2010年10月25日放映
第2話 命がけの想い
「妹を助ける為、肝臓を分けてほしい。移植しかない」と切り出した岡田健吾(竹野内豊)。最初は話を聞き入れずその場から立ち去りかけた槇原梨沙(上戸彩)だったが、300万円を本当に払ってもらえるならとドナーになることを承諾する。家に帰れば兄の槇原修一(稲垣吾郎)がいる為、梨沙はそのまま健吾の家に泊めてもらうことになった。健吾の母・岡田和子(原田美枝子)は急すぎて話が呑み込めなかったが、岡田マリア(北乃きい)の命を救うためだという健吾の言葉にようやく理解する。
健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)に、婚姻届を出した時に300万円を支払い、ドナーに適合するか調べることに同意してもらった。そして、梨沙は適合しなくても300万円をもらい、もし手術が成功すれば100万円上乗せしてもらうことを健吾に誓わせる。「もう君しかいないんだ。手術が成功すれば離婚する」と伝える健吾。そしてようやく二人はお互いの名前を教えあうのだった。
仕事中の健吾(竹野内豊)を呼び出し、今日の生活費1万円をもらう梨沙(上戸彩)。あまりに強引で遠慮のない様子に戸惑う健吾だったが、梨沙は携帯の電話番号を教え、家の鍵を受け取るのだった。
家に帰らない梨沙(上戸彩)に会おうと修一(稲垣吾郎)が客としてイメクラに現れた。優しい兄の振りをする修一に梨沙は「兄弟なんかじゃない!」と言って店長を呼ぶ。外で叩きのめされ、怪我でボロボロになった修一の姿を見た梨沙はその場を立ち去ろうとするのだが、結局、見捨てることができないのだった。
梨沙(上戸彩)が帰って来ないのを心配する健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)。一方、健吾の元気がないのはマリッジブルーだと早合点した同僚・川本順二(杉本哲太)は、健吾と相澤美奈子(板谷由夏)を家に招いて夕食を共にすることにする。そこで初めて二人が別れたことを知った川本は、別れた原因が水族館によく来る梨沙にあるのではないかと思うのだった。
沢村涼太(桐山照史)の影響でだんだん落語が好きになってきたマリア(北乃きい)は、友達・安田瑞希(川口春奈)も連れだって三人で寄席に行くことにする。病院を抜け出すことに成功した三人は大はしゃぎで横浜へ向かった。
マリア(北乃きい)と涼太(桐山照史)が病院から抜け出したことを知った神谷凌(松田翔太)は、涼太のベッドにあった雑誌の情報をもとに横浜へ向かった。その頃、寄席にいた涼太の症状が突然悪化してしまう。
神谷(松田翔太)が駆けつけ、涼太(桐山照史)は救急車で病院に運ばれた。マリア(北乃きい)は涼太が飲んでいた薬から自分も同じ病気であることを察知する。その頃、健吾(竹野内豊)はイメクラで梨沙(上戸彩)のアパートを聞こうとしていたが、マリアが抜け出したという知らせを受け、慌てて病院へと向かう。
健吾(竹野内豊)は神谷(松田翔太)に脳死者の移植リストにマリア(北乃きい)を載せてもらいたいと頼む。しかし、神谷は本人の同意が必要だと答えた。もしリストに載せるのならマリアに病気のことを話さなければならないが、健吾は知らせたくない。梨沙(上戸彩)に会ってドナーの件を話し合わなければならず、アパートへ行った健吾は修一(稲垣吾郎)に会って初めて兄がいることを知る。そこへ、買い物へ行っていた梨沙が帰ってくる。健吾を連れ出した梨沙は冷たい態度で「今度来たら警察呼ぶよ」と脅すのだった。
ドナーである梨沙(上戸彩)を失ったと感じた健吾(竹野内豊)が重い足取りで家へ帰っている頃、病院でマリア(北乃きい)は自分の病気の重さに気づくのだった。
翌日、修一(稲垣吾郎)が寝ている間に荷物をまとめてアパートを出た梨沙(上戸彩)は水族館へ来ていた。そして、健吾(竹野内豊)を呼び出し自分の名前が書きこんである婚姻届を渡して「さっさとサインしろよ」と迫る。梨沙に兄がいることを知った健吾は迷い、「いいのか?本当に」と尋ねた。しかし梨沙は、その兄から逃げるためにドナーになることを決心していたのだ。「戻れない。もうあんたしかいないんだよ」と真剣に訴える梨沙に答えるように、健吾は婚姻届に名前を書き入れる。
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