2010年11月16日放映
武誠治(二宮和也)は、母・武寿美子(浅野温子)の世話に疲れて同僚達の前で本音を吐露してしまう。父・武誠一(竹中直人)との仲に悩む誠治に、大悦貞夫(大友康平)は「不器用な人間はうまく考えを表現できないこともある」と助言するのだった。その後、「今の生活から抜け出す」と言い、西本和彦(横尾渉)とのデートに向かおうとする星野あかり(岡本玲)に、誠治は今の生活がそんなに悪いのかと感じる。
誠治(二宮和也)と誠一(竹中直人)は相変わらず折り合いが悪く、寿美子(浅野温子)は心を痛めていた。その後、誠治は話のわからない誠一にイラつき、寿美子がこんな誠一となぜ結婚したのだろうと思う。その頃、あかり(岡本玲)は西本和彦(横尾渉)とのデートを楽しみ、順調に関係も進んでいるように見えた。
翌日、あかり(岡本玲)は和彦(横尾渉)と朝まで一緒だったと宣言する。その後、誠治は実家に帰省した永田亜矢子(井川遥)に結婚した理由を聞く。亜矢子は、子供を妊娠したことを武器にして結婚したのではなく、永田文也(七海智哉)と結婚したいと思ったからだと話す。誠治も亜矢子も、両親がなぜ結婚したのかと不思議に思うのだった。
武家に頼んでいない出前のラーメンがたくさん届けられ、寿美子(浅野温子)が困惑していた。誠一(竹中直人)は家に居たのになぜ気付かなかったのかと責められるが、「頼んでもいないのにお金を払った寿美子が悪い」と怒り出してしまう。家族は西本幸子(坂口良子)の仕業だと感じ、帰り際、亜矢子(井川遥)はわざと西本に「注文もしていないラーメンが届いたけど、頼んでいないと言ったらタダでラーメンが食べられて、得した気分だった」と言って帰宅する。帰宅した亜矢子は、姑・永田則子(鷲尾真知子)からの嫌みに耐えていた。
和彦(横尾渉)と連絡が取れなくなったあかり(岡本玲)は、誠治(二宮和也)を連れて和彦と合コンした店に行く。すると和彦が店に現れるが、合コンをしていた。あかりの相手が和彦と知った誠治は驚くが、あかりの名前すら覚えていない和彦の前からあかりは足早に立ち去ってしまった。すると和彦は「価値のある夫、子供を得ることで自分の価値を上げようとするところが、うちの母親に似ている」と言い放つのだった。
西本(坂口良子)達がとんでもない親子だと言いながら帰宅する誠治(二宮和也)。しかし、誠一(竹中直人)から「自分の父親だけではなく、よその家族の批判もするのか」と言われ、言い合いになる。「自分が結婚しなければ、お前は生まれなかった」と言う誠一に、誠治は「父親が誠一なら生まれて来なくてもよかった」と言い捨てるのだった。
翌朝、誠治(二宮和也)はあかり(岡本玲)から昨日のことを口止めされる。その頃、亜矢子(井川遥)は病院関係の会食に出席していたが、則子(鷲尾真知子)から遠回しに嫌みを言われていた。一方、誠治は真奈美(香里奈)の本当の父親は亡くなり、義理の父親との関係に悩んでいると知る。「ファザコン」と言ったことを謝る誠治に、「誠治の家が羨ましい」と言う真奈美。2人は「人の気も知らず、好き勝手言って」とお互い言い合うのだった。
真田勝也(嶋大輔)が「妊娠中の妻の具合が悪くなった」と仕事を早退した。その後、誠治(二宮和也)は誠一(竹中直人)に残業で遅くなると連絡を入れる。電話を切った後、誠一はワインを買おうと店に入った。
帰宅した誠一(竹中直人)は寿美子(浅野温子)に薬を飲んだかと確認し、買ってきたワインを一緒に飲もうと誘う。その頃、仕事を終えた誠治(二宮和也)は、誠一がどうしようもない父親だと話していたが、真奈美(香里奈)に「本当はお父さんも仲良くしたいのでは?今度お父さんを誘ってみれば?」と言われるのだった。その後、帰宅した誠治は寿美子がキッチンで手首を切って倒れているのを見つける。
病院に運ばれた寿美子(浅野温子)が目覚め、医師・岡野忠志(田中荘太郎)から「お酒と薬のせいだ」と説明され、このまま入院して様子を見ることを勧められた。ワインを飲ませた誠一(竹中直人)は誠治(二宮和也)から責められるが、早々に立ち去ってしまう。そんな様子を見て「お母さんのうつ病と向き合うのが怖いのだろう」と言う岡野。しかし、誠治は「親父は父親なんですよ」と呟くのだった。
誠治(二宮和也)は、現場で誠一(竹中直人)の愚痴を真奈美(香里奈)に話していた。仕事後、いつもは飲み会に現れないあかり(岡本玲)がやって来る。しかし、手島信二(井上正大)は自分達を見下すあかりの態度が気に入らず、「俺達のことを下に見るのはやめてくれ。誠治も同じだ」と言い出す。場の雰囲気が壊れてしまい、あかりは住む世界の違う和彦(横尾渉)に遊ばれただけだと本当の事を暴露する。しかし、哲平(丸山隆平)は「上とか下とか違う世界とか何なんだ」と怒鳴り、失望するのだった。
すると、大悦(大友康平)の携帯に真田(嶋大輔)の妻が緊急手術になったと連絡が入る。心配した同僚達が病院に駆けつけるが、真田の妻は無事に出産した。かわいい赤ちゃんをみんなで眺めながら、誠治(二宮和也)は「親も生まれる時は無事に生まれてくれればいいと望むだけなのに」と思うのだった。
寿美子(浅野温子)のお見舞いに来た誠治(二宮和也)と亜矢子(井川遥)は、寿美子と誠一(竹中直人)が話している様子を窺っていた。すると、寿美子がワインを飲んだのは、誠一がプロポーズをしてくれたときに飲んだワインだったからだと知り、誠治はどんな夫婦や家族にも歴史があると感じるのだった。
帰宅した亜矢子(井川遥)は則子(鷲尾真知子)からいつものように嫌みを言われるが、「私が文也さんと結婚したのは医者だからではなく、文也(七海智哉)さんと結婚したいと思ったからです」ときっぱり言い切った。その後、誠一(竹中直人)と飲みに行こうと思い、待ち伏せていた誠治(二宮和也)。しかし、誠一が島田彰子(玄里)と待ち合わせをしており、一緒に歩いて行くのを目撃してしまう。
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