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Monday, April 11, 2011

流れ星-第6話

2010年11月22日放映
第6話 愛と死

家に帰っても岡田健吾(竹野内豊)や岡田和子(原田美枝子)に反発する岡田マリア(北乃きい)。「お金を貰ってドナーになったのか」と単刀直入に尋ねられ、槇原梨沙(上戸彩)は金銭の授受を認めてしまう。その言葉にマリアはさらに反発心を強め、移植手術を拒否したあげく神谷凌(松田翔太)に健吾と梨沙の間で金銭のやり取りがあったことを話してしまった。
マリア(北乃きい)が移植を拒否したことに悩んだ梨沙(上戸彩)は相澤美奈子(板谷由夏)に会いに行く。美奈子が移植を勧めてくれれば素直に応じると考えたからだ。移植の後、健吾(竹野内豊)と結婚すると言えばマリアは納得して手術をするからと話す梨沙の言葉に美奈子は戸惑いを隠しきれない。一方、岡田家が梨沙の肝臓を金で買ったことを知った槇原修一(稲垣吾郎)は、和子(原田美枝子)の家を訪ねる。妹を巻き込まないでくれと話す修一だが、明らかに金銭を巻き上げようとしていた。
健吾(竹野内豊)が病院へ見舞いに行ってもマリア(北乃きい)はろくに口を利かない。神谷(松田翔太)もマリアからの話を聞き、移植手術はできないとはっきり断ってきた。健吾は、マリアが神谷に話したこともショックだったが、自分がしていることがただのエゴだと神谷から言われてさらにショックを受ける。
沢村涼太(桐山照史)の容態が悪化していた。そんな中、移植手術をしないとマリア(北乃きい)から伝えられると、涼太は「それはただの甘えだ」と言って怒るのだった。
マリア(北乃きい)の手術ができなくなったことを知った梨沙(上戸彩)は、自分が金銭の授受を話してしまったからだと悩む。そんな梨沙を健吾(竹野内豊)は君のせいじゃないと言って責めることをしない。その優しさに触れた梨沙は直接神谷(松田翔太)に会い、もらったお金を返せば手術できるのかと尋ねるのだが、言葉を濁されてしまう。「結局あんたが守りたいのは医者としての自分。人間一人助けられなくて何が医者だよ!」と言って帰って行く梨沙の言葉に、残された神谷は言いようのないジレンマを感じるのだった。
話がしたいという涼太(桐山照史)に呼び出された健吾(竹野内豊)。容態が悪化しベッドに起き上がることも難しくなった涼太だったが、消え入りそうな声でマリア(北乃きい)のドナーを見つけてくれてありがとうと礼を言う。そして、「たとえメチャクチャなやり方でもマリアには生きてほしい」と伝える涼太は、健吾にある一つのものを託した。
和子(原田美枝子)から金を巻き上げた修一(稲垣吾郎)は、梨沙(上戸彩)を呼び出す。「おまえの家族は俺だけだ」と言って無理やり連れて帰ろうとする修一だったが、今までの何度とない仕打ちから縁を切りたい梨沙は逃げるようにその場を去ろうとする。しかし「肝臓の話を知っている」と言われ、梨沙は修一がすでに健吾(竹野内豊)の家族に近づいていると感じ、立ち止まるのだった。
容態がさらに悪化した涼太(桐山照史)は個室に移されていた。マリア(北乃きい)は約束していた涼太の似顔絵を描きに病室を訪れる。無理に元気そうに振舞う涼太は、「元気になったらスカイツリーへ行こう」と約束してマリアの手を握る。その手を握り返したマリアは「続きは明日ね」と言って部屋から出て行くのだが、生きている涼太の姿を見たのはそれが最後になってしまう。
夕日で染まる病室のベッドの上で一人悲しみを受け止めていたマリア(北乃きい)は、見舞いに来た健吾(竹野内豊)に涼太(桐山照史)の死を伝えながら、自分にもその死が近づいていることを悟る。そして、健吾に託されていた携帯電話を受け取ったマリアは、その中に残された涼太が落語をする映像を見つめ涙を流すのだった。
病院からの帰り道、健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)と出会う。自分のエゴをマリア(北乃きい)に押し付けているだけかもしれないと悩みを打ち明ける健吾に、梨沙は「押し付けでも何でも生きていて欲しいと願う気持ちは本物だ」と答える。そして梨沙自身もお金だけでなく、今はマリアに生きていて欲しいと心から願っていることを打ち明けた。
家に着くと、玄関先に美奈子(板谷由夏)の姿があった。「私がドナーになる。梨沙(上戸彩)さんのおかげで決心できた。」と話す美奈子に、健吾(竹野内豊)は何があったのかが理解できずに戸惑いを見せる。すると、梨沙は寂しそうな笑顔で「良かったじゃん」と言って家の中に入って行く。

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