2010年11月30日放映
豊川哲平(丸山隆平)が偶発的な事故で病院に運ばれ、連絡を受けた武誠治(二宮和也)も病院に駆けつける。同僚達が心配する中、千葉真奈美(香里奈)は責任を感じて落ち込んでいた。知らせを聞いて大阪から駆けつけた両親は、意識が戻らない哲平を心配し、工事の仕事をさせたことを悔やむのだった。
誠治(二宮和也)が帰宅すると、武誠一(竹中直人)が武寿美子(浅野温子)の薬のチェック表を作ってくれていた。翌日、真奈美(香里奈)は昨日の事故の責任を感じて仕事に身が入らず、大悦貞夫(大友康平)から事務所に戻るように言われる。一方、病院では哲平(丸山隆平)の意識が戻り、連絡を受けた同僚達はホッとする。「あかり(岡本玲)とデートの約束をしたまま死ねない」と冗談を言う哲平。しかし、それでも真奈美は自分を責め続けていた。
誠一(竹中直人)に変化が現れ、寿美子(浅野温子)の薬チェックも毎回して、今度の診察日に誠一も病院へ付き添うという。一方、事故の責任を感じて自分を責め続けていた真奈美(香里奈)の様子がおかしく、同僚達は心配する。真奈美のいた現場で事故が起きたのは2回目で、いずれも真奈美のせいではなかったが、事故の責任を強く感じていた。
休みの日、実家に戻ってきた永田亜矢子(井川遥)は、誠一(竹中直人)が薬のチェック表を作るなどして協力しているのを見て少し安心する。その頃、隣に住む西本幸子(坂口良子)は、怪しい訪問販売で30万円もする印鑑を購入してしまい、「2週間以内にこの話を誰かにしてしまうとさらなる不幸が訪れる」と言われていた。
哲平(丸山隆平)のお見舞いに行ったあかり(岡本玲)は、真奈美(香里奈)が仕事に来ていないと話す。その頃、仕事に来ない真奈美を心配した山賀亮介(眞島秀和)は、「落ち着いたら出てくればいいから」と励ます。しかし真奈美は、「また仕事に戻れば同じことが起こる。こんな恐怖を抱えたままでは現場に行く資格がない」と仕事を辞めようとしていることをほのめかすのだった。
早く仕事に戻りたいと思っていた哲平(丸山隆平)だが、医師から「まずは日常生活を送れるようになることが目標」と言われ、現場仕事に戻れないと知ってショックを受ける。その後、お見舞いに行ったあかり(岡本玲)は、哲平から「もう来るな」と理由もなく言われてしまう。あかりに相談された誠治(二宮和也)は、その後お見舞いに行き、「もう土木の仕事ができないから、あかりを幸せにできない」と言う哲平の本音を聞く。その話を聞いていた真奈美(香里奈)はショックを受けて立ち去り、誠治が後を追いかける。
真奈美(香里奈)は「もうこの仕事は無理。自分のせいではないとわかっていても事実を受け止められない」と誠治(二宮和也)に弱音を吐く。翌朝、同僚達に真奈美や哲平(丸山隆平)の話をした誠治は、「どんな人でも不安を抱えながら生きているのだ」と同僚達と話し合う。一方、智也に勉強をさせていた亜矢子(井川遥)だが、なかなか勉強を続けられない智也に声を荒げてしまう。その様子を見た永田則子(鷲尾真知子)からは、「医者になりたいと思うように育てる覚悟はないのか」と言われる。
西本(坂口良子)は、「息子が自分の理想通りに弁護士になったのに、思うように関係を築けない」と訪問販売の男に話をしてしまう。すると訪問販売の男は、家の表札が悪いと言い出すのだった。一方、あかり(岡本玲)を拒絶する哲平(丸山隆平)。しかし、「哲平さんと一緒にリハビリを頑張るから」とあかりに励まされると、哲平は心が動くのだった。
誠一(竹中直人)は病院に付き添うなど寿美子(浅野温子)の面倒を見るようになっていたが、相変わらず誠治(二宮和也)とは就職活動のことで言い争いが絶えない。しかし寿美子だけは、「今の仕事は続いているし頑張っている」と誠治を励ます。翌日、ハローワークへ行った誠治は「3ヶ月で就職先を辞めたのに、土木の仕事のほうが長く続くなんて。後悔先に立たずですから今さら何を言っても始まりませんけど」と職員から皮肉を言われる。しかし誠治は、「後悔なんてしていない」と立ち去るのだった。
智也の教育方針に悩んでいた亜矢子(井川遥)は、寿美子(浅野温子)に電話をしていた。寿美子は「子供は親の期待通りには育たない。間違ったことをして遠回りするかも知れないけど、誠治(二宮和也)のことを信じている。きっと自分で答えを見つける」と呟くのだった。その頃、真奈美(香里奈)を探していた誠治は、以前真奈美と出くわした埠頭で見つけ、「辞めるな」と励ます。同僚達からも同じようにメールや留守電で励まされていた真奈美は、仲間達の励ましに涙を流すのだった。
翌朝、現場に現れた真奈美(香里奈)を同僚達はいつもと同じように迎える。真奈美は、一緒にやろうと言ってくれた仲間達ともう一度頑張ろうと決心していた。そして、色々なことがあって今年の開催が危ぶまれていた恒例のバーベキュー大会が行われ、みんなで楽しい時間を過ごす。
帰宅した誠治(二宮和也)は、寿美子(浅野温子)に「いい人達がいる職場が見つかるといいな」と話をする。部屋に戻った誠治は「家を買う」という目標を眺めながら、信じてくれる人がいれば自分を信じて前に進めそうな気がすると感じていた。
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