2002年1月24日 放送
酔った本宮籐子(深津絵里)と倉持春菜(矢田亜希子)が帰ってくる。
翌日籐子は、また貫井(堤真一)と春菜を同席させるためのセット・アップを依頼される。春菜は貫井のことが好きだが、貫井は春菜の父親に広告を売り込もうとしている。このことをお互いにわからせないように籐子はセット・アップしなければならない.....
それで籐子が悩んでいると、一緒にケーキ・バイキングに来ていた須田真季(猫背椿)は、春菜が実は利用されているだけだと知って、ショックを受ければいいんだわ、と言い、籐子としては複雑な気持になる。
夜、通販のカタログを広げ、その上にクッキーの粉をこぼしながら食べている籐子の隣で、春菜は顔に蒸気を当てて、お手入れしている。籐子が通販で購入したが、箱も開けずに洗濯機の横に突っ込んでおいたのを、春菜が『発見』したのだ。
結局籐子は、お互いの事情をばらさずに、木村壮吾(坂口憲二)も入れて4人で会食する。話の流れで、春菜が籐子の元彼の妹とわかると、みんな、籐子と彼がなぜ別れたのか知りたがる。籐子が彼からプロポーズされたのは25歳の時で、彼の海外転勤が決まったことがきっかけだったが、籐子はその時、仕事を取って結婚を断ったのだった、でも、後悔している。対照的に、貫井は独立したことを後悔していないという。
壮吾は貫井と春菜を盛り上げようとして、二人の携帯番号を交換させる。だが、盛り上がったところで、壮吾が合コンで知り合った春菜のクラスメートがやってきて、自分は倉持部長のお嬢さんと知り合うための駒だったのか、と文句を言い、貫井は、春菜に取り入って、広小路製薬の広告を貰おうとしていることを、春菜に白状してしまう。
春菜はショックを受け、籐子が慰めても、春菜の気は晴れない。
貫井は地道に営業活動を開始していた。だが、契約には至らない。
そんな中、楠木文具は二度目の求人広告の発注をしてくれた。
貫井が事務所にいると、チャイムが鳴る。出ると春菜だった。春菜は籐子に会いに来たのではなく、今週末実家に帰るので、その時、企画書をもって帰って、父親に見せてもいい、と言いにきたのだった。
それから貫井と壮吾は、寝食を忘れて、規格作成に没頭する。籐子の存在なぞ、気にされていない。籐子はこまごまと仕事をこなしていた。籐子が二人の会話に参加しようとしても、無視される。
最終日。日は暮れて、やがて深夜となる。籐子は居眠りしながらも、残っていた。
やがて貫井と壮吾は、籐子の前に二枚のポスターを並べて、どっちがいいか聞く。籐子は悩んだ末、右側のポスターを指す。その瞬間、貫井と壮吾は飛び上がって喜ぶ。「全一致で、こっちだ!!」と。
外へ出ると、すでに夜は明けていた。その冷たい空気の中、三人は朝食を食べに出る。だが、言った先のお店のオープンには、ちょっと早過ぎた。寒さから気を紛らわせるために、貫井と壮吾はジャンブを始める。そして貫井は籐子にもジャンプするよう命じる。籐子もジャンプを始め、三人は同化していく.....
春菜は貫井の企画書を持って、実家へ帰った。一緒に食事しながら母親は、春菜が外食が多いのでは、と心配し、時々食べに帰ってくるように言う。
食後父親が書斎にいると、春菜が入って来て、『貫井功太郎』を知っているか聞く。父親は知っていて、独立したことも知っている。春菜が企画書を見てくれるように頼むと、そういう仕事のしかたはしないと言い、貫井とどういう関係か聞く。「友だちよ」と答えると、「お前が学校へ行きたい、というのも、家を出たい、というのも、賛成しているわけではないんだ」と言って、結局見なかった。
春菜は戻ると籐子に、父親には企画書を見ても貰えなかったと言い、貫井には籐子から伝えてくれと、頼む。
籐子は春菜の父親に会いに行く。そして、見るだけでいいので、貫井の企画書を見てくれるよう、頼む。「引き抜かれたんですってね」と倉持。「あ.....本当は人違いなんです。でも、行き場所がないんで、居座ってるんです」と籐子。「その男が好きなのか?」「いえ、そんなことないです」
広小路製薬の広告に採用されたとの報を籐子が受け取る。居合わせた壮吾と、飛び上がって喜ぶ。
あおぞら銀行の窓口係が春菜の仕事。仕事中、母親から電話が掛かってくる。昨日籐子が来て、父親に貫井の企画書を見るだけでも見てくれ、と必死に頼んでいたという。「好きな人のために、必死なのね」と母親。そして、貫井さんはどんな人?籐子ちゃんも30だから、心配していたのよ、と言う。籐子はショックを受ける。
貫井が携帯の留守電を再生すると、二人のうれしそうな報告が入っている。折り返し電話したが、誰もでない。
籐子も壮吾も貫井の椅子を買いに出掛けていたのだった。
貫井は携帯の電話帳を見ていて、春菜の名前を見付けて、電話する。
吉武宣夫(西村雅彦)は、広小路製薬の発注先が貫井企画になった理由を聞く。貫井企画はそもそもエントリーすらされていなかったのに、と。倉持は、ユニバーサル広告社のポスターと貫井企画のポスターを並べて置き、選んだのはポスターの内容だ、と言う。
春菜が待っていると、貫井の車が滑り込んでくる。そして車から降りた貫井は、契約が取れたお礼をいい、思わず春菜と握手する。
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