2010年11月09日放映
第5話 真犯人に天罰下る!
野上芽衣子(菅野美穂)から、「恋人の高橋遥(岩佐真悠子)を誘拐した」と5億円を要求され、「拒否すれば覚せい剤使用の証拠をばらまいて遙を殺す」と脅された金谷文則(山崎裕太)。会社の金を自分の個人口座に移して金を用意しようとする。一方、真島拓朗(玉木宏)は金谷の会社に向かい、金谷に会おうとするが、拒否されてしまう。その頃、宇喜田元(吉田鋼太郎)は「お前の言う通りだった。俺が手を回して、これ以上好き放題させない」と何者かと連絡を取っていた。
金谷(山崎裕太)に会えず、会社の前で張っていた真島(玉木宏)は、駆けつけて来た榎本万里(吉瀬美智子)に「勝手なことをするな」と責められた。その後、芽衣子(菅野美穂)の事件の裁判記録を閲覧しようと手を回していた万里は、真島が乗っていた車の中から堂島基一(唐沢寿明)の名刺を発見する。
金谷(山崎裕太)は「芽衣子(菅野美穂)がゆすってきた。警察の方は頼む」と何者かに頼んでいた。一方、ペットサロンに犬のアンを預けに現れた真島(玉木宏)は、「仕事が忙しいから、仕事が終わったらアンを家まで届けて欲しい」と言い、芽衣子にカギを渡す。その頃金谷の会社では、覚せい剤のスキャンダルをどう乗り切るべきかと悩んでいたが、金谷の傲慢な態度に社員達の不満は募っていた。
金谷(山崎裕太)の会社の前で張っていた真島(玉木宏)の所に、スキャンダルを聞きつけた堂島(唐沢寿明)も現れた。堂島は、「金谷の後ろには大物がいて、何かあれば揉み消される。しかも、恋人はタレントの遥(岩佐真悠子)だ」と雑誌を見せながら真島に話す。雑誌を見た真島は、愛犬と写った遙を見て、遙も犬を飼っていると気付いて動き出す。その様子を宇喜田(吉田鋼太郎)が遠巻きに監視していた。
金谷の祖母・原ミエ(上岡紘子)に会いに行った芽衣子(菅野美穂)は、遥(岩佐真悠子)がストーカーに追われて困っているから、身を隠させてもらっていると話をしていた。一方、万里(吉瀬美智子)は芽衣子の事件に関連する人物が次々と自殺していることを知って調べを進め、真島(玉木宏)に情報を掴んだと連絡する。
サロンの営業時間が終わり、掃除していた芽衣子(菅野美穂)だが、アンを真島(玉木宏)の自宅になかなか連れて行こうとしない。そんな芽衣子の姿を見た矢部彩乃(滝沢沙織)は、「自分もリストカットを繰り返した過去がある。人と関わることで私も変わった。芽衣子さんも尻込みせず前に進んで。芽衣子さんにも恋する資格がある」と後押しするのだった。
調べを進めていた万里(吉瀬美智子)は、芽衣子(菅野美穂)の事件に関連する人物が次々と自殺しており、次は金谷(山崎裕太)が狙われる可能性があって、事件を担当した三輪周平(モロ師岡)の失踪も関係していると気付いた。万里が鶴見真人(水上剣星)の店で真島(玉木宏)とその話をしていると、そこに堂島(唐沢寿明)も現れ、「えん罪の証拠や新しい事実を知られるのが困るのでは?」と三輪失踪の理由を示唆する。その頃、アンを真島の自宅に届けた芽衣子は、家の中が荒らされていることに気付く。
芽衣子(菅野美穂)から「部屋が荒らされている」と連絡が入った真島(玉木宏)は、「警察には連絡せずにそのままで」と指示し、万里(吉瀬美智子)には芽衣子が自宅にいると伝えずにその場を立ち去る。その頃、宇喜田(吉田鋼太郎)は「いつまで閉じこもっているのか。俺が守ってやるから出てこい」と何者かと連絡を取っていた。
芽衣子(菅野美穂)の指示で社長室から出られない金谷(山崎裕太)は、芽衣子から届いたネクタイを見てイラついていた。一方、芽衣子(菅野美穂)は自宅に戻った真島(玉木宏)を気遣い、「アンを預かる」と申し出る。そして、真島が昨日抱きしめたことは誤解していないと伝えて立ち去った。その後、真島は捜査の書類を盗まれたと気付くが、なぜか宇喜田(吉田鋼太郎)がその書類を手にしていた。
翌朝、携帯の留守電に「飽きたので出かけてくる」と遥(岩佐真悠子)がメッセージを残していたことに気付いて焦る芽衣子(菅野美穂)。その後、老人ホームへ向かった芽衣子は、「孫が覚せい剤で逮捕されるらしい」と悲しむミエ(上岡紘子)に、「不安な時に飲むと、気分が楽になってぐっすり眠れる」と言って薬を飲ませる。その頃、横領や覚せい剤使用の責任を問われた金谷(山崎裕太)は、社長を退任させられてしまう。金谷の会社の周りには、噂を聞きつけたマスコミが集まっていた。
電話で何者かに助けを求める金谷(山崎裕太)がテレビを付けると、「彼が覚せい剤を持っていた」と遥(岩佐真悠子)がマスコミの前で会見していた。すると、金谷の携帯に遥の携帯から電話が掛かってきた。しかし、相手が芽衣子(菅野美穂)だとわかると、「遥を誘拐していないなら、身代金は払わない」と言い出す金谷。しかし芽衣子は「お金なんていらない。あんたは社長も解任されたし、どうせ殺すなら家族のほうがいい」と祖母のミエ(上岡紘子)の存在を示唆した。
金谷(山崎裕太)は、ミエ(上岡紘子)がいる老人ホームに芽衣子(菅野美穂)がいると知って呆然とする。芽衣子は、金谷が学校から青酸カリを盗み、遊び半分でチョコレートケーキに入れて芽衣子の家族を殺したと北村良和(浜田晃)や菅沼俊也(波岡一喜)から聞いており、同じようにミエ(上岡紘子)にしてやると言い捨てた。「俺は命令されてやっただけ」と開き直る金谷に、芽衣子は「命令したヤツは誰?」と問い質す。しかし金谷は真犯人の名を言うことを拒み、殺されると怯え始めた。すると芽衣子は「今の会話を録画した。ネットに流してやる」と追い詰める。取り乱す金谷に、芽衣子は「快楽の為に犯した罪は死に値する。あなたの命で償いなさい。自殺をするか、いたぶられて死ぬか」と言い放つ。追い詰められた金谷は、芽衣子から送られてきたネクタイで首を吊って自殺した。
宇喜田(吉田鋼太郎)は「三輪(モロ師岡)に殺人の容疑が掛かっている」と門倉了(RIKIYA)に話をしていた。その後、真島(玉木宏)は金谷(山崎裕太)が自殺したと聞き、社長室に駆けつける。真島はこの騒ぎの中、容疑者がいても逃げるのは不可能だと辺りを見回していると、三輪(モロ師岡)の姿を見つけるが、逃げられてしまう。
真島(玉木宏)から金谷(山崎裕太)が自殺したと連絡を受けた万里(吉瀬美智子)は、「芽衣子(菅野美穂)を尾行している。その前はずっと老人ホームにいた」と報告する。その後、万里の尾行をまいた芽衣子が逆に万里の後をつけると、金谷の会社の前に到着した。万里が刑事として現場に向かう姿を目撃した芽衣子は、さらに真島(玉木宏)の姿も発見する。芽衣子は今までの真島とのやりとりを思い出しながら、「刑事だったんだ…」と呟くのだった。
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