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Monday, April 11, 2011

流れ星-第5話

2010年11月15日放映
第5話 壊れた絆

病院に戻ったはずの岡田マリア(北乃きい)が姿を消した。神谷凌(松田翔太)から連絡を受けた岡田健吾(竹野内豊)は、母・岡田和子(原田美枝子)を心配させないために槇原梨沙(上戸彩)と協力してマリアを探し始める。一方、行き先も決めずに電車に乗ったマリアは偶然、沢村涼太(桐山照史)と出会う。
健吾(竹野内豊)の周辺を調べ始めた槇原修一(稲垣吾郎)がマリア(北乃きい)の病院にいる頃、マリアが行方不明になったことを知って心配した相澤美奈子(板谷由夏)が岡田家にやってきた。そこで初めて健吾(竹野内豊)が梨沙(上戸彩)と結婚したことを知った美奈子はショックを隠しきれない。
マリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)と共に浅草に来ていた。「私、もうすぐ死んじゃうんだ」とおどけた風に話すマリアに、涼太は「俺もそうだ」と答える。そして一番やりたいことをやろうと言う涼太に、マリアは海が見たいと言い笑った。
病院の看護師に近づいた修一(稲垣吾郎)は、健吾(竹野内豊)とその家族のことを聞き出していた。
自暴自棄になっているマリア(北乃きい)は涼太(桐山照史)と一緒にラブホテルへ入っていく。しかし、涼太は荒れるマリアを優しくなだめるのだった。
マリア(北乃きい)が山梨生まれだと言っていたことを思い出した梨沙(上戸彩)。そのことを伝えると、健吾(竹野内豊)と和子(原田美枝子)は顔を見合わせる。マリアは父親と愛人の間に生まれた子供だったのだ。別居して山梨で暮らしていた父と愛人の家が焼けてしまい、マリアだけが助かり和子が引き取ったという。梨沙と健吾が山梨の家があった跡地に二人で向かうと、たまたま花を手向けに来ていた時計屋の店主が健吾を呼び止めた。父から頼まれた物があると言って出してきたコンパスを手渡された健吾は、マリアが父親の墓参りにくるのではないかと考える。
夜明けを待って墓参りに行くことにした健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。車の中で健吾は、マリア(北乃きい)が高校を卒業したら本当のことを話そうと考えていたという。梨沙は「マリアを引き取ると決めたのは俺。親父を追いだしたのも俺」と過去を語る健吾に優しさを感じるのだった。
人里離れた教会にたどりついた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)。梨沙を礼拝堂に残して教会の裏にある父親の墓へ向かった健吾は、コンパスを改めて見つめる。するとそこには自分の名前が刻まれていた。子供の頃このコンパスをねだったことを覚えていた父が、自分へのプレゼントとして残してくれていたことがわかり、今まで抑えていた感情が溢れだす。
マリア(北乃きい)がオレンジ色を海の色だと言ったことを思い出した梨沙(上戸彩)。それを聞いた和子(原田美枝子)はマリアの行く先に見当がつく。同じ頃、マリアと行動を共にして山梨まで来ていた涼太(桐山照史)の容態が悪くなる。涼太は自ら近くの病院へ行き神谷(松田翔太)に居場所を伝えるが、マリアには思い出の海へ行って自分と向き合うよう勧めた。
和子(原田美枝子)に教えられた湖に着いた健吾(竹野内豊)と梨沙(上戸彩)は、夕日に染まったオレンジ色の湖水近くにマリア(北乃きい)の姿を見つける。健吾と梨沙の姿に気が付いたマリアは「私、決めた。移植しない!」と怒鳴るように叫んだ。和子も後から湖に駆けつけ、マリアに自分が本当の母親でないことを黙っていたことを詫びた。マリアにとってこの湖は和子に連れられて来た楽しい思い出だった。しかし、その時の和子にとっては夫と愛人の子供であるマリアは健吾と同じように愛せる存在ではなかった。マリアと一緒に死ぬつもりで来た湖だったが、その無邪気な笑顔を見て一緒に生きて行こうと決めたと話す和子。しかし自分の死と取り巻く環境に心が対応できないマリアは湖の中へと入って行く。必死で止める健吾を尻目に、マリアは自分の為に家族が犠牲になることを拒み続ける。そんなマリアの様子を見た梨沙は周りに愛されていることを素直に受け入れないマリアに怒りを覚えるが、健吾から家族の問題だとたしなめられて言葉を失う。
その頃、誰もいない岡田家に入り込んだ修一(稲垣吾郎)は、健吾(竹野内豊)の預金通帳から300万円が引き出されているのを見つけ写真を撮っていた。

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