2010年10月18日放映
第1話 最愛の人は一年の命 契約から始まる愛!!
夜の踏切で線路に立っている女を見かけた岡田健吾(竹野内豊)は助けようと踏切へ入って行く。電車が迫る中、健吾が女の顔を見るとそれは槇原梨沙(上戸彩)だった。
一か月前。水族館に勤務する健吾(竹野内豊)は相澤美奈子(板谷由夏)との結婚を控え、母・岡田和子(原田美枝子)や妹・岡田マリア(北乃きい)から祝福されて幸せに満ち足りた生活を送っていた。一方、梨沙(上戸彩)も恋人・藤代誠(大東俊介)から結婚の話をされるが、兄の借金を肩代わりさせられて風俗で働いていた為素直に喜べない。そんな中、借金を押し付けた兄・槇原修一(稲垣吾郎)が何食わぬ顔で梨沙のアパートにやって来る。「苦労させてすまない」と口では謝る修一だったが、何か魂胆があると思った梨沙はアパートから逃げ出し、気が付いた時には水族館のポスター前にいた。
無感情で水族館を見て回る梨沙(上戸彩)は、何かにひきつけられるようにクラゲを見つめていた。その頃、アパートに一人残された修一(稲垣吾郎)は梨沙が忘れて行った携帯電話の履歴から誠(大東俊介)の存在を知り、電話をかける。
閉館してもクラゲの水槽から離れようとしない梨沙(上戸彩)に、健吾(竹野内豊)が声をかける。水に漂っているクラゲには脳がないから感情はないと聞いた梨沙は、再びクラゲを羨ましそうに見つめるのだった。
マリア(北乃きい)が学校で倒れ、病院へ緊急搬送された。医師・神谷凌(松田翔太)から「マリアは肝臓が悪く、移植しなければ1年しか生きることが出来ない」と告げられた健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は自分の肝臓をマリアに提供する為、適合するか検査を申し出るのだった。
肝臓が不適合だったことを知った健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は落胆を隠しきれない。そして、神谷(松田翔太)からドナーは血縁関係者または三親等以内の親族であれば、配偶者も含まれるという話を聞く。時間がないマリア(北乃きい)には脳死のドナーを待つよりも身内の誰かに頼むしか道が残されていなかった。
親戚に声をかける健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)だが、なかなかドナーが見つからない。健吾の日常が不安定になり始めた頃、梨沙(上戸彩)の生活も兄・修一(稲垣吾郎)の存在で不幸の中に再度突き落とされようとしていた。
ドナーを見つけられず、和子(原田美枝子)は家に遊びに来ていた美奈子(板谷由夏)にドナーになってくれるよう頼んでいた。土下座をして頼む和子に圧倒された美奈子は慌てて帰っていく。
やっと借金を返し終わり、風俗店を辞めた梨沙(上戸彩)だったが、自分に内緒で修一(稲垣吾郎)が誠(大東俊介)から金を受け取っていたことを知って驚く。金を返すよう迫ると、修一は梨沙が風俗で働いていることを誠に話してしまう。
誠(大東俊介)に風俗で働いていたことがバレてしまった梨沙(上戸彩)は、クラゲを見ようと水族館にやってくるが閉館していた。そんな梨沙を仕事で水族館に来ていた健吾(竹野内豊)が見つける。梨沙がクラゲの水槽を見ていた客だということを思い出した健吾は、梨沙の身の上話を聞かされた挙句、クラゲの水槽を見せてあげることに。クラゲは死ぬと水になると聞いて「生まれ変わったらクラゲになりたい」と神妙な顔で話す梨沙を見た健吾はなんとなくその気持ちが分かるのだった。
病室で元気にふるまうマリア(北乃きい)を見て、この命を守りたいと思う健吾(竹野内豊)だったがドナーになってくれる親戚は見つからない。親戚以外の臓器提供が行えないのは臓器売買が行われない為だということが分かっている健吾だったがいら立ちから神谷(松田翔太)に「先生だったらどうする?」と詰め寄るのだった。
健吾(竹野内豊)は、美奈子(板谷由夏)から臓器提供はできないと断られる。その上結婚も断られてしまった。
誠(大東俊介)に金を返すため、再び風俗で働くことになった梨沙(上戸彩)。アパートに帰ると修一(稲垣吾郎)が来て兄気取りで優しい言葉をかけるのだが、自分を利用しようとしているのが目に見えていた。修一のせいで不幸な道を歩み続けていた梨沙は包丁を握って修一を刺そうとするのだが、殺すことができずに夜の街へと飛び出していく。
生きる望みを無くした梨沙(上戸彩)。そしてマリア(北乃きい)を助けることができない健吾(竹野内豊)。絶望の中で二人はそれぞれクラゲが漂うように夜の街を歩いていた。そして遮断機の下りた線路で死のうとする梨沙を助けた健吾。「余計なことしやがって」とどこかへ行こうとする梨沙に健吾は借金を払う代わりに結婚してほしいと頼む。「家族になってくれ」という言葉に梨沙は戸惑う。
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