2011年02月21日放映
佐伯ひかり(武井咲)と何もなかったとは言え、柏木修二(三浦春馬)は生徒と接することを禁じられ、半年間の謹慎を命じられる。そして、自分だけが逃げるような形になったことをひかりに謝るのだった。
式場をキャンセルしたことを知った修二(三浦春馬)は上村夏実(戸田恵梨香)に謝る。しかし、夏実はいつも修二の選択する自由を奪っていた自分に非があったと考えていた。そして、ひかり(武井咲)とのことは修二自身が選んで行動したことであり、これからも自分で選択し成長し続ける修二にとって自分は邪魔な存在だと伝えた。修二の頬を叩き、無理に作った笑顔で「さようなら」と言って立ち去る夏実。その後ろ姿を、修二は見ることが出来ない。
夏実(戸田恵梨香)のお腹も目立ち始めた六か月後。ひかり(武井咲)は教室で他の生徒と勉強することが出来ず、保健室で自習をする毎日を送っていた。一方、謹慎中の修二(三浦春馬)は実家の酒屋を手伝う。来週には謹慎が解ける修二だったが、一度挫折した中で再び教師として頑張ることに不安を抱いていた。「期待に応え続けるのはしんどい」と言う修二に兄・孝一(新井浩文)は「期待されないのは辛い」と自分が今まで修二に抱いていた感情を伝え「学校へ戻れ」と背中を押す。
夏実(戸田恵梨香)は水谷亜弥(内田有紀)と会っていた。亜弥は夏実が切迫流産になりかけた時、「夏実が誰かのために頑張って強い自分でいる」ことを気づかせたのだ。修二(三浦春馬)の存在が夏実を強くしていたのなら、今の夏実を強くするのはお腹の子供以外ない。産むと決めた今の夏実の自信は水谷が教えてくれたものだった。
学校へ戻ることをためらった修二(三浦春馬)は、辞表を持って出勤する。誰よりも早く職員室に着いたと思った修二だったが、そこには夏実(戸田恵梨香)の姿があった。笑顔を見せる夏実に、修二は戸惑いを隠しきれない。「辞めるつもりで来た。全部投げ出すつもり」だと言う修二と反対に半年前よりも精神的に強くなった夏実。「自分と別れたことを後悔しているか」と尋ねられるが修二は答えられない。
自分に自信が持てない修二(三浦春馬)は、震える手で教室の扉を開けうつむきながら教壇へ上がった。その様子から生徒たちはすぐに修二の雰囲気が半年前とは違っていることを感じ取る。その後、鶴岡悟司(風間杜夫)からひかり(武井咲)が転校することを聞いた修二は、偶然駅でひかりの母親と出会っていきさつを尋ねる。母親はひかりに拒まれていると感じ、離れて暮らすことを選んだというが、子供の気持ちが分からないことに疲れ切っての選択だった。
ひかり(武井咲)と会った修二(三浦春馬)は、ひかりの姉が亡くなった時、両親が生き残ったのが自分だと知って落胆した姿を忘れられないでいたと聞く。「愛されている量が違った」というひかりに、修二は「兄よりも少し多く愛されていたことに気が付いていなかった」とつぶやく。するとひかりは「ごめんね」と自分が嘘をついたことで修二を追いつめていることを謝り、「先生は戻れるよ、皆が待っている。私には誰も待ってない」と言って今までの修二に戻って欲しいと伝えて逃げるように帰って行くのだった。
修二(三浦春馬)に子供が出来たことを言えずにいる夏実(戸田恵梨香)だったが、母親になろうとする自分を実感していた。
翌日、修二(三浦春馬)が出席を取っているとひかり(武井咲)が教室へやってくる。退学手続きを終え、「これで本当にさよならだね」と涙を溜めて話すひかりを見て、修二は自分が学校に戻ってきた理由に気づく。そして、「君を一人にしないために来た。学校で君を待つよ」と優しく伝えるのだった。
理科準備室できびきびと仕事をする修二(三浦春馬)。急に元気を取り戻した修二の姿を見た夏実(戸田恵梨香)は、子供を宿していることを伝える。本当なら修二と一緒に生まれてくる子供を迎えたかった夏実だったが、子供を理由に引き止めたくはなかった。そして、夏実は二人の関係が自分中心で、同じ量だけ愛し合っていなかったことに気が付いてしまっていたのだ。そんな時が来るとは限らないが、いつかお互いが結婚しようと言える時が来ればと、夏実は未来にかけようとする。そんな夏実に修二は自分が幼すぎることを気づかされる。
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