2011年06月10日放映
林田浩二(中島健人)は林田愛子(田中美佐子)に心配をかけまいと白血病の再発を黙っていた。しかし、林田愛美(堀北真希)が事実を告げ、愛子は病院へ向かう。愛子は浩二の主治医に自分の骨髄を取ってほしいと申し出るが、「妊婦をドナーにはできない」と言われてしまうのだった。
愛子(田中美佐子)は浩二(中島健人)の命を助けるために中絶を決意し、近藤卓巳(大杉漣)に相談する。すると、近藤は「計画分娩にして出産を早め、生まれてきた子の臍帯血を浩二に移植できるように主治医に提案するつもり。とにかく出産まで頑張ってもらい、愛子も元気な赤ちゃんを産めば何とかなる」と励ます。
愛美(堀北真希)は林田太一(大倉忠義)を訪ねるが、隣人から引っ越しをしたようだと聞かされる。そこで、太一を訪ねてきた水川真帆(酒井若菜)に出くわし、太一が人を殴った経緯を聞く。その頃、太一は他人になりすまして遺産相続をするように組織から言われていた。中野瑛太(斎藤歩)の借金も示談金も返せると言われ、太一は「これを最後に家族には手を出すな」と約束させて、仕事を受けることにする。
愛子(田中美佐子)の手助けをするため、愛美(堀北真希)は実家に戻る。連絡の取れない太一(大倉忠義)を心配し、「もっと早く太一に真実を告げておけばよかったし、浩二(中島健人)も元気な子に生んであげればよかった」と自分を責める愛子を、愛美は励ます。その後、部屋にこもる林田美子(竹富聖花)に愛美は「そろそろお母さんを許してあげたら」と声をかける。すると、美子は「私の気持ちなんてわかるはずがない」と愛美に学校でいじめられている事実を突きつける。
入院中の浩二(中島健人)の世話や実家のことなど、愛美(堀北真希)は以前よりも忙しく動き回っていた。一方、美子(竹富聖花)は引きこもり生活を続けていたが、愛美から「50歳を過ぎた愛子(田中美佐子)が子どもを生む覚悟は相当なもの」と諭される。しかし、美子が一向に理解しようとせず、愛美は「浩二の白血病が再発した。そのために愛子が元気な子どもを産もうと頑張っている。美子も学校に行ってお母さんを安心させてほしい」と告げるのだった。
美子(竹富聖花)が浩二(中島健人)の病室を訪ねてきた。そして、愛子(田中美佐子)に「私より大変なのにごめんね。私、ママのことを応援するから元気な赤ちゃんを産んでお兄ちゃんを助けてあげて」と気持ちを打ち明ける。
太一(大倉忠義)は他人になりすまして遺産相続をする計画の準備をしていた。そんな太一の姿を目撃して愛美(堀北真希)は後をつける。「浩二(中島健人)の白血病が再発して入院したから、家に戻ってきてほしい」と愛美から告げられるが、太一は「みんなのことは本当の家族だと思っている。でも今自分が戻ればみんなが不幸になる」と言う。
美子(竹富聖花)が学校に行くようになり、愛美(堀北真希)も安心する。そんな中、国木(戸田恵子)は仕事に身の入らない愛美を理解しながらプライベートと仕事を分けるようにと指導するが、国木自身も手術のことを言わなかった妹に朝から責められて仕事に身が入らないと話す。その後、愛美は浩二(中島健人)の容態が急変したと連絡を受け、病院に駆けつける。浩二は肺炎を起こして危険な状態だった。
太一(大倉忠義)は家族に幸せに暮らしてほしければ仕事をしろと組織に脅されていた。そこへ愛美(堀北真希)がやってきて、浩二(中島健人)が肺炎になって危険な状態だと告げる。しかし、太一は組織の男達に連行されてしまい、他人になりすましてお金を引き出そうとするが、窓口で立ち止まると、書類を投げ出して走り出した。
浩二(中島健人)は必死に肺炎と闘っていたが、おなかの子に会えないかもしれないと弱音を吐く。家族みんなで浩二を必死に励ましていると、太一(大倉忠義)が駆けつけた。太一は「これ以上家族は減らさない。弟も生まれる。家族みんなで過ごすんだ。母さんを悲しませるのだけはやめよう」と泣きながら語りかける。しかし、浩二の意識は遠のいていくのだった。
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