2011年04月22日放映
雑誌の編集者を目指し、編集アシスタントをする長女・林田愛美(堀北真希)、デザイナーだが企画が通らず、仕事に行き詰まっていた長男・林田太一(大倉忠義)はそれぞれ家を出て独立していた。一方、次女・林田美子(竹富聖花)は弁護士を目指す優秀な高校生で、次男・林田浩二(中島健人)は遊び人の大学生だったが、それぞれ何か悩みを抱えているらしい。脱サラしてパン屋を営む林田新平(三宅裕司)と林田愛子(田中美佐子)は夫婦仲良く過ごす、ごく平凡な家庭だった。
愛美(堀北真希)は編集長・国木美和(戸田恵子)にしごかれ、なかなか企画が通らずにサポートに回る日々が続いていた。その頃、太一(大倉忠義)の目の前に中野瑛太(斎藤歩)という男が現れ、自分が本当の父親だと告げる。太一が調べると、中野の言うとおり特別養子縁組で林田家の養子になっていた。帰り道、太一は新平(三宅裕司)の店に立ち寄る。
新平(三宅裕司)は太一(大倉忠義)が悩んでいることを見抜くが、仕事のことだと勘違いし「太一はデザイナーの仕事に向いている」と励ます。一瞬ドキっとした太一だったが、新平の気持ちを受け止めて何も聞かずに立ち去った。太一が帰った直後、新平は誰もいない店で倒れてしまう。帰宅が遅く、心配した愛子(田中美佐子)が店に行くと、そこで倒れている新平を発見する。
新平(三宅裕司)が突然この世を去り、愛子(田中美佐子)は心労で体調を崩してしまった。太一(大倉忠義)が店を継がずにデザイナーとして働きたいと新平に話した時のことを思い出し、愛美(堀北真希)達姉弟はこれから先の生活を不安に思う。すると愛子は子ども達に「店は私がやる」と宣言するのだった。
愛子(田中美佐子)は新平(三宅裕司)との思い出を胸に、新平の残した店を続ける決意をしていた。しかし、体調が思わしくなく、吐き気をもよおす。
長澤(金田明夫)が高齢出産についての企画を持ち込んできた。企画を却下しようとした国木(戸田恵子)だったが、長澤は愛美(堀北真希)に仕事を押しつけてしまう。
高齢出産の企画を任され意気込む愛美(堀北真希)だったが、国木(戸田恵子)は乗り気ではなかった。しかし、企画を進めるにあたって愛美に高齢出産の意義まで掘り下げるべきだとアドバイスする。
パン屋で働き始めた愛子(田中美佐子)は、店で内田留美(西村知美)と話をしていた。留美は妊娠を望んでいたが授からず、体外受精もなかなかうまくいかないと愚痴をこぼす。すると、コーヒーの香りで胃のむかつきを感じた愛子に、留美は体調を心配しながらも冗談交じりで「妊娠では?」と言い出す。愛子は生理が2ヶ月来ていなかったが、あがってしまったみたいと笑うのだった。
愛美(堀北真希)の家に夕飯を食べに来た太一(大倉忠義)は高齢出産の本を見つける。愛美が企画を任されたと話し、いつ何が起こるかわからないから1冊あげると言うと、太一は食事も食べずに立ち去ってしまう。すると、自宅に戻った太一の前に中野(斎藤歩)が現れ、「何を言っても俺からは逃げられない」と言い放つ。
愛子(田中美佐子)は密かに妊娠検査薬を試していた。すると、陽性反応が出てしまい、家から離れた産婦人科を受診する。一方、愛美(堀北真希)は高齢出産についての下調べを国木(戸田恵子)に説明する。高齢出産に定義はなく、高年初産婦という言葉があるのみで35歳以上の出産にはさまざまなリスクが伴い、高齢になると卵子の老化により妊娠しにくくなると説明する。そして、高齢出産が4人に1人の割合になるほど増えていると話す。
医師から妊娠8週目だと告げられた愛子(田中美佐子)は、妊娠を継続するか中絶するかを尋ねられた。そして、愛子は50歳を越えている上、高血圧の持病もあり、ただの高齢出産とは訳が違うからよく考えるようにと言われる。その頃、愛美(堀北真希)は50代のうっかり妊娠も増えており、出産を決意してもさまざまなリスクが伴うと国木(戸田恵子)に語っていた。
愛子(田中美佐子)は新平(三宅裕司)の遺影の前でエコー写真を見つめていた。そこへ、愛美(堀北真希)が突然やって来て高齢出産の企画を任されたと話し出す。愛子は動揺しながらも「お母さん、妊娠したの」と愛美に報告する。どうするつもりなのかと心配する愛美に、愛子は中絶すると答えるのだった。
中絶手術の日、愛美(堀北真希)は1人で病院へ向かった愛子(田中美佐子)のことが気になっていた。その頃、太一(大倉忠義)は家で家族のアルバムを見ていた。帰宅した浩二(中島健人)はアルバムを見ている太一を不審に思う。
手術を受けようとしていた愛子(田中美佐子)は、握っていた新平(三宅裕司)の結婚指輪を落としてしまう。指輪を拾おうと点滴を引き抜いた愛子は、そのまま中絶手術をやめると手術室を飛び出した。すると、病院の入り口で愛美(堀北真希)と出くわす。一方、家では浩二(中島健人)が腕に出来たアザや微熱があることに気づき、体の異変を感じていた。太一(大倉忠義)はリビングにエコー写真が落ちているのを発見する。
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