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Monday, April 25, 2011

夏の恋は虹色に輝く-第10話

2010年09月20日放映
もう会えない

楠大雅(松本潤)は北村海(小林星蘭)に「家族になって父親になりたい」と言ってしまう。突然のことで受け入れられない海が走っていってしまい、北村詩織(竹内結子)は対処に困る。大雅からの電話にも出ず、詩織は海からも距離を置かれてしまう。そして、詩織は海が納得するまで大雅とは会わないと決める。その後、詩織は楠大貴(沢村一樹)から海のお気に入りの蒼空が転校してしまうと聞く。
大雅(松本潤)は青木久雄(松重豊)に詩織(竹内結子)との事を話し、海(小林星蘭)との関係を悩んでいると相談する。青木は父親と友達は違うと一喝して、今は芝居の稽古に打ち込んでチャンスを掴めと叱咤激励した。その後、大雅は勇樹の墓参りに行き、弟の春樹(塚本高史)と鉢合わせする。
大雅(松本潤)は道で詩織(竹内結子)を見かける。しかし、詩織は気づかないふりをして通り過ぎた。一方、海(小林星蘭)の元気がなく、詩織は蒼空にプレゼントを渡してお別れをした方がいいと話し掛けて、大雅との事を謝る。詩織は「大雅に救われたし、海が許してくれるならこれからも大雅と仲良くしたい」と真剣に話す。そして、詩織は蒼空の所に行こうと海の手を取って走り出す。
海(小林星蘭)が手作りのプレゼントを渡すと、蒼空は「海のことを忘れない」と言ってくれた。海は「ママの言うとおり、心の中で覚えていれば寂しくない。ママもパパの事忘れない?」と尋ねる。「絶対に忘れない。大雅を好きになっても、海が大人になっても死ぬまで絶対に忘れない」と答える詩織だったが、海は自分自身のことを忘れてしまうのではないかと心配していたのだ。詩織はその気持ちを知って「大好きな海を忘れるはずがない」と海を抱きしめ、手をつなぎ帰宅する。
海(小林星蘭)と仲直りした詩織(竹内結子)は君江(市毛良枝)に電話をする。すると、勇樹のお墓参りに来ていた大雅(松本潤)が春樹(塚本高史)と会い、仏壇に手を合わせて行ったと聞く。君江は短時間の中でも大雅が好青年だと感じた様子だった。春樹も電話に出て詩織の好きな人が大雅なのかと確認し、いつでも力になると言う。電話を切った春樹は失恋したような顔をしていたが、君江も春樹も詩織には幸せになってもらいたいと思っていた。
大雅(松本潤)はシェークスピアの芝居の勉強をしていた。しかし、その傍で植野慶太(笠原秀幸)や伊良部譲(永山絢斗)が騒ぎ邪魔をして、集中できない。その頃、詩織(竹内結子)は手紙を書いていた。
芝居の稽古中、大雅(松本潤)は有栖川正志(石橋蓮司)から声を掛けられ「お前ならどう解釈する」と尋ねられた。大雅は勉強してきたことを生かして自らの解釈を述べる。稽古後、大雅は有栖川に「よく勉強している。お前がその解釈を忘れられたら役をやらせてやる」と声を掛けられた。大雅は戸惑うが、先輩の役者からありがたいアドバイスを受ける。
大雅(松本潤)は事務所に戻り、役をもらったと報告する。宮瀬桜(桐谷美玲)は短い台詞でもかむのに大丈夫なのかと小馬鹿にするが、青木(松重豊)から役をもらえただけでもたいしたものだと褒められる。桜は立ち去り際、失敗しないおまじないを今夜教えてあげると大雅を誘う。
夜、桜(桐谷美玲)は大雅(松本潤)を呼び出して真剣に告白するが、冗談と思われてしまう。しかし、桜が真剣だと分かると大雅は「好きな人がいる。妹としか思えない」と答える。桜は詩織(竹内結子)との間に入る隙がないと分かると、誰かに電話しはじめた。そして、「失敗しないおまじないは左の薬指の爪を3回押して好きな人の名を唱えればいい。本当は桜って言って欲しかった」と言って立ち去る。その後、譲(永山絢斗)を呼び出した桜は店で泣き崩れていた。
詩織(竹内結子)から大雅(松本潤)に手紙が届く。詩織は大雅への気持ちを書き連ね、芝居を頑張って欲しいし、いつか楠航太郎(伊東四朗)を越える俳優になれると信じていると伝える。その後、大雅は芝居の稽古に打ち込んでいた。
いよいよ大雅(松本潤)の初舞台の日、家族、友達も駆けつけ幕が開く。詩織(竹内結子)や海(小林星蘭)は大雅の姿を見つけて喜ぶ。いよいよ台詞の付いた役が近づき、大雅は舞台裏で桜に教えてもらったおまじないをしていた。
大雅(松本潤)は舞台で堂々と台詞を言い切る。無事舞台が終わり、大きな拍手を受けた大雅は舞台の上から立ち上がって拍手をしている海(小林星蘭)と詩織(竹内結子)を見つけて微笑み、「ありがとう」とつぶやく。大雅には拍手を送りながら微笑む航太郎(伊東四朗)の姿が客席の後ろに見えていた。
終演後、大雅(松本潤)がスタッフに挨拶をして舞台の上で座っていると、詩織(竹内結子)と海(小林星蘭)が現れる。「急にパパになるなんて言ってゴメン。けど、俺は海のママの事が大好き。これからもずっと感謝している。海のこともだよ。大人の気持ちは分からないかも知れないけど…」と大雅が真剣に説明すると、海は握手をして「分かるよ。仲良くしようね。ママが『今日の大雅かっこよかった』って言ってた」と耳打ちする。
大雅(松本潤)と詩織(竹内結子)と海(小林星蘭)は思い出の海に来ていた。「しおり」とぎこちなく呼ぶ大雅を詩織は笑う。大雅は詩織の手を取り、海の方へ歩き出す。海には虹がかかっていた。

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