生まれる。-第6話
2011年05月27日放映
さまざまなリスクのある高年齢出産をする人が増える中、林田愛子(田中美佐子)が51歳で妊娠し、林田愛美(堀北真希)は思い悩む。そして、愛美は羊水検査を受けてリスクがあれば出産を諦めて欲しいと愛子に頼んだ。一方、林田太一(大倉忠義)は会社の先輩、小池晴馬(淵上泰史)を殴り、留置場に入れられてしまう。
愛美(堀北真希)は愛子(田中美佐子)に羊水検査をするように言ったことを近藤卓巳(大杉漣)に相談する。すると、近藤は「たとえ障がいがあったとしても命を絶つことはどうかと思う。すでに赤ちゃんは君たち家族にいろいろなものを運んできている」と話す。
羊水検査に行こうとする愛子(田中美佐子)の前に、愛美(堀北真希)が現れる。そして、愛美は「どんな状況でも受け入れるから検査を受けないで」と伝えた。その後、愛美は国木美和(戸田恵子)に愛子の事を祝福できたと話をする。これで仕事にも集中できると一安心すると、国木は来週から2週間休みを取ることにしたと言い出す。
検診で順調に育っている赤ちゃんを見て安心する愛子(田中美佐子)だったが、未だ末娘の林田美子(竹富聖花)が反対していると近藤(大杉漣)に話す。さらに、不妊治療をしている友人の内田留美(西村知美)の事を相談すると、本当に子どもを授かりたいなら自分で産むことばかりが選択肢ではないと近藤は話す。その頃、パン屋で働く浩二(中島健人)は鼻血を出し、体の異変を感じていた。
愛子(田中美佐子)の妊娠を学校で暴露され、美子(竹富聖花)は家に籠もっていたが、友達が級友からの手紙を届けてくれる。しかし手紙は愛子の妊娠をからかう内容ばかりで、美子はさらにショックを受ける。一方、愛美(堀北真希)は腹帯をもらってきて愛子の出産を応援していた。浩二(中島健人)も「後は太一(大倉忠義)と美子の説得だ」と意気込む。
太一(大倉忠義)を迎えに行った愛美(堀北真希)は、人を殴った理由を詮索しようとはしなかった。すると太一は「自分は本当の姉弟ではない」と言い出す。冗談だと思っていた愛美だったが、役所で調べて本当の事だと語った太一は、自分だけが本当の姉弟ではないことをみんな知っていたのだろうと言い、立ち去る。
愛子(田中美佐子)は留美(西村知美)に妊娠を隠していたことを謝る。しかし留美は不妊の苦しみを語り、愛子が自分の事を笑っていたのだろうと責める。愛子が「自分にできることなら何でもする」と言うと、留美はお腹の子をちょうだいと言い出した。愛子は困惑しながらも「会って欲しい人がいる」と留美に語りかけるが、拒否されてしまう。
愛美(堀北真希)は小池(淵上泰史)に太一(大倉忠義)が殴ったことを謝りに行く。すると小池は、太一が愛美の本当の弟ではないと聞いたと余計な詮索をする。しかし愛美は「太一は弟。殴ったのは何か理由があるはずだと信じている」と言い立ち去った。一方、浩二(中島健人)は会社を辞めて帰ろうとしていた太一に出くわす。浩二が「愛美も愛子の出産に賛成してくれた。たまには家に顔を出せ」と言うと、太一は用事があるからとその場を去る。
水川真帆(酒井若菜)は、太一が会社を辞めなくてはならなくなったことを謝る。しかし太一は話を聞こうとせず、家に入ってしまう。一方、愛美は太一が本当の弟ではないことを確認したものの、妊娠中の母に話をすることはできないと国木(戸田恵子)に相談する。すると国木は「実は2週間休暇を取るのは子宮筋腫の手術をすることになったから。同じようにさまざまな人生経験を重ねてきたお母さんなら乗り越えられるはず。侮ってはいけない」と助言する。
愛美(堀北真希)は愛子(田中美佐子)に「太一が出生について1人で苦しんでいる」と話をする。そして、2人が太一の家に向かうと、太一は荷物をまとめていた。「なぜ血がつながっていないことを黙っていたのか」と尋ねる太一に、愛子は「言う必要が無いと思っていた」と本当の事を語り始める。
太一(大倉忠義)の本当の母親と愛子(田中美佐子)は親友で、実母は結婚する前に太一を妊娠し、相手の彼から産むなら別れると言われても出産していた。そして出産後、実母が1週間の出張に行くことになり、愛子が預かったが、そのまま帰ってこなかったという。その後、太一を施設に預けることになるが、施設に行く日、いつも泣かない太一が泣きだして、愛子は自分達夫婦の本当の子として育てる決意をしたのだ。わかったと答える太一だったが、愛美(堀北真希)は太一がどこかに行ってしまうのではないかと心配する。
浩二(中島健人)は医師から急性骨髄性白血病の再発を告げられる。また愛子(田中美佐子)の骨髄を移植すればいいと医師から言われるが、浩二は「母は妊娠していて無理。再発のことは母には黙っていて欲しい」と頼む。
愛子(田中美佐子)は「本当の事を何度も言おうと思ったが言えず、結果として太一(大倉忠義)を傷つけてしまった」と話し、愛美(堀北真希)にも本当の事を言えなかったことを謝る。すると、愛美は「今はショックかも知れないけど家族だし、太一はわかってくれるはずだから大丈夫」と愛子を励ます。その頃、太一は中野(斎藤歩)に連れられ、暴力団の事務所に足を踏み入れていた。
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