2002年1月17日 放送
本宮籐子(深津絵里)は、同級生5人と会う。みんな結婚して、子供もすでにいるとか、妊娠中とかで、話題は子供のことばかり。籐子は仕事が楽しくて.....と言い、最近も引き抜かれたばかり、と言う。
貫井(堤真一)は吉武宣夫(西村雅彦)の口から直に、吉武が貫井を外させたことを聞く。「どうして?」と貫井。「簡単なことだよ。オレはお前のようなのが嫌いなんだよ」と吉武。
暇だとぼやく貫井と木村壮吾(坂口憲二)に「今できる仕事、しましょうよ。振りだしに戻ったと思えばいじゃないですか。最初からなかったと」と籐子。「出掛けてくる」と貫井。「気も立つよな。信じてた人に裏切られたんだから」と壮吾。
壮吾は楠木文具の求人広告を作る。それから壮吾は籐子と一緒に家具選びをする。「こうしていると、オレ達夫婦に見えない?」と壮吾。「上段はよして」と籐子。
そして、「こんなもの買うお金、ないでしょ」と止める籐子に、「あそこがオレ達のお城なんですから」と壮吾。
貫井はもう一度ISFコンピュータに頼みにいっていた。
「貫井さん、悪い人じゃないんです。女の人、苦手みたいで。誰にでも、ああなんですよ」と壮吾。「うん。わたしも会社辞めちゃったから、お給料貰えれば、人違いでも何でも、ついていくしかないんです」と籐子。「オレ、貫井さんに憧れてこの世界に入ったんです。てゆうか、事務所つぶれたら、女の子にもてないでしょ」
籐子が春菜の部屋を覗くと、春菜は居眠りしていた。だが籐子の気配を感じて顔を上げる。「起こしちゃった?」と籐子。「起こしてくれてよかった。明日までに提出しなくちゃいけないから.....」と春菜。「仕事と勉強、大変だね、それじゃ、恋している暇もないじゃない」「恋ね.....」「30になってまわりがみんな結婚している中、一人独身でいるってのも、つらいよ」
壮吾は昨日、大手製薬会社・広小路製薬の宣伝部長の娘と知り合ったから、顔合わせにいきましょう、という。「あそこは宣伝部長の一存で決まりますから」と。
サンガリアンから新作ワインの発表会の案内が届く。貫井はあそこはユニバーサル広告社の牙城だし、パーティーは嫌いだから行かない、という。籐子は自分が行きたい、と言って招待状をもらう。「ただで新作ワインが飲める」から、と。
会場で籐子は吉武に会う。そして、なぜ貫井に意地悪をするのか聞く。「信頼していたんでしょ?」と籐子。「信頼はしていました。でも、あいつは勝手に会社を辞めたんだ。そんな奴に仕事を紹介してちゃ、会社の利益を損なう」と吉武。
籐子が事務所へ行くと、壮吾が来ていない。テレビでは、金沢の天気が荒れているという。
壮吾から電話があり、雪で金沢から帰れなくなったので、貫井に今日のデートに代わりに行って欲しいという。大手製薬会社・広小路製薬の倉持宣伝部長の娘とのデートだった。次回の約束を取り付けてくれるだけでいいから、というのが壮吾の依頼。だが、貫井は断る。「貫井さん、パーティーは嫌い、デートは苦手。ここの家賃、30万円するんですよ。今、口座にいくら残っているか、知ってるんですか!?木村さんはやり方は違うかもしれないけど、仕事とろうと、努力してるんじゃないですか!!」と籐子。
貫井はデートに行くことにする。「ネクタイなんて締めるの、入社式以来だ」と結べない貫井に、籐子が結んであげようと近づくが、あまりのお互いの顔の近さに籐子はどきまぎして結び目がおかしくなる。
貫井は壮吾のアドバイスどおり、花束を持っていく。さらに、初対面でいきなりというのはおかしいから、パーティーで貰ったから、と言うようにとのアドバイスも受けて。
そして壮吾が来ない、とふてる女性・長谷川郁子(菅原禄弥)に対して、壮吾のアドバイス通り、服をぎこちなく誉める。だが郁子はますます不機嫌になる。
そこに春菜が来て、「倉持春菜です」と名乗る。「倉持.....」と貫井は口の中で復唱.....
郁子は気分が悪くてトイレに行く振りをして帰ってしまった。一人トイレから戻ってきた春菜に「君も帰ってもいいよ」と気遣う貫井。だが、むしろ春菜は並べられた三人分の料理を見て、「食べきれるかしら?残すのもったいないし」と言う。
籐子は一人黙々と貫井企画の宣伝用CD-ROMを封筒に詰め、宛名ラベルを貼り、そして小雪の舞う中、投函しに行った。時計は8時を回っていた。
食事も終わって、レストランを出る。花束を抱えた春菜を貫井は車で送っていくと申し出る。春菜は電車で帰れると言っていたのだが、ついに車に載せてもらうことにした。貫井は、キーを車に閉じ込めてしまっていた。
JAFを呼んでも来るまで小一時間かかるだろうから、と、貫井は春菜をタクシーで帰そうとする。だが春菜は一緒に待つという。
そして二人はファミレスに入る。「ファミレスなんかじゃ、デートにならないよな。でも、知り合いに、デートでコーヒー13杯もお代わりした人がいるって.....」と籐子のことを名前を言わずに話す。「それ、貫井さん自身だったりして.....わたし、デートがファミレスでも、いいですよ」と春菜。それから春菜は、図書館が好きだから司書の資格を取るために学校へ通っているという。
貫井は春菜をマンションまで送っていく。
実は郁子は壮吾を春菜に見せびらかそうとして呼んだだけだった。
壮吾は金沢で女性、しかも人妻と会っていた。
春菜が花束を抱えてうれしそうに帰宅すると、家の中では須田真季(猫背椿)が荒れていた。実は先日のサンガリアのパーティーで知り合った外人男性に振られたというのだ。
籐子は何とか春菜を自室へ押し込む。最後に春菜は籐子に、今日の相手の人も、広告業界の人だったよ、という。
壮吾が求人誌を買ってくる。楠木文具に依頼された広告の載っている号だ。さっそくそのページを切り取り、壁に貼る。「少しダサかったですかね.....」と壮吾。「いいんじゃない。記念すべき初仕事だ。今夜飲みに行こう。籐子さんも一緒に。どうせひまなんだろう」と貫井。
三人で飲みに行ったのだが、貫井と壮吾は共通の話題で盛り上がっていて、結局籐子は一人で飲んでいるのと同じ。そこに春菜から夕飯まだなら一緒に食べに行こう、と電話。籐子は春菜をここに誘う。
やってきた春菜と貫井は顔を合わせてびっくりする。
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