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Wednesday, July 6, 2011

生まれる。-第10話

2011年06月24日放映

林田愛子(田中美佐子)は切迫早産で病院に運ばれるが、近藤卓巳(大杉漣)から十分な臍帯血を取るために安静にして、もう少し頑張ろうと言われる。そんな中、浩二(中島健人)は白血病性髄膜炎を起こしかけ、つらい治療をしながら移植を待っていた。愛子は生まれる赤ちゃんの名前を林田太一(大倉忠義)に考えてもらうことにする。

国木美和(戸田恵子)は林田愛美(堀北真希)から家族の状況を聞き、しばらく会社に来なくていいと話をする。愛子(田中美佐子)の出産は愛美の本にとって重要なことだから見届けるようにと、気を利かせてくれたのだ。一方、愛子のお腹の赤ちゃんもいつ出産しても大丈夫な大きさになり、陣痛が始まる。連絡を受けた愛美、太一(大倉忠義)、林田美子(竹富聖花)は病院に駆けつけるが、愛子の陣痛は治まっていて拍子抜けするのだった。

夜になり、愛子(田中美佐子)に再び陣痛がやって来る。すると、愛子はみんながここにいても仕方ないと太一(大倉忠義)に浩二(中島健人)のところに行くように言う。近藤(大杉漣)は何もなく順調にいけば、このまま自然分娩で明日の夕方には生まれると愛美(堀北真希)に話す。

夜が明け、愛子(田中美佐子)はいまだ陣痛に苦しんでいた。すると赤ちゃんの心拍数が落ち始め、近藤(大杉漣)は仰向けに寝るように指示して赤ちゃんの心拍は回復する。しかし、今度は愛子の血圧が下がって意識を失ってしまう。再び愛子を横向きに寝かせると意識を取り戻すが、出産はまだ5合目だった。

再び夜を迎え、愛子(田中美佐子)は出産が7合目まで来たと言われる。その頃、浩二(中島健人)も苦しみながら必死に副作用に耐えていた。いよいよ分娩台に上がった愛子は愛美(堀北真希)と美子(竹富聖花)に励まされながら無事出産する。

近藤(大杉漣)はへその緒を切り、臍帯血を採取した。太一(大倉忠義)から無事赤ちゃんが生まれたと聞いた浩二(中島健人)はホッとする。その後、太一は赤ちゃんに会いに行き、「結人(ゆいと)」という名を発表する。結人という名には愛子や自分達家族の絆を再び結んでくれたことへの感謝や、将来いろいろな人とつながり、結ばれて欲しいという願いが込められていた。

臍帯血の型が浩二(中島健人)と合致し、移植が行われた。愛子(田中美佐子)は結人を連れて浩二に会いに来る。結人と初対面した浩二は、「結人の臍帯血が俺の白血病をやっつけてくれる。お礼に絶対治ってたくさん遊んでやる」と語りかけた。

愛美(堀北真希)の本「生まれる。」の表紙もできあがり、あとは愛子(田中美佐子)の出産後インタビューをまとめるだけになった。すると国木(戸田恵子)は「この本が出たら、会社を辞める。仕事だけではなく、いろいろなものを見てみたい」と宣言する。国木がいなくなることへの不安を訴える愛美に、国木は「人間先が見えていたら楽しくもないしそれでいい」と語りかけ、何事もなかったように仕事を続ける。

近藤(大杉漣)は生まれたばかりの子を預かっていた。その子は内田留美(西村知美)の養子になる赤ちゃんだった。留美は赤ちゃんに対面し、涙を流す。近藤は「いろいろなことを乗り越えてこの子はあなたのところに来た。これからもいろいろ大変だが、辛い時にはいつでも遊びにおいで」と言葉を掛けた。

愛美(堀北真希)は最後のインタビューを愛子(田中美佐子)にしていた。その後、父、林田新平(三宅裕司)の写真を飾り、家族揃って浩二(中島健人)の退院を祝う。浩二が元気になり、家族揃ってご飯が食べられる幸せをしみじみと感じながら、姉弟達は愛子の出産も祝う。

愛子(田中美佐子)に普段言えないありがとうを伝えようと愛美(堀北真希)は提案する。美子(竹富聖花)は命がけで産んでくれたことへの感謝を、浩二は自分のことをあきらめずに面倒を見てくれたことへの感謝を述べる。太一(大倉忠義)は実の子と変わらず育ててくれたことを感謝し、浩二にもこの家に戻ってこられたのは浩二のおかげだと話す。愛美は父母の子どもとして生まれてきてよかったし、いつか愛子のような母親になりたいと伝えた。

愛美(堀北真希)の本が出版されて本屋の店先に並んだ。陰から陳列された棚を見ていた愛美が本を買ってくれた人に声を掛けると、水川真帆(酒井若菜)だった。一方、太一(大倉忠義)は刑務所にいる中野瑛太(斎藤歩)にパンを差し入れていた。浩二(中島健人)は映画関係の仕事に就きたいと夢を抱き、美子(竹富聖花)はパン屋でアルバイトして店を手伝いながら大学進学を目指す。

結人のお宮参りの日、太一(大倉忠義)は仏壇の新平(三宅裕司)の写真を持って現れる。そして、家族揃って「『何とかなる』の神様がここに降りてきますように」とお参りしていた。

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