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Tuesday, May 3, 2011

Mother-第8話

2010年06月02日放映

道木仁美(尾野真千子)は、鈴原奈緒(松雪泰子)の制止を振り切って、継美(=道木怜南)(芦田愛菜)のいる2階へと上っていく。

怜南(芦田愛菜)が生まれた2003年、仁美(尾野真千子)は夫と親子3人で幸せに暮らしていた。しかし数年後、仁美は1人で怜南を育てなければならなくなり女手一つで育てていたが、怜南のしつけについて他人から言われ、厳しくしつけるようになるのだった。

2007年。母親達の付き合いに必死で追いつこうとしている仁美(尾野真千子)。仕事、母親、世間からの目に余裕が無くなってきた仁美は、怜南(芦田愛菜)に辛く当たるようになっていた。ある日、怜南を置き去りにするつもりで海へ出かけた仁美だったが、様子が変なことに気が付いた怜南の目を見て思いとどまる。そんな日々の中、仁美はスナックを経営する浦上真人(綾野剛)と出会った。

2008年の8月、浦上(綾野剛)から旅行に誘われた仁美(尾野真千子)は、まだ小さい怜南(芦田愛菜)を残して出かけてしまう。しかし仁美は、旅行先で怜南を心配し、電話をかけて様子を尋ねる。すると、怜南は「ママが嬉しいと怜南も嬉しい」と無理して答えるのだった。

浦上(綾野剛)が家に入り浸るようになった2009年。仁美(尾野真千子)が仕事から帰ると、怜南(芦田愛菜)の姿が見えない。仁美が家の中を探すと、押し入れの中に冬だというのに下着姿の怜南が入れられていた。怪我も負わされていた怜南を、仁美は見て見ぬふりをする。そんな中、近所の人間の通報で警察が家に訪ねて来るが、仁美と怜南は「何もない」と浦上をかばってしまう。しかし浦上の暴力はエスカレートし、仁美がいない間に怜南に虐待を始めていた。その痛みに耐えかね、やっとの思いで助けを求めてきた怜南を見て、現状に耐えられなくなった仁美。しかし、死ぬことも浦上への抵抗も出来なかった。そして怜南にとって、劣悪な環境は奈緒(松雪泰子)が現れるまで続いて行くのだった。

2階の部屋に隠れていた継美(芦田愛菜)。仁美(尾野真千子)の声を聞き、何かを決心したかのようにふすまを開け、2人は抱きしめ合った。継美は仁美に抱きしめられながら、「怜南は天国に行ったの、もういないの。私の名前は継美だよ」と仁美に諭すように語りかける。驚きながらも「ママのこと、好きでしょ?」と言う仁美に、「好きでも嫌いでもないの。もうママじゃないからね」と答える継美。その言葉を聞いた仁美は、怒ったかのように外へ飛び出して行く。そして残された継美を抱きしめ、「笑わなくていいよ、泣いていいのよ」と奈緒(松雪泰子)が言うと、継美は叫び声にも似た声で泣くのだった。

奈緒(松雪泰子)は、公園にいた仁美(尾野真千子)に自分が持っていた疑問を投げつける。室蘭の冬の夜に怜南(芦田愛菜)をゴミ袋に入れて外へ放置したということは、明らかに仁美は怜南を殺そうとしたのだ。親が子供から目を背けたら、子供は死ぬ…そんな簡単なことが分からない仁美を責める奈緒。言い返すこともできずに帰ろうとする仁美を引き止めた奈緒は、仁美が改心して怜南とやり直すならば、喜んで怜南を渡し、自分は罰を受けると話す。しかし、怜南に嫌われたと思っている仁美にそんな気はなかった。

柚川珠美(市川実和子)から診断書の偽装は出来ないと言われてしまった望月葉菜(田中裕子)。しかし残り僅かな人生を前にして、葉菜には届けたい物と持ち去りたい物があった。その頃、奈緒(松雪泰子)は継美(芦田愛菜)の髪をとかしながら、継美がいつか結婚して子供を産むまでは2人で一緒に生きて行こうと約束し合っていた。

室蘭に帰った仁美(尾野真千子)は、家に訪ねて来た警察から怜南(芦田愛菜)への虐待を疑われ、「怜南は死んでません、誘拐されたんです」と答えるのだった。

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