2011年06月03日放映
林田愛子(田中美佐子)は近藤卓巳(大杉漣)から血圧が高いと注意されるが、妊娠の経過は順調だった。一方、林田太一(大倉忠義)は中野瑛太(斎藤歩)に誘われて、高齢者を狙って水を売りつける悪徳商売に手を染めようとしていた。そんな折、林田浩二(中島健人)が夢を叶えるためにしばらくの間出かけると愛子にウソをついて家を出る。
林田愛美(堀北真希)と長澤(金田明夫)は入院している国木美和(戸田恵子)の見舞いに行く。すると、国木は過去に長澤からプロポーズされたことと、子宮を失ったショックを愛美に吐露する。その頃、内田留美(西村知美)は愛子(田中美佐子)に紹介してもらい、近藤(大杉漣)の診察を受けていた。妊娠する確率が低いと宣告され、ショックを受ける留美だったが、近藤は特別養子縁組という選択肢もあると話す。
愛美(堀北真希)は特別養子縁組について調べていた。特別養子縁組はある医師が、子どもを望んでいない人から産まれた赤ちゃんを、欲しくてもできない人に斡旋したことから始まったという。その頃、留美(西村知美)は「養子ではなく自分の本当の子どもが欲しい」と近藤(大杉漣)に訴えていた。しかし近藤は「本当の子どもとは何?特別養子縁組で子供を育てるのも子供を産むのと同じ覚悟が必要。子供を産めなくても育てる選択肢はある」と語りかける。
児童養護施設を訪ねた愛美(堀北真希)は、親のいない子どもだけでなく、両親がいるものの、虐待や育児放棄で預けられている子どもも多いと知る。日本では両親が里子や養子に出すのを拒むことが多く、90%の子どもがそのまま施設で育つが、施設の職員が頑張ってもやはり子どもたちの親の代わりにはなれず、この子達はなぜ生まれてきたのだろうと思うこともあると話を聞く。
愛子(田中美佐子)は連絡のない太一(大倉忠義)の心配をしていた。一方、国木(戸田恵子)の退院に付き添った愛美(堀北真希)は白血病の再発で入院していた浩二(中島健人)に出くわす。浩二は、妊娠中の愛子(田中美佐子)には絶対に言わないで欲しいと言う。
太一(大倉忠義)は水川真帆(酒井若菜)から「子どもを堕ろすことにした」と連絡をもらい、会いに行く。小池晴馬(淵上泰史)から産むなと言われて堕ろすしかないと話す真帆だったが、太一は「自分は本当の両親に育てられていないが、幸せだったし真帆が産みたいと思うなら産んであげてください」と伝える。
骨髄移植のドナーが見つからず、浩二(中島健人)は化学療法を続けながら待つしかないと医師から言われる。
移植以外に治療法がないことに落ち込む愛美(堀北真希)に、浩二(中島健人)は愛子(田中美佐子)には絶対に言わないでと念を押す。その後、愛美は愛子に浩二の再発を伝えようとするが、愛子が「赤ちゃんは男の子だとわかった」と嬉しそうに話す姿を見て切り出すことができない。
愛子(田中美佐子)は仏壇の林田新平(三宅裕司)に子ども達の近況を報告し、「なんとかなるよね、お父さん」と語りかけていた。一方、愛美(堀北真希)は国木(戸田恵子)から「高年齢出産の本で特別養子縁組まで掘り下げたところはとてもいい」と褒められ、国木の「これからは後悔しない生き方をしていく」という一言に何かを思う。
愛美(堀北真希)は浩二(中島健人)の病室に出向き、「家族だから話をすべきだし、愛子(田中美佐子)に後悔させないためにも病気の再発を伝えよう」と説得する。そして愛美は愛子に話す決心をするのだった。
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