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Wednesday, July 6, 2011

生まれる。-第5話

2011年05月20日放映

林田愛子(田中美佐子)は高年齢出産のさまざまなリスクを全て受け止め、51歳での出産を決意する。しかし、林田愛美(堀北真希)の強い希望もあり、羊水検査を受けて障がいがあった場合は出産を諦めようと考えていた。近藤卓巳(大杉漣)は「家族との話し合いで決めたことなら構わないが、今までの出産への決意は何だったのか」と愛子に問いかけながら検査の手続きを進める。

水川真帆(酒井若菜)と小池晴馬(淵上泰史)が協力してデザインを盗んでいたと知り、林田太一(大倉忠義)はショックを受ける。その後、太一は中野瑛太(斎藤歩)の借金を肩代わりしろと男達に囲まれ、言うことを聞かなければ愛子(田中美佐子)や家族がどうなってもいいのかと脅されてしまう。一方、パン屋で働く林田浩二(中島健人)は常連の女の子、西嶋丸子(宮武祭)から日曜日に遊ぼうと誘われていた。

愛美(堀北真希)は高年齢出産についての知識を深める中で、ダウン症の話を聞く。「ダウン症自体は病気や障がいでなく、個性や体質」と説明するアシスタントの大川だったが、愛美は「他人事だからそういうことが言える」と私情を挟んでしまう。編集長の国木美和(戸田恵子)は愛美に「今の愛美は意見の偏りがあって編集者としては失格。頭を冷やしたほうがいい」と助言する。

林田美子(竹富聖花)は愛子(田中美佐子)の妊娠を暴露されたショックから、学校を休んでいた。内田留美(西村知美)が心配して声をかけると、美子は愛子が妊娠していると口にしてしまう。不妊で悩む留美は愛子が妊娠を隠していたことへのショックと、ねたみで出て行ってしまった。美子は「お母さんがみんなを不幸にしている。みんなを幸せにするには産まなければいい」と言い出す。

心配する太一(大倉忠義)に、真帆(酒井若菜)は「小池(淵上泰史)の為なら何でもする裏切り者だから関わるな」と言う。すると太一は「母の妊娠は事実だった。しかも自分の本当の父親だという人物が現れた。最近何もいいことがなかったが、真帆と話をしているときだけが幸せだった。真帆に辛い思いをして欲しくない」と語りかけた。「私はあなたを騙した。もっとずるくないと生きられないよ」と泣き出す真帆を太一は抱きしめる。

日曜日、愛美(堀北真希)は浩二(中島健人)に呼び出され、動物園へ向かう。浩二はパン屋の常連、丸子(宮武祭)と弟の西嶋萌生(高井萌生)と動物園で遊ぼうと考えていたのだ。萌生はダウン症だったが、姉弟は仲良く助け合い、屈託のない明るさを持っていた。萌生と過ごすうちに愛美のダウン症の子に対する考えが変わり始める。4人は楽しい時間を過ごしていたが、愛美は手帳をなくしたことに気づく。すると、萌生が愛美の為に必死に手帳を探し回って迷子になってしまう。

小池(淵上泰史)は「真帆(酒井若菜)が太一(大倉忠義)と顔を合わせたくないから会社を辞めると言いだした」と太一に言いに来る。その頃、愛美(堀北真希)達は萌生(高井萌生)を見つけていた。萌生は愛美の手帳を見つけ出し、雨の中、手帳を汚さないように大事に抱えていたのだ。愛美はその優しさに心を打たれ、萌生を抱きしめた。

パン屋に近藤(大杉漣)が訪ねてくる。近藤は羊水検査を控え、愛子(田中美佐子)の気持ちが変わっていないことを確認しに来たのだ。「家族の賛成も得られず、みんなを不幸にするばかり」と話す愛子に、近藤は「今がゴールではなく、困難を乗り越えれば必ず大きな笑顔に出会えるはず。自分から悲しい結果を選ぶようなことをしないで欲しい」と助言し、自分が書いた本を手渡す。

愛美(堀北真希) と浩二(中島健人)は萌生(高井萌生)達を送り届け、母親の沙紀(西田ひかる)と話をする。沙紀は萌生がダウン症だと宣告されてからの苦悩を語ったが、「家族は萌生の笑顔に癒され、萌生のおかげで家族は幸せになれた」と話をする。そして、沙紀はある本を愛美に見せるが、その本は愛子(田中美佐子)が近藤(大杉漣)からもらった本と同じものだった。

本にはママを幸せにするために産まれてこようとするという赤ちゃんからのメッセージが書かれていて、愛情に溢れた内容だった。萌生(高井萌生)が実際に「ママのところにきてよかった。ありがとう」と沙紀(西田ひかる)にメッセージを書いてくれたと聞き、愛美(堀北真希)は涙を流す。

帰り道、「改めてお母さんには子どもを産んで欲しいと思った。応援して上げて欲しい」と浩二(中島健人)から言われるが、愛美(堀北真希)は返事をしない。その頃、太一(大倉忠義)は会社を辞めようとしている真帆(酒井若菜)に会いに行く。すると、小池(淵上泰史)から「真帆が子どもを産む決心をしたのはお前のせい。両親が本当の親ではないお前みたいに、自分が子どもの面倒をみればいい」と言われ、太一は我慢できず殴りかかってしまう。

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