2010年07月05日放映
大貫柚月(北川景子)は葉月蓮介(木村拓哉)とのスキャンダルで仕事が激減し、落ち込んでいた。一方、蔡風見(松田翔太)が社長となったレゴリスはマストポールとの連携により上海工場の再建を目指す。そんな中、レゴリスに戻った雉畑藤吾(渡辺いっけい)は蓮介の消息を気に掛けていた。
二宮真絵美(篠原涼子)はレゴリスとの専属契約を断り、心機一転、頑張ろうとしていた。その後、真絵美の元に戻ってきた蓮介(木村拓哉)は、原点に立ち返って自分が木が好きなのだと改めて認識したと、作業場を借りて家具作りに没頭する。
蓮介(木村拓哉)は真絵美(篠原涼子)の仕事を手伝っていた。一方、大貫柚月(北川景子)に呼び出された真絵美は「今も自分の事務所にいるが、何もない」と話をする。柚月は女房気取りの真絵美に嫉妬しながらも、蓮介のことを吹っ切ろうとしていた。
風見(松田翔太)の手回しでリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)はミン(阿部力)を付き人にして日本に残っていた。そんな中、中国から映画のオファーがあり、シュウメイは上海に戻れると喜ぶ。すべて風見のおかげだが、シュウメイの心の中にはまだ蓮介(木村拓哉)がいた。
中華料理屋にいた真絵美(篠原涼子)の前に風見(松田翔太)が現れた。風見は真絵美と蓮介(木村拓哉)が一緒にいることを知っていたが、真絵美を必要としていると語りかける。しかし、真絵美に拒否され、風見は「蓮介と同じことをしているだけ」と言い、シュウメイ(リン・チーリン)が日本にいることをほのめかす。真絵美は動揺していたが、シュウメイが出ているCMを蓮介と一緒に見てしまう。
真絵美(篠原涼子)は風見(松田翔太)がシュウメイ(リン・チーリン)を引き留めたと蓮介(木村拓哉)に伝え、個展の準備をするからと出て行くように言う。蓮介は「真絵美に甘えていたし、無意識に傷つけていた」と謝って出て行く。
真絵美(篠原涼子)は後悔していた。その頃、蓮介(木村拓哉)は柚月(北川景子)の友人から柚月が酔いつぶれたと連絡をもらい迎えに行く。そして柚月の家の別荘に向かった。そこには作業場があり、蓮介は別荘を貸してもらうことにする。
ミン(阿部力)は風見(松田翔太)に感謝し、蓮介(木村拓哉)を悪者にしていた。一方、真絵美(篠原涼子)はレゴリスの策略で契約を切られてしまう。その後、風見はわざと蓮介(木村拓哉)が柚月(北川景子)の別荘にいると真絵美に話す。風見のおかげで契約を切られたと嫌みを言う真絵美に、風見は「本当に真絵美のことが好きだ」と真剣に告白する。
蓮介(木村拓哉)は柚月(北川景子)の支えで作業に没頭していた。すると町営ホールの改装を手がけて欲しいという話が舞い込む。町のホームページに匿名の書き込みがあったらしいが、蓮介は柚月の仕業だと察する。その後、蓮介は真絵美(篠原涼子)の個展に出向く。
「町営ホールの改装を頼まれているが、人と繋がることに不安を抱いている」と本音を話す蓮介(木村拓哉)。それをからかう真絵美(篠原涼子)だったが、自分自身も個展を開く時は怖かったと話す。翌日、真絵美は風見(松田翔太)に社員契約を受けると伝え、その代わり蓮介と勝負をして欲しいと願い出る。レゴリスが町営ホールの入札に参加することで、蓮介をもう一度立ち直らせたいと考えていたのだ。
蓮介(木村拓哉)は町営ホールの改装を引き受けると返答する。そしてレゴリスも入札に参加すると聞き、蓮介は「レゴリスと競合することになったから力を貸して欲しい」と真絵美(篠原涼子)に頼んだ。
町営ホールの入札で蓮介(木村拓哉)とレゴリスの社員が顔を合わせた。雉畑(渡辺いっけい)はいくら実力のある蓮介でも大企業のレゴリスには勝てないと分かっていて、蓮介とのコンペを避けようとする。しかし、風見(松田翔太)はあえて蓮介に勝負を挑む。蓮介は真絵美とぶつかりながらも、前原継男(濱田岳)や安斎リナ(満島ひかり)と協力し合いながら頑張っていた。一方、風見は蓮介との勝負にこだわるあまり、焦りを感じていた。
蓮介(木村拓哉)は町で人々を見ながら、何が必要なのかをじっくりと考えコンペ案をまとめた。その頃、風見(松田翔太)はシュウメイ(リン・チーリン)に上海行きのチケットを差し出し、蓮介の居場所も伝える。そして、「欲しいものは手に入れればいい」とシュウメイに語りかけた。
大貫照源(長塚京三)は柚月(北川景子)を心配していたが、蓮介(木村拓哉)と一緒にいると知り、焦る。別荘で作業をする蓮介、真絵美(篠原涼子)、柚月、継男(濱田岳)、リナ(満島ひかり)は人との繋がりを感じていた。
蓮介(木村拓哉)は妥協を許さず、家具作りに没頭する。山で木を探し歩く中、蓮介は「コイン4枚の答えがアメンボだということを忘れていたのは、自分自身がシンプルな基本を忘れていたから」と気付き、真絵美(篠原涼子)のおかげで大切な基本に立ち返ることができたとお礼を言う。すると雨が降り出し2人は慌てて別荘に戻る。そこにシュウメイ(リン・チーリン)が現れた。
気を利かせた真絵美(篠原涼子)は出て行く。シュウメイ(リン・チーリン)は蓮介(木村拓哉)に中国に帰り、女優になると伝える。「よかった」と答える蓮介だったが、シュウメイは寂しそうな表情を浮かべ、窓にひらがなで「れんすけ あいしてる」と書いた。その後、リナ(満島ひかり)、継男(濱田岳)、柚月(北川景子)はシュウメイが帰るところを目撃する。ミン(阿部力)はシュウメイの帰国便の書かれたメモを蓮介に渡した。
柚月(北川景子)は蓮介(木村拓哉)に「妹になってあげる」と語りかけて、抱っこしてもらう。しかしその後、柚月は1人泣き崩れていた。その頃、真絵美(篠原涼子)は車で1人考え込む。
真絵美(篠原涼子)は別荘に戻り、蓮介(木村拓哉)と話す。蓮介は「怖い。今まで全力でやってきたが、こんなに怖いのは初めてだ」とつぶやく。いよいよ、町営ホールのコンペの日を迎え、レゴリスと蓮介のプレゼンが始まる。
レゴリスは斬新なデザインチェア、高級な天然素材を使った内装を全面に出した提案をする。一方、蓮介(木村拓哉)は素朴な木の椅子を提案し、地味な椅子に一同驚く。蓮介は「目を引く椅子ではなく、このホール、この町にふさわしい椅子、お年寄りがちょっと腰掛けることができる椅子、人が座るための椅子。椅子は安価であるが、人と人が繋がっていくように繋がる椅子。ある人への感謝の気持ちを込めて、そして使ってくれる人の顔を思い浮かべて作るものだ」と説明を締めくくった。
コンペが終わり、蓮介(木村拓哉)はレゴリスに負けてしまう。しかし、風見(松田翔太)は蓮介に勝った気がしないとつぶやく。孤独を感じていた風見に、蓮介は「お前がどう思っているかは知らないが、お前は一人ではない」と話し、雉畑(渡辺いっけい)に風見のことを頼んで立ち去る。
柚月(北川景子)は蓮介(木村拓哉)の作った椅子に座ろうとしていた。しかし蓮介は柚月用に別の椅子を作り、プレゼントする。柚月がその椅子を大事そうに抱えていると、照源(長塚京三)がやってきた。柚月が「蓮介はいい男」と、椅子を見せると照源も蓮介の能力を認め、2人は仲直りする。一方、真絵美(篠原涼子)はシュウメイ(リン・チーリン)から電話を受けていた。
シュウメイ(リン・チーリン)は真絵美(篠原涼子)にこれから上海に帰ると伝え、お互い一番の友達でいつも味方だと今までの事を思い出す。一方、蓮介(木村拓哉)は真絵美がレゴリスに戻ると思っていたが、風見(松田翔太)が「蓮介に勝てないとダメだ」と断ってきたことを知る。真絵美はシュウメイを追いかけようとする蓮介に、「好きだったよ。蓮介。全然気づいてもらえなかったけど、これが心地よかった。走り続ける蓮介の背中を見ているのが好きだった。だからこれからも走り続けて」と涙ながらに告白する。
蓮介(木村拓哉)は空港でシュウメイ(リン・チーリン)を呼び止める。「さよならを言いに来た」と謝ろうとする蓮介に、シュウメイは「感謝している」と告げ立ち去った。その頃、真絵美(篠原涼子)は自分の仕事場で作業をしようとしていた。そこへ蓮介が戻ってきて、ドアを直し始める。驚く真絵美に、蓮介は「これからは並んで行けないか?一緒にいてくれないか?」とつぶやく。真絵美は「やだよ」と言うが、蓮介からキスをされる。
その後、柚月(北川景子)はモデルとして頑張っていて、風見(松田翔太)も雉畑(渡辺いっけい)の支えで社長業に励んでいた。シュウメイ(リン・チーリン)も中国で女優として活躍する。そして、蓮介(木村拓哉)と真絵美(篠原涼子)は結婚し、並んで生きていくのだった。
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