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Monday, April 11, 2011

ギルティ 悪魔と契約した女-第1話

2010年10月12日放映
第1話 復讐の幕が開く!

北村という年配の男がビルの屋上から飛び降りた。その場に偶然通りかかった刑事・真島拓朗(玉木宏)は動揺もせず立ち去る。そこに事件を嗅ぎつけてきたフリージャーナリストの堂島基一(唐沢寿明)は拓朗とぶつかるが、気にせずに写真を撮りまくっていた。その頃、現場近くから大きな犬を連れて立ち去る野上芽衣子(菅野美穂)は、人知れぬ想いを抱えていたのだった。
拓朗(玉木宏)は理事官・宇喜田元(吉田鋼太郎)から呼び出され、管理官・三輪周平(モロ師岡)の失踪について捜査を命じられる。三輪には裏金問題が浮上しており、警察内では色々な思惑が渦巻いていた。その頃芽衣子(菅野美穂)は、銀行員の菅沼俊也(波岡一喜)を脅迫しようと動くのだった。
三輪(モロ師岡)の失踪について三輪の妻から聞く拓朗(玉木宏)。ケガをして入院中の妻は、「誰かに押された気もする」と呟くのだった。その後、拓朗は「客から預かった犬が側溝に落ちた」と動揺する芽衣子(菅野美穂)と出くわす。拓朗は犬を助け出し、「預かった犬ならプロらしく命を預かる責任を持て」と芽衣子に冷たく言い放つ。一方、俊也(波岡一喜)は電話での芽衣子の脅迫に怯え、「命令されて、ああするしかなかった」と言い訳をするが、電話は切れてしまう。その頃、受話器を置いた芽衣子は俊也の妻・菅沼知香(原田佳奈)に近付いていた。
拓朗(玉木宏)は、三輪(モロ師岡)の自宅で飛び降りの切り抜きを見つけ、先日の飛び降りを思い出す。その後拓朗が家から出ると、外には堂島(唐沢寿明)が拓朗の動きを察して待ち伏せていた。拓朗は飛び降りの事件現場にいた堂島から事件の詳細を聞こうとするが、はぐらかされてしまう。一方、俊也(波岡一喜)は芽衣子(菅野美穂)の脅迫電話に怯え、妻の知香(原田佳奈)も犬に襲われてケガをする。
三輪(モロ師岡)の妻に頼まれてペットサロンを訪ねた拓朗(玉木宏)は、そこで芽衣子(菅野美穂)と再会し、自分が助けた犬・アンが三輪の犬だと知る。拓朗は、三輪の妻から「退院するまでサロンで預かって欲しいと頼まれた」とやって来たのだが、サロンのオーナー・小山内琴美(横山めぐみ)に断られてしまう。困った拓朗を見た芽衣子は、「アンの出産が終わるまで責任を持って面倒を見たい」と切り出し、拓朗が出産に立ち会う条件でアンを預かることに。一方俊也(波岡一喜)は、知香(原田佳奈)が犬に襲われてケガをしたと聞き、「あの女の仕業だ」と呟き、取り乱す。
宇喜田(吉田鋼太郎)は三輪(モロ師岡)の捜査状況が気になり、拓朗(玉木宏)に逐一報告しろと迫る。拓朗の同僚・榎本万里(吉瀬美智子)は、三輪の情報を拓朗に伝える。三輪は一週間前、栃木の女子刑務所を訪ねていたらしい。その後、ビルから飛び降りた北村の家を訪ねた拓朗。北村の娘によると、三輪が犬や女のことを聞きに来ていたと判明する。
駅のホームにいた俊也(波岡一喜)は、知香(原田佳奈)からの着信で電話に出た。しかし、電話の相手は芽衣子(菅野美穂)だった。俊也の反対側のホームにいる知香のすぐ後ろで、芽衣子は電話をしていたのだ。「知香に危害を及ぼされたくなかったら自分の命をもって償え。電車に飛び込め」と命じる芽衣子。しかし電車に飛び込めず座り込む俊也を見た芽衣子は、「できないなら知香に死んでもらう」と背後から知香に近付く。「それだけはやめて欲しい」と懇願する俊也に、芽衣子は「新聞の間に忍ばせた封筒の中の薬を飲め」と指示する。自ら薬を飲んで服毒し、倒れてしまう俊也を見た芽衣子は、携帯電話を知香のバッグにさり気なく戻し、何事もなかったかのようにその場を立ち去った。
所轄で、孫と散歩中にビルから飛び降りた北村の事件が自殺と断定していることを確認していた拓朗(玉木宏)。その傍で、「夫は自殺ではない」と訴える知香(原田佳奈)に、所轄の警官が「あれは服毒自殺と断定している」となだめていた。拓朗は「夫は嫌がらせにもあっていた。自分も犬に襲われた。それに女…女がやったと言っていた」と言う知香の訴えに、北村の飛び降り事件との何か関係があるのではと気になるのだった。
芽衣子(菅野美穂)は介護施設にいる母・千津(岩本多代)の後ろ姿を見つめながら、15年前のことを回想する。警察から逮捕状を突きつけられ、「私はやっていない!」と訴える芽衣子を冷たい目で見つめる千津。その後、姉が自殺したと聞き、母からは「お前の思い通りになった」と吐き捨てられたのだった。
鶴見真人(水上剣星)の店に出向いた拓朗(玉木宏)。1年前、拓朗はある事件で後輩・吉井宏太(川野直輝)が未成年の殺人犯・溝口猛(金井勇太)に殺された過去を思い出す。拓朗の判断ミスで、吉井は溝口に火をつけられて亡くなったのだった。帰宅した拓朗は、芽衣子(菅野美穂)から「アンの陣痛が始まった」と連絡を受ける。
芽衣子(菅野美穂)は陣痛の始まったアンの面倒を懸命に見ていた。駆けつけた拓朗(玉木宏)に出産を待つ間、「この仕事を選んだのは犬が好きだから」と話す芽衣子。しばらくしてアンは無事に出産し、芽衣子は安堵の表情を浮かべる。帰ろうとする拓朗に別の犬が吠えると、芽衣子は犬をなだめ、「人間に虐待されて人を恐がり吠えるようになった。でも助けて欲しくて鳴いていたはず。誰も話を聞いてくれず、誰か1人でも話を聞いてくれていればこうならなかった」と自分のことのように語るのだった。
帰り道、拓朗(玉木宏)は「夫は自殺じゃない」と訴える知香(原田佳奈)のことを思い出し、俊也(波岡一喜)が服毒した駅のホームに向かった。ホームに2つあめ玉が置かれているのを見つけた拓朗は、三輪(モロ師岡)が反対ホームに入ってきた電車に乗り込むのを目撃する。その後、拓朗は三輪の自宅で「警察官として、してはならない行為をした責任を取る」と書かれた手紙を見つけ、"犬・女・自殺"という共通のキーワードを確認し、残された手帳から事件の手がかりを見つける。
手帳から、15年前に実の姉の子と義理の兄を青酸カリ入りのケーキで殺害したという事件に辿り着く。その事件の被疑者は芽衣子(菅野美穂)だった。1ヶ月前の北村の事件で、芽衣子が「私は殺していない。事実を隠して殺人犯に仕立てられた復讐をする。死をもって償え」と北村に飛び降りろと迫っていたのだった。
芽衣子(菅野美穂)が無期懲役の懲役刑を受けていた事実を知って驚く拓朗(玉木宏)。その頃、堂島(唐沢寿明)は当時、未成年の"少女A"だった芽衣子の情報を掴み、仕事に励む芽衣子の姿を堂島が写真に撮っていた。そして、芽衣子の新たなる復讐が再び始まる。

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