2008年5月13日放映
祥子(青木さやか)から正午(堺正章)の恋心を聞かされたかえで(夏川結衣)は、律子(鈴木砂羽)に相談。
正午のことは嫌いではないが、全くの予想外だったと正直な気持ちを吐露する。
律子は、かえでに恋をしているのに龍彦(徳井義実)との仲を応援してくれるなんて、いい男だと正午を支持する。
一方、かえでにキツイ言葉を浴びせられて落ち込む正午に、祥子は恋心を代弁して伝えたことを報告。
そして、かえでの反応を聞かされた正午は、自分が恋愛対象の範疇に入っていないことを再認識し、落胆する。
そんな時、“チャッピー”こと正午の大ファンであったかえでの母・秀子(高畑淳子)が正午に会いたいと東京に押しかけて来た。
かえでは迷惑がるが、連絡しないと親子の縁を切るとまで言われ、しぶしぶ正午に電話をかけ、3人でディナーをする承諾を受ける。
正午に会うための服を買いたいと、かえでをともなって街を歩いていた秀子は、光代(夏木マリ)と遭遇。実は、ザ・レインドロップスの追っかけとして有名だった2人は旧知の仲だったのだ。
光代は3人でディナーに行くことを聞かされると「複雑な三角関係…」と言い、それに気づいたかえでは、光代も正午の恋心を知っていたのだと混乱する。
正午は、祥子と矢代(田中圭)にこれまで浮わついていたことを詫び、かえでに対しては“お母さんがファンだった人”という役割を全うして、きっぱり諦めると宣言する。
かえでと秀子が正午に指定された店に行くと、秀子から連絡を受けた龍彦も来ていた。
そこで正午はステージに立ち、思いを込めてザ・レインドロップスの曲を歌う。
だが歌いながら、正午の頬に涙がこぼれているのを、かえでと龍彦は気づいていた。
ディナーが終わり、ケンちゃん(ムッシュかまやつ)の店に寄った正午は、最初から無理な話だったとつぶやき、「恋の終わりだ」と乾杯する。
秀子を帰したかえでは、正午が自分に好意を持っていることを龍彦に話す。
それを聞いた龍彦は、「今一番しんどいの、おっちゃんだから」と言って正午の部屋へ戻り、自分と正午の友情は変わらないし、恋愛でもいい勝負だと正午を慰める。
だが正午は、かえでにとっての自分と龍彦は決定的に違うと言い、今は一人にしてほしいと部屋を出て行ってもらう。
それからしばらくして、圭介(尾美としのり)が正午の会社にやって来た。
朝子(小嶋陽菜)がオーディションを受けるから、力になってやってほしいと言うのだ。
朝子の履歴書を確認した正午は光代とカフェで会い、娘と対面することに躊躇する正午。それに対して光代は「ちょっときついことを言うよ」と前置きをして話しはじめる。
そして、オーディション当日。朝子は正午が立ち会う最終審査の5名に見事残った。
正午は光代に「朝子はあなたが自由に生きるために捨てた現実。もうあなたの子じゃないし、後悔しても戻らない」と言われたことが胸に刺さっていたが、意を決して朝子の歌を聴く。
だが、ザ・レインドロップスの歌を選んだ朝子は、正午の前で泣き出してしまい、満足に歌うことが出来なかった。
そんな朝子に正午は、「歌手になりたいんだったら、どんな時でも歌えないとダメだ。他の道を探しなさい。幸せになって下さい」と告げる。
迎えに来ていた光代と圭介にそのことを報告した朝子は、さっぱりとした表情で帰って行く。
そんな幸せそうな3人の背中を見送った正午は、自分が失ったものを思い知らされていた。そして、たまらなく寂しい気分で会社を出た正午を、かえでが待っていた…。
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