2010年08月09日放映
キミの涙の理由
楠大雅(松本潤)は北村詩織(竹内結子)に告白するが「北村海(小林星蘭)の父親をいまだに好き。もう一生恋はしない」と振られてしまう。その後、落ち込む大雅は植野慶太(笠原秀幸)に2世俳優の飲み会に連れ出される。慶太は子持ちの未亡人に惚れた大雅の気持ちがわからないと話し、煌びやかな2世俳優達の世界で楽しもうと言う。すると大雅は、詩織とは住む世界が違うと改めて感じるのだった。
海(小林星蘭)が水泳大会のお知らせを捨てているのを詩織(竹内結子)は見つける。そんな中、楠大貴(沢村一樹)は水泳教室で詩織と海に会えることを楽しみにしていた。一方、大雅(松本潤)は事務所で顔を合わせた詩織に、「この前の話は忘れて。自分は芸能人だから女には困らない」と強がる。詩織も隙を見せたと反省しつつ、大雅を応援したいと今までと同じように振る舞うことにする。
大雅(松本潤)は「楠航太郎(伊東四朗)の死後、仕事も収入もまともにない自分は今までのような暮らしはできないと認識している」と大貴(沢村一樹)に話をする。すると大貴は大雅がプールの監視員役の役作りのために買った本を見つけて、役作りになるからと今度の土曜日の水泳教室を手伝えと言い、海(小林星蘭)が申し込みをするように話をしろと大雅に命じる。その頃、海は友達から水泳教室の申し込みをしていないことを責められていた。
元カノが伊良部譲(永山絢斗)と誌上デートをしているのを見て複雑な心境だと、大雅(松本潤)は慶太(笠原秀幸)に愚痴る。その頃、詩織(竹内結子)は夫の実家に帰省したいので休みを取りたいと青木久雄(松重豊)に申し出ていた。
海(小林星蘭)が詩織(竹内結子)達と公園で楽しそうに遊んでいるのを大雅(松本潤)は見かける。大雅は詩織がいつも元気だと思っていたが、海から「ママは1人で泣いていることもある」と聞く。そして海は「早く大きくなってママを守る」と頼もしく話したが、1つだけ怖いものがあると言う。
詩織(竹内結子)は海(小林星蘭)に水泳教室のことを切り出す。そして水が怖くて水泳教室に参加したがらない海に、詩織は「明日は仕事も休みだから行こう」と誘う。翌日、水泳教室に手伝いに来ていた大雅(松本潤)は「海が水を怖がっている」と察する。海はプールの端で動こうとせず、石拾いゲームにも参加できないでいたのだ。大貴(沢村一樹)が水に慣れさせようとすると、海は「怖い」と泣き出してしまう。
大雅(松本潤)はいきなり「水なんか怖くない。目を広げて水に潜れば怖くない。ママのこと守るんだろう?泣いてないで頑張れ」と海(小林星蘭)に語りかけた。すると大貴(沢村一樹)からも「あんなことを言われたら悔しいだろう?頑張ろう」と言われ、友達が声援を送る中、海は水に潜って石を拾う。しかし、海がなかなかプールから上がらず、大雅は心配してプールに落ちてしまう。すると海が石を持って水面に出てくる。
海(小林星蘭)は拾った石を詩織(竹内結子)にプレゼントする。一方、大貴(沢村一樹)は「無謀な励ましはいけない」と大雅(松本潤)に注意した後、「将来、海の父親になる自分がゆっくりと水嫌いを克服させる。詩織と海を近々実家に招待するつもりだ」と話をする。大貴は大雅が詩織のことを好きだと察していたのだ。すると大雅は、「詩織だけは自分を2世俳優として見るのではなく、叱ってくれた。他のヤツとは違う。俺にとって特別なだけだ」と説明する。
大雅(松本潤)は事務所で自分が出演したドラマを見ることにする。しかし、大雅が演じたプール監視員はシーンカットされていた。大雅は「シーンカットされようが作品がよくなればそれでいい」と強がるが、青木(松重豊)に「もう俳優辞めた方がいいかな…」と弱音を吐く。
ドラマが終わり、ニュースで8年前に起きたボリビアの大地震の特集が始まると、それを見た詩織(竹内結子)は取り乱して事務所を飛び出してしまう。様子がおかしいと気づき大雅(松本潤)が追いかけると、詩織はボリビアの地震で亡くなった夫のことを思い出し、1人にして欲しいと泣き崩れる。すると、大雅は詩織を抱きしめた。詩織は驚くが、大雅は「俺だと思わなければいい。海だと思えばいい。1人にしておけない。誰だと思ってもいいからあの海で泣いていたように思いっきり泣け」と言う。
詩織(竹内結子)は「ちょっとだけお言葉に甘えて…」と大雅(松本潤)の前で泣き崩れる。そして、スッキリした詩織は「俳優辞めないでね」と言い事務所に戻っていく。大雅は屋上で1人「ふざけんなよ…」とつぶやきながら、詩織の笑顔が見たいと願うのだった。
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