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Wednesday, February 16, 2011

恋の力-第5話

2002年2月7日 放送

吉武宣夫(西村雅彦)がみんなを集めて、資金計画を聞く。だが誰もきちんと説明できない。広小路製薬のお金が入るから.....とみんな暢気だが、吉武は「広小路製薬の支払いは納品の翌月。それまでにも、毎月経費が発生する」と厳しい。「どうしたらいいんですか?」と木村壮吾(坂口憲二)。「わかりきったこときくな」と吉武。
壮吾は今まで散々意地悪した吉武が来るなんて、裏があるんじゃないかと疑う。貫井(堤真一)は吉武ぐらいの人が来てくれて、クリエイティブに専念できるんだから、十分じゃないかと言う。

夜、本宮籐子(深津絵里)と須田真季(猫背椿)は飲んでいて、籐子も少し壮吾の気持ちもわかる、と言う。真季は倉持春菜(矢田亜希子)が正式に貫井と付き合うと聞いて、「首しめるかも」と物騒なことを言う。そこに春菜が帰ってきて、一騒ぎ。

吉武はあまり会社に来ない。壮吾は吉武が外で何をしているか、疑う。貫井は営業はクライアントとのところにいるのが仕事だと言う。

吉武は帰ってくるなり、「6時だ」と帰る。
貫井は今日、春菜と映画の約束だが、気分が乗っている時、進めておきたいという。だが籐子は春菜はこのために時間空けてるんだから、と追出す。

籐子がテレビを見ながらワインを飲んでいると、春菜が「映画、感動しました」と帰ってくる。「もう楽しみが終わっちゃった気分」「また、誘えば?」「でも、すぐってわけには。お忙しいんでしょ」「じゃあ2週間後は?」「そんな待てない」

貫井が締め切りの追い込みをしていると携帯が鳴る。「このくそ忙しいのに誰だ」とぼやきながら出ると春菜。「明日お時間空いてます?」「明日はちょっと。また誘ってください」

壮吾が外へ出ると、吉武がスーパーに入っていく。後をつけて行くと吉武は屋上で時間を潰している。
それを報告する壮吾に貫井は、「広小路製薬の締め切りまで、あと何日あると思ってるんだ。吉武のことはその後だ。しっかりやってくれ」と怒鳴る。
貫井と壮吾は夜も(キャッチ)コピーに悩んでいる。

籐子はワインを飲み、春菜は携帯を手に、悩んでいる。

貫井は追い込みに必死で、電話にも出られない。電話は春菜からだった。
春菜は籐子に、(貫井を)好きなのは自分だけで、デートに誘うのも電話するのもわたしからだけ、好きだと言われたこともないし、チャンスもあったのにキスしてくれない、わたしは避けられてるんだと言い、暗い。

籐子が事務所で留守番していると、壮吾と貫井が広小路製薬の納品完了、いい出来栄えだったと、明るい報告が来る。籐子は貫井に、「春名ちゃん誘って」という。
そこに吉武が戻ってくる。「吉武さんの歓迎会もしましょう」と籐子。だが壮吾は吉武を歓迎するつもりはない、明日から仕事、ないんですけど、と言う。吉武は封筒を取り出し、「イトー・ヨーカドーの屋上の全面リニューアル。デート・スポットにしたいということで、すべて任せる」という。「あそこは断られたのに.....」「営業と制作ではクライアントへの食い込みの仕方が違う。それに10回や20回は断られたうちに入らん」

打ち上げ。貫井が壊れていて、籐子はびっくりする。「あいつは満足の行く仕事ができるといつもああなんだ。でも、久しぶりだな。ここ数年、見ていなかった」と吉武。
壮吾の携帯が鳴る。寺石香里(久我陽子)からだった。貫井は壮吾の携帯を取り上げて騒ぐ。やっとのことで壮吾が出ると、香里が今夜抜けられそうにないから、明日、ゆっくり、と言う。壮吾は「朝まで飲むぞ!」と叫ぶ。

すっかり酔って「二次会!」と騒ぐ。吉武は「イトー・ヨーカドーのお金、飲む気か?」と言い、「これで失礼する」と帰っていく。
事務所で飲むことにし、籐子が春菜に電話すると、春菜は今日はやめておく、と暗い。
問う子は貫井に、明日、春菜に電話して会ったらすぐ、キスしてください、と言う。だが貫井は今まで女性は自分から好きだと言ってきて、そのうち、「仕事とわたしとどっちを取るのよ」とか言って去っていく。いつも振られる、と叫ぶ。そして今まで自分からキスしたことがない、と言う。
籐子と壮吾は散々、キスの仕方を教える。突然、貫井が籐子を抱きしめ、キスする。「やればできるじゃないですか!」と籐子は照れ隠しのように言い、壮吾を振り返ると寝ている。貫井はワインをラッパのみ。

籐子はコートも着たまま、バックも握ったままで自分のベッドに倒れていた。朝、歯磨きをしながら、貫井とのキスを思い出す。

籐子が出勤して机の上を片付けていると、ソファーで寝ていた貫井が起きる。そこに吉武が来て、「朝まで飲んでたのか?」と聞く。「適当に解散しました」と貫井。「もう一人は?」「体調悪くて休みますって」「二日酔いで欠勤か?優雅なものだ」と言い、外へ出て行く。
「昨日のことは忘れてください」と籐子は貫井に頼む。そこに書類を間違えた吉武が戻ってきて、「酒もほどほどにな」と出て行く。

壮吾は香里とデパートを歩いていた。「このまま東京にいたくなっっちゃった」と香里。「帰らないとだんなに悪いよ」と壮吾。

壮吾が新しい名刺を持って現れる。籐子の肩書きは"Creative Assistant"、吉武は"Producer"となっていて、二人ともニンマリとする。

貫井は春菜を水族館にデートに誘う。壮吾は貫井さんデートだから、と籐子を飲みに誘い、籐子は吉武も誘う。「何だんかだ言って、毎日飲み歩いてるな。オレはあんまり好きじゃないけどちょっとだけ付き合うか」
だが三人で歩いていると壮吾は香里からの電話を受けて、いなくなってしまう。その時吉武はすでに店に入っていた。
「吉武さん、なんでユニバーサル辞めたんですか?」と籐子。「おまえのせいで、酷い目にあったよ。会社からは裏切り者扱いされるし、収入は激減、未だ家族は猛反対」と吉武。「だって、あの時、キッパリ断られたじゃないですか」「君もユニバーサルに戻りたいと言っておいて辞めたじゃないか」「どうしてでしょうねー」「どうしてだろ」

貫井と春菜は水族館でデート。だが、エスカレーターが途中で止まる。貫井が春菜に手を伸ばすと春菜が「貫井さん」と言い、手が止まる。「わたし、貫井さんのこと、好きです。ずっと電話待ってました。電話もらったとき、うれしかったです」と春菜。
貫井はついに春菜とキスする。

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