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Tuesday, February 15, 2011

無理な恋愛-第9話

2008年6月3日放映

いよいよ正午(堺正章)がプロデュースする新人バンド・ZUKAN(ZUKAN)のCDデビューが明日に迫った。営業からはZUKANに予算をかけすぎだと言われるが、正午は自分の勘を信じてほしい、自分が責任を取ると言って押し切る。

かえで(夏川結衣)のアパートでは、かえでと律子(鈴木砂羽)が出演したドラマの放送を見ようと、かえで、律子、龍彦(徳井義実)、水田(福田充徳)の4人が集まっていた。
正午も打ち合わせを終え、オフィスで放送を心待ちにしていた。
放送が終わり、かえでの幸せそうな表情を見た龍彦は、自分が正午と同様にかえでを幸せにできるのか疑問を抱き始める。
そんな龍彦に、水田は映画を撮るために自分で脚本を執筆したが、どうしても面白くならないので、読んで意見してほしいと依頼するが、龍彦はあまり気乗りがしない。

その晩、正午はCD発売前の不安を解消するためにバーに寄り、同い年の男と遭遇。
それは娘に会いに来たが、部屋から男の声が聞こえてきたために引き返してきてしまった、かえでの父・幹二(前田吟)だった。
二人は意気投合し、互いの素性を知らないまま話に花が咲く。
若さの秘訣は恋と仕事で、現在36歳の女性に恋をしていると告げる正午に、幹二も以前、部下の女性に恋をしたことがあり、今は自分で会社を興そうとしていることを話す。
だが名刺交換をし、互いの素性が分かった二人は気まずい空気に包まれる。

矢代(田中圭)は朝子(小嶋陽菜)とデートの約束をするが、なぜか待ち合わせの場所に光代(夏木マリ)と圭介(尾美としのり)もやって来た。
敵意を露わにする圭介に、矢代は必死で自分を売り込むが、朝子からまだ付き合っていないと聞かされて光代と圭介は拍子抜けする。

翌日、龍彦は正午の会社を訪ねる。
自分はかえでのことを本気で好きだが、何も持っていない自分と、経済力や地位や名誉を持っている正午と、どちらがかえでを幸せにできるか分からなくなったと告げる。
正午は自信喪失気味の龍彦に、自分と違って若い龍彦にはこれからたくさんの可能性があり、うらやましいと励ます。

かえでは幹二と会い、女優として成功する夢に向かって100%力を出しきっているのかと問いかけられてドキリとする。
そしてバイト先の居酒屋で考え込んでいたかえでのところに、正午がZUKANのCDを渡しにやって来た。

頑張っている正午の姿や、幹二の言葉に背中を押されたかえでは、女優として目一杯できることを頑張ってみようと奮起。
事務所の村上社長(不破万作)に、受けられるオーディションは全部受けると宣言し、営業活動も始める。

律子はそんなかえでを応援するが、自分はいずれ女優を辞めて、監督を目指す水田を支えたいと言う。
自分たちが決断の年齢を迎えていることを実感するかえで。
龍彦も正午の言葉で前向きになり、水田が書いた脚本を読み始めた。
「99%はつまらないが、ラストは嫌いじゃない」と言う龍彦に、水田は気づいたところを直してほしいと依頼。自分が必要とされていることを感じ、龍彦は嬉しくなる。

だがその頃、かえでと龍彦を励ました正午自身は、ピンチに立たされていた。
祥子(青木さやか)たちの後方支援も空しく、ZUKANのCDの売れ行きが、かなり厳しい状況だったのだ。
他のアーティストをプッシュすると決定した営業からは、「立木さんの勘はもう古い。現場は若い者に任せてほしい」と宣告されてしまう。
その帰り、ケンちゃん(ムッシュかまやつ)の店に寄った正午は、ついに潮時が来たのかと、寂しく酒を飲むのだった…。

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