2010年12月07日放映
現場で事故に遭った豊川哲平(丸山隆平)の見舞いに行く千葉真奈美(香里奈)、武誠治(二宮和也)、星野あかり(岡本玲)。しかし、自分を気遣って元気そうに振る舞う哲平の姿を見て、真奈美は彼がこれからのことに不安を抱いているのではないかと感じてしまう。そんな真奈美に誠治は「いつからでも再スタートできる」と武寿美子(浅野温子)に言われた言葉を掛けるのだった。その後、大悦貞夫(大友康平)から会社にパソコンも無く、経費管理も怠ってきたという言葉を聞いた誠治は、日曜日にパソコンを手配して手伝うことにする。
武家に永田則子(鷲尾真知子)がいきなり訪問し、永田亜矢子(井川遥)が智也の教育に手を抜いていると言って帰って行った。その後、亜矢子に電話して怒鳴る武誠一(竹中直人)。しかし、寿美子(浅野温子)だけは「気にしなくていい」と亜矢子に優しく声を掛けるのだった。一方、誠治(二宮和也)は大悦土木の経費管理を任され、大悦に信頼されていると感じ始める。帰宅した誠治は、「母さんが薬の管理も自分でできるようになった。引っ越しの為に100万円貯めるのが目標」と亜矢子に電話で報告した。
誠治(二宮和也)は、パソコンで作った大悦土木の経費管理表を見せて、みんなに感心される。一方、西本幸子(坂口良子)は訪問販売の男から高い表札を購入し、さらに怪しげな水晶も勧められていた。その頃亜矢子(井川遥)は、寿美子(浅野温子)のうつ病に偏見を持った則子(鷲尾真知子)の発言を聞き、さらに智也の将来を決めつける則子の態度に我慢できず、思わず智也にはやりたいことをやらせるつもりだと反抗し、「うつ病に偏見を持ったお母さんは、医者の家の人間として失格だ」と言ってしまう。
誠治(二宮和也)は自宅でも大悦土木の経費管理表を作る作業をしていたが、誠一(竹中直人)から「大悦土木がきちんと経費管理もできない会社だ」と見下すようなことを言われる。それを聞いた誠治は、「親父がそんなだから部下にも見下され、会社でも必要とされない人間になったんだ」と言ってしまう。
誠治(二宮和也)は、飲み会で誠一(竹中直人)との関係に悩んでいることを話す。すると大悦(大友康平)は、「本当のことかもしれないが、嫌なことも我慢して毎日頑張っている父親に対して、言ってはいけないことがある」と怒鳴り、説教するのだった。その後、反省しながら帰宅した誠治は、誠一に今の会社に就職した理由を尋ね、誠一にも夢ややりたいことがあったと知り、昨日のことを謝った。
翌朝、誠治(二宮和也)は大悦(大友康平)にも謝り、「親父に謝ったが、何も言ってくれなかった」と相談すると、大悦から「お前が親父さんを頼ってやれ」と助言される。その後、誠治から就職のアドバイスをして欲しいと頼まれた誠一(竹中直人)は、「仕方ない奴だな」と照れながら答えるのだった。
悪徳霊感商法の被害を特集しているテレビを見ていた西本(坂口良子)。そこに帰宅してきた西本和彦(横尾渉)がテレビを見ながら「最近多いんだよね、こういうのを信じちゃうバカが」と言うのを聞き、和彦に自分も引っ掛かってしまったことを知られないように必死で隠そうとした。その後、西本は再びやって来た訪問販売の男に「弁護士の息子を呼びますよ。帰って下さい」と追い払おうとする。しかし男から「また息子に軽蔑されるけど、本当に呼べるのか」と凄まれてしまうのだった。
誠治(二宮和也)は、誠一(竹中直人)に就職のアドバイスを頼んだと真奈美(香里奈)に話をする。すると真奈美は、自分の現場で事故が起こってケガをした五十嵐の家に一緒に来て欲しいと言う。誠治と一緒に五十嵐の家に来た真奈美は、事故に対する自責の念を振り払おうと「五十嵐さんに会いに来るのも最後にする」と五十嵐に切り出した。すると、前に進もうとしている五十嵐も真奈美に、「自分の事を責めるのはやめにしろ」と言うのだった。
帰宅した誠治(二宮和也)は、誠一(竹中直人)から就職のアドバイスを受ける。誠一は、履歴書の字に気持ちも入っていないし、履歴書を使い回すなんて意識が足りないと指摘した。さらに面接では3ヶ月で辞めた前の会社の悪口は言わず、自分には努力と忍耐が必要だったと言うようにアドバイスする。
次の日、誠治(二宮和也)は寿美子(浅野温子)に見送られて面接に出かける。誠一(竹中直人)からのアドバイスを生かして面接を受ける誠治は、就職活動をしながら続けている土木のアルバイトについて聞かれ、同僚達との絆や自分自身の考えの変化を熱く語ってしまう。帰宅した誠治は面接で勢い余って余計な事を話してしまったことを誠一に見透かされる。
西本(坂口良子)はわざと訪問販売の男を寿美子(浅野温子)の家へ行くように仕向ける。その後、買物から帰ってきた寿美子に、男は声をかけた。
誠治は誠一の指導のおかげで、一次面接に通過する。「合格しなければ意味がない」と厳しい言葉を掛ける誠一だったが、内心は嬉しく思っていた。誠治は、真奈美(香里奈)に喜びを伝えようと電話をかける。
給料日に目標の100万円を達成し、寿美子(浅野温子)に本当の笑顔を取り戻すことができる日が来ると信じていた誠治(二宮和也)。しかしその頃、寿美子は訪問販売の男に高額な印鑑を買わされようとしていた。一方、誠治と飲んだ帰り道、酔った真奈美(香里奈)は山賀亮介(眞島秀和)への気持ちや五十嵐のことも気持ちの整理がついたと誠治に話し始める。誠治に「辞めんなよ」と言われて気持ちが変化したらしく、真奈美は「誠治、辞めんなよ…」と酔い潰れるのだった。
No comments:
Post a Comment