとつの提案をする。
芽衣と敦史は、秘かにホテルを抜け出した。一足早い自由行動だ。夜のグラバー邸に着くと、敦史は初恋の話を始める。それは、8歳の誕生日に1人の女の子に出会ったことということ。話を聞くうちに、芽衣はその女の子が自分だと気づく。その子を今でも好きで、16歳の誕生日を一緒に過ごしたいと告白する敦史は、芽衣に運命を信じるかと聞く。信じると答えた芽衣と敦史は、キスをした。
ホテルに帰った芽衣を沙良が待っていた。芽衣から敦史との運命的再会を聞いた沙良は、自分のことのように喜び、自分は陸のことが好きだと打ち明けた。
翌朝、1人で出かけようとする芽衣を陸が追いかけてきた。一方、沙良は美亜たちと行動を共にするのだが、陸がドタキャンしたことが気にかかっていた。そんな時、沙良たちは芽衣と陸が一緒にいるところを目撃してしまう。沙良は、芽衣の携帯に電話する。すると、芽衣は1人でいると答えた。
芽衣がホテルに帰ると、沙良や美亜たちに問い詰められる。芽衣に裏切られたと思い込んだ沙良は、屋上に向かう。沙良を追いかけた芽衣は、事実を話そうとする。だが、沙良は屋上から身を翻してしまい…。
赤い糸 第3話
放送日 :2008年12月20日
第3話 出会っていた二人
中学1年の夏。浴衣姿の竹宮芽衣(南沢奈央)と山岸美亜(岡本玲)が連れ立って歩いていると、ケンカをしている中学生男子の集団に出くわす。その中には、たかチャンこと高橋陸(木村了)がいた。ケンカの最中にも関わらず、陸は芽衣の美しさに見惚れてしまう。そして翌日の体育の時間、陸は芽衣が同じ学校の生徒だと知った。この出会いに、陸は運命を感じる。
中学3年生の春。2人は同じ3年1組になった。体育の時間、西野敦史(溝端淳平)と知り合いだった陸は、たちまち藤原夏樹(柳下大)や神谷充(田島亮)と親しくなる。一方、芽衣も新しくクラスに来てポツンとしていた中川沙良(桜庭ななみ)に声をかけ、美亜、中西優梨(鈴木かすみ)らの仲間に迎えた。姉のバスケットの練習に付き合っていたと言う芽衣の見事なシュートを、敦史と陸が見つめる。
文化祭で、3年1組は占いの館を出すことになった。大道具や美術などの代表を決めるくじ引きで敦史が引いたのは占い師に扮する占い番長。芽衣は、大道具番長だ。陸は、占いの館と掛け持ちで、夏樹、充と一緒にバンドを組んでライブ演奏すると言う。沙良は、バンドのダンサーを買って出た様子。陸は、放課後の部活が終わったら自分の家にバンドの特訓を見に来いと芽衣たちを誘う。美亜や優梨は誘いに乗るが、敦史は用事があると断った。
陸の家でバンドの練習が始まる。美亜と優梨もダンサーに加えられてしまう。そんな仲間を笑いながら見ている芽衣。その頃、敦史は薬物依存からの社会復帰を目指してリハビリ中の母、夏実(山本未來)の医療センターを訪ねていた。何度も入退院を繰り返すことを詫び、早く一緒に暮らしたいと言う夏実に、敦史はゆっくり治療すれば良いと話す。
芽衣や敦史たちが、占いの館の準備をしていると、森崎孝道(小木茂光)が差し入れを持ってやってきた。危なっかしい作業をしている子供たちに、道具の使い方を教える森崎。また、森崎は芽衣が口にした運命の赤い糸の話を引き取り、赤い糸伝説を語って聞かせる。図書室に行った芽衣は、千年前の中国に由来を持つ、悲しい赤い糸の話を沙良とともに詳しく知ることになった。
図書室を出ると、沙良が何やらメールを打っている。誰宛かと尋ねる芽衣に、沙良は誰にも告げないことを条件に、自分自身に打っていると答える。日記みたいなものだと続ける沙良に芽衣は、気持ちは分かると同意した。
文化祭が始まった。賑やかな校庭とは裏腹に人気のない校舎裏には、川口ミヤビ(平田薫)と安田愁(若葉竜也)がいた。パンダのアクセサリーを無くしたと言うミヤビを厳しく叱る愁。そこに、他校の女子生徒が来た。愁は女子生徒に別のパンダのアクセサリーを渡して金を受け取っていた。ミヤビが無くしたパンダのアクセサリーは芽衣が拾っていた。芽衣からアクセサリーを受け取り、礼を言ったミヤビは、もし忘れたくなるような嫌なことがあったら自分に相談して、と、意味深な言葉を残して去って行く。
敦史が占い師に扮する占いの館は大盛況。そんな敦史のもとに、聖蓉女子の田所麻美(石橋杏奈)が訪ねてきた。渡り廊下に行くと、麻美は敦史に悲しい出来事を告げる。
教室に戻ると、芽衣が1人でいた。みんな陸たちのバンドを見に行ってしまったのだ。ふと、敦史が芽衣を占うと言い出す。芽衣から生年月日を聞いた敦史は、あることに思い当たって・・・。そんな2人を、陸が見ていた。肝心の敦史の話は、美亜たちが戻ってきたために中断してしまう。
第3話 出会っていた二人
中学1年の夏。浴衣姿の竹宮芽衣(南沢奈央)と山岸美亜(岡本玲)が連れ立って歩いていると、ケンカをしている中学生男子の集団に出くわす。その中には、たかチャンこと高橋陸(木村了)がいた。ケンカの最中にも関わらず、陸は芽衣の美しさに見惚れてしまう。そして翌日の体育の時間、陸は芽衣が同じ学校の生徒だと知った。この出会いに、陸は運命を感じる。
中学3年生の春。2人は同じ3年1組になった。体育の時間、西野敦史(溝端淳平)と知り合いだった陸は、たちまち藤原夏樹(柳下大)や神谷充(田島亮)と親しくなる。一方、芽衣も新しくクラスに来てポツンとしていた中川沙良(桜庭ななみ)に声をかけ、美亜、中西優梨(鈴木かすみ)らの仲間に迎えた。姉のバスケットの練習に付き合っていたと言う芽衣の見事なシュートを、敦史と陸が見つめる。
文化祭で、3年1組は占いの館を出すことになった。大道具や美術などの代表を決めるくじ引きで敦史が引いたのは占い師に扮する占い番長。芽衣は、大道具番長だ。陸は、占いの館と掛け持ちで、夏樹、充と一緒にバンドを組んでライブ演奏すると言う。沙良は、バンドのダンサーを買って出た様子。陸は、放課後の部活が終わったら自分の家にバンドの特訓を見に来いと芽衣たちを誘う。美亜や優梨は誘いに乗るが、敦史は用事があると断った。
陸の家でバンドの練習が始まる。美亜と優梨もダンサーに加えられてしまう。そんな仲間を笑いながら見ている芽衣。その頃、敦史は薬物依存からの社会復帰を目指してリハビリ中の母、夏実(山本未來)の医療センターを訪ねていた。何度も入退院を繰り返すことを詫び、早く一緒に暮らしたいと言う夏実に、敦史はゆっくり治療すれば良いと話す。
芽衣や敦史たちが、占いの館の準備をしていると、森崎孝道(小木茂光)が差し入れを持ってやってきた。危なっかしい作業をしている子供たちに、道具の使い方を教える森崎。また、森崎は芽衣が口にした運命の赤い糸の話を引き取り、赤い糸伝説を語って聞かせる。図書室に行った芽衣は、千年前の中国に由来を持つ、悲しい赤い糸の話を沙良とともに詳しく知ることになった。
図書室を出ると、沙良が何やらメールを打っている。誰宛かと尋ねる芽衣に、沙良は誰にも告げないことを条件に、自分自身に打っていると答える。日記みたいなものだと続ける沙良に芽衣は、気持ちは分かると同意した。
文化祭が始まった。賑やかな校庭とは裏腹に人気のない校舎裏には、川口ミヤビ(平田薫)と安田愁(若葉竜也)がいた。パンダのアクセサリーを無くしたと言うミヤビを厳しく叱る愁。そこに、他校の女子生徒が来た。愁は女子生徒に別のパンダのアクセサリーを渡して金を受け取っていた。ミヤビが無くしたパンダのアクセサリーは芽衣が拾っていた。芽衣からアクセサリーを受け取り、礼を言ったミヤビは、もし忘れたくなるような嫌なことがあったら自分に相談して、と、意味深な言葉を残して去って行く。
敦史が占い師に扮する占いの館は大盛況。そんな敦史のもとに、聖蓉女子の田所麻美(石橋杏奈)が訪ねてきた。渡り廊下に行くと、麻美は敦史に悲しい出来事を告げる。
教室に戻ると、芽衣が1人でいた。みんな陸たちのバンドを見に行ってしまったのだ。ふと、敦史が芽衣を占うと言い出す。芽衣から生年月日を聞いた敦史は、あることに思い当たって・・・。そんな2人を、陸が見ていた。肝心の敦史の話は、美亜たちが戻ってきたために中断してしまう。
赤い糸 第2話
放送日:2008年12月13日
第2話 孤独を癒やすチョコレート
のどかな春の日。
竹宮芽衣(南沢奈央)は、篠崎悠哉(矢崎広)が好きなのは姉の春菜(岩田さゆり)だと知った。しかし、嫌われたくない芽衣は、つい本当の気持ちとはウラハラに、悠哉の恋を応援することを約束してしまう。
ある日、西野敦史(溝端淳平)は、森崎孝道(小木茂光)とともに母の夏実(山本未來)が入院している医療センターに見舞いに行く。夏実は薬物依存症で、薬を断ち切るために入院していた。夏実はだいぶ落ち着いた様子で、早く退院したいとせがむのだが・・・。
同じ頃、高橋陸(木村了)は実家の定食屋の前で携帯電話を拾う。すぐに持ち主から電話がかかってきて、取りに来るというのだが、店にやってきたのは、ゴスロリファッション&メイクの女の子。その子は、普段は眼鏡をかけていて、とてもおとなしそうな同じクラスの中川沙良(桜庭ななみ)だった。
悠哉はいよいよ春菜に告白する決意を固めていた。芽衣は、健闘を祈ると心にもないことを言ってしまう。芽衣は、その様子を見ていた敦史から、自分の気持ちに嘘をついてまでいい子でいるのがわからないと言われてしまう。
ある放課後、芽衣は春菜に呼び出される。春菜は、芽衣が悠哉のことを好きなのだと薄々感じていた。しかし悠哉に告白され、自分自身にとっても悠哉が特別な存在であることに気付いている。姉として、芽衣が本当に悠哉を好きならば身をひく覚悟で気持ちを確認する春菜。そんな姉の思いやりを感じた芽衣は、精一杯の笑顔で悠哉のことは兄としてしか見ていないと答えてしまう。
翌日、山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)は、失恋をした芽衣をなぐさめようと学校を飛び出す。途中で藤原夏樹(柳下大)と神谷充(田島亮)を捕まえ、さらに敦史までも巻き込んで、駅前のハンバーガー屋に駆け込む芽衣たち。そんな友達の優しさに気持ちが晴れる芽衣。
しかし、そこには美亜に男をとられたという先輩がいた。美亜につかみかかろうとする先輩を、芽衣は果敢に遮る。
学校に戻ってきた芽衣たちを待ち構えていたのは担任教師。一斉に校舎に逃げ込む一同。そんな騒動の中、他のメンバーとはぐれ、芽衣と敦史は屋上に逃げ込む。運命を甘く見ていたと、芽衣は敦史に礼を言う。二人は、打ち解けて…。
第2話 孤独を癒やすチョコレート
のどかな春の日。
竹宮芽衣(南沢奈央)は、篠崎悠哉(矢崎広)が好きなのは姉の春菜(岩田さゆり)だと知った。しかし、嫌われたくない芽衣は、つい本当の気持ちとはウラハラに、悠哉の恋を応援することを約束してしまう。
ある日、西野敦史(溝端淳平)は、森崎孝道(小木茂光)とともに母の夏実(山本未來)が入院している医療センターに見舞いに行く。夏実は薬物依存症で、薬を断ち切るために入院していた。夏実はだいぶ落ち着いた様子で、早く退院したいとせがむのだが・・・。
同じ頃、高橋陸(木村了)は実家の定食屋の前で携帯電話を拾う。すぐに持ち主から電話がかかってきて、取りに来るというのだが、店にやってきたのは、ゴスロリファッション&メイクの女の子。その子は、普段は眼鏡をかけていて、とてもおとなしそうな同じクラスの中川沙良(桜庭ななみ)だった。
悠哉はいよいよ春菜に告白する決意を固めていた。芽衣は、健闘を祈ると心にもないことを言ってしまう。芽衣は、その様子を見ていた敦史から、自分の気持ちに嘘をついてまでいい子でいるのがわからないと言われてしまう。
ある放課後、芽衣は春菜に呼び出される。春菜は、芽衣が悠哉のことを好きなのだと薄々感じていた。しかし悠哉に告白され、自分自身にとっても悠哉が特別な存在であることに気付いている。姉として、芽衣が本当に悠哉を好きならば身をひく覚悟で気持ちを確認する春菜。そんな姉の思いやりを感じた芽衣は、精一杯の笑顔で悠哉のことは兄としてしか見ていないと答えてしまう。
翌日、山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)は、失恋をした芽衣をなぐさめようと学校を飛び出す。途中で藤原夏樹(柳下大)と神谷充(田島亮)を捕まえ、さらに敦史までも巻き込んで、駅前のハンバーガー屋に駆け込む芽衣たち。そんな友達の優しさに気持ちが晴れる芽衣。
しかし、そこには美亜に男をとられたという先輩がいた。美亜につかみかかろうとする先輩を、芽衣は果敢に遮る。
学校に戻ってきた芽衣たちを待ち構えていたのは担任教師。一斉に校舎に逃げ込む一同。そんな騒動の中、他のメンバーとはぐれ、芽衣と敦史は屋上に逃げ込む。運命を甘く見ていたと、芽衣は敦史に礼を言う。二人は、打ち解けて…。
赤い糸 第1話
放送日:2008年12月6日 23:10~23:55放送
第1話 貴方に出会うために恋をする
のどかな春の日。
1人の女の子が、舞い降りてくる桜の花びらに手を伸ばしている。
『桜の花びらが地面につく前に3枚つかむことができたら願い事が叶う』
そんなおまじないを信じ、一生懸命花びらをつかもうとしているその少女は竹宮芽衣(南沢奈央)。そこに現れる篠崎悠哉(矢崎広)。芽衣はひとつ年上の幼なじみの悠哉に恋をしている。幼い頃から姉の春菜(岩田さゆり)と悠哉と芽衣は兄弟のように育ってきた。しかし、いつからか悠哉の存在は、ただの幼なじみのお兄ちゃんから特別な人に変わっていった。この春、春菜が高校に進学し、通学路が別々になったことで、毎朝、悠哉との2人きりの時間が増えた。そんな時間が芽衣の恋心を少しずつ膨らませていった。
鈴の森第二中学校ではクラス分けの表が張り出され、生徒たちは新しいクラスメイトとともにそれぞれの教室へと向かっている。芽衣は2年3組。大好きな友達、山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)と同じクラスである。そんな中始まる最初のホームルーム。芽衣の隣の席だけ、なぜか空いている。
そこに遅れてやってくる、西野敦史(溝端淳平)。芽衣の隣の席に鞄を置く敦史。その拍子に鞄の中からチョコレートの箱がポトリと落ちる。それを拾った芽衣にぎこちなく「・・・どうも」と返す敦史。
ある日、芽衣は悠哉から呼び出され、ドキドキしながら地元の神社に向かう。ところが、悠哉の話とは、芽衣の姉、春菜への想いの告白だった。さらに、悠哉は春菜への恋に協力して欲しいと芽衣に頼む。自分の気持ちを押し隠しながら、うなずいてしまう芽衣。
悠哉が去ると、敦史がやって来た。世話になっている神社の仕事をしに来たと言う敦史に、傷心の芽衣は神様への願い事が叶うのは、どんな人かと尋ねる。すると敦史は、それは神様の気まぐれで、願い事が叶う人と叶わない人に違いはないのではないかと答えた。芽衣は、敦史に礼を言って去って行く…。
第1話 貴方に出会うために恋をする
のどかな春の日。
1人の女の子が、舞い降りてくる桜の花びらに手を伸ばしている。
『桜の花びらが地面につく前に3枚つかむことができたら願い事が叶う』
そんなおまじないを信じ、一生懸命花びらをつかもうとしているその少女は竹宮芽衣(南沢奈央)。そこに現れる篠崎悠哉(矢崎広)。芽衣はひとつ年上の幼なじみの悠哉に恋をしている。幼い頃から姉の春菜(岩田さゆり)と悠哉と芽衣は兄弟のように育ってきた。しかし、いつからか悠哉の存在は、ただの幼なじみのお兄ちゃんから特別な人に変わっていった。この春、春菜が高校に進学し、通学路が別々になったことで、毎朝、悠哉との2人きりの時間が増えた。そんな時間が芽衣の恋心を少しずつ膨らませていった。
鈴の森第二中学校ではクラス分けの表が張り出され、生徒たちは新しいクラスメイトとともにそれぞれの教室へと向かっている。芽衣は2年3組。大好きな友達、山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)と同じクラスである。そんな中始まる最初のホームルーム。芽衣の隣の席だけ、なぜか空いている。
そこに遅れてやってくる、西野敦史(溝端淳平)。芽衣の隣の席に鞄を置く敦史。その拍子に鞄の中からチョコレートの箱がポトリと落ちる。それを拾った芽衣にぎこちなく「・・・どうも」と返す敦史。
ある日、芽衣は悠哉から呼び出され、ドキドキしながら地元の神社に向かう。ところが、悠哉の話とは、芽衣の姉、春菜への想いの告白だった。さらに、悠哉は春菜への恋に協力して欲しいと芽衣に頼む。自分の気持ちを押し隠しながら、うなずいてしまう芽衣。
悠哉が去ると、敦史がやって来た。世話になっている神社の仕事をしに来たと言う敦史に、傷心の芽衣は神様への願い事が叶うのは、どんな人かと尋ねる。すると敦史は、それは神様の気まぐれで、願い事が叶う人と叶わない人に違いはないのではないかと答えた。芽衣は、敦史に礼を言って去って行く…。
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